JPS6325128A - 自動車のドア構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車のドア、特にドアガラス外表面とドア
サツシュ外側表面の段差をなくして路面−となるように
した自動車のドア構造に関する。

（従来の技術） 走行中の空気抵抗および風切り音を減少させるとともに
、外観を向上させるための一つの手段として、車体外側
面を路面−とした所謂フラッシュサーフェス化した自動
車が知られている。

例えば実開昭６０−１６４４２４号公報に記載されるよ
うに、ドアガラスガイド機構がドアガラスより内側にオ
フセットして配置され、該ドアガラスガイド機構が、ド
アガラスの前後端縁における上下端部に固定されたスラ
イダと、このスライダの、ドアガラスから車室内方向に
オフセットして突出形成された先端と、この先端を上下
方向に摺動自在に案内する略コ字形状断面のガイド溝と
から構成され、ウェザストリップが前記ガイド溝内に延
在して、スライダの先端の内外両側面に摺接するガイド
部を連続一体内に備えたものがある。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、上述した如き構造では、スライダの先端がガ
イド部に対して嵌合しているだけであるので、ドアガラ
スの昇降時には該ドアガラスが車体前後方向に揺動して
ガタつくおそれがあり、スライダの先端とガイド部との
嵌合が深くないと、スライダの先端がガイド部より離脱
し、ドアガラスが昇降不能に至るおそれもある。

本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、ドアガラス
の昇降時に、ドアガラスの車体前後方向および左右方向
のガタつきを防止することができる自動車のドア構造を
提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するための本発明の構成を、実施例に対
応する第４図に沿って説明する。

ドアパネル２の上部にドアサツシュ３が設けられ、該ド
アサツシュ３の車外側にドアガラス４が昇降可能に配設
されている。ドアガラス４の前縁部又は後縁部付近にロ
ーラを有するスライダ１１（１０，１２）が設けられ、
上記ドアサツシュ内周の車室側にはドアガラス中心側に
向かって開口するガーニッシュ取付部が設けられており
、このガーニッシュ取付部に隣接して上記ドアサツシュ
内周の車室側に上記スライダ１１のローラ２３がガイド
されローラ２３の前後および左右への移動を規制するガ
イド部が設けられている。

（作用） ドアガラス４の昇降時に、ドアガラス４が車体前後方向
又は左右方向に揺動しようとしても、ガイド部にてロー
ラ２３が案内されることで揺動は規制され、ドアガラス
４のガタつきが防止される。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に沿って説明する。

第１図に示す自動車は２ドアタイプで、そのドア１は、
ドアパネル２の上部にドアサツシュ３が一体的に設けら
れ、このドアサツシュ３の車外側にドアガラス４が位置
するように構成されている。

これにより、ドアガラス４が閉じたときすなわち最上昇
位置にあるときは、このドアガラス４が、自動車のルー
フパネル５．フロントピラー６及びリヤピラー７に対し
て段差なくほぼ面一となる一方、ドアパネル２の上端縁
部２ａがドアガラス４の板面に向けて滑らかに連なるよ
うに形成され、フラッシュサーフェイス化が図られてい
る。

ドアサツシュ３は、第２図に示すように、ドアパネル２
よりほぼ鉛直上方に延びる後縁部３Ａと、フロントピラ
ー６の傾斜に対応して上方へ向かうにつれて後方へ向か
うように傾斜された前縁部３Ｂと、この前後縁部３Ｂ、
３Ａの上端同士を連設する上縁部３Ｄとからなる。上記
後縁部３Ａの下端からは、ドアパネル２内に延びる後ガ
イド部８が延設され、また上記前縁部３Ｂの上端部若干
上方からは、この後ガイド部８と平行にドアパネル２内
に延びる前ガイド部９が延設されている。そして、ドア
ガラス４の後縁には、後ガイド部８、ドアサツシュ３の
後縁部３Ａに摺動自在に係合される上下２つのスライダ
１０．１１が、前縁には前ガイド部９に摺動自在に係合
されるスライダ１２がそれぞれ一体に設けら九でいる。

これにより、ドアガラス４は、ガタつきなく円滑に開閉
（昇降）される、なお、ドア１は、周知のように、把手
１４を利用してその開閉が行われ、また車室内に位置さ
れたロック用のノブ１５の操作によって把手１４の操作
に拘りなくドア１を閉じた状態でロックし得るようにな
っている。

続いて、第３図及び第４図により、ドアサツシュ３とド
アガラス４との関係を詳述する。

ドアサツシュ３はドアガラス４と略平行に延びる基部３
ａと、この基部３ａの中間部位より略直角に車室側に延
びる中間リブ部３ｂと、基部３ａのドアガラス４の外周
端縁側端縁より略直角に車外側に延びる延長部３ｃと、
上記中間リブ部３ｂの車室内端縁から基部３ａと略平行
となるように屈曲された支柱部３ｄとを有する。中間リ
ブ部３ｂの車室内端部近傍においては、Ｕ字状の係止部
３ｆが形成されている。

ドアサツシュ３の後縁部３Ａの内周の車室側においては
、ドアガラス４の中心側の上記基部３ａの一部が折曲さ
九てガイドレール部３ｇが凹設されている。

このようなドアサツシュ３はアルミニュウム合金板、鉄
板等の一枚の金属板を例えばロール成形することにより
形成される。

また、ドアサツシュ３の基部３ａ又はガイドレール部３
ｇと支柱部３ｄとの間には、ガーニッシュ２２が係合保
持されている。すなわち、ガイドレール部３ｇの下部が
ドアガラス中心側に向かって開口するガーニッシュ２２
の取付部を構成している。つまり、ガーニッシュ取付部
とガイドレール部３ｇとは隣接している。

このガーニッシュ２２によって、スライダ１１を含めて
ドアサツシュ３のドアガラス４板面方向内方側の面がほ
ぼ全体的に覆われて、車室内からの見栄えが体裁良いも
のとされている。

上記ガイドレール部３ｇは、スライダ１１の先端に回転
可能に設けられたローラ２３を案内するようになってい
る。ガイドレール部３ｇは車室外方へ向けて開口したチ
ャンネル形状になっており、その内面は、車体前後方向
の動きを規制する前後面３ｈ、３ｉと、該前後面３ｈ、
３ｉの一側縁を連接し車体左右方向の動きを規制する内
底面３ｊと、前記前後面３ｈ、３ｉの他側縁より延びス
ライダ１１の挿入のための隙間を形成する係止部３に、
３ｆｉとを有し、ローラ２３の車体上下方向の移動のみ
を許容するようになっている。

ドアサツシュ３の延長部３ｃには、ウェザストリップ２
４が嵌着されている。上記ウェザストリップ２４は、延
長部３Ｃに嵌着される嵌着部２４ａと、先端部がドアガ
ラス４よりも車外側へ延びる第１リップ部２４ｂとを有
し、この第１リップ部２４ｂは、ドアガラス４の外面に
当接されるようになっている。また、嵌着部２４ａより
第２リップ部２４ｃが突設されて、この第２リップ部２
４ｃにより、ドアサツシュ３と車体２６との間のシール
がなされる。さらに、ウェザストリップ２４は、ドアサ
ツシュ３の上縁部３Ｄにおいては、ドアガラス４の外端
面と対向する部分が内側の厚肉部２４ｄと外側の薄肉部
２４ｅとからなる二重構造となっている。

また、係止部３ｆには中空状の変形し易いドアシール２
５が介設され、前記ウェザストリップ２４よりも車内側
において、ドアサツシュ３と車体２６との間をシールす
るものである。

上記のように構成すれば、ドア１の昇降時に、ドアガラ
ス４が車体前後方向に揺動しようとしても、ローラ２３
がガイドレール部３ｇに保持案内されるようになってい
るので、ローラ２３の車体前後方向の動きは規制され、
ドアガラス４が車体前後方向にガタつくことはない。

また、ドアガラス４の車体左右方向の動きも、ガイドレ
ール部３ｇとローラ２３との係合により規制されている
。

上記実施例においては、ガイドレール部３ｇをドアサツ
シュ３の一部で形成しているが、そのほか、第５図及び
第６図に示すようにドアサツシュとは別体で構成するこ
ともできる。

すなわち、第５図においては、ドアサツシュ３１が、ド
アガラス４に略平行に延びる基部３１ａと、該基部３１
ａの一端縁より車室内方へ略直角に延びる中間リブ部３
１ｂと、該中間リブ部３１ｂの車室内端縁よりドアガラ
ス中心側へドアガラス４と略平行に延びる支柱部３１ｃ
と、基部３１ａの他端縁より車外力へ略直角に延びる延
長部３１ｄとからなる。このドアサツシュ３１の中間リ
ブ部３１ｂにガイドレール部材３２がビス３３を介して
固定されている。ガイドレール部材３２は。

ドアガラス４側に開口するガイドレール部３２ａと、該
ドアレール部３２ａの車室側端縁に固着されたＬ字形状
の支持ブラケット３２ｂとからなる。

ガイドレール部材３２とドアサツシュ３１の支柱部３１
ｃとの間に、ガイドレール部３２ａと隣接してガーニッ
シュ３４が設けられ、ガイドレール部材３２がガーニッ
シュ３４の取付部の一部を構成している。

また、第６図においては、ガイドレール部材４１が、ア
ルミニウム合金の押出し成形により一体に成形されてな
る。ガイドレール部材４１は、第５図に示すドアサツシ
ュと同一のドアサツシュ３１の中間リブ部３１ｂにビス
４２にて固定される固定部４３ａと、該固定部４３ａの
ドアガラス４側に連設されローラ２３を案内するガイド
レール部４３ｂと、上記固定部４３ａのドアガラス４中
心側に連設されガーニッシュ４４が取付けられる取付部
４３ｃとからなり、ガイドレール部材４１カカーニツシ
ユ４４の取付部を構成している。

（発明の効果） 本発明は上記のように構成したから、ドアガラスの昇降
時にドアガラスの車体前後方向および左右方向のガタつ
きを防止でき、ドアガラスの昇降を常時安定して行うこ
とができる。また、ガーニッシュの取付けが容易で、ド
アサツシュの車体前後方向および左右方向の幅を小さく
コンパクトにできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された自動車の一例を示す斜視図
、第２図は第１図に示す自動車のドア部分の何面図、第
３図は第２図の■−■腺における断面図、第４図は第２
図のＩＶ−ＩＶ線における断面図、第５図及び第６図は
変形例についての第４図と同様の図である。 １・・・・・・ドア、２・・・・・・ドアパネル、３・
・・・・・ドアサツシュ、３ｇ・・・・・・ガイドレー
ル部、４・・・・・・ドアガラス、１０，１１．１２・
・・・・・スライダ、２２，３４゜４４・・・・・・ガ
ーニッシュ、２３・・・・・・ローラ、３１・・・・・
・ドアサツシュ、３２．４１・・・・・・ガイドレール
部材、３２ａ、４３ｂ・・・・・・ガイドレール部。 １図 卒２図 １゜

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ドアパネルの上部にドアサッシュが設けられ、該
   ドアサッシュの車外側にドアガラスが昇降可能に配設さ
   れた自動車のドアであって、前記ドアガラスの前縁部又
   は後縁部付近にローラを有するスライダが設けられ、上
   記ドアサッシュ内周の車室側にはドアガラス中心側に向
   かって開口するガーニッシュ取付部が設けられており、
   上記ドアサッシュ内周の車室側に、上記ガーニッシュ取
   付部と隣接して車室外方へ開口し、上記スライダのロー
   ラがガイドされ、ローラの前後および左右の移動を規制
   するガイド部が設けられていることを特徴とする自動車
   のドア構造。
2. （２）ガイド部は、その一部がガーニッシュの取付部を
   構成しているところの特許請求の範囲第１項記載の自動
   車のドア構造。