JPS63238472A - 多端子送電系統における故障点標定方式 - Google Patents

多端子送電系統における故障点標定方式

Info

Publication number
JPS63238472A
JPS63238472A JP7265887A JP7265887A JPS63238472A JP S63238472 A JPS63238472 A JP S63238472A JP 7265887 A JP7265887 A JP 7265887A JP 7265887 A JP7265887 A JP 7265887A JP S63238472 A JPS63238472 A JP S63238472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
branch
fault
power transmission
transmission system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7265887A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0573183B2 (ja
Inventor
Shigeru Narita
茂 成田
Mitsuo Saito
斉藤 満雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd, Fuji Facom Corp filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP7265887A priority Critical patent/JPS63238472A/ja
Publication of JPS63238472A publication Critical patent/JPS63238472A/ja
Publication of JPH0573183B2 publication Critical patent/JPH0573183B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Locating Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
本発明は4端子以上の多端子の送電系統において電力供
給信顛度確保のために、送電線に発生した故障位置を送
電線各端において検出された故障後の各相の電圧量、電
流量ぞもとに標定することで故障復旧の迅速化を図った
故障点標定方式に関する。
【従来技術とその問題点】
第7図に示すように、例えば4つの電気所A。 B、C,Dが各端子にある系統において故障が発生した
場合、A端子、B端子、C端子またはD端子から故障点
Fまでの距離を知ることは、それに引き続く不良箇所の
修復作業等のために必要であり、不可欠なものである。 このために、従来よりサージ受信方式、パルスレーダ方
式の他に特殊な装置を必要としないものとして、系統の
故障時の電圧、電流を用いてインピーダンスを計測し、
故障点を求める方式がある。 今、故障時の状態として第8゛図に示すものを想定する
と、故障点Fにはアーク等による故障点抵抗RFが存在
する。なお、以下の説明において電気量はすべてことわ
らない限りベクトル量を示している。第8図では故障点
Fには各端子A、 B。 C,Dから流入する故障電流!” 、I” 、I’ 、
I” 電流れることになる。ここで、A端子における電
圧。 電流の関係を式で表わせば、 V’=ZA・I^+Rr(I^+I ” + 1 ’ 
+ 1 ’ )  −−−−−−−−−−=−−−−−
−(11となる。但し、ZAはA端子から故障点Fまで
のインピーダンスを示している。この(11式よりA端
子からみた故障時の系統インピーダンスZは、■A の項が入ってきて誤差を含むことになる。 R,のりアクタンス分のみを分離することにより故障点
Fまでの距離はりアクタンスが距離に比例するところか
ら計測できることになるが、ためB端子、C端子、D端
子側のインピーダンス構成がA端子側と異なれば抵抗骨
としての扱いはできなくなり誤差を生じることになる。 実際の場合にはHA、IB+  IC,TOの位相が一
致することはまずあり得す、誤差分の補正は困難である
。 上記(2)式の第2項のような誤差を生じない方式とし
て特開昭58−208675号公報が提案されている。 この方式は第7図に示すようにA端子、B端子。 C端子、D端子に端末装置Al、Bl、C1,Dlを設
け、この端末装置AI、Bl、C1,Diで測定した電
圧量、電流量をデータとして中実装置Eに伝送し、中実
装置Eにおいて各端子からのデータを用いて所定の標定
演算式によりベクトル演算にて故障点位置を標定するも
のである。しかし、この方式は対称座標法により標定演
算式を得ているため、各相が同一条件であることを前提
としている。ところが、実際の送電系統では各相が同一
条件であることはありえないため、実際の送電系統に適
用する場合に高い標定精度が要求されると不充分な場合
がある。
【発明の目的】
本発明は以上に鑑み、前述の(2)式における第2項の
ような誤差を生じない計測方式による故障点標定方式を
更に標定精度を上げ、かつ標定演算式のパラメータを変
えることで故障種別、故障相により標定演算式を変える
ことなく標定を行えるようにした多端子送電系統におけ
る故障点標定方式を提供することを目的とする。
【発明の要点】
本発明の要点は、4端子以上の多端子よりなる送電系統
において、各端子に設置した端末装置により各端子の電
圧、電流をサンプリングし、各端末装置でサンプリング
された電圧データ、電流データを1個所に収集して各電
圧データ、電流データの同期をとったのち、各端・子の
電流データに基づいて各端子から故障点までの送電系統
の単位長さ当たりの電圧降下分をそれぞれ求め、これら
の電圧降下分と、各電圧データと、各端子と分岐間の距
離および分岐と分岐間の距離とを用いて故障点が各端子
と分岐あるいは2つの分岐により区分される何れの区間
に発生したかを判別し、故障が発生したと判別された区
間が端子と分岐により区 分された区間である場合には
、該故障区間の端子。 (または分岐)から故障点までの送電系統の単位長さ当
たりの電圧降下分と該故障区間距離との積算値に故障区
間の端子から分岐(または分岐から端子)までの電圧差
を加算した値を該故障区間の端子と分岐(または2つの
分岐)から故障点までの送電系統の単位長さ当たりの各
電圧降下分の加算値で除算した値に基づいて該故障区間
の端子(または分岐)から故障点までの距離を、また故
障が発生したと判別された区間が2つの分岐により区分
された区間である場合には、該故障区間の一方の分岐か
ら故障点までの送電系統の単位長さ当たりの電圧降下分
と該故障区間距離との積算値に故障区間の一方の分岐か
ら他方の分岐までの電圧差を加算した値を該故障区間の
2つの分岐から故障点までの送電系統の単位長さ当たり
の各電圧降下分の加算値で除算した値に基づいて該故障
区間の一方の分岐から故障点までの距離を、それぞれ算
出するようにした点にある。
【発明の実施例】
第2図は4端子系1回線における非対称三相回路の各相
の単位長さ当たりの等価回路を示しており、Z all
+ Z bb* Z Ceは単位長さ当たりの各相自己
インピーダンス、Z mb+  Z bc+  Z c
mはab相間。 bc相間、ca相間の単位長さ当たりの回線内相互イン
ピーダンスを示している。ここで、A端子。 B端子、C端子、D端子で計測されるa、  b、  
c相に流れる電流をL’I Ib’+ rcAI L”
+ Ib”+ Ic”l Ig’IIbc+ ICC+
 ra’l lb”+ ICとすると、各電流によるA
端子、B端子、C端子およびD端子から故障点までの各
相の単位長さ当たりの各電圧降下分はそれぞれ次のよう
に表わすことができる。 ここで、a相l線地絡故障を想定し、故障点抵抗をR7
とすると、その時の等価回路図は第1図に示すようにな
る。但し、A端子〜分岐P間の距離をt、AP、 B端
子〜分岐Q間の距離をL■Q、 C端子〜分岐P間の距
離をt、CP、D端子〜分岐Q間の距離をl、DO,分
岐P〜分岐Q間の距離をLroとし、故障点はA端子と
分岐Pとの間であり、A端子よりαLAPの距離(但し
O〈αく1)としている。 したがって、故障点FとA端子1分岐Pまでの距離αL
^デ1.(1−α)t、APはA端子1分岐Pから故障
点Fまでの電圧降下分を単位長さ当たりの電圧降下分に
よって除算することにより求めることができる。ここで
、分岐Pの電位vmpはB端子、C端子もしくはC端子
から分岐Pまでの電圧降下を考えることで求めることが
できる。故障点Fにおけるa相電圧v、Fは故障点抵抗
R,によりV、F=R,(1,^+■、s+l11c十
■))トナルノテ、A端子を測定点とすると、 V、A−αL”Vm、A=Va’=Rr(Is’+L”
+Iac+Im’)  −17)分岐Pを測定点とする
と、 V、’−(1−(x)L”Van”VB’=Rr (I
s^+Im”+imc+!、″)  (s)が成立する
。但し、 V、?=Vm”−L!IQV、、”−L” (Vmm”
+V、D)=y、C4CPy□C 、V、”−L”V、ノーL” (vma”+v、))V
an’ =Vaa”+Vaa’+Vma′l′である。 ここで、故障点抵抗RF=0の場合には(7)、 !8
1式の右辺が“0”となるので、A端子9分岐Pから故
障点Fまでの距離αL^デ、(1−α)t、APの標定
演算式はそれぞれ次式のように表わすことができる。 Lm’ これに対して故障点抵抗R2が存在するときには、この
抵抗RFは測定できないため、(7)、 (8)式を用
いてR1を消去することでA端子1分岐Pから故障点F
までの距離αL”、(1−α)t、APの標定演算式を
求めると、それぞれ次式のように表わすことができる。 VaaA+Vma’ v、A−v、″十La″v、1lII+LPo(vIl
、!l+v11.D)V@@” + V@B” ” V
anc+vaa”L”(Vlla″+vmaC+Vaa
’)V□^+vllll” + V@lI’ + V、
−V、^−VmC+L”VmaC+L”(Vma”+V
Pm’+Vma”)V、^+Vaa”+VaaC+Va
a”VanA+Van” +V@*c+ V@@”VP
”−LIVan”−L” (Vma”+Vma’)−V
a^+LAPV、、AVaaA+Vaa”+Vta’+
VaaD(v、c−LCPy、、e)   y、A+1
.APya、AVmaA+Vat” ” Van’ ”
 Vma’(9)〜(2)式に用いられている各値は、
A、B、C。 C端子で測定された電圧、電流値あるいはこれらから求
めることのできる値であるので、A、B。 C,C端子で測定された電圧、電流値を1カ所に集めて
同期をとって使用することにより故障点の標定を行なう
ことができる。 b相、C相の1線地絡故障の場合も同様にして標定演算
式を求めることができる。故障点抵抗R1が存在する場
合のb相1線地絡故障時のA端子および分岐Pから故障
点Fまでの距離αL AP。 (1−α)t、APの標定演算式は次式のように表わす
ことができる。 VbbA+ Vbb” + V>>”  十Vb6”L
” (vbl、”  + VbbC+Vbb”)Vbb
A十Vbb” + Vbbc+Vbb’V、^−VI、
c+L”Vbbc+LA′(Vbb”+Vbbc+Vb
b”)Vl、% + Vl、1.” + Vbbc+V
bb”■、^−VbD+L”VbbD+ L”(Vbb
”+Vbb”)vbbA+vbbIl+vbbc+vb
br′L”(Vbb”+VbbC+VbbD)(1−α
)LAP= V6’−LIIQVl、1.”−L” (Vbb”+V
bbD)−VbA+LAPVl、b^Vbb^ +Vb
b” +VbbC+VbbD(VbcL”Vbbc) 
 V4’ +L”VbbAVbbA+νbb”+V、b
c+Vbb”同様にして、故障点抵抗R,が存在する場
合のC相1線地絡故障時のA端子および分岐Pがら故障
点Fまでの距離αl、AP、(t−α)LAPの標定演
算式は次式のように表わすことができる。 L”(Vec” + Vcc’+Vcc”)Vcc’ 
+ Vcc” +Vccc”Vcc”vc^−vcc+
LCPvccc+LAP(vc♂+Vcc’+Vcc”
)V((A+Vcc”Vccc+Vcc”■、^−vC
D+LDQvccD+LPQ(vccl+vccD)v
cc’ +Vcc” +Vecc+VccD(1−α)
LAP Vc”−L”Vcc”−LPO(Vcc”+Vcco)
−VCA+LA’VccAvccA+vcc′+vcc
c+vccD(VccLcPVccc)  VcA” 
L”Vbb’vccA+vcc′+vccc+vccD
このように各標定式αD〜αeの形は同形であり、パラ
メータを弯えるだけで各相の故障点の標定を行なうこと
ができる。同様にしてB端子〜分岐Q。 C端子〜分岐P、 D端子〜分岐Qまでの故障の標定式
も表わすことができる。 また、分岐P〜分岐Q間の故障についても同様にして分
岐Pから故障点までの距離αLPO,分岐Qから故障点
までの距離(1−α)LPOについて以下の標定式を得
ることができる。但し、a相l線地絡故障を想定し、分
岐P(7)電位v、’ = v、^−L”V、、^= 
v、C−1”Lmc、分岐Pから故障点までの単位長さ
当たりの電圧降下分Vaa’=Vsa”V□C5また分
岐Qの電位y、a = VllII  Lll(l v
、、g = V、(T  (、an y oo。 分岐Pから故障点までの単位長さ当たりの電圧降下分り
。Q =v、 、 8 +y□′としている。ここで、
距離αLPQ、(14)LPoはV−とv、Iを用いて
次式のように表わすことができる。 V@@’+Vaa’ vamA十Van” + Vmmc+ V@@D他相の
標定式についても同様に表わすことができる。b相につ
いては、 vbb’+vbb” Vbb”VbbQ 同様に、C相については、 vccP十vcc。 VccA+vccII+vcec+VCCDVeCA+
VCC” + VCCC+VccDとなる。また上式を
v、c、 v−を用いて表わすこともできる。 3相短絡時にはα0.α3)、QS)、αη、 as、
 as式の標定値および(ロ)、 Q4)、 06)、
α載c!Φ、 +23式の標定値がそれぞれ等しくなる
。また、2線短絡や2線地絡時にはac、α■、αω、
αη、 Ql、 ’(2D式および側、αa。 Ql、 Ql、 (2fO,+221式(7)ウチ(D
故MHtll(D 2相〕[定植が等しくなる。1線地
絡時は故障相の標定式を用いれば良い。つまり、故障種
別により異なった標定式を用いる必要はなく故障相の標
定式を用いれば各種の故障が標定できる。3相短絡また
は2線短絡、地絡の場合には故障相の平均値を用いるこ
ともできる。 以上に説明した標定式を適用するにあたっては−故障相
を判定する必要があるが、故障相は各端子で計測された
電流の和を計算することにより容易に知ることができる
。例えば、C相1線地絡の場合には、 となり、健全相のb相、C相の和は零となるが、故障相
のC相は零とならないことにより故障相を知ることがで
きる。さらに、Q(至)式の条件に零相電圧、零相電流
の有無をみることで短絡、地絡の区別をつけることがで
きる。 また、前述の標定式を適用するためには故障点が各端子
と分岐とで形成される区間のどこに存在するかを知る必
要がある。そこで、以下に故障点が存在する区間の判別
方法について2つの実施例を説明する。
【区間判別方法−そのl】
第3図は4端子送電系統における故障発生状態図を示し
ており、各区間の故障F1〜F5を考えると、以下の方
式で区間判別を行う。 A端子〜分岐P−C端子間(以下においてはAC間と呼
ぶ)、B端子〜分岐Q−D端子間(以下においてはBD
間と呼ぶ)について2端子と想定して2端子の場合の故
障点標定式を適用してその演算結果により故障区間を判
別する。この2端子の場合の故障点標定式は本願出願人
が先に出願した特願昭61−93070号「故障点標定
方式」において説明がなされているので、詳細な説明は
省略するが、C相故障に対する各区間の標定式は次のよ
うに求めることができる。 まず、AC間について考える。この場合、AC間の距離
をLACとすると、故障点Fにおけるa相電圧V、Fは
故障点抵抗RFによりv@’=R’(111’+Im”
+1.’+L’)となるので、A端子を測定点とすると
、V%−(X LA%a’=Va’=RF (1% +
 I% + I m ’ + In”) ’−’−c2
QC端子を測定点とすると、 VmC−(1−α)t、Acvma’=vm’=RF 
(Ii’+ Im”+Im’+ I、。)−asが成立
する。ここで、故障点抵抗RFは測定できないため、(
財)、asJ式を用いてRFを消去することでA、  
C端子から故障点Fまでの距離αL ac、 (1−α
)LACの標定演算式を求めると、それぞれ次式のよう
に表わすことができる。 ac式に用いられている各値は、A、 C端子で測定さ
れた電圧、電流データあるいはこれらから求めることの
できる値であるので、A、 C端子で測定された電圧、
電流値を1カ所に集めて同期をとって使用することによ
り故障点の標定を行なうことができる。 BD間の標定式はBD間の距離をLIDとすると、ac
式と同様に次のように表わすことができる。 各区間についてas、a’rr弐により故障点標定を行
なった場合に故障が存在する区間の判別を次の条件によ
り行なう。 (()A端子と分岐Pとの間の故障判定条件(Fl故障
) aCt式による標定結果がA端子と分岐Pとの間の故障
を示し、かつa’n式による標定結果が分岐Qの故障を
示す。 (0)C端子と分岐Pとの間の故障判定条件(F2故障
) am式による標定結果がC端子と分岐Pとの間の故障を
示し、かつCη式による標定結果が分岐Qの故障を示す
。 (ハ)分岐Pと分岐Qとの間の故障判定条件(F3故障
) ata式による標定結果が分岐Pの故障を示し、かつ1
27J式による標定結果が分岐Qの故障を示す。 (、m) D端子と分岐Qとの間の故障判定条件(F4
故障) 12s1式による標定結果が分岐Pの故障を示し、かつ
Q7)弐による標定結果がD端子と分岐Qとの間の故障
を示す。 0) B端子と分岐Qとの間の故障判定条件(F5故障
) am式による標定結果が分岐Pの故障を示し、かつ0式
による標定結果がB端子と分岐Qとの間の故障を示す。 (イ)〜(ネ)に示すように、故障が発生した区間を含
まない2端子系の標定式による標定結果は分岐点の故障
と標定することを利用して故障区間を判別することがで
きる。
【区間判別方法−その2】 第4図は4端子送電系統のa相における各分岐点までの
電位降下説明図を示している。 a相について考えた場合に、それぞれの端子から見た分
岐PおよびQの電位Va’1VIIQは次のように表わ
される。なお、各端子から分岐Pまでの距離を[、AP
、 [、IIQ、 L CP、 l、 IIQ、分岐P
とQ間の距離をLPQとして示す。 分岐Pでの各端子からみた電位v、Pは、(A端子から
)νm’ = VaALAPVia’  −−−−−−
−−−−−−−−−−−a’a(B端子から) V、’
=V、”−L!lQV、、”−LPG(V、”+V、a
”)−−−一一−−−−−−−・−・−・Q@(C端子
カラ)V、’=V、c−L”V、、c−−−−−−−−
−−−=−0+1(D端子から) Vi’=V、’−L
”V、−−L”(Vmm”+V、−)−−−−−一・−
一−−−−・・・−(3υまた、分岐Qでの各端子から
みた電位■、Qは、(A端子から)νG == v、A
  I A P v、 aA−I P Q (v、、A
 4 y 、 、 C)−・〜−−−・−−−−−−−
−−(3f5(B端子から) VaQ= V、” −L
”V、、”  −−−−−−−−−−−tn(C端子か
ら) y、o=y、c  1cpv、、c−1po(y
、aA、y、ac)−・・−−−−一・−・−m−−・
−αΦ(D端子から)V−=V、’−LDQVa、’ 
 −−−−−・・・・・−−−−−a!1故障がない健
全時には各端子からみた分岐P、 Qでの電位が等しく
なるので次式が成立する。 @式=屯式=0Φ式=(3υ式 (選式=(ツ式=(財)式209式 故障が存在する区間の判別はam −051式を用いて
次の条件により行なわれる。 (()A端子と分岐Pとの間の故障判定条件各端子から
みた故障点Fの電位が等しいことにより、B、 C,D
端子からみた分岐Pの電位は各々等しいので、 @式≠Q1式=0Φ弐;(3υ式 が成立すれば、A端子と分岐Pとの間の故障と判定され
る。 (0)C端子と分岐Pとの間の故障判定条件(イ)と同
様に、A、B、D端子からみた分岐Pの電位は各々等し
いので、 0@式≠@式=am式=(3υ式 が成立すれば、C端子と分岐Pとの間の故障と判定され
る。 (ハ)分岐Pと分岐Qとの間の故障判定条件A、C端子
からみた分岐Pの電位と、B、 D端子からみた分岐Q
の電位とがそれぞれ等しく、かつ健全時とは異なりそれ
ぞれの分岐P、Qでの電位が異なる。従って、 1式=C・式≠((2)弐=os1式 が成立すれば、分岐Pと分岐Qとの間の故障と判定され
る。 (:)D端子と分岐Qとの間の故障判定条件(イ)と同
様に、A、B、C端子からみた分岐Qの電位は各々等し
いので、 aり式≠(2)式=(31式=(ロ)式が成立すれば、
D端子と分岐Qとの間の故障と判定される。 (*)B端子と分岐Qとの間の故障判定条件(イ)と同
様に、A、C,D端子からみた分岐Qの電位は各々等し
いので、 (至)式≠(諸式=(ロ)式=(ハ)式が成立すれば、
B端子と分岐Qとの間の故障と判定される。 このように、@〜(至)式の値を比較することにより故
障区間を判別することができる。 以上に説明したように、本発明によれば測定した各相電
圧に基づいて、まず故障区間を判別し、次にこの故障区
間に該当する端子と分岐との間のあるいは2つの分岐間
の故障点標定式を用いて標定を行なう。 以上の説明では4端子系1回線について述べたが、4端
子系子行2回線においても同様に取扱うことができる。 第5図は4端子系子行2回線における非対称三相回線の
a相に関する単位長さ当たりの等価回路図を示している
。図においてZ□r  Zbbr  ZCCは15回線
の単位長さ当たりの各相自己インピーダンス、Z ab
+  Z C1lは15回線のab相間、ca相間の単
位長さ当たりの相互インピーダンス、Z am′+ Z
sb ’ +  Zcm′は15回線のa相と2L回線
の各相との回線間インピーダンスを示している。なお、
ここでは15回線のa相故障について説明するため他の
相の相互インピーダンス、回線間相互インピーダンスは
省略されている。 ここで、A、B、C,D端子で測定される15回線、2
L回線のa、b、c相に流れる電流をそれぞれ、Ia’
+ Ib^+Ic^+ Ia”+ Ib”+ Tc”*
 llIC+ IbC+ IcC+I a”l Ib”
l L’l Iza^+ 12%+ IzcA、 Iz
a”+ Izb”+ Izc”+IgaC+ IzbC
+ IICC+ IzaD+ Izb”+ Izc”と
すると各電流によるA端子、B端子、C端子およびD端
子から故障点FまでのIL回線a相の単位長さ当たりの
電圧降下分Vam’”+Vma’”+Van”+Vma
’”はそれぞれ次のように表わすことができる。 なお、他相についても同様に表すことができる。 ここで、区間AP間のa相1線地絡故障を想定し、故障
点抵抗をRFとすると、前述の4端子系1回線と同様に
して、各標定演算式は次のように表わすことができる。 まず、故障点抵抗RF=0のばあいには、A端子および
分岐Pから故障点Fまでの距離αLAP。 (1−α)LAPの標定演算式は(9)、α〔式と同様
にして次式のように表わすことができる。 Lm ’1 (1−α)1.AP v、C1evy、、 / C Van ” +Vaa ” +V、、 ’ ”V□’ 
”+Vma ” +Vaa ’ ”また、故障点抵抗R
Fが存在する場合には、A端子および分岐Pから故障点
Fまでの距離αLAP。 (1−α)t、APの標定演算式はαυ、■式と同様に
して次式のように表わすことができる。 vag ” +vll11 ’ ”+Vam ’ ”V
aa′。 L”(V@B ’ ” + Van ” +vma ’
 ”)%1..” +v、a’ ”+v、、 ” +v
、、 ’ DVllA−VaC+L”Van  ’  
C+LAP(y、、’  ”+V、、”+VH@ ’ 
 ”)Van′^+Van ’ ”+vall ” +
vill ’D■、、′^+Van ’ ” +Vaa
 ” +Van ’DVan  ′^十Vat ’ ”
 +Van ” +V@m ’ ”(V−−L”Vll
ll” )−V−+L”V、、 ”Van′^+Van
 ’ ” +Van ” +Vo’DV□ L A +
 y 、、 I l + y□l (+V、、 I I
Q同様にしてb相、C相についても、(至)式と同様に
して単位長さ当たりの電圧降下分を求めて0〜60式の
電圧降下分v□′^、N’6m’” + V*、′C+
y、、’oに置きかえて適用することにより標定を行な
うことができる。 なお、以上の′実施例では4端子の送電系統についての
み説明を行ったが、本発明は4端子に限られることなく
、それ以上の多端子においても適用できることは勿論で
ある。例えば、第9図に示すような5端子の送電系統を
考えた場合、A、B。 C,D、 E端子から故障点までの送電系統の単位当た
りの電圧降下分は(3)〜(6)式と同様にして求める
ことができ、この電圧降下分に基づいて各分岐P、Q、
Rの電位を求めることができるので、4端子の場合と同
様に故障区間を判別したのち故障点までの距離を計算す
ることができる。 また、1線地絡故障でな(2線短絡、地絡の場合も本発
明によれば各相の測定端子から故障点までの電圧降下を
考え、各端子からの電圧降下が故障点で等しくなること
により標定を行なっているため、各故障相毎の標定演算
式を適用することにより標定を行なうことができる0例
えば第・6図に示すようにa、b相の2線短絡を考える
と、a相については各端子からの電圧降下が故障点Fで
等しくなるので(至)、一式で標定を行なうことができ
、b相についても同様に標定することができる。このと
き、各標定演算式は同じ故障点を標定することになる。 3相短絡の場合にもa相、b相、C相毎に標定を行なう
ことによりそれぞれの標定演算式が同じ故障点を標定す
ることになる。したがって、2線短絡、地絡、3相短絡
の場合は標定結果が複雑になるのでそれらを個々に表示
することもできるし、平均をとることもできる。
【発明の効果】
本発明によれば、各相の測定端子から故障点までの電圧
降下を考え、演算により故障発生区間を判別し、各端子
からの電圧降下が故障点で等しくなることを利用して標
定演算を行なうようにし、かつ電圧降下に系統の各相の
自己インピーダンス、回線内相互インピーダンス、回線
間相互インピーダンスを使用するように構成したことに
より、従来のように誤差が生じることはなく、しかも標
定演算式のパラメータを変えることで故障種別、故障相
により別の標定演算式を用いることなく標定を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は4端子送電系統におけるa相1線地絡故障時の
等価回路図、第2図は4端子系1回線における非対称三
相回路の各相の単位長さ当たりの等価回路図、第3図は
4端子送電系統における故障発生状態図、第4図は4端
子送電系統のa相における各分岐点までの電位降下説明
図、第5図は4端子系子行2回線における非対称三相回
路の各相の単位長さ当たりの等価回路図、第6図はa・
    。 b相の2線短絡故障の説明図、第7図は4端子送電系統
の構成図、第8図は4端子送電系統における故障時の状
態説明図、第9図は5端子送電系統の構成図である。 At、Bl、C1,DI −=端末装置、E−中実装置
、Z ml Z bb+ Z cc ’−”自己インピ
ーダンス、 Z mh+  Z hch  Z ell〜・回線内相
互インピーダンス、Z 8M ’ r Zlb ’ l
 ZCa ”−−−’回線内相互インピーダンス、L 
AP 、−・A端子〜分岐P間距離、LIF−・−・B
端子〜分岐Q間距離、LeF−・C端子〜分岐P間距離
、LDQ・−・D端子〜分岐Q間距離、LPQ、−分岐
Zu 壬2 口 笛3図 壬7凶 竿a口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)4端子以上の多端子よりなる送電系統において、各
    端子に設置した端末装置により各端子の電圧、電流をサ
    ンプリングし、各端末装置でサンプリングされた電圧デ
    ータ、電流データを1個所に収集して各電圧データ、電
    流データの同期をとったのち、各端子の電流データに基
    づいて各端子から故障点までの送電系統の単位長さ当た
    りの電圧降下分をそれぞれ求め、これらの電圧降下分と
    、各電圧データと、各端子と分岐間の距離および分岐と
    分岐間の距離とを用いて故障点が各端子と分岐あるいは
    2つの分岐により区分される何れの区間に発生したかを
    判別し、故障が発生したと判別された区間が端子と分岐
    により区分された区間である場合には、該故障区間の端
    子(または分岐)から故障点までの送電系統の単位長さ
    当たりの電圧降下分と該故障区間距離との積算値に故障
    区間の端子から分岐(または分岐から端子)までの電圧
    差を加算した値を該故障区間の端子と分岐(または2つ
    の分岐)から故障点までの送電系統の単位長さ当たりの
    各電圧降下分の加算値で除算した値に基づいて該故障区
    間の端子(または分岐)から故障点までの距離を、また
    故障が発生したと判別された区間が2つの分岐により区
    分された区間である場合には、該故障区間の一方の分岐
    から故障点までの送電系統の単位長さ当たりの電圧降下
    分と該故障区間距離との積算値に故障区間の一方の分岐
    から他方の分岐までの電圧差を加算した値を該故障区間
    の2つの分岐から故障点までの送電系統の単位長さ当た
    りの各電圧降下分の加算値で除算した値に基づいて該故
    障区間の一方の分岐から故障点までの距離を、それぞれ
    算出することを特徴とする多端子送電系統における故障
    点標定方式。 2)特許請求の範囲第1項に記載の多端子送電系統にお
    ける故障点標定方式において、送電系統を1回線運用と
    し、単位長さ当たりの電圧降下分の算出に送電線の自己
    インピーダンスと回線内相互インピーダンスを用いたこ
    とを特徴とする多端子送電系統における故障点標定方式
    。 3)特許請求の範囲第1項に記載の多端子送電系統にお
    ける故障点標定方式において、送電系統を平行2回線運
    用とし、単位長さ当たりの電圧降下分の算出に送電線の
    自己インピーダンスと回線内相互インピーダンスと回線
    間相互インピーダンスとを用いたことを特徴とする多端
    子送電系統における故障点標定方式。 4)特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかの項に
    記載の多端子送電系統における故障点標定方式において
    、多端子から同一の分岐に接続される2端子をそれぞれ
    選択し、この選択された各2端子について2端子送電系
    統と想定して2端子の場合の故障点標定式を適用してそ
    れぞれ標定演算を行い、故障点を含まない区間の2端子
    の標定演算結果が分岐の故障を示すことに基づいて故障
    区間を判別することを特徴とする多端子送電系統におけ
    る故障点標定方式。 5)特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかの項に
    記載の多端子送電系統における故障点標定方式において
    、各端子から故障点までの送電系統の単位長さ当たりの
    電圧降下分と、各端子の電圧データと、各端子と分岐と
    の間の距離とを用いて各端子からみた分岐の電圧をそれ
    ぞれ求め、これらの求められた分岐の電圧のうち、同一
    の分岐に対する電圧をそれぞれ比較し、いずれかの電圧
    が異なる値となった場合にはこの電圧に対応する端子と
    分岐による区間を故障区間と判別し、隣接する分岐側の
    各端子からみた各電圧が等しい値で、残りの各端子から
    みた各電圧も等しい値となり、且つ両電圧が異なる値の
    場合には該分岐と隣接する分岐による区間を故障区間と
    判別することを特徴とする多端子送電系統における故障
    点標定方式。
JP7265887A 1987-03-26 1987-03-26 多端子送電系統における故障点標定方式 Granted JPS63238472A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7265887A JPS63238472A (ja) 1987-03-26 1987-03-26 多端子送電系統における故障点標定方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7265887A JPS63238472A (ja) 1987-03-26 1987-03-26 多端子送電系統における故障点標定方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63238472A true JPS63238472A (ja) 1988-10-04
JPH0573183B2 JPH0573183B2 (ja) 1993-10-13

Family

ID=13495692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7265887A Granted JPS63238472A (ja) 1987-03-26 1987-03-26 多端子送電系統における故障点標定方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63238472A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014206532A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 三菱電機株式会社 非接地配電系統の障害を解析する方法およびそのシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014206532A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 三菱電機株式会社 非接地配電系統の障害を解析する方法およびそのシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0573183B2 (ja) 1993-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3506445A1 (en) System for identification of a feeder with high-ohmic earth fault in a distribution network
US20080297163A1 (en) Method for determining location of phase-to-earth fault
US20160349311A1 (en) Method and apparatus to commission voltage sensors and branch circuit current sensors for branch circuit monitoring systems
JP2000214210A (ja) 事故点標定装置
WO2019166903A1 (en) Method and device for fault location in a two-terminal transmission system
US20210063463A1 (en) Fault Location in Multi-Terminal Tapped Lines
Kiaei et al. Current-only directional overcurrent protection using postfault current
JPS63238472A (ja) 多端子送電系統における故障点標定方式
JPH06347503A (ja) 地絡故障点標定装置
JPS63221266A (ja) 3端子送電系統における故障点標定方式
JPS62249078A (ja) 故障点標定方式
JPH0373825B2 (ja)
JPH0345345B2 (ja)
JP3898855B2 (ja) 信号高圧配電線路の地絡故障点標定装置
JPS62249080A (ja) 区間判別による故障点標定方式
JPH0417013B2 (ja)
JPH03245069A (ja) 故障点標定装置
US20240168074A1 (en) Power system for identifying power faults
JPH0450672A (ja) 平行2回線電力系統用事故点標定方式
Burkhardt et al. The" Charge Integration Method" to Detect Earth Faults in Compensated Networks
Saha et al. A new fault location algorithm for distribution networks
JPS58168976A (ja) 故障点標定方式
JPS62249079A (ja) 多端子送電系統の故障点標定方式
JPS60169774A (ja) ケ−ブル絶縁不良点の活線下標定方法
JPH09304468A (ja) 平行2回線系統の故障点標定方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071013

Year of fee payment: 14