JPS63233289A - ウラン溶解用るつぼ - Google Patents

ウラン溶解用るつぼ

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Publication number
JPS63233289A
JPS63233289A JP6430287A JP6430287A JPS63233289A JP S63233289 A JPS63233289 A JP S63233289A JP 6430287 A JP6430287 A JP 6430287A JP 6430287 A JP6430287 A JP 6430287A JP S63233289 A JPS63233289 A JP S63233289A
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JP
Japan
Prior art keywords
coating layer
uranium
crucible
base material
melting
Prior art date
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Pending
Application number
JP6430287A
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English (en)
Inventor
多嶋 孝一
義康 伊藤
基司 坪田
雅士 高橋
永田 晃則
裕 石渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、高温における耐食性を備えたコーティング層
を有するウラン溶解用るつぼに関する。
(従来の技術) たとえばウランの同位体を分離するための設備において
は、その一部にウランを加熱溶解して蒸発ウランを発生
させるために、ウラン溶解用るつぼが用いられる。この
種のウラン溶解用のるつぼには、グラファイトあるいは
Nb、Ta、Moのような高融点金属が基材として用い
られるが、これらは溶融ウランと直接触れると、反応し
たり溶解したりして浸蝕されるばかりでなく、ウラン中
に溶は出すとウランの純度を侵す原因ともなるので、こ
れら基材のウランとの接触面にウランに対して耐熱・1
食性の優れた、たとえば酸化イツトリウム等のコーティ
ング層を設けることが行なわれる。この場合、基材」二
に高融点金属の下地コーティングを施した上に、−に記
したコーティング層が設けられている。
またこのコーティング層と基材との各材質の熱膨張係数
の差に基づく剥離を防止するために、−上記した酸化イ
ツトリウム層とト地コーティングとの間に、たとえば酸
化ジルコニウムのコーティング層を設けたものが提案さ
れている。
このようなコーティング層を有するウラン溶解用るつぼ
の一例は、第5図に示すように、グラファイト製の基材
1によって作製されたるつぼの内面に、Nbによる下地
コーティング2を施した上に、酸化イツトリウムのコー
ティング層3が設けられ、ウラン4を収容するようにな
っている。
このコーティング層3は、たとえばプラズマ溶射法によ
って厚さ0.1〜0.5層程度に形成される。
(発明が解決しようとする問題点) J―述したるつぼに収容されたウラン4は、適宜の加熱
手段を用いてその表面温度が24富程度に加熱される。
このようにして容融されたウラン4から発生した蒸気が
同位体分離に利用される。るつぼは加熱を中止し冷却し
た後にウラン4を補給し、再度加熱して利用される。こ
のような操作が行なわれるたびに、るつぼは膨張・収縮
を繰返す。
ここに基材1であるグラファイトの線膨張係数は2〜6
 X 1.0−’ / Kであり、Nb 、 Ta 、
 Moのような高融点金属であったとしても5.5〜7
.2 X 10−’ / Kであるのに、コーティング
層3をなす酸化イツトリウムの線膨張係数は約9X]、
O−’/K、(その他炉、03゜The、 、UO□、
BeO等でも9〜10.5X10−1′/にの範囲内に
ある)であって、両者の差が大きいため、温度降下過程
においいてコーティング層3が基材1から剥離しがちで
あった。一旦コーティング層3が剥離してるつぼに損傷
が生ずると、るつぼはそれ以上再使用することができな
かった。
本発明の目的は、繰返し高温負荷に対する耐久性を向上
したコーティング層を有するウラン溶解用るつぼを提供
することにある。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の第1の発明においては、ウラン溶解用るつぼに
、基材上に直接施され、且つ気孔率を10%未満とした
セラミック材からなるコーティング層を設けた。
また本発明の第2の発明においては、基材」二にセラミ
ック材からなるコーティング層を設けたウラン溶解用る
つぼのコーティング層を、溶融ウランと接する表面コー
ティング層と、この表面コーティング層と基材との間に
設けられ、且つ気孔率が表面コーティング層より大なる
中間コーティング層との2層とした。
(作 用) コーティング層は、下地コーティングを介することなく
基材上に直接施されているので、コーティング層の基材
に対する密着度は強化される。またコーティング層は基
材に直接接しているにもかかわらず、気孔率が1.0%
未満であるので、溶融ウランが浸透して基材と反応した
り基材を浸蝕することがない。
また中間コーティング層を設けたものでは、中間コーテ
ィング層は表面コーティング層より気孔率が大きくされ
ているので、基材との線膨張係数の差が小さく、また温
度変化に対する伸縮性も優れており、基材から剥離し難
い。
(実施例) 以下本発明の一実施例を第1図を参照して説明する。第
1図において、Nbによって作製されたるつぼの基材1
の内側表面にはコーティング層5が設けられ、ウラン4
を収容している。このコーティング層5は、基材1の内
側表面を清浄化してブラスト処理し凹凸をつけた後、プ
ラズマ溶射によってセラミック材であるY2O3を溶射
し、たとえば膜厚200μsになるように施される。し
かしてその気孔率は溶射条件、たとえばセラミック材の
粒径等を制御して10%未満とされている。
次にこれの作用について述べる。
基材1はNbのような高融点金属であっても、溶融した
ウラン4と接触すると反応して浸蝕されるが、コーティ
ング学府5が設けられ、その気孔率が10%以下とされ
ているので、1500に以上の高温となって粘性が低下
したウラン4であってもその内部に浸透するおそれはな
い。またコーティング層5は下地コーティングを省略し
、基材1に直接施されているので接面数が減少し、密着
強度が向上している。
なおコーティング層5はY2O3の他にThO2,UO
□。
HfO□、BeO等であってもよい。
本発明の他の実施例は、第2図に示すように、Nbによ
って作製されたるつぼの基材1の内側表面に、プラズマ
溶射によってZrO□(たとえばY2O1安定化ZrO
2であってよい)の中間コーティング層6が設けられ、
この中間コーティング層6の上にY2O3の表面コーテ
ィング層5が施され、ウラン4を収容している。
表面コーティング層5は、中間コーティング層6の上に
施されることを除き、前述した実施例のコーティング層
5と同一である。しかして中間コーティング層6は、そ
の気孔率が表面コーティング層5の気孔率より大、すな
わち10%を超える値に調整されている。しかしながら
25%を超えると、中間コーティング層6の被膜自体の
強度が不十分となることがあるので、10〜25%の範
囲が適する。
この実施例においては、中間コーティング層6の気孔率
を増加することによって、その線膨張係数(ZrO7で
は8.I X 10−’/K )が低下し、基材1の線
膨張係数(Nbでは7.2 X 10−’ / K )
に近づくので、中間コーティング層6と基材1間の熱伸
縮に対する追従性が向上する。その他の作用は前述した
実施例と同様である。
なお表面コーティング層5は、Y2O3の他にThe、
λ UO□、 HfO□、 BeO等であってもよく、また
中間コーティング層6は上記した表面コーティング層5
と同一の材質に加え、Zr02(たとえばMgO安定化
ZrO2+CaO安定化ZrO2等であってよい) 、
 MgO等としてもよい。
さらに上記両実施例ともに、基材1は高融点金属であれ
ばTa、NoあるいはNb、 Ta、 Moの合金等を
採用してもよい。
次に上記した実施例と従来例との比較実験を行なった際
の基材とコーティング層の組合わせを第1表に示す。な
お各コーティング層は200μmとし、比較例としてN
bとTaを基材としだもの各1を加えた。
以下白金 第1表 まず第1表に示す組合わせによるプラズマ溶射コーティ
ングを施した直径251IWoの試験片を作製し、常温
において強力な接着剤を介して引張り試験を行なった結
果を第3図に示す。実施例は各側とも、従来例に比較し
2倍以」二の引張り強さが得られた。
これに対し比較例は中間コーティング層の気孔率が大き
いので、各側とも実施例よりやり低い引張り強さしか得
られなかった。
次に第1表の構成によって第1図あるいは第2図に示す
るつぼを作製し、真空加熱炉に入れて常温と2000 
Kとの間の繰返し加熱試験を行ない、第5図に示す従来
例と比較した結果を第4図に示す。
同図から明らかなように、従来例は1回の繰返し加熱に
よって既にコーティング層3の剥離を生じたが、実施例
はすべて5回以」二の繰返し加熱に耐え、なかでも中間
コーティング層6を有する■。
III、V、VIは、すべてそれの無いI、IVよりも
優れた結果が得られた。なお比較例A、Bについて、る
つぼにウラン4を実装し、電子ビーム投射してウラン4
を2000 Kに加熱して溶解した結果、表面コーティ
ング層5の気孔率が大きいBについては表面コーティン
グ層5の一部に金属ウランの浸透が見られた。
これらの結果より、本実施例により繰返し高温負荷に対
するるつぼ寿命の延長が達成されていることは明らかで
ある。
〔発明の効果〕
本発明によれば繰返し高温負荷に対し寿命の長いウラン
溶解用るつぼを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示す断面図、第2図
は本発明の他の実施例の構成を示す断面図、第3図およ
び第4図はそれぞれ第1表に基づく実験結果を示す棒線
図、第5図は従来のウラン溶解用るつぼを示す断面図で
ある。 1・・・基材        2・・・下地コーティン
グ3・・・コーティング層   4・・・ウラン5・・
・表面コーティング層 6・・・中間コーチイン丙層代
理人 弁理士 則 近 憲 佑 同  三俣弘文 第  1 図 べ 第  2 図 第  a 図 第  4 図 第  5 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基材上にセラミック材からなるコーティング層を設
    けたウラン溶解用るつぼにおいて、前記コーティング層
    の気孔率は10%未満であることを特徴とするウラン溶
    解用るつぼ。 2、前記基材はTa、Nb、Moおよびこれらを主成分
    とする合金のいずれかとした特許請求の範囲第1項記載
    のウラン溶解用るつぼ。 3、前記コーティング層はY_2O_3、Th_2、U
    O_2、HfO_2、BeOのいずれかとした特許請求
    の範囲第1項記載のウラン溶解用るつぼ。 4、基材上にセラミック材からなるコーティング層を設
    けたウラン溶解用るつぼにおいて、前記コーティング層
    を、溶融ウランと接する表面コーティング層と、この表
    面コーティング層と前記基材との間に設けられ且つ気孔
    率が前記表面コーティング層より大なる中間コーティン
    グ層との2層としてなることを特徴とするウラン溶解用
    るつぼ。 5、前記中間コーティング層の前記気孔率は10〜25
    %であることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    ウラン溶解用るつぼ。 6、前記基材はTa、Nb、Moおよびこれらを主成分
    とする合金のいずれかとした特許請求の範囲第4項記載
    のウラン溶解用るつぼ。 7、前記表面コーティング層はY_2O_3、ThO_
    2、UO_2、HfO_2、BeOのいずれかとした特
    許請求の範囲第4項記載のウラン溶解用るつぼ。 8、前記中間コーティング層はY_2O_3、ThO_
    2、UO_2、HfO_2、BeO、ZrO_2、Mg
    Oのいずれかとした特許請求の範囲第4項記載のウラン
    溶解用るつぼ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02146496A (ja) * 1988-11-29 1990-06-05 Toshiba Corp 金属溶融用るつぼ
JP2008249273A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Osaka Gas Co Ltd 加熱炉
JP2010043776A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Ulvac Japan Ltd 水冷坩堝および電子ビーム溶解炉

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