JPS63229608A - 磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、書込み・読出し用コイルに接続する可視性
プリント板をジンバルに接地した磁気ヘッドに関し、特
にジンバルを接地する可撓性プリント板のアース用配線
とジンバルとの接続性を改良した磁気ヘッドに関する。

（従来の技術） フロッピーディスクなどの記録媒体へのデータの書込み
・読出しあるいは消去に用いられる磁気ヘッドは、第３
図に示すものが使用される。

第３図において、前後左右に揺動自在なジンバル１０の
略中心の孔１２の下方からコア１４が挿入され、そのコ
ア１４にｌ込み・読出し用コイル１６と消去用コイル１
８とがそれぞれ装着され、書込み・読出し用コイル１６
側のコア１４にバックパー２０が装着されて磁気ヘッド
が組立てられる。

ジンバル１０の下方のコア１４は、図示していないが、
フロッピーディスクなどと接触するトラック面を有し、
トラック面に形成されたギャップより書込み・読出しあ
るいは消去するようになっている。

また、書込み・読出し用コイル１６および消去用コイル
１８はそれぞれリード線２２を有し、このリード線２２
が第３図（ａ　）に示す可撓性プリント板２４の各配線
２６と接続される（第３図（ｌｌ＞参照）。そして、こ
の可視性プリント板２４の端部のヘッド側の下面は粘着
性接着剤が塗布されており、ジンバル１０側へ押付ける
ことでジンバル１０に接着される。

また、可視性プリント板２４には、アース用配線２８が
形成され、この配線２８が導電性接着剤３０によりジン
バル１０と接続され、フロッピーディスクと磁気ヘッド
が摺接する際に生じる静電気をコア１４およびジンバル
１０を介してアース用配１１２８にアースするようにし
ている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、導電性接着剤３０の塗布範囲は微小なた
め作業に習熟を要し、工数がかかり、また導電性接着剤
３０は高価で製品コストに影響するとともに、抵抗値に
バラツキがあるため品質管理の注意を怠ると導通しない
問題がある。

この発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
って、可撓性プリント板のアース用配線とジンバルとを
簡単に接続できる磁気ヘッドを提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、この発明では、コイルを
巻回したコアをジンバルに固定し、該コイルのリード線
に接続される配線と該ジンバルを接地させるアース線と
が形成された可撓性プリント板の端部を該ジンバル上に
接着してなる磁気ヘッドにおいて、該アース線を該可撓
性プリント板の該ジンバル側の接着端部からさらに前方
へ延長させて舌片部を形成するとともに該舌片部を該ジ
ンバル側に折り返して該舌片部をジンバルに接合した。

（作　用） 上記構成の磁気ヘッドによれば、可撓性プリント板はそ
のアース用配線が他の配線より延び可視性プリント板の
端部よりさらに前方へ突出した舌片部が形成されるため
、この舌片部を折曲げた状態で可撓性プリント板のジン
バル接着側端部をジンバルに接着することで、舌片部が
直接ジンバルに接合する。

従って、アース用配線とジンバルとを容易に接続し、ア
ースすることができる。

（実施例） 以下、この発明の好適な実施例について添附図面を参照
して詳細に説明する。

第１図（ａ　）〜（Ｃ）および第２図は、この発明に係
る磁気ヘッドの一実施例を示している。

まず、磁気ヘッドの基本的構成は、第３図に説明したと
おりであり、以下の説明では従来例と同一もしくは相当
する部分には同一符号を用いる。

第１図（Ｃ）において、前後左右に揺動自在なジンバル
１０の略中心の孔１２の下方からコア１４の３本のコア
部材１４ａ、１４ｂ、１４Ｃが挿入され、その両側のコ
ア部材１４ａ、１４ｃｋ：１込み・読出し用コイル１６
と消去用コイル１８とがそれぞれ装着される。書込み・
読出し用コイル１６が１！着されコア部材１４ａと中央
のコア部材１４ｂ間に閉磁路を形成するためのバックパ
ー２０が装着される。

ジンバル１０の下方のコア１４は、図示していないが、
フロッピーディスクなどの記録媒体と摺接するトラック
面を形成し、そのトラック面に層込み・読出し用コイル
１６と消去用コイル１８に対応したギャップが形成され
、各コイル１６，１８で書込み・読出しおよび消去がで
きるようになっている。

書込み・読出し用コイル１６および消去用コイル１８は
リード線２２を有する。

これらリード［１２２と接続する可撓性プリント板２４
は、第１図（ａ）に示すように、１字状に形成された可
撓性基板３２上に各リード線２２に対応した配線２６が
パターン印刷され、またジンバル１０と接続するための
アース用配線２８がパターン印刷されるとともに、各配
線２６．２８の両端子２６ａ　、２８ａはハンダ付けし
やすいように大きく形成される。

この可撓性プリント板２４のジンバル側の接着端部２４
ａの下面には、ジンバル１０へ接着接合するための粘１
１ｆｌ（図示せず）が設けられる。

さらに、ジンバル側の接着端部２４ａのアース用配線２
８のアース端子２８ａに位置した部分には、その端部２
４ａから可撓性基板３２と連続してさらに前方へ延長さ
れ、かつアース用端子２８ａにも同時に延長された舌片
部３４が形成される。

この舌片部３４は、第１図（ｂ）に示すようにジンバル
１０側へ、すなわち下方に折曲げられ、その状態で第１
図（Ｃ）に示すように接着端部２４ａの下面の粘着層を
ジンバル１０に押付けて接着する。接着により、第２図
に示すようにジンバル１０側に折り返した舌片部３４す
なわち、その下面のアース用端子２８ａがジンバル１０
と直接接触し、電気的に接続された状態となる。

このとき、接着端部２４ａの下面は粘着層が形成されて
いるため、舌片部３４と接着端部２４ａの下面とは相互
に接着し合い密着状態となる。

従って、接着端部２４ａの下面と折返して密着した舌片
部３４の段差は殆ど生ぜず、接着端部２４ａの下面に形
成された粘着層によるジンバル１０への接着でも充分に
舌片部３４とジンバル１０の接触性は保たれる。

この可視性プリント板２４をジンバル１０に接着した後
、書込み・読出し用コイル１６および消去用コイル１８
の各リード線２２を、それぞれ対応した配線２６の各端
子２６ａにハンダ付けにて接続する。

その後、可撓性プリント板２４がジンバル１０から剥離
しないように、そのジンバル側の接着端部２４ａの全体
を被覆し固着させる。

以上のように、可撓性プリント板２４にアース用配線２
８から延びた舌片部３４を予め形成し、ジンバル１０へ
接合の際に舌片部３４を折曲げてその可撓性プリント板
２４のジンバル側の接１を端ｇ２４ａをジンバル１０に
接着固定することで、アース用配置２８とジンバル１０
とが舌片部３４を介して接続されることとなる。

なお、上述の実施例では、アース用端子２８ａを備えた
舌片部３４がその途中から折り曲げられたものを示した
が、舌片部３４の基端部側で折り曲げ、可撓性プリント
板２４の接着端部２４ａで舌片部３４を完全に被覆する
ようにしても良く、かかる場合は、舌片部３４のジンバ
ル１０との接触性がより向上する。

また、上述の実施例においては、アース用配線２８を各
配線２６の端に設ける例で説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、アース用配線２８を各配線２
６の中央に設けてもよい。

この場合、舌片部３４は接着端部２４ａの中央から突出
する形状となり、ジンバル１０への接着の際、両側から
折曲げた舌片部３４をジンバル１０へ押付けることとな
り、より接触が良好となる。

（発明の効果） 以上、実施例で説明したように、この発明に係る磁気ヘ
ッドによれば、可撓性プリント板のジンバル接着側端部
にアース用配線を延長した舌片部を形成し、これを折曲
げた状態でその接着側端部をジンバルに接＠づれば、ア
ース用配線とジンバルとが同時に接続されることとなり
、従来の導電性接着剤の塗布作業がなくなり作業が簡素
化できるとともに、良好な導通性を有した接続が得られ
、製品の特性が安定する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ　）、　　（ｂ　）、　　（Ｃ）は本発明の
磁気ヘッドの一実施例を示す組立斜視図、第２図は第１
図のＡ部の詳細断面図、第３図（ａ）、（ｂ）は従来の
磁気ヘッドの組立斜視図である。 １０・・・・・・ジンバル　　　１４・・・・・・コ　
ア１６・・・・・・書込み・読出し用コイル１８・・・
・・・消去用コイル　２２・・・・・・リード線２４・
・・・・・可撓性プリント板 ２６・・・・・・配　ＩＩ　　　　　２８・・・・・・
アース用配線３４・・・・・・舌片部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コイルを巻回したコアをジンバルに固定し、該コイルの
   リード線に接続される配線と該ジンバルを接地させるア
   ース線とが形成された可撓性プリント板の端部を該ジン
   バル上に接着してなる磁気ヘッドにおいて、該アース線
   を該可撓性プリント板の該ジンバル側の接着端部からさ
   らに前方へ延長させて舌片部を形成するとともに該舌片
   部を該ジンバル側に折り返して該舌片部をジンバルに接
   合してなることを特徴とする磁気ヘッド。