JPS63199292A - 香料組成物及び該香料組成物を含む香粧品 - Google Patents

香料組成物及び該香料組成物を含む香粧品

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JPS63199292A
JPS63199292A JP2950987A JP2950987A JPS63199292A JP S63199292 A JPS63199292 A JP S63199292A JP 2950987 A JP2950987 A JP 2950987A JP 2950987 A JP2950987 A JP 2950987A JP S63199292 A JPS63199292 A JP S63199292A
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JP
Japan
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oil
fragrance
cnv
chamomile
sandalwood
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JP2950987A
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English (en)
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川崎 通昭
緒方 茂樹
印藤 元一
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Takasago International Corp
Takasago Corp
Original Assignee
Takasago Perfumery Industry Co
Takasago Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は香料組成物及び香料組成物で付香した香粧品に
関する。更に詳細には1本発明は香料中にサンダルウツ
ド油及び/又はカモミル油(かみつれ油)を含有する香
料組成物及び当該組成物で付香した香粧品に関する。
〈従来の技術〉 従来、ヨーロッパでは「薬草療法」から出発して含有成
分の全てを作用物質として把握し、それらの複合体の治
療効果を使う「植物療法」 「フィトテラビー」が民間
療法として伝わってきているが、フランスの比較病理学
者R,M、Gaftefosseは芳香性生薬中の精油
や呈味物質、香辛料、ハーブ類の香味成分を使い、治療
に応用することを「アロマテラピー」と命名した。その
方法としては、アロマ製剤の塗擦、電法、散布、点滴或
いは吸入。
咀嘔なとであり、その効能は覚醒、催眠、食欲抑制、食
欲促進、嫌煙、制吐、抗失神、催淫性、無***化等が掲
げられている。そして興奮ないし覚醒(睡気さまし)用
精油としては、はっか、ユーカリ、レモン、ベルベナ、
シトロネラ、カヤブチ。
サルビア、タイム、クローブ、ローズマリー、ヒソツブ
、ベージル、エキスとしてはオニオン、ガーリック等が
掲げられている。鎮静効実用としてはアロエ、カミツレ
、サルビア、ジャスミン、ネロリ、ローズ、ベルガモツ
ト、カンファー、ゼラニウム、サンダルウツド、イラン
イラン、ラベンダー、はっか、メリッサ、バジル、パチ
ュリ、ジュニパー、セージ、レモン、ユーカリ、タイム
等がリストされている(奥田、香料Ha 14G、 1
9. (1983))(第8巻、フレグランスジャーナ
ル臨時増刊魔6.241(1986))。
香気のもつ、精神心理に及ぼす影響については以上のよ
うに昔から多くの人によって語られているが、それはい
ずれもそれぞれの人が個々に感じたこと、言い伝えを記
したり語ったりしているものであり、現代科学の手法で
証明したものはほとんど見当らない、そのために、前記
の経験的な分類にみられるようにレモン、はつか、ユー
カリ。
タイムなどは鎮静にも、興奮にも分類されているアンバ
ランスが認められる。
科学的な証明がこの心的効果についてされた例としては
長谷用らによる心身症療法(耳鼻展望用。
(6)、753.(1973)) 、挿出らの森林療法
(環境情報科学、 10−3.(1981))が知られ
ているが、まだまだ暗中摸索である。しかしながら、最
近ローウェル・ポンチによれば香りで人間の行動は左右
されているとまで言われ、急激にその効果が注目されて
いる(リーダースダイジェスト、久、117.(198
3)) 。
香りの及ぼす精神的効果の利用として人間のストレスを
解消するのにナツメッグ油、メイスエキス。
ネロリ油及び吉草油、ミリスチシン、ニレミシン及びイ
ソニレミシンから選ばれた物質に係る特許出願がある(
特顆昭6l−267526)、効果を客観的に調べるた
めに、注意1期待、予期といった心的過程、さらに意識
レベルの変動と関連する脳の緩徐な電位変動(Cont
ingent NegativeVariation 
: CN V :随伴性陰性変動)が効果の有効な指標
となり得ることが報告されている。それはAshton
 H,らが興奮又は覚醒として知られているカフェイン
投与においてCNVの振幅の増大を、鎮静剤のニトラゼ
パムを投与した場合には、逆にCNVの振幅の低下を認
めている(Neuroophysiol、37,59.
(1971)) @これと同様な効果示眠気がある仮眠
前と仮眠に続いてコーヒーを飲んだ後のCNVの振幅の
差が認められる。経験的に興奮効果と認められているジ
ャスミン油を嗅いだ際も同様CNVの振幅の増大を、経
験的に鎮静と知られているラベンダー系の調合品ラバン
ドではCNVの振幅の低下を認めている(鳥居ら、味と
においのシンポジウム抄録集、65.(1895))。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、これら従来技術では単に経験的に種々の
精油等を鎮静とか興奮の目的に合わせて選択しているに
すぎず、何をどの程度使うことによりいかなる効果がど
の程度得られるかは予測することすらできなかった。
それ故、従来から経験的に予測されていた香料の効果を
測定する手段と、それによって確定した効果をもたらす
物質をみつけ調合して特定な効果。
例えば興奮や鎮静をもたらす香料組成物を創製し、現代
社会で問題となっている精神的、心理的なトラブルを香
料組成物又は香粧品を嗅ぐことにより解消することが望
まれていた。
〈発明の目的〉 従って、本発明の目的は種々の精油から鎮静又は催眠の
確定した効果を発現させる活性精油を選択し、活性精油
及び香料を含有する香料組成物及び前記香料組成物を含
有する香粧品を提供することである。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、前記の可能性を実現すべく、鋭意研究を
重ねた結果、鳥居らの随伴性陰性変動(以下CNVと略
記する)を使い種々の精油及びそれらの各濃度における
効果を研究した結果、従来香料素材として使われている
精油であるサンダルウツド抽、カモミル油(かみつれ油
)(以下、活性精油と称する)において通常使用する濃
度より高濃度(高含有量)で吸入することにより従来は
鎮静か興奮かわからなかった又は両面で使われていたも
のが人に軽い鎮静又は催眠効果をもたらすことを見出し
本発明を完成したものである。
即ち、本発明によれば、サンダルウツド油及び/又はカ
モミル油(かみつれ油)と香料とを含み。
サンダルウツド油及び/又はカモミル油(かみつれ油)
を5重量%以上含有させて吸入による鎮静又は催眠効果
を発現させることを特徴とする香料組成物が提供される
。また、本発明によれば、前記香料組成物にて付番した
香粧品が提供される。
本発明において使用できるサンダルウツド油は従来から
使用しているもので、和名をビヤクダン(白檀)と呼ば
れる5antalu■albu■の根及び心材を水蒸気
蒸留して得られるものである。心材部の精油は淡黄色、
黄褐色で品質的に優れており、辺材部の「白檀」に対し
心材部は「黄檀」と呼ばれるものである。粘稠な液体で
ある精油はソフトな甘いウツディ調のバルサミックな香
気を持ち。
持続性が著しい、サンダルウツド油は香料素材として重
要なものの1つであり、ローズ、バイオレット、チュベ
ローズ、ラベンダー、ベルガモツトなどの精油、シプレ
ー、フゼアカーネーション、オリガン、その他殆どすべ
ての調合香料とよくブレンドし、重厚なオリエンタル調
の香気には勿論、近代的なモダーン・フローラル調、ア
ルデヒド調、スパイス調の香気にも、欠かせることので
きないものである(真下、香料、&134,37.(1
981)) 。
本発明に使用できるカモミル油(かみつれ油)はドイツ
カミツレとローマカミツレの2種類があり、どちらも使
用できる。この花頭を水蒸気蒸留するとかみつれ油が得
られる。アブソリュートは抽出かみつれ油とも呼ばれる
。カミツレは欧州では古くから用いられている民間薬で
、今日の化粧品にもカミツレ、アルニカ、ハマメリスの
様な複合植物エキスを用いている。カミツレの単独使用
における効果は、抗炎症作用、充血の緩和、創傷治癒促
進効果を有し、我が国でもよく知られているもので、美
容的には肌につやを与え、ヒビ、アカギレに効果を示す
とされているものである。カミツレのアウトドアーを想
起させる香りは、ラベンダー調やパイン調の男性用オー
ドトワレ香料。
アンバー系調合香料、ベネディクチン型リキュールにも
使われているものである(絹村、香料、翫124.65
. (1979))。
上記2種の「活性精油」は単独又は混合物として5重量
%以上、好ましくは5〜20重量%の通常の香料として
の使用範囲からはずれた範囲で有効である。5重量%未
満では鎮静又は催眠効果が余り発現せず使用できない、
上限については特に臨界的ではないが、20重量%を越
えて用いても効果が高まらないので、50重量%を上限
として通常は使用するが、100重量%を用いてもよい
通常の調香手段でこれに調和する香料成分を加えて変調
し、保留性やこくなどを加えて仕上げをしてトップノー
ト、ミドルノート、ボディーノート、ラストノートをう
まく組合せて経時的にも魅力ある香りとしてローズ、カ
ーネーション、ジャスミン等の花香、ブーケ、モダン、
シプレー、レーザー、オリエンタル、シトタル、ウツデ
ィ、アルデヒド等の特徴を持った調合香料組成物を組立
てる。
この調合香料組成物は、そのまま(100%)。
又はコロンとして使用することができる。「活性精油」
の有効量を確実にする為には、使用量、使用回数、例え
ば夏用、冬用といった処方の種類等も考慮に入れること
が好ましい0本発明においてコロンとはアルコール、又
は水性アルコールに入れられた調合香料をいう、コロン
は調合香料が1〜99%で、残りがアルコール又は水性
アルコールである。水性アルコール中の水とアルコール
の量はアルコールが50重量%以上であればよい。
このコロン製品に゛は溶化剤、柔軟剤、濃化剤、静菌剤
その他の化粧品に用いられる基材等を加えても良い0通
常、この「活性精油」を含んだ調合香料又はコロンを吸
入することによりこの「活性精油」を嗅覚部位にもたら
し効果を示す。
[活性精油」を含んだ調合香料組成物と調和する香粧品
基材と前記調合香料組成物とを一緒に用いて香粧品とし
て本発明を実施することができる。
香粧品としては基礎化粧品、頭髪化粧品、仕上化粧品、
トイレタリー製品、芳香剤等が例示される。
香粧品に使われる基材としては柔軟剤、タルク。
固体又は液体の陰イオン性、陽イオン性、非イオン活性
剤、高分子剤、油脂、グアーガム、キサンタンガム、ア
ラビヤガム、ゼラチン等が例としてあげられる。調合香
料と香粧品基材の重量比は0.5:・99.5から10
0:1、好ましくは1:100から20 : 80の範
囲で使用されるのが望ましい(岩崎、香料の事典、 5
4.1980年朝倉書店)。
このようにして調製された香料組成物及び香粧品の弱い
鎮静又は催眠効果は、香粧品として皮膚や頭髪に適用さ
れ、又は衣類、浴剤、芳香剤や他人の使っている香粧品
を嗅ぐことにより、「活性精油」は吸入されて鼻腔にも
たらされ、鼻腔中の嗅覚受容体を刺激して受容体からの
パルスが脳に達してにおいとして感することがねかつて
おり。
その際に軽い鎮静又は催眠効果を示すものと考えられる
。この弱い効果を測定するためにWaiter。
V、G、らの方法(Nature、 203,380.
(1964))を基本とし、山水らによる部分的断眠の
CNVに及ぼす影響(臨床脳波24,252. (19
82))からヒントを得て、本発明者らは脳の緩徐な電
位変動が注意。
期待、予期などの心的過程、あるいは意識水準の変動と
して示されると考えた。
CNV記録のための脳波電極は前頭、中心1頭項の各部
位に装着し、左右の耳垂を直結した不関電極と、時定数
10.0ないし5秒で単極誘漂を記録した。脳波への眼
球運動のアーチファクト混入の状態を知るために、左眼
球の上下方向の記録を行い、呼吸のモニターとして鼻腔
の下に呼吸の流量センサーを両面テープで装着し記録す
る。
被験者の光刺激(LED)に対する反応は母指球に筋電
図電極を装着し記録する。CNVパラダイムは「吸って
、吐いて」°という指示を3回行う。
この実験者の指示に合せて被験者に呼吸するようにさせ
て最後の3回目の吸期に合せて臭気ビンを被験者の鼻腔
の前に近付けて嗅がせる。被験者が臭いを嗅いでから約
1秒後音刺激を呈示する(この時ブザーが鳴る: S、
)、続いて約2〜3秒後に発光ダイオードがつきくSZ
> 、被験者は直ちに利き手で持っているボタンを押し
てLEDをできるだけ早く消す運動反応(MR)をさせ
る。脳波の基線のドリフトが収まるのを待って、記録を
開始し、臭いのないものを嗅がせるブランク刺激を用い
る練習試行で被験者がCNVのパラダイムに十分に慣れ
た後、試料を用いて20〜40回試行間隔20〜30秒
で記録する。20〜40分の仮眠の前と仮眠の後コーヒ
ーを飲ませた後に行ったCNV記録をそれぞれブランク
■、ブランク■とし、その後の試料測定時と比較検討を
する。
データの解析は日本電気(株)11マイクロコンピュー
タPC−9801F2でA−D変換(サンプリング周波
数100Hz)L、各刺激臭について10〜16回ずつ
加算してCNVの平均加算波形を得る。加算に際して、
眼球運動、筋電活動によるアーチファクトおよび脳波基
線のドリフトの無い試行についてのみ加算する。CNV
の基線(ベースライン)は、S1前400 m5ecの
平均電圧から求める。得られたCNVの平均加算波形を
各種精油について検討すると81呈示後400〜100
0 m5ecのいわゆる前期成分の振幅の緩和に着目す
るとブランクに比べて振幅の減少が特定の濃度のサンダ
ルウツド油、カモミル油(かみつれ油)につき認められ
る。その濃度は被験者の自覚するアンケート結果からも
支持され、前述の通り5重量%以上であり、5〜20重
量%が好ましい。特にサンダルウツド油は10重量%以
上、カモミル油は5重量%以上で用いるのが好ましい。
鼻腔内に滞留する濃度についてはマリハナの煙の吸入で
δ−9−テトラヒドロカナピノールの場合と同様に考え
て被験者の平均的吸入速度は10 Q /l1inであ
り、蒸発した物質の50%が吸入され、吸入された50
%がはきだされると考えて鼻腔内に保留する量は試量の
蒸発量の25%と考える。
〈実施例〉 次に、実施例及び試験例により本発明を説明する6本実
施例及び試験例に使用した試量は以下のものである。
サンダルウツド油 マイソール(インド産)植物はSa
ntalum albumで材と根の水蒸気蒸留で得ら
れる粘稠な液体。
比重: d !s=0.969〜0.978屈折率: 
n :’ = 1.505〜1.507カモミル油(か
みつれ油)ローマンFDアルコワールドフレグランス社
製 植物はMatricaria chamo+m1lla
 Lで花頭を水蒸気蒸留して得られる精油である。
比重:d□、=0.905〜0.920屈折率=n″@
= 1.442〜1.458ラバンド(Lavanda
) フランス国 ロシャーガッレー社製うベンダー系調合香
料 香料分 5〜10% ジャスミン(Jasmin) 米国ジ目パン社のrNight blooming J
asisinJスプレィコロン 香料分 5〜10% 失胤叢よ 活性精油及び活性精油混合物の調製 前記精油のサンダルウツド油、カモミル油(かみつれ油
)を各々又は2種混合したものの4段階濃度(0,1,
1,10,100重量%)をジエチルフタレート(和光
純薬製)に溶かして*ilt、、その0.2gを広口ビ
ン(6amφX7Gm)中の下底に置いた濾紙に吸収さ
せてすぐに試験に供した。
1凰且l 調合香料の調製 活性精油混合物を10%以上を含有する各種調合香料(
芳香剤用゛、中性クリーム用、オーデコロン用、浴剤用
1石けん用)を処方例1のごとく常カモミル油    
          50インドール        
       5クマリン             
   10オークモスアブソリユート        
5シス−3−ヘキセノール°10%     30シス
−3−ヘキセニルアセテート10%  10フエニルア
セトアルデヒドジメチル アセタール               30スチラ
リルアセテート         10シス−ジャスモ
ン            15α−メチル−3,4−
メチレンジオキシヒドロシンナミックアルデヒド   
  10ヒドロキシシトロネラーJL/’      
 200フエニルエチルアルコール      300
メチルジヒドロジヤスモナート     50ジヤスミ
ンベース &2       75去】1」J 芳香剤の調製 d−リモネン87.0 g 、アミノ酸系油ゲル化剤N
−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアシド(「CP−1
」味の素株式会社製)2.0g、1,2−ポリブタジェ
ン(rJSRRB−8404日本合成ゴム株式会社製)
0.5gおよびBH70,5gを200mGビーカーに
入れ、135℃で15分間加熱攪拌溶解させ、次いで9
5〜100℃に保ちなから「実施例2」の調合香料Lo
gを加えて均一になるまで15分間攪拌した。しかる後
、ガラス製透明容器に充填し密閉した後、放冷した。こ
の際、急冷するとゲル形成に歪みが生じ好ましくなかっ
た。かくして固い安定なゲル状の芳香剤を調製した。
裏庭叢生 オーデコロンの調製 実施例2で得た調合香料(ロリナ・FG−1高砂香料工
業(株)mK)5gとブルシン変性アルコール75g、
水20gをよく混和し、約10℃の冷暗所に4日間放置
したる後、濾紙で濾過してオードトワレを得た。
失直五旦 中性クリームの調製 下記の処方に従い乳化機に蒸留水を取り、A成分を順次
添加し、攪拌しつつ85℃まで加温し。
この温度で均一にした後、徐々に冷却した。50℃に至
った時、B成分を添加した。そして十分均一になった時
にC成分を少量づつ添加してPHを4に調節した後、約
40℃で所定の容器に流し込み、冷却して中性クリーム
を得た。
処方例2                   (重
量部)A成分:モノステアリン酸グリセライド    
 3.0〔花王アトラス株式会社製“アラセル165”
〕セタノール                3.5
ステアリン酸             1,0白色ワ
セリン              5.0グリセリン
             5・Oモノステアリン酸グ
リセライド     3.0〔日光ケミカル株式会社製
“ニツコー/L/MGS−BSE”〕バラアミノ安息香
酸ブチル及びメチルエステル各Q、 1 蒸留水           全量を100とする量B
成分:実施例2で得た調合香料       10.0
部成分:クエン酸及びクエン酸ソーダ(50:50)水
溶液0.5 去】111 浴剤の調製 下記の処方例3に従い、先ず加熱及び冷却装置を備えた
攪拌機付乳化釜に蒸留水を取り、これにA成分を順次添
加混合し、攪拌しつつ85℃まで加温し、この温度で充
分均一にした後徐冷した。
50℃に至った時にこれにB成分を添加し攪拌し続けた
。そして全体を均一にして浴剤を得た。
この浴剤の使用量としては普通家族風呂(−入用)15
0Ωの浴湯に10g前後を添加するのが適当であった。
処方例3                   (重
量部)A成分:モノステアリン酸グリセライド −1,
0〔日光ケミカル株式会社製“ニラコールMGS−BS
H”〕モノステアリン酸グリセライド     1.5
〔花王アトラス株式会社製″′アラセル165”〕セタ
ノール               0.5非イオン
型界面活性剤         3.0〔日本エマルジ
ミン株式会社製“エマレックス5EP−4”〕グリセリ
ン            10.0デヒドロ酢酸  
            0.2蒸留水       
    全量を100とする量B成分:実施例2で調製
した浴剤用調合香料   5.0去81ム 機械練り透明石けんの調製 牛脂70部と、椰子油20部、ヒマシ油10部よりなる
混合油脂を35.36%苛性ソーダ水溶液42.48部
及び水2部よりなる混合液で鹸化し、過剰の遊離アルカ
リを椰子油脂肪酸0.6部を用いて中和し、得られた石
鹸膠を冷却ロールを用いて冷却固化し、リボン状石鹸片
(面状体)を得た。これを常法によりロールミリング処
理を反復して繰返して、水分の蒸発と共に透明化させた
次いで、このリボンに実施例2で得たフローラルブーケ
香料を1.5重量%添加混合した後、ロールミリング及
びリファイナー処理を行い、最終真空圧出機へ送付して
そこより押出し1石鹸を調製した。
〈試験例〉 k菓友盪 方法及び手続は以下の通りである。
1)被験者:5名の一査師(38〜45才)と5名の健
康成人(女性、23〜35才)を対象とした。
2)使用試量:使用した試量は表1及び表2に示す通り
であり、無臭刺激であるブランクをコントロールして用
意した。
3)CNVの記録:脳波電極の装着部位は、正中線上の
前頭部(F2)に限り、耳朶を不関電極として時定数3
.0秒で単極導出した。また。
左眼球の垂直方向の眼球運動の記録もあわせて行なった
4)CNVパラダイム:CNVパラダイムはSl(ブザ
ーによる音刺激)−82(LEDによる光刺激)間隔2
.3秒であり、S2後ボタン押しによる運動反応(M 
R)を行なわせた。香料の呈示は、S1前1〜2秒に、
被験者の吸気相に合わせて臭気ビンを鼻腔の前に近付け
て行った。
ス11」1艷 練習試行後、被験者の意識水準を一定にすることを目的
として、20〜30分間の仮眠をとらせ、覚醒後にコー
ヒーを飲ませた。その後15〜20分間の休憩をおき、
まずブランクについて、試行間隔10〜20秒として2
5試行の記録を行った。
ブランクに続いて試験例1では各試量につき3〜4名づ
つ記録し、被験者1名に対し2〜3種の試量を測定した
試験例2ではサンダルウツド油、カモミル油(かみつれ
油)それぞれ又は混合物について4段階の濃度(0,1
,1,5,10,100%)を呈示し、各種の試量につ
いて3名づつ記録した。
資料の解析:CNVの平均加算波形は、マイクロコンピ
ュータ(日本電気■製PC−9801)を使用し眼球運
動等のアーチファクトを除き、刺激臭について10〜1
8回加算することによって求めた。また、CNVの基線
(ベースライン)は、Sl前400+sec平均圧力か
ら求めた。
ヌ】目1L 各種試量についてのCNV前期前期成分冥加算量実施例
2方例1で得られた調合香料及び実施例3〜7で得られ
た試量を広口ビン(6C!lφ×7am)に一定量取り
、CNVの測定に供した。1試量につき被験者は3名で
行った。試量でのCNV前期前期成分総量算量準状態で
のCNV前期前期成分総量算量にした百分率(CNV振
幅振幅量サンプリング量を第1表に示す。
2 カモミノ鱒由 10%DEPI      0.2
g   25 47 803 処方例1の調合香料鵡例
2)   0.2g   29 42 744 芳香剤
□□□旅例3)         2g    24 
46 625 オーデコロン峡施例4)      2
g3045646 中性クリーム侠施例5)     
  2g2841727 浴剤償施例6)      
    2g    30 47 708 機械練り透
明石ケン償施例7)   2g    31 48 7
79 ジャスミン(ロジャーガッレーBDO,2g  
117 140 151なお、試料とCNV振幅振幅量
関係を第1図に示す。
ヌJLLL サンダルウツド油、カモミル油の個々又は混合物の各種
濃度をジエチルフタレート(DEP)で希釈して調製し
試験例1に従い試験に供し、CNVを測定した。1試量
につき3名測定しCNV前期前期成分総量算量準状態で
の値を基にして百分率を求め(CNV振幅振幅量の3回
の平均を求めた(平均振幅%)、各試量における各濃度
での平均振幅%とアンケート結果を第2表に示す。
0.1   95         30.1   9
5         3&3.サンダルウツド油+カモ
ミル油(50:50)0.1   96       
    310   50  ・12 Nα4.サンダルウツド油+カモミル油(70:30)
0.1   92            3第2表の
結果より「活性精油」の濃度とCNV平均振幅%との関
係をグラフにて示すと第2図の通りである。
表12表2に示されたCNVの測定結果と被験者の各試
量を嗅いだ後での鎮静あるいは催眠に関する7段階スケ
ールアンケート結果を総合するといずれも5重量%以上
で鎮静又は催眠効果が発現され、特にサンダルウツド油
は10重量%以上、カモミル油は5重量%以上で顕著な
鎮静あるいは催眠効果を示すことがわかった。
〈発明の効果〉 以上の如き本発明の香料組成物及び該香料組成物にて付
番した香粧品は吸入することにより人に軽い鎮静又は催
眠効果をもたらすので、現代社会の神経のいらいらを抑
えるのに薬をのむことなくある程度の効果が期待でき広
い用途に利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は試験例1による試料とCNV振幅振幅量関係を
示すグラフである。第2図は試験例2による活性精油の
濃度とCNV平均振幅%との関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)サンダルウッド油及び/又はカモミル油(かみつれ
    油)と香料とを含み、サンダルウッド油及び/又はカモ
    ミル油(かみつれ油)を5重量%以上含有させて吸入に
    よる鎮静又は催眠効果を発現させることを特徴とする香
    料組成物。 2)サンダルウッド油及び/又はカモミル油(かみつれ
    油)と香料とを含み、サンダルウッド油及び/又はカミ
    モル油(かみつれ油)を5重量%以上含有させて吸入に
    よる鎮静又は催眠効果を発現させる香料組成物にて付香
    したことを特徴とする香粧品。 3)当該香料組成物と担体としての香粧品基材の重量比
    が0.5:99.5から100:1である特許請求の範
    囲第2項記載の香粧品。
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