JPS63198768A - 内燃機関の燃料蒸発ガス抑制装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアルコールを含む燃料の蒸発ガスが大気中に放
出されるのを抑制する内燃機関の燃料蒸発ガス抑制装置
に関する。

ｉ】ＪＬｉガ アルコールを含むガソリン燃料を主燃料とする内燃機関
においては、燃料からの蒸発ガスを大気中に排出するの
を抑制するために、チャコールキャニスタ内の活性炭層
に蒸発ガスを吸着させて機関運転状態に応じて吸気管内
にパージする装置が用いられている。

このような燃料蒸発ガス抑制５Ａ＠として、本出願人は
先に第２図に示すような装置を提案した。

すなわち、燃料タンク１からの燃料蒸発ガスをチャコー
ルキャニスタ３で吸着し、吸着した蒸発ガス成分を運転
状態に応じてパージポート１１から吸気通路１４内に導
入し、燃料タンク１とチャコールキャニスタ３を結ぶ通
路２の途中に燃料蒸発ガス中のアルコールを吸収するア
ルコールトラップ用水タンク２０を設けると共に、アル
コールトラップ用水タンク２０中の水を運転状態に応じ
て加熱する加熱装置２１を設け、この水タンク中の水溶
液から蒸発したアルコールガスをパージポート１１に導
く通路を配設している。

発明が解決しようとする１１題、 しかしながら、上）ホの燃料蒸発ガス抑制装置にあって
は、内燃機関の運転の際に蒸発するアルコール分を吸収
するために冷温水を用いることが要求されている。しか
るに一方において吸収されたアルコールを加熱装置によ
り加熱してパージしていたため、作動後一旦冷却するま
での間は充分に蒸発アルコールを吸収・除去することが
難しく、燃料蒸発ガスの大気中への排出量（エバポエミ
ッション）が増大するという問題を有している。

またバージ用の加熱装置、燃料蒸発ガス中のアルコール
を吸収するアルコールトラップ用水タンク及びパージラ
イン等を該チャコールキャニスタと別体に形成していた
ためにコスト高となっていた。

本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、アル
コール燃料を含む燃料蒸発ガスが大気中に放出されるの
を抑制し、エバポエミッションを改善した内燃機関の燃
料蒸発ガス抑制装置を提供することを目的とする。

皿ｊロ１聚ｊ−丸工ｊ」」υ東玉且 前記目的を達成するために、本発明の内燃機関の燃料蒸
発ガス抑制装置は、キャニスタの活性炭層に対し下流側
あるいは上流側に吸湿性フィルタを設け、該吸湿性フィ
ルタの一端を該キャニスタ本体に付設した前記吸湿性フ
ィルタに湿潤性を付与する水タンクに浸して構成されて
いる。

１−−」 本発明によれば、チャコールキャニスタの活性炭に吸着
され難いアルコール蒸発ガスを水を含浸した吸湿性フィ
ルタにより吸収し、パージする。

このため、チャコールキャニスタではトラップされ難い
アルコール成分の大気中へのエバポエミッションが低減
される。吸湿性フィルタのパージは、バイメタルバキュ
ームスイッチングバルブ（ＢＶＳＶ）及びパージボー１
−を介して活性炭層のパージと同時に行なわれ、パージ
により蒸発した吸湿性フィルタ中の水分は吸湿性フィル
タに湿潤性を付与する水タンクにより補給される。

ＪＬＪ 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例を示しており、同図において
、第２図と実質的に同一の構成部分については同一の符
号を付して説明することにする。

アルコールとガソリンの混合燃料を入れた燃料タンク１
から排出されたアルコール混合燃料の蒸発ガスは、通路
２を経て後述する活性炭層、吸湿性フィルタおよびチェ
ックバルブを内蔵するキャニスタ３内の、多孔板４，４
′に挟まれ、充填された活性炭からなる活性炭層５に入
り、アルコール成分の一部とその他のハイドロカーボン
（ＨＣ）成分が吸着・除去される。この通路２の、キャ
ニスタ３内のチェックバルブ６ａを介しての他端２ａは
、該活性炭層５の中程まで延びて開口し、燃料蒸発ガス
を活性炭層５に効果的に吸着させる。

次いで、燃料蒸発ガス中のアルコール蒸発ガスは、該活
性炭層５に対し、下流側に直列的に設けられた吸湿性フ
ィルタ８を通過することにより吸収・除去される。該吸
湿性フィルタ８は７ａ、７ｂで曲折されており、その一
端はキ１ｒニスタ３と一体的に形成された水タンク９内
に浸されており、水タンク９から絶えず水分が補給され
ている。

上記活性炭層５および吸湿性フィルタ８により吸着・吸
収された燃料成分は、加速時や制動時を含む機関の作動
時に、パージボート１１側より導かれた負圧によって開
かれたチェックバルブ６ｂおよびそれに連通ずる通路１
２を通してバイメタルバキュームスイッチングバルブ（
［３ＶＳＶ）１３に導かれる。ＢＶＳＶｌ　３が開動作
状態にあるとき、該燃料成分がパージボート１１から吸
気通路１４内に吸入され、さらに機関本体１７の燃焼室
１６内に流入する。チェックバルブ６ｂは機関の停止時
およびアイドリング時には閉じて、該燃料成分の通路を
遮断する。したがって、機関の停止時に蒸発した燃料は
キャニスタ３内に溜められ、作動時にパージされ、機関
に吸込まれる。なお、図中１８はキャニスタ３の一端に
設けられた大気導入ボート、１９は水タンクキャップを
示す。

上述した実施例のように吸湿性フィルタ８は活性炭層５
の下流側に設（プられるのが望ましいが、上流側に設け
るようにしても良い。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、キャニスタの活性
炭層に対し下流側あるいは上流側に吸湿性フィルタを設
（プ、該吸湿性フィルタの一端を該キャニスタ本体に付
設した前記吸湿性フィルタに湿潤性を付与する水タンク
に浸した構成としたので、パージ用の加熱ヒータ等を用
いることなく、アルコールを合む燃料の蒸発ガスを吸着
・吸収させることができ、蒸発ガスのエバポエミッショ
ンの低減をはかることがＣきる。

また、キャニスタに吸湿性フィルタに湿潤性を付与する
水タンクを付設したので、装置の小型化が可能となり、
車両搭載上のスペース確保が容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例をあられす概略構成図、第２図
は従来例をあられす概略構成図である。 １・・・燃料タンク、　　　２・・・通路、３・・・キ
ャニスタ、　　　４．４′・・・多孔板、５・・・活性
炭層、 ６ａ、６ｂ・・・チェックバルブ、 ７ａ、７ｂ・・・曲折部、　８・・・吸湿性フィルタ、
９・・・水タンク、　　　　　１１・・・パージボート
、１２・・・通路、 １３・・・バイメタルスイッチングバルブ（ＢＶＳＶ）
、 １４・・・吸気通路、　　　１６・・・燃焼室、１７・
・・機関本体、　　　１８・・・人気導入ポート、１９
・・・水タンクキャップ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃料タンクからの燃料蒸発ガスをキャニスタで吸着し、
   吸着した蒸発ガス成分を運転状態に応じてパージポート
   から吸気通路内に導入するようにした内燃機関において
   、該キャニスタの活性炭層に対し下流側あるいは上流側
   に吸湿性フィルタを設け、該吸湿性フィルタの一端を該
   キャニスタ本体に付設した前記吸湿性フィルタに湿潤性
   を付与する水タンクに浸したことを特徴とする内燃機関
   の燃料蒸発ガス抑制装置。