JPS63170207A - 高純度炭化けい素粉末の製造方法 - Google Patents

高純度炭化けい素粉末の製造方法

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JPS63170207A
JPS63170207A JP62000601A JP60187A JPS63170207A JP S63170207 A JPS63170207 A JP S63170207A JP 62000601 A JP62000601 A JP 62000601A JP 60187 A JP60187 A JP 60187A JP S63170207 A JPS63170207 A JP S63170207A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高純度炭化けい素粉末の製造方法に関する。
本発明に係る炭化けい素粉末は、半4体製造用治具等金
属不純物が少ないことが要求される材料の原料として有
用である。
〔従来の技術〕
炭化けい素の主な製造方法としては、 (11金属シリコンと炭素を高温で直接反応させる方法
。すなわち、Si+C−4SiCなる反応により、炭化
けい素を製造する方法。
(21Rn S i X a□ (ここにRは水素原子
またはアルキル基、Xはハロゲン原子、n=1〜4)で
示されるシランまたはシランと炭化水素化合物の混合物
を高温で熱分解させる方法。
(3)  シリカ還元法。すなわち、 SiO□+3C−SiC+2COなる反応により、炭化
けい素を製造する方法。処理温度によってα型炭化けい
素、β型炭化けい素が出来る。特に、高温型のα型炭化
けい素の製造方法は、一般にアチソン法と呼ばれ、研削
材用からいわゆるファインセラミックス用の原料まで広
く本方法で製造されている。
低温型のβ型炭化けい素は、いわゆるファインセラミッ
クス用の原料として、より微細で粒度範囲の狭い形状の
そろった炭化けい素粒子を得るため種々の方法が考案さ
れている。例えば、Sin、の加水分解によって得られ
る微粒子状のシリカを特徴とする特開昭58−2048
13号、シリカ・炭素・炭化けい素の混合粉末を特徴と
する特公昭58−50929号がある。また、上述の方
法はバッチ式であるが、特開昭54−33899号、特
開昭55−40527号、特開昭58−20708号、
特開昭58−194731号、特開昭59−39709
号等で連続的にβ型炭化けい素を製造する方法が開示さ
れている。
また、特公昭60−44280号は、得られるβ型炭化
けい素がウィスカー状であるが、シリカゲルとカーボン
ブラックを原料としている。
等が知られている。
炭化けい素粉末の高純度化方法としては、HCI、HF
5HF + HNO3等の無機酸による洗浄が一般に行
なわれている。
また、半導体製造用治具等の炭化けい素焼粘体の洗浄は
、上記の無機酸による洗浄に加え、塩素または塩化水素
によるガス洗浄が行なわれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
半導体製造用治具等として使用される炭化けい素焼粘体
は、半導体に悪影響を与える鉄、銅等の金属不純物の含
有量が少ないことが要求される。
上記用途の炭化けい素焼粘体を製造するための原料は、
鉄、銅等の金属不純物の含有量が少な(、工業的に安定
して必要量を速やかに、しかも安価に供給可能であるこ
とが要求される。上述の観点から各製造方法を比較する
と、 金属シリコンを原料とする製造方法(1)は、高純度金
属シリコンが高価で、しかも金属シリコンの炭化が発熱
反応であるため反応を制御することが難しく、さらに、
合成される炭化けい素の粒子が比較的大きい。微細な粉
体を得るためには、粉砕を行なう必要があり、金属不純
物の汚染を受ける。
金属不純物を除去するためには、前述の無機酸による洗
浄が必要となり更に高価なものになってしまう。
シランを原料とする製造方法(2)は、高純度の炭化け
い素微粒子が得られる。しかし、使用する原料ガスが極
めて高価であり、反応の収率も低い。
本製造方法は、純度の点では優れているが、工業的に必
要量を安定してしかも安価に供給することは困難である
シリカを原料とする製造方法(3)は、原料面では他の
2方法に比べ安価にできるという点で有利である。
アチソン法によって製造されるα型炭化けい素は、塊状
であり、製造方法(1)と同様に粉砕を行なう必要があ
る。金属不純物の汚染量は、製造方法(1)とは比べも
のにならない程大きく、前述の無機酸による洗浄を数回
行なう等多大な労力を費やしても不純物を完全に除去す
ることは極めて困難である。
低温型のβ型炭化けい素の製造に関して、特開昭58−
204813号では、原料として使用するシリカの不純
物濃度は極めて低いが、合成時に汚染を受けて原料のシ
リカの純度を維持することは出来ていない。
特公昭5B−50929号においては、合成された炭化
けい素の純度に関しては論述されておらず、発明の目的
が本発明の目的とは異なることは明らかである。
特開昭54−33899号、特開昭55−40527号
、特開昭58−20708号、特開昭58−19473
1号、特開昭59−39709号は、β型炭化けい素の
連続的な製造方法に関するもので、やはり合成された炭
化けい素の純度に関しては論述されていない。また、合
成された炭化けい素中には、未反応のシリカ分が%単位
で含まれ、該シリカを除去するためにIP処理が必要で
ある。
特公昭60−44280号においては、β型炭化けい素
ウィスカを得るという目的のために半導体に悪影響を与
える鉄、ニッケル、コバルトおよび塩化ナトリウムを加
えており、半導体製造用治具等として使用される炭化け
い素焼粘体の原料としては不適である。
本発明の目的は、上述の問題点を解決するため、シリカ
還元法を改良することによって鉄、銅等の金属不純物の
含有量を少なく、工業的に安定して必要量を速やかに、
しかも安価に供給可能な高純度炭化けい素粉末の製造方
法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、シリカと炭素を出発原料として炭
化けい素を製造する方法において、該出発原料を塩化水
素を含む非酸化性雰囲気中1500℃以上で合成し、炭
化けい素を得ることを特徴とする。さらに、本発明に使
用するシリカとしては、シリカゲルが、炭素としてはカ
ーボンブランクおよび/または加熱により炭素に変化す
る炭素質物質が好ましく、該シリカゲルの表面及び微細
な空孔中にカーボンブランクおよび/または加熱により
炭素に変化する炭素質物質を含浸させることが好ましい
ところで本発明において、塩化水素の濃度は3vo1%
〜10vo1%であることが好ましい。
〔作用〕
一般的なシリカ還元法は、シリカと炭素を混合した原料
を非酸化性雰囲気で加熱することにより炭化けい素を合
成する。
本発明は、上記の炭化けい素合成時に塩化水素を添加す
ることによって、原料であるシリカと炭素中に含まれる
鉄、銅等の金属不純物を塩化物として揮散させることに
より高純度の炭化けい素を得ることができるという知見
に基づいてなされたものである。
炭化けい素合成温度は、1500℃以上であれば良<1
500℃〜2050℃の温度範囲では、β型炭化けい素
が、2050℃以上の温度範囲では、α型炭化けい素が
合成される。
また、1500℃以下の温度では炭化けい素の収率が極
端に悪くなるので好ましくない。
シリカゲルの表面及び微細な空孔中にカーボンブラック
および/または加熱により炭素に変化する炭素質物質を
含浸したものを原料とした場合、シリカ還元反応が極め
て効率良く行なわれるため炭化けい素合成反応後には、
未反応シリカはほとんど残らない。
また、シリカと炭素の混合割合は、反応式Sing +
 3C=SiC+ 2COによってシリカ還元反応を完
結させるための理論炭素量の1.1〜2.0倍が良い。
理論炭素量の1.1倍以下では、未反応シリカが残留し
、理論炭素量の2.0倍以上加えても、単に反応後に反
応に携わらなかった炭素が大量に残るばかりで好ましく
ない。
反応生成物には、余剰の炭素が幾分台まれているが、酸
化雰囲気中、500℃〜700℃で炭素を酸化して除去
することができる。
高純度の炭化けい素を得るために加える塩化水素の濃度
は、3vo1%〜1ovo1%であることが好ましい。
3vo1%以下では高純度化が十分でなく、10νo1
%以上では合成された炭化けい素が塩化水素によって分
解してしまい炭化けい素の収率が悪くなってしまう。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により説明する。
実施例1 シリカ微粉末500gにカーボンブラック210gおよ
びフェノール樹脂430g (炭素換算で150 g)
を加えよく混合した。加えた炭素の量は理論炭素量の1
.2倍に相当する。尚、第1表中の倍率とは、(加えた
炭素量/理論炭素量)の値を表わす。
次に、該原料を200℃で10時間乾燥後、Ar95v
o1χ、HCl5vol%の雰囲気中1650℃で4時
間合成反応を行なった。冷却後228.5gの反応生成
物を得た。該反応生成物を大気中650℃で5時間保持
しこ余剰の炭素を酸化して除去したところ194gの炭
化けい素を得た。
得られた炭化けい素のX線回折図形からβ型炭化けい素
と同定された。化学分析により未反応の遊離シリカ、鉄
、銅を定量したところ、遊離シリカは3.4%1t%、
鉄は10pp+s、銅はtpp−であった。
比較例1 雰囲気をAr100vol%とした他は、実施例1と全
く同一の方法で炭化けい素を合成した。得られた炭化け
い素はX線回折図形からβ型炭化けい素と同定されたが
、化学分析の結果遊離シリカは3.3wt%、鉄は54
0ppm、銅は10ppa+であった。
実施例2.3 シリカゲル微粉550gにフェノール樹JIIf130
0g(炭素換算で455 g)を加えよく混合した。
加えた炭素の量は理論炭素量の1.38倍に相当する。
該原料から第1表の条件で炭化けい素を合成した。得ら
れた炭化けい素はX線回折図形からβ型炭化けい素と同
定された。化学分析の結果は第1表の通りである。
比較例2.3 実施例2.3と同一の原料を使用し、第1表の条件で炭
化けい素を合成した。化学分析の結果未反応の遊離シリ
カが多く、炭化けい素の収率が極端に悪くなった。
実施例4 実施例2.3と同一の原料を使用し、3vol%のHC
Iを含むAr雰囲気中2200℃で2時間合成反応を行
なった。得られた炭化けい素はX線回折図形からβ型炭
化けい素と同定された。化学分析の結果は第1表の通り
である。
比較例4 雰囲気をAr100vol%とした他は、実施例4と全
く同一の方法で炭化けい素を合成した。得られた炭化け
い素はX線回折図形からα型炭化けい素と同定された。
化学分析の結果は第1表の通りである。
〔発明の効果〕
上述したように本発明によれば、シリカ還元法による炭
化けい素の合成において合成時に塩化水素を添加するこ
とにより、半導体製造用治具等として使用される炭化け
い素焼粘体用の原料として好適な鉄、銅等の金属不純物
の含有量が少ない高純度炭化けい素粉末を工業的に安定
して必要量を速やかに、しかも安価に供給出来た。今後
、炭化けい素の用途が広まる中で本発明の産業上の役割
は大といえる。
特許出願人  東海高熱工業株式会社 手続補正書 昭和62年 6月/♂日 特許庁長官  黒  1) 明  雄  殿16事件の
表示 昭和62年特許願第 601号 2、発明の名称 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 トウ愈イスウネッゴウギコウヵブシキヵイシャ名称 東
海高熱工業株式会社 7、補正の内容 明細書12ペ一ジ9行目の“β型”を「α型」と訂正す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シリカと炭素を出発原料として炭化けい素を製造す
    る方法において、該出発原料を塩化水素を含む非酸化性
    雰囲気中1500℃以上で合成し、炭化けい素を得るこ
    とを特徴とする高純度炭化けい素粉末の製造方法。 2、シリカとしてシリカゲルを用い、炭素としてカーボ
    ンブラックおよび/または加熱により炭素に変化する炭
    素質物質を用いて、該シリカゲルの表面及び微細な空孔
    中にカーボンブラックおよび/または加熱により炭素に
    変化する炭素質物質を含浸する特許請求の範囲第1項記
    載の高純度炭化けい素粉末の製造方法。 3、塩化水素の濃度が3vol%〜10vol%である
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の高純度炭化け
    い素粉末の製造方法。
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