JPS63167021A - エンジンの排気管装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は例えば自動二輪車の車体枠に懸架されるエン
ジンに適した排気管装置に関するものである。

従来、自動二輪車の排気管は前端部がエンジンへ固定さ
れ、消音器を構成する後端部が車体枠に支持され、然も
全体は溶接などによって分離不能に形成されている。そ
こで、この種排気管にエンジン振動や走行本の路面振動
が伝わった場合、排気管のエンノンへの接続部に大きな
応力が作用する。この応力に抗すべく、従来の自ｅ車に
おける場合と同様に排気管のエンジンへの接続部を鋳鉄
製にするなど補強しようとすると無用に重量が増加した
り、外観を損うことになる。

この発明はかかる不具合を除去することを目的とするも
ので、排気管のエンジンへ接続される面端部に多少の撓
みを許容できる弾性を有するシール部材を介在させた点
に特徴がある。

以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、第１
図において、１は自動二輪車の虫体枠で、鋼管を溶接し
て組立てられ、操向軸′ｌ？２がら後方へ伸びエンジン
３の後部を支持する主管４と、下方へ伸びエンジン３の
前方を支持する下行管５とを有し、主管４と下行管５と
の下端間が連結部６で互に連結したいわゆるクレードル
形である。７は乗置の座席シート８を支持するシートビ
ラ、９はそのステーであり、共に前記主管４に溶接され
ている。１１は車体枠１の後部に回動自在に枢支された
リヤアームであり、後端に後車輪１２を有している。リ
ヤアーム１１の上部には略三角形状の補助枠１３が固設
されており、リヤアーム１１は補助枠１３の頂部におい
て、緩衝ばね装置１４を介して車体枠１の主管４部分へ
弾性的に支持されている。１５はラジェータ、１６は排
気管、１７は吸気管、１８は気化器、１９は燃料タンク
、２０は後車輪１２の駆動チェーンである。以上の構成
は従来の自動二輪車と特に異るところはない。

さらに、この実施例ではエンジン３が車体枠１に対し、
図示してないゴムダンパを介してボルト２１．２２によ
って浮動的に懸架されている。排気管１６はその前ｍ部
１６ａが鋼管を屈曲して作られ、後端部１６ｂが鋼板を
円筒状に溶接組立してなる膨張室および消音室となって
いる。排気管１６とエンジン３とは＄２図で示す可視曲
部材によって可撓的かつ空密に連結されている。すなわ
ち、エンジンの排気孔２３端面にはスタッドボルト２４
によって内周に内向き７ランジ２５ａを突Ｉ没した留め
リング２５が螺着されており、それらの間に第１、第２
シール部材２６．２７を介して排気′ｌ７１６の曲端が
可撓的に挟持されている。１６Ｃは排気管１６の端部に
溶着されたフランジ部材であり、このフランジ部材ＩＧ
ｃの表面には第１シール部材が、裏面には第２シール部
材が接するように介在されている。第１、第２シール部
材２６．２７はステンレス細ワイヤの塊とアスベストを
主材料とする軟質の耐熱材を混成粘結して成形して弾性
を持たせたものである。尚、２８は〃スタッドである。

排気管１６の後ｎｉ　ｇｌ　６１３は車体枠１から突出
したステー２９へそのフランジ３１によって支持されて
いる。すなわち道端に設けた中高の孔２９ａにはゴムブ
ツシュ３３を介して金属ブツシュ３４が挿通支持されて
おり、ブツシュ３４はフランジ３１に設けた長孔３５を
通したボルト３６を挿通支持する。３７は袋ナツトであ
る。

このように構成された排気管装置は以下のように作動す
る。エンノン３が運転され、振動すると排気管１６の前
端部１６ａは後端部のゴムブツシュ３３によって弾性支
持されたフランジ部３１を中心として回動し、あるいは
前後方向に移動する。

このとき排気管１６がエンジン３に対して傾動しようと
すると、エンノン３と排気管１６との連結部ではフラン
ジ部材１６ｃが一側の第１シール部材２６と他側の第２
シール部材２７を押圧して傾動するが、第１、第２シー
ル部材２６．２７はその弾性でフランジ部材１６ｃの両
面に常時後しているので、通路の空密か保たれる。

以上のように、本発明によれば、エンジンの排気孔端面
と、排気管の前ｇｌ１部に設けたフランジ部材の表面と
の間に弾性を有する第１シール部材を介して連結するも
のにおいて、排気管の外周に嵌挿した留めリングの内周
に内向きフランジを突設し、この内向きフランジと前記
フランジ部材の裏面との間に弾性を有する第２シール部
材を介して重合するように留リングを排気孔端面に締付
けたので、車体枠に対しエンノンが独立に振動しても、
弾性を有する第１、第２シール部材を介在させた排気管
の前端部が撓曲するので、エンジンの自由な振動が排気
管によって妨げられることがない。

また、反面、振動は弾性を有するシール部材で吸収され
て排気管自体に大きな応力を生じないから、徘５Ａ管の
前端を強固に補強する必要がなく重量の増加が最少で足
り、また、排気管の取付部間に寸法誤差があっても、そ
れを許容できるなどの効果がある。

また、弾性を有する第１、第２シール部材をエンジン排
気孔と排気管との連結部に介在させるので、その構成が
簡単となり、シール部材の組立てとエンジンに対する排
気管の組付けとが同時に行えるので組立作業が簡単であ
るなどの効果も得られる。

【図面の簡単な説明】 図面は本発明実施の一例を示すらので、第１図は自動二
輪車の部分側面図、第２図は要部の拡大図で■−■断面
を示し、第３図は■−■断面を示す。 １・・・車体枠、３・・・エンジン、 １６・・・排気管、１６ｃ　・・・フランジ部材、２５
・・・留めリング、 ２５ａ　・・・内向きフランジ、 ２Ｇ・・・第１シール部材、 ２７・・・第２シール部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エンジンの排気孔端面と、排気管の前端部に設けたフラ
   ンジ部材の前面との間に弾性を有する第１シール部材を
   介して連結するものにおいて、排気管の外周に嵌挿した
   留めリングの内周に内向きフランジを突設し、この内向
   きフランジと前記フランジ部材の裏面との間に弾性を有
   する第２シール部材を介して重合するように留リングを
   排気孔端面に締付けたことを特徴とするエンジンの排気
   管装置。