JPS6316497Y2 - - Google Patents

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JPS6316497Y2
JPS6316497Y2 JP12869083U JP12869083U JPS6316497Y2 JP S6316497 Y2 JPS6316497 Y2 JP S6316497Y2 JP 12869083 U JP12869083 U JP 12869083U JP 12869083 U JP12869083 U JP 12869083U JP S6316497 Y2 JPS6316497 Y2 JP S6316497Y2
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JP
Japan
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mold
skin
base material
vacuum
cavity
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JP12869083U
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JPS6036214U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱成形装置の改良に関するものであ
る。
従来、自動車のトリム、ガーニツシユ等の室内
の内張り用装飾品は、外観の向上、感触性の向上
等を目的として、塩化ビニール等の樹脂シートか
らなる表皮を木質繊維板、プラスチツク板等の基
材に接着剤を介在して真空成形等の熱成形方法を
利用して貼り付けている。その一例を第3図によ
つて説明する。
第3図は従来の熱成形方法を説明する装置の概
略断面図を示す。第3図において、21は表皮で
あつて、この表皮を熱成形しようとする大きさよ
りやや大きめに裁断し、この表皮21をクランプ
機22によつて保持すると共に、ヒータ等によつ
て均一に加熱せしめた後、真空成形型23を上昇
させて表皮21で真空成形型23を覆い、表皮2
1が真空成形型23の最も高い部位24と真空成
形型23の外周の接触部位25とを結ぶ間で均一
に装架された後、真空成形型23の孔26から真
空引きが行なわれる。そして、この真空引きの過
程において、加熱された表皮21は真空成形型2
3および基材27に接触し、冷却されつつ表皮2
1が接着剤(図示せず)を介在して基材27に貼
着される。
そして、表皮21の基材27への貼着後におい
て、表皮21の端末部の剥離防止、見映え等の目
的で、基材27の端末部に表皮21を巻き込んで
いる。しかしながら、表皮21の巻き込み作業
は、熱成形後の内張り用装飾品を熱成形装置から
取り出した後、別工程にて表皮21の巻き込み代
を残して基材27の形状に沿つてトリミングし、
表皮21を折り曲げて接着剤やホツチキス等によ
つて基材27に接合しているため、内張り用装飾
品の成形過程における作業工数が増大することは
もとより作業工程数が増加するという不具合があ
る。
本考案は、上記の不具合を解消するためになさ
れたもので、その目的は熱成形時において表皮の
トリミングおよび基材端末への巻き込みを同時に
行なうことにより、作業工数および作業工程数を
低減することができる熱成形装置を提供すること
にある。
本考案の上記目的は、空洞部が形成されている
成形型の上面に、溝を形成すると共に、この溝か
ら空洞部に向けて多数の真空引き孔を形成し、こ
の成形型の上面に基材と少なくとも加熱された表
皮を載置して空洞部から真空引きする熱成形装置
であつて、この熱成形装置の成形型上方に、側方
に袖部が形成されている上型を配設し、この上型
の袖部に切刃を設けると共に、この切刃の内側に
互いに対向する側に圧縮空気を噴出するノズルを
設けたことを特徴とする熱成形装置によつて達成
される。
以下、本考案の一実施例を添付図面に従つて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る熱成形装置の成形前の状
態を示す断面図、第2図は本考案に係る熱成形装
置の成形後の状態を示す断面図である。第1図お
よび第2図において、1は成形型となる下型であ
つて、この下型1には空洞部2が形成されてお
り、プレス等の基板3に取り付けられて上下動す
るように設けられている。また、この下型1の上
面には基材Maを載置する凸部4が形成されてお
り、この凸部4の上面には格子状の溝5が形成さ
れていると共に、この溝5から空洞部2に向けて
多数の真空引き孔6が形成されている。そして、
下型1の空洞部2からは下方に向けて貫通孔7が
形成されており、この貫通孔7は下型1外に設け
られた真空ポンプ(図示せず)に通ずるパイプ8
が連結されて真空引きができるようになつてい
る。
また、下型1と対向する上方には、袖部9aが
形成されている上型9が配設されており、この上
型9の袖部9aにはトリミング用の切刃10が設
けられている。また、上型9の切刃10の内側に
は基材Maの外周形状に沿つた位置には互いに対
向する側に圧縮空気を噴出する多数のノズル11
が設けられており、このノズル11は圧縮空気用
のパイプ12を介して上型9外に設けられた圧縮
ポンプ(図示せず)に連結され、ノズル11に圧
縮空気の供給ができるようになつている。
また、下型1には上型9に設けられている切刃
10に対向する位置に凹溝13が形成されてお
り、成形時における上型9が下型1に合型された
際に切刃10が収容される。また、成形型1,9
の側方にはクランプ機14が配設されており、こ
のクランプ機14は基材Maに貼着すべく表皮
Mbを加熱から真空成形時までの間保持するため
のものである。さらに、上型9はプレス等の基板
15に取り付けられており、この基板15によつ
て上型9は上下動するようになつている。
上記のように構成された熱成形装置において、
あらためて接着剤の塗布された通気性または小孔
を有する基材Maを下型1の凸部4上に載置す
る。その後、上型9と下型1の間にクランプ機1
4によつて保持された表皮Mbを挿入する。この
時、表皮Mbは加熱しておくことが望ましい。
次に、下型1を基板3とともに上昇させ、表皮
Mbによつて下型1と表皮Mbとの間をシールす
る。そして、下型1と表皮Mbとの間に形成され
る空間を溝5、真空引き孔6、空洞2、貫通孔7
およびパイプ8を介して真空引きすることによ
り、表皮Mbが基材Maに密着して接着剤によつ
て強固に貼着される。
その後、上型9を基板15とともに下降させ、
上型9と下型1との型締めが行なわれる。この
時、上型9に設けられている切刃10によつて表
皮Mbがトリミングされると共に、基材Maの外
周に位置する上型9のノズル11から圧縮空気が
噴出され、トリミングされた表皮Mbの端末が基
材Maの端末の裏面に押し込まれて貼着される。
そして、ノズル11から噴出された圧縮空気は溝
5、真空引き孔6、空洞2、貫通孔7およびパイ
プ8を通過して外部に排出される。
そして、基材Maへの表皮Mbの貼着およびト
リミング部の貼着が完了した後、下型1が下降さ
れ、上型9が上昇されて両型1,9が離型されて
完成品として取り出される。
以上説明したように、本考案の熱成形装置にお
いては、表皮と基材とからなる内張り用装飾品を
熱成形するに際して、トリミング用の切刃および
圧縮空気が噴出するノズルが設けられている上型
を併用することにより、熱成形時において表皮の
トリミングと表皮の基材端末部への巻き込みを同
時に行なうことができるので、内張り装飾品の成
形過程における作業工数を大幅に低減することが
できる効果がある。
また、本考案においては、表皮の基材への巻き
込み作業を、従来のように成形後における別工程
で行なう必要がないので、成形過程における作業
工程数を低減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る熱成形装置の成形前の状
態を示す断面図、第2図は本考案に係る熱成形装
置の成形後の状態を示す断面図、第3図は従来の
熱成形装置の概略断面図である。 1……下型(成形型)、2……空洞部、3……
基板、4……凸部、5……溝、6……真空引き
孔、7……貫通孔、8……パイプ、9……上型、
9a……袖部、10……切刃、11……ノズル、
12……パイプ、13……凹溝、14……クラン
プ機、15……基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空洞部が形成されている成形型の上面に、溝を
    形成すると共に、この溝から空洞部に向けて多数
    の真空引き孔を形成し、この成形型の上面に基材
    と少なくとも加熱された表皮を載置して空洞部か
    ら真空引きする熱成形装置であつて、この熱成形
    装置の成形型上方に、側方に袖部が形成されてい
    る上型を配設し、この上型の袖部に切刃を設ける
    と共に、この切刃の内側に互いに対向する側に圧
    縮空気を噴出するノズルを設けたことを特徴とす
    る熱成形装置。
JP12869083U 1983-08-20 1983-08-20 熱成形装置 Granted JPS6036214U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12869083U JPS6036214U (ja) 1983-08-20 1983-08-20 熱成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12869083U JPS6036214U (ja) 1983-08-20 1983-08-20 熱成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6036214U JPS6036214U (ja) 1985-03-13
JPS6316497Y2 true JPS6316497Y2 (ja) 1988-05-11

Family

ID=30291850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12869083U Granted JPS6036214U (ja) 1983-08-20 1983-08-20 熱成形装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5440093B2 (ja) * 2009-09-30 2014-03-12 キョーラク株式会社 成形方法
KR101268789B1 (ko) * 2010-12-29 2013-05-29 (주)엘지하우시스 진공 금형 및 이를 이용한 진공 성형방법
US10717224B2 (en) 2016-09-05 2020-07-21 Toyoda Gosei Co., Ltd. Method of manufacturing product with skin

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JPS6036214U (ja) 1985-03-13

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