JPS63162163A - 砥石車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、複数の砥石片をコアの外周に固着したセグメ
ント型の砥石車に関するものである。

〈従来の技術〉 砥石車の１つとして、第３図に示すように円板形状のコ
ア１の外周に円弧状の砥石片２を一列に並べて接着剤３
により固着し、これら砥石片２間を接着剤３により接合
したものがある。

〈発明が解決しようとする問題点〉 かかる砥石車は、砥石片２のつなぎ目である接着剤３が
研削を行なわないため、接着剤３の近傍の砥石片２に大
きな研削抵゛抗が作用し、接着剤近傍の砥石片２が荒れ
る。しかも砥石片２の互いに接合する面４が砥石車の半
径方向と平行であるため、前記荒れ６が砥石車の使用と
ともに進行し、最悪の場合、ワークの外面にビビリを発
生させる問題があった。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は上述した問題点を解決するためになされたもの
で、砥石片の互いに向い合う面に砥石車の半径方向に対
して傾斜した接合面を形成し、コアの外周に砥石片を一
列に並べて接着剤により固着するとともに前記接合面を
互いに接着剤により接合したものである。

く作用〉 砥石車を回転させてワークの研削加工を行うときに、砥
石片の接着剤近傍に荒れが発生する。砥石車の使用につ
れて砥石車の外径が縮小したとき、外側にある接着剤の
位置が砥石車の円周方向にずれるため前記荒れが進行し
ない。

〈実施例〉 以下本発明の実施例を第１図、第２図に基づいて説明す
る。１０は円板形状のコアであり、材質として例えば鋼
若しくは特殊鋳鉄、セラミック等が用いられる。２０は
ＣＢＮ砥粒若しくはダイヤモンド砥粒をレジノイドボン
ド若しくはビトリファイドボンドで結合して成形した砥
石片であり、上から若しくは下から見た形状が長方形状
であり、側面から見た形状が略平行四辺形になるように
成形されている。砥石片２０の互いに接合する接合面２
１は、側面から見て傾斜した面に形成されている。

コア１０の外周には砥石片２０が一列に並んでおり、接
合面２１が互いに平行に向い合っている。

砥石片２０の円弧状の内面２２はエポキシ系の接着剤３
０によりコア１０の外周に接着され、接合面２１も接着
剤３０により互いに接合されている。

次に上述した構成に基づいて作用について説明する。コ
ア１０に砥石片２０を固着した砥石車４０を回転させ、
砥石車４０の外周によりワークの研削加工がなされる。

このとき砥石片２０の外面で接着剤３０の近傍に荒れ５
０が発生する。砥石車４０は、研削加工若しくはツルー
イングのたびに第２図の二点鎖線に示すように外径が縮
小し、この外径の縮小に伴って外側にある接着剤３０の
位置が砥石車４０の円周方向にずれるため前記荒れ５０
は進行しない。

〈発明の効果〉 以上述べたように本発明は、砥石片の互いに向い合う面
に砥石車の半径方向に対して傾斜した接合面を形成し、
コアの外周に砥石片を一列に並べて接着剤により固着す
るとともに前記接合面を互いに接着剤により接合した構
成であるので、砥石車の外径の縮小に伴い外側の接着剤
の位置が砥石車の円周方向にずれる。この結果、接着剤
近傍の砥石片の荒れが進行せず、ワークの外面にビビリ
が発生しない利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる砥石車の全体図、第２図は砥石
車の要部拡大図、第３図は従来の砥石車。 １０・・・コア、２０・・・砥石片、２１・・・接合面
、３０・・・接着剤。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 超硬質砥粒をボンドで結合して砥石片を成形し、これら
   砥石片を円板形状のコアの外周に一列に並べて接着剤に
   より固着した砥石車において、砥石片の互いに向い合う
   面に砥石車の半径方向に対して傾斜した接合面を形成し
   、これら接合面を接着剤により接合したことを特徴とす
   る砥石車。