JPS63155116A - 内視鏡装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、観察光学系の観察端と照明光学系の出射端と
の指向を変化させることにより、視野の拡大を図ること
が可能な内視鏡装置に関するものである。

［従来の技術と考案が解決しようとする問題点］一般に
、ボイラ、化学プラン１へ等に使用されているバイブに
挿入することにより、これらのバイブの接合状態等の点
検、検査を行う内視鏡装置として、例えば、特開昭５８
−１８９０８６号公報、或いは同６１　６０５８３９公
報に開示されているようなものが知られている。これら
の内視鏡装置は、上記パイプ内に挿入される内視鏡の挿
入部を密巻コイルで形成することにより、長尺に形成さ
れた上記挿入部の可撓性を向上させると共に、この挿入
部の上記パイプ内におｔフる座屈の防止を図るしのであ
る。

しかし、上記ボイラ、化学プラント等の工業用に使用さ
れているパイプには多くの屈曲部が形成されており、し
かも、これらの屈曲部にティー・チューブ、ベンド、エ
ルボ等の管継ぎ手が多用されているため、上記挿入部の
先端が、パイプとこれらの管継ぎ手との段差に係合づる
ことにより、この部位より先への挿入が困難となる場合
がある。

これに対処するに、特開昭６０−１５００２２号公報に
は、挿入部の先端を例えば球状に形成し、この球の外周
がパイプと管継ぎ手との段差を滑動することにより内視
鏡装置のこのパイプに対する挿通性を高める技術が開示
されている。

しかしながら、この先行技術によると、挿入部先端の球
状体に対物レンズ及び配光レンズ等が固定して設けられ
ているため、例えばこの対物レンズ等が挿入方向に設け
られている直視型であれば、パイプの側壁の点検、検査
を行うことが出来ず、この側壁の観察を行う必要のある
場合には、上記パイプ等に挿通されている内視鏡を抜去
し、その上で、側視型の内視鏡を再び上記パイプ等にｔ
１１＋人し直して観察を行う必要があるため作業が煩雑
であるという問題点が未解決のまま残されている。

これに対処するには、挿入部先端が上記バイブ内で湾曲
Ｊることが可能な程度に上記球状体を小径に形成するこ
とも考えられるが、この球状体を小径に形成づ゛ると、
この球状体に設けられている上記対物レンズ、配光レン
ズは更に小径となり、これらのレンズに接続されている
イメージガイド及びライトガイドの本数をも削減するこ
とが必要になるため、上記内視鏡の観察性能が低下づる
可能性がある。

［発明の目的］ 本発明はｉｙｉ述の事情に鑑みてなされたものであり、
観察性能が低下することがなく、挿入し直さなくとも、
細径部の軸心方向と側壁方向とを観察することが可能な
内視鏡装置を提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 本発明による内視鏡装置は、挿入部がコイル状部材にて
形成され、この挿入部の先端に、細径部に対するこの挿
入部の挿通性を高める球状部材が設けられており、更に
、上記球状部材に形成された収納部に内視鏡先端の対物
部が、指向方法を変更自在に配設されているものである
。

この構成により、挿入部及びこの挿入部に設けられた球
状部材が細径部に挿入された際に、上記球状部材に設け
られた対物部の指向を変更して、この対物部を介して上
記細径部の軸心方向及び側壁方向等のＩＱ察を行う。

［発明の実施例］ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図乃至第４図は本発明による内視鏡装置の第一実施
例に係り、第１図は内視鏡先端部の所面側面図、第２図
は内視鏡先端部の正面図、第３図は内視鏡装置の全体斜
視図、第４図は挿入部が細径部の一例であるパイプに挿
入されている状態を示づ動作状ｒｒ４説明図である。

口れらの図において符号１は内視鏡であり、この内視鏡
１は、接眼部１ａが設けられている手元操作部１ｂと、
この手元操作部１ｂの前方に延設されている挿入部１ｄ
とから構成されており、この挿入部１ｄの先端部１ｅに
球状部材３が装着されている。

上記挿入部１ｄはコイル状部材２にて形成されており、
このコイル状部材２の外周が例えばゴム。

ウレタン等の伸縮性を有する外皮２ａにて被覆されてい
る。第１図に示す如く、上記先端部１ｅのコイル状部材
２外側には例えばプラスティックにて形成された球状部
材３がビス３ａにより固定されている。この球状部材３
の基端にはリブ３ｂが形成されており、このリブ３ｂは
上記外皮２ａの終端部にて覆われている。

また、この球状部材３には上記リブ３ｂと同心に形成さ
れた内孔３ｅが形成されており、この内孔３ｅが上記挿
入部１ｄの内部１ｅと連通されている。上記コイル状部
材２は上記内孔３ｅに挿入されており、このコイル状部
材２の終端部２ｂが上記内孔３ｅに形成された段部３ｆ
に当接されることにより上記球状部材３のコイル状部材
２に対する位置決めが行なわれるようになっている。

また、上記球状部材３のＯｆｆ方には収納部３Ｃが形成
されており、この収納部３０は上記内孔３ｅに連通され
ている。この収納部３Ｃ内には対物部４の、円筒状に形
成された光学系保持部材４ａがシャフト４ｂにより揺動
自在に枢支されている。

この光学系保持部材４ａにはこの光学系保持部材４ａの
指向方向変更手段の一例である操作ワイヤ８の一端が固
定されており、この操作ワイヤ已により上記光学系保持
部材４ａが上記シャフト４ｂを中心に揺動するように構
成されている。

この光学系保持部材４ａには軸心方向に複数の孔４ｃ、
４ｄが形成され、この孔４ｃ、４ｄの内視鏡先端方向に
各々対物レンズ系６ａと配光レンズ７ａとが装着されて
いる。この対物レンズ系６ａと配光レンズ７ａとには夫
々イメージガイド６の一端とライトガイド７の一端とが
接続されている。このイメージガイド６とライトガイド
７は上記孔４Ｃ，４ｄ内から球状部材３の内孔３ｅを介
して挿入部１ｄの内部１ｅへ延出され、更に、この内部
１ｅを通って内視鏡の手元操作部１ｂへ達している。こ
の手元操作部１ｂ内には、この手元操作部１Ｃの外側に
突出形成された操作ハンドル９ａにより操作されるプー
リ９が配設されており、上記操作ワイヤ８はこのプーリ
９に巻回されて、上記操作ハンドル９ａを操作すること
によりこの操作ワイＶ８を介して上記対物部４の光学系
保持部材４ａをシ１１フト４ｂを中心に回動させること
が出来るように構成されている。

また、この手元操作部１ｂにはケーブル１１が接続され
ており、上記ライトガイド７はこのケーブル１１内を通
り図示しない光源に接続されている。更に、上記イメー
ジガイド６の他端は上記接眼部１ａ内に配設された接眼
レンズ１２に対向されている。

次に、前述の構成による内視鏡装置の挿入部１ｄを、バ
イア１３．１４等で形成されている細径部の一例である
内孔１７に挿通される場合を説明する。

第４図に示す如く、内視鏡１の挿入部１ｄを内孔１７へ
沖入りるとこの挿入部１ｄに固定された球状部材３の外
周が上記内孔１７の側壁１７ａ当接し、更に上記挿入部
１ｄを挿入すると、上記球状部ｖＪ３の外周が上記側壁
１７ａを滑動して、上記挿入部１ｄは湾曲する。この場
合、この挿入部１ｄはコイル状部材２にて形成され、こ
のコイル状部材２の外周が伸縮性を有する外皮２ａにて
被覆されているため容易に湾曲することが可能であり、
また、この挿入部１ｄの先端部１ｅに固定された球状部
材３の外周は上記側壁１７ａに存在することのある巽物
等の障害物を容易に乗り越えることが可能であるため、
この挿入部１ｄは上記内７Ｌ１７内に容易に挿通される
ことが可能である。

また、この状態でライトガイド７を図示しない光源に接
続して上記内孔１７内を照明し、接眼部１ａの接眼レン
ズ１２からこの内孔１７内を観察する。

そして、必要に応じてこの内視鏡１の手元操作部１ｂに
配設されている操作ハンドル９ａを操作すると、プーリ
９が回動し、このプーリ９に巻回されている操作ワイヤ
８を介して上記球状部材３の収納部３Ｃ内に枢支されて
いる光学系保持部材４ａがシャフト４ｂを介して回動す
る。この光学系保持部材４ａには接眼レンズ１２に接続
されているイメージガイド６の一端が接続された対物レ
ンズ系６ａと、光源に接続さ″れているライトガイド７
の一端が接続された配光レンズ７ａとが設（プられてお
り、上記光学系保持部材４ａの回動に伴って配光レンズ
７ａにより照明される内孔１７内の部位が移動され、ま
た、観察される部位も移動される。この移動される部位
の１察像は上記対物レンズ系６ａにより結像され、この
結像は上記対物レンズ系に接続されているイメージガイ
ド６゜接眼レンズ１２を介して接眼部１ａでＩ！察づる
ことができる。よって、操作ハンドル９ａを操作するこ
とにより上記内孔１７内の側壁１７８等希望の部位を観
察することが可能である。

第５図は本発明の第二実茄例に係る内視鏡先端部の断面
側面図である。尚、前述の第一実施例と同じ部材及び同
様の鋤きをな１部材には同一符号を則して説明を省略す
る。

この実施例では球状部材３の形成されている収納品３Ｃ
の縁辺部分にテーバ部３ｄが形成されていると共に、こ
の収納部３Ｃの底部に保持部材１９が嵌合されており、
この保持部材１９に、外皮２０ａで被覆されている弾性
体２０を介して光学系保持部材４ａが固定されている。

また、この光学系保持部Ｕ４ａには二対の操作ワイせ８
の一端が固定されてＪ３す、この操作ワイ）７Ｂは上記
球状部材３に形成された、一端が光学系保持部Ｕ４ａの
側面に開口Ｊる、湾曲した二対の孔２１内に挿通された
後内孔１ｅを介して手元操作部１ｂのプーリ９に巻回さ
れている。

このような構成による内視鏡装置では、光学系保持部１
４ａが弾性体２０を介して固定されているため、この光
学系保持部材４ａの指向する方向を変更することが容易
であると共に、この光学系保持部材４には二対の操作ワ
イヤ８が固定されているため上記光学系保持部材４ａの
指向方向を上下、左右及び回転させて変更することが可
能ひある。また、上記操作ワイヤ８の操作を停止すると
、光学系保持部材４ａは常時挿入部１ｄの挿入方向に向
けられる。

第６図は本発明の第三実施例に係る内視鏡先端部の断面
側面図である。

この実施例では第二実施例にて収納部３ｃに嵌合されて
いた保持部材１９を廃し、光学系保持部材４ａを上記収
納部３Ｃの底面に当接させた弾性部材２０により保持し
、更に前実施例で球状部材３に形成された穴２１を廃し
たものである。尚、上記弾性部材２０は前実施例に使用
されている弾性部材より６条数が少なく形成されており
、上記光学系保持部材４８は上記収納部３Ｃに対して突
没可能に構成されている。

このように構成された内視鏡装置では保持部材１９が廃
された分だけ製作が容易であると共に、弾性体２００条
数が少なく形成されているために操作ワイヤ８を同時に
引張することにより、光学系保持部材４ａと観察される
部位との距離の微調整を行うことが可能である。

第７図は本発明の第四実施例に係る内視鏡先端部の断面
側面図である。

この実施例では球状部材３の収納部３Ｃに保持部材１つ
が嵌合されており、この保持部材１９に一般の内視鏡装
置の湾曲部に使用されている、所ぎ１関ｌＩｎ２２の一
端が固定され、この開直２２の他端に光学系保持部材４
ａがｌｌｉされたものである。

この光学系保持部材４ａは上記収納部３Ｃからこの収納
部３Ｃの外部へ露呈されている。

この構成では光学系保持部材４ａが装着された関節２２
が他の実施例に比して長いものであるため上記光学系保
持部材４ａの指向する方向を変更する範囲が広いもので
あり、より広範囲の部位の観察が可能であるという効果
を有する。

これらの実施例では球状部材３が例えばプラスティック
にて形成されているが、この球状部材３の材質はその外
周にある程度滑動性を有する部材であれば、他の材質で
形成することも可能である。

また、これらの実施例では観察レンズ系６ａ。

イメージガイド６等により観察光学系が形成されるよう
構成したが、この観察光学系は例えば固体ＭＱ＠素子を
使用する等他の構成も可能である。また、照明光学系ら
ライドガイド７及び配光レンズ７ａとによる構成に限ら
ず、例えばこの配光レンズ７ａを廃して上記ライトガイ
ド７の端面を研磨する等他の構成にすることも可能であ
る。

更に、これらの実施例では細径部の一例としてパイプ１
３．１４がエルボにて固定されている内孔１７に、挿入
部１ｄが挿入される状態を説明したが、本発明による内
視鏡装置は例えばティー・デユープ、ベンド等地の部材
による細π部に使用可能であることは勿論である。

［発明の効果Ｊ 以上説明したように、本発明による内視鏡装置では観察
性能が低下りることなく、細径部の軸心方向と側壁方向
とを一つの内視鏡装置にて観察づることが可能であると
いう効果を右り゛る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明による内視鏡装置の第一実施
例に係り、第１図は内視鏡先端部の断面側面図、第２図
は内視鏡先端部の正面図、第３図は内視鏡装置の全体斜
視図、第４図は挿入部が細径部の一例であるパイプに挿
入されている状態を示１勅作上説明、第５図は本発明の
第二実施例に係る内視鏡先端部の断面側面図、第６図は
本発明の第三実施例に係る内視鏡先端部の断面側面図、
第７図は本発明の第四実施例に係る内視鏡先端部の断面
側面図である。 １ｄ・・・挿入部 ２・・・・・・コイル状部材 ３・・・・・・球状部材 ３Ｃ・・・収納部 ４・・・・・・対物部 第１図 →Ｃ 第２図 第５図 第６図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）挿入部がコイル状部材にて形成され、この挿入部
   の先端に、細径部に対するこの挿入部の挿通性を高める
   球状部材が設けられている内視鏡装置において、 前記球状部材に収納部が形成され、この収納部に内視鏡
   先端の対物部が、指向方法を変更自在に配設されている
   ことを特徴とする内視鏡装置。
2. （２）前記光学系保持部材が上下／左右に指向を変更す
   ることが可能に構成されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の内視鏡装置。
3. （３）前記光学系保持部材が前記収納部に対して突没自
   在に設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の内視鏡装置。
4. （４）前記光学系保持部材が回転可能に構成されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の内視鏡装
   置。