JP7049949B2 - 内視鏡用ガイドチューブ - Google Patents
内視鏡用ガイドチューブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7049949B2 JP7049949B2 JP2018127781A JP2018127781A JP7049949B2 JP 7049949 B2 JP7049949 B2 JP 7049949B2 JP 2018127781 A JP2018127781 A JP 2018127781A JP 2018127781 A JP2018127781 A JP 2018127781A JP 7049949 B2 JP7049949 B2 JP 7049949B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- guide tube
- tip
- tube member
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Description
なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に関わる内視鏡装置の構成を示す構成図である。
図1に示すように、内視鏡装置1は、内視鏡2と、内視鏡2に接続された本体装置3と、ガイドチューブ4とにより主要部が構成されている。ガイドチューブ4は、内視鏡2の挿入部5の外周部を覆うように装着される。
内視鏡2は、細長で可撓性を有する挿入部5と、挿入部5の基端部に接続された操作部6と、操作部6から延出された可撓性を有するユニバーサルコード7とにより主要部が構成されている。
挿入部5は、挿入部5の先端から順に、硬質な先端部5aと、湾曲部5bと、可撓性部材にて形成された長尺な可撓管部5cとが連設されており、可撓管部5cの基端部が操作部6に接続されて構成されている。湾曲部5bは、操作部6のジョイスティック6aの傾倒操作に応じて、例えば上下/左右方向に湾曲する。
光学アダプタ8が、先端部5aの先端面に装着可能となっている。光学アダプタ8は、アダプタ本体8aと、取り付け部8bとを有している。円柱形のアダプタ本体8aの先端面には、観察窓9と、照明部10が配設されている。
照明部10は、観察窓9を囲むように配設された複数の照明窓からなる。各照明窓の後ろ側には、光ファイバ束の一部の先端面が配置されている。挿入部5内には、光ファイバ束のライトガイド(図示せず)が挿通されている。
挿入部5の先端部5aは、内部に、撮像光学系の一部と、撮像素子とを有する。
操作部6から延出したユニバーサルコード7の端部が接続された本体装置3は、例えば箱状を有しており、外装筐体により覆われた内部には、画像処理用のCPU等の電気部品や、上述した光源に電源を供給する図示しないバッテリユニット、内視鏡画像を記録する記憶装置等が配設されている。
また、内視鏡2の撮像素子により撮像された内視鏡画像を表示するモニタ3aが、本体装置3の外装筐体に対して開閉自在に固定されている。尚、モニタ3aは、外装筐体に対し着脱自在であっても構わない。
ガイドチューブ4は、パイプ部材4aと、コイル部4bと、チューブ部材4cとを有する。
すなわち、パイプ部材4aは、挿入部5の先端部5aが挿入されて、先端部5aを保護する保護パイプ部材である。
コイル部4bは、ステンレスなどの金属製の平板部材を、螺旋状に疎巻きにして形成されたコイルである。
さらになお、コイル部4bは、平板部材の螺旋管ではなくは、断面が円形の部材の螺旋状のコイルでもよい。
さらに、コイル部4bは、そのコイル部4bの内径がパイプ部材4aの第2のパイプ部4a2の外径より小さいコイルでもよい。その場合、コイル部4bは、コイル部4bの内径を広げるようにコイル部4bの軸周りに捻るようにして第2のパイプ部4a2に装着される。
コイル部4bの基端部分は、チューブ部材4cの先端側から挿入可能な外径を有する。
以上のように、コイル部4bは、先端部分がパイプ部材4aの基端部に接続され、基端部分の一部がチューブ部材4cの先端側から挿入可能に構成され、長手軸方向において伸縮可能でかつ弾発性を有する螺旋部材である。
チューブ部材4cは、ウレタンなどの樹脂製の可撓性を有するチューブである。ここでは、チューブ部材4cは、表面に凹凸のない透明なチューブである。
チューブ部材4cを挿入部5に被せるように、チューブ部材4c内に挿入部5が挿入される。次に、コイル部4bの基端から挿入部5の先端部5aをガイドチューブ4に挿入して、先端部5aをパイプ部材4aの先端側に突出させる。
図3に点線の矢印で示すように、光学アダプタ8が、パイプ部材4aの先端側から突出した先端部5aに装着される。
図4は、光学アダプタ8が装着された挿入部5の先端部分に、ガイドチューブ4を装着したときの、挿入部5の先端部分の断面図である。図5は、光学アダプタ8が装着された挿入部5の先端部分に、ガイドチューブ4を装着したときの、挿入部5の先端部分の側面図である。
また、図4及び図5の状態の場合、チューブ部材4c内においては、コイル部4bは自由に移動可能であるが、チューブ部材4cの先端開口4c1から距離Lxだけ飛び出ている部分は、点線の矢印L2で示すように、挿入部5の長手軸に直交する方向において、大きく揺動可能となっている。
(作用)
次に、上述したガイドチューブ4の作用について説明する。
内視鏡2を被検体内に挿入するときの、ガイドチューブ4の作用について、説明する。
検査が終了後、内視鏡2を被検体内から引き抜く。
被検体が、曲がり角度が大きい管路であったり、被検体の内壁に凹凸があったりしても、コイル部4bにより、パイプ部材4aは、挿入部5の長手軸方向において伸縮すると共に、挿入部5の長手軸に直交する方向に揺動する。
よって、上述した実施の形態によれば、挿入部5の挿入性及び抜去性を向上させた内視鏡用ガイドチューブを提供することができる。
また、パイプ部4a2の外径よりも若干小さい内径を有するコイル部4bをコイル部4bの内径を広げるように捻って、パイプ部4a2に被せることでパイプ部4a2におけるコイル部4bの外径をチューブ部材4cの内径よりも大きくするように設定するようにしてもよい。その場合、コイル部4bの素線の厚みをΔtとしたとき、パイプ部4a2とコイル部4bは、da2<パイプ部4a2の外径+2Δtのサイズの関係を有する。
前述したものは、チューブ部材4cの内部にコイル部4bを挿通しているが、チューブ部材4cが樹脂で、チューブ部材4cとコイル部4bの間には、摺動抵抗が存在する。その摺動抵抗により、チューブ部材4は、コイル部4bを、適当な所で留めているが、コイル部4bにある程度の力がかかると長手方向に摺動する。
これに対して、コイル部4bの素線の厚みをda2<パイプ部4a2の外径+2Δtの関係になるように設定することでチューブ部材4c内部にパイプ部4a2が入り込むことなく、確実にチューブ部材端面から距離Lx離れるようにできる。その結果、チューブ部材4c内にパイプ部材4aが入り込むことがなくなるので、パイプ部材4aの動きがチューブ部材4cによって規制されず、パイプ部材4aの動きの自由度が確保され、被検体に引っ掛かることが少なくなる。
さらにまた、パイプ部4a1の内側に凸部を設けて、光学アダプタ8aに凸部が押し当てられて装着するようにしても良い。
さらに、パイプ部4a1の内面に摩擦を増やすようなゴム部材を貼り付けて、光学アダプタ8aにゴム部材を接触させて摩擦力で固定するようにしても良い。パイプ部4a1の内部に光学アダプタ8aが収納されると、光学アダプタ8aがゴム部材によりパイプ部4a1の外に出にくくなり、ガイドチューブを操作している間、先端部5aが確実にパイプ部4a1に収納され、被検体との接触による削れなどによる傷が付くことが防止される。
さらに、コイル部材4bの内径の少なくとも基端側を内視鏡の挿入部5の外径よりも細い形状でコイル部材4bの長さを湾曲部5bの長さよりも長く設定して、コイル部4bの内径を広げるように捻って挿入部5に装着、固定する構造でも良い。このような構成によれば、確実に光学アダプタ8をパイプ部材4aに装着、湾曲部5bの外側にコイル部4bを装着できると共に、先端の光学アダプタ8と湾曲部5bを保護することができる。よって、チューブ部材4cから内視鏡の突出する長さがある程度長くなっても、先端側の光学アダプタ8と湾曲部5bがパイプ部材4aとコイル部4bで保護されて、被検体との接触による削れなどのダメージを受けることが少なくなる。
以上のように、上述した実施の形態によれば、内視鏡の挿入部の先端部を保護しつつ、挿入部の挿入性及び抜去性を向上させた内視鏡用ガイドチューブを提供することができる。
各変形例において、上述した実施の形態及び他の変形例の構成要素と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成要素のみについて説明する。
第1の実施の形態では、チューブ部材4cは、内視鏡2の挿入部5に挿通されているだけであるが、チューブ部材4cに、チューブ部材4cを挿入部5に対して固定するための固定部を設けてもよい。すなわち、本変形例1の内視鏡用ガイドチューブは、チューブ部材4cの基端部に、チューブ部材4cを挿入部5に対して固定する固定部を有する。
チューブ部材4cの基端部には、挿入部5をチューブ部材4cに対して固定するための固定部21が設けられている。
固定部21は、チューブ部材4cの基端部に接続され、把持部22と、回動部23と、回動部23の基端側に設けられた折れ止め部24とを有して構成されている。
なお、把持部22及び回動部23は、ポリカーボネイト等の樹脂製でもよい。
(変形例2)
上述した変形例1では、挿入部5に対してチューブ部材4cを固定するための固定部21が、チューブ部材4cに設けられているが、コイル部4bの基端部の内径を小さくすることに、挿入部5に対してコイル部4bを固定するようにしてもよい。
本変形例2のガイドチューブ4Aのコイル部4bは、互いに異なる内径を有する複数の、ここでは3つのコイル部を有する。
第1のコイル部4b1の基端に口金4d1により第2のコイル部4b2の先端が接続されている。第1のコイル部4b1の基端と第2のコイル部4b2の先端は、口金4d1に溶接などにより接続されている。
第3のコイル部4b3の内径は、挿入部5の外径よりもわずかに大きい。図9に示すように、挿入部5をガイドチューブ4Aの基端から挿入することができる。
すなわち、螺旋部材であるコイル部4bは、挿入部5を固定する固定部としての第3のコイル部4b3を有する。
(変形例3)
上述した実施の形態では、チューブ部材4cは、コイル部4bに対して固定されていなが、チューブ部材4cを、コイル部4bに対して固定できるようにしてもよい。
本変形例3のガイドチューブ4Bのチューブ部材4cは、口金25を有している。口金25は、チューブ部材4cの基端部に接着剤などにより固定されている。口金25には、固定用の螺子26が、口金25に設けられた孔に形成された螺子部に螺合している。
螺子26を回すことにより、コイル部4b1の板状部材の隙間に配置させると、チューブ部材4cは、チューブ部材4cの長手軸方向の動きが規制される。すなわち、口金25に設けられた螺子26は、チューブ部材4cの長手軸方向における、コイル部4b1に対しての移動を規制する移動規制部を構成する。
なお、チューブ部材4cのコイル部4b1に対する固定は、チューブ部材4cの基端側の螺子26の位置で行うものであり、チューブ部材4cの先端側はコイル部4b1に対して固定されていない。そのため、コイル部4b1の先端側は収縮することでチューブ部材4cに対して摺動できるため被検体に対してガイドチューブの先端が当たっても力が直接かからず、無理やり押し込んで引っ掛かるようなことが防げる。
(変形例4)
変形例3のチューブ部材4cは、全体に同じ厚さを有しているが、チューブ部材4cの先端側部分は、一部に基端側部分の厚さよりも薄い部分を有するようにしてもよい。
本変形例4のガイドチューブ4Cは、変形例3のガイドチューブ4Bと略同じ構成を有している。但し、チューブ部材4cAの先端側部分には、外周面に複数の周溝4cxが形成されている。
外周面に複数の周溝4cxが形成されているので、チューブ部材4cAの先端側部分は、変形例3のチューブ部材4cよりも、曲がり易くなっている。
よって、被検体が渦巻き状の配管などへの挿入性を向上させることができる。
(変形例5)
変形例4のチューブ部材4cAの先端側部分は、一部に基端側部分の厚さよりも薄い部分を有しているが、チューブ部材の先端側部分に、螺旋溝に設け、その溝にコイルを巻き付けるようにしてもよい。
本変形例5のガイドチューブ4Dは、変形例3のガイドチューブ4Bと略同じ構成を有している。但し、チューブ部材4cBの先端側部分は、円筒部4cB1と、円筒部4cB1の基端に設けられた螺旋溝部4cB2を有する。弾性を有するステンレス製のコイル27が、その螺旋溝部4cB2の谷部に巻き付けられている。
チューブ部材4cBの先端側の螺旋溝部4cB2は、基端部分に比べて柔軟で、挿入部5を挿入するときの被検体内の内壁との抵抗が低減するので、被検体が、例えば螺旋型の配管であるとき、挿入部5の被検体内への挿入性が向上する。
(変形例6)
変形例1では、チューブ部材4cを挿入部5に対して固定する固定部は、チューブ部材4cの基端部に設けられているが、ガイドチューブ4のパイプ部材4aの先端部が被検体内の凸部などに突き当たったときに、挿入部5が基端方向にスライドするようにしてもよい。
チューブ部材4cには、上述した口金25が固定されており、螺子26が、口金25に設けられた孔に形成された螺子部に螺合している。よって、チューブ部材4cは、長手軸方向において動かないようにコイル部4bに対して固定されている。
固定部21が、螺子などにより密着コイル29の基端部に固定されている。固定部21は、上述したように、挿入部5に対してチューブ部材4cを固定する。
すなわち、密着コイル29は、チューブ部材4cの基端側部分に固定されている。密着コイル29の先端は、チューブ部材4cの基端側部分に固定され、密着コイル29の基端は、挿入部5に固定されている。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、ガイドチューブ4のパイプ部材4aは、チューブ部材4cの先端開口から先端方向に突出させることができるが、本実施の形態では、ガイドチューブは、チューブ部材4cの先端開口から先端方向に突出させたときに、コイル部を湾曲できるようにしている。
本実施の形態のチューブ部材4cCは、その長手軸方向に沿った孔31が形成されている。孔31は、チューブ部材4cCの先端面の開口31aを有している。チューブ部材4cCの基端部分には、口金32が接着剤などにより固定されている。
孔31と33bには、ステンレスなどの金属製のワイヤー35が挿通される。ワイヤー35の先端部には、パイプ部材36が溶接などにより固定されている。
ワイヤー35の基端部は、把持部34に固定される。例えば、ワイヤー35の基端部に図示しないパイプ部材を溶接などにより固定し、そのパイプ部材を、把持部34に形成された凹部などに係止させることにより、ワイヤー35の基端部は、把持部34に固定される。
以上のように、把持部34とワイヤー35は、螺旋部材であるコイル部4bを、チューブ部材4cCに付けられた曲げ癖の曲げ方向と同じ方向へ湾曲させる湾曲機構を構成する。
ワイヤー35が基端方向に引かれることにより、ガイドチューブ4Fのコイル部4bが、チューブ部材4cCの曲がり癖の方向と同じ方向に湾曲する。
すなわち、本実施の形態のガイドチューブ4Fによれば、配管の曲がり方向側の内壁を観察することができる。
よって、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を生じると共に、配管の曲がり方向側の内壁を観察することができる。という効果も生じる。
(変形例7)
第2の実施の形態では、ガイドチューブには、挿入部だけが挿通されるが、本ガイドチューブ内には、挿入部と一緒に、他の内蔵物も挿通してもよい。
本変形例のガイドチューブ4Gは、チューブ部材4cと、他の内蔵物が挿通可能な別のチューブ部材4cDを有する。よって、チューブ部材4cDは、可撓性を有する。チューブ部材4cDの内径は、チューブ部材4cの外形よりも大きい。
チューブ部材4cD内には、チューブ部材4cだけでなく、他の内蔵物として、エア用チューブ41とドリル用チューブ42も挿通されている。
モータ42aが、ドリル用チューブ42の基端に接続されている。可撓性を有する金属製の軸部材42bが、ドリル用チューブ42内に挿通され、先端部には、ドリル部材42cが固定されている。なお、軸部材42bの先端部に設けられたドリル部材42cは、砥石部材でもよい。
2本のワイヤー35aの先端は、パイプ部材43の基端部に互いに離れて固定されている。
よって、ユーザは、必要なときに、把持部34を基端方向に引くと、ガイドチューブ4Gの先端は、図16に示すように、所定の方向に湾曲する。
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態のガイドチューブでは、ガイドチューブのチューブ部材は、曲げ癖を有しているが、チューブ部材に複数のスリットを設けることにより、チューブ部材が曲がり易くなるようにしてもよい。
ガイドチューブ4Hのチューブ部材4cEは、先端側部分に複数のスリット51が形成されている。各スリット51の孔は、チューブ部材4cEの薄肉部を貫通する貫通スリットである。
さらに、板部材53は、図17において、ガイドチューブ4Hを下方から見たときに、各スリット51の中央部に配置される。
すなわち、複数のスリット51は、チューブ部材4cEの先端側部分に形成された、チューブ部材4cEの長手軸方向に沿って、長手軸方向に直交する方向に形成されている。そして、可撓性を有する板部材53は、チューブ部材4cEの長手軸方向に対して複数のスリット51側において、チューブ部材4cEの複数のスリット51より基端側部分と、パイプ部材4aとを固定している。
図18は、図17のガイドチューブ4Hが被検体内に挿入された状態を示す図である。
(第4の実施の形態)
第1の実施の形態では、光学アダプタのサイズが大きいため、挿入部がガイドチューブに挿入された後に、光学アダプタが挿入部の先端部に装着されるが、本実施の形態では、光学アダプタが挿入部の先端部に装着された状態で、ガイドチューブが取り付けられるようにしている。
本実施の形態のパイプ部材4aの第1のパイプ部4a1Aの先端部には、内向フランジ部61が設けられている。
よって、内向フランジ部61は、挿入部5の先端部5aをパイプ部材4aの先端面から突出させないように動きを規制する規制部を構成する。
よって、本実施の形態のガイドチューブ4Iは、チューブ部材4cの基端から挿入部5を挿入することによって、挿入部5と共に、被検体内に挿入可能となる。
図20は、第1のパイプ部4a1Aが、内径方向に突出する爪を有するガイドチューブ4I1の斜視図である。
次に、上述した4つの実施の形態に共通の変形例について説明する。
(変形例8)
上述した各実施の形態では、パイプ部材4aは、金属製の円筒部材であり、コイル部4bは、金属製の疎巻きの断面が円の線材により構成されているが、パイプ部材4aとコイル部4bは、螺旋管でもよい。
本変形例1では、パイプ部材4aは、ケーシングチューブなどの螺旋管4aAである。同様に、コイル部4bは、螺旋管4aAの基端部に固定されたケーシングチューブなどの螺旋管4bAである。
特に、螺旋管としてケーシングチューブを用いると、パイプ部材4aとコイル部4bを、簡単でかつ安価に作成することができる。
(変形例9)
上述した各実施の形態の形態では、固定部21などを用いて、チューブ部材を挿入部5に対して固定したり、螺子などによって、チューブ部材をコイル部に固定したりしているが、一時的にチューブ部材をパイプ部に固定できるようにしてもよい。
ガイドチューブ4Jのパイプ部71は、テフロン(登録商標)などの樹脂製の軟性部材である。パイプ部71の先端側部分の内径は、挿入部5の先端部5aに装着された光学アダプタ8の外径よりもわずかに大きい。
パイプ部71の基端には、螺旋管のコイル部72の先端部が接着剤などにより固定されている。なお、ここでは、コイル部72に、螺旋管であるが、疎巻きコイルでもよい。
よって、本変形例によれば、ガイドチューブを簡単に光学アダプタに対して固定したり、離したりすることができる。
なお、パイプ部材71の内径を光学アダプタ8の先端部外径と略同一もしくは若干小さく設定することにより、パイプ部材71の内周面が光学アダプタ8の外周面にぴったりと密着して、光学アダプタ8がパイプ部材71に取り付けられるようにしてもよい。
(変形例10)
なお、パイプ部材4aの内周面をハレーション防止用に、黒色の塗料を塗ってもよい。
図24に示すように、パイプ部4a1Cの内周面には、黒色の塗料81が塗布されている。
なお、図24においては、図23における斜め方向に向かう照明部の照明方向に、パイプ部4a1Cは、切り欠き部82を有している。
(変形例11)
なお、パイプ部材4aの第1のパイプ部4a1は、先端方向に向かって内径が大きくなるように広がった形状を有していてもよい。
パイプ部4a1Dは、先端方向に向かって広がる形状を有している。
本変形例11によれば、得られる内視鏡画像におけるハレーションの発生を抑制することができる。
Claims (16)
- 内視鏡の細長の挿入部が挿通可能で、可撓性を有するチューブ部材と、
前記挿入部の先端部が挿入されて、前記先端部を保護する保護パイプ部材と、
先端部分が前記保護パイプ部材の基端部に接続され、基端部分の一部が前記チューブ部材の先端側から挿入可能に構成され、前記チューブ部材の長手軸方向において伸縮可能でかつ弾発性を有する螺旋部材と、
を有する、ことを特徴とする内視鏡用ガイドチューブ。 - 前記チューブ部材の外径をda1、前記チューブ部材の内径をda2、前記保護パイプ部材の外径をda3、及び前記螺旋部材の外径をda4としたとき、da4<da2<da3<da1の関係を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記チューブ部材を、前記挿入部に対して固定するための固定部をさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記螺旋部材は、前記挿入部を固定する固定部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記チューブ部材は、前記チューブ部材の前記長手軸方向における、前記螺旋部材に対しての移動を規制する移動規制部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記チューブ部材の先端側部分は、前記チューブ部材の基端側部分よりも厚さの薄い部分を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記チューブ部材は、先端側部分に、螺旋溝と、前記螺旋溝に巻き付けられたコイルとを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記チューブ部材の基端側部分に固定されたコイルを有し、
前記コイルの先端は、前記チューブ部材の基端側部分に固定され、
前記コイルの基端は、前記挿入部に固定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。 - 前記螺旋部材を、前記チューブ部材に付けられた曲げ癖の曲げ方向と同じ方向へ湾曲させる湾曲機構を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記チューブ部材と、他の内蔵物が挿通可能な別のチューブ部材を有する、ことを特徴とする請求項9に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記チューブ部材の先端側部分に形成された、前記チューブ部材の前記長手軸方向に沿って、前記長手軸方向に直交する方向に形成された複数のスリットと、
前記長手軸方向に対して前記複数のスリット側において、前記チューブ部材の前記複数のスリットより基端側部分と、前記保護パイプ部材とを固定する、可撓性を有する板部材を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。 - 前記保護パイプ部材は、前記挿入部の前記先端部を前記保護パイプ部材の先端面から突出させない規制部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記保護パイプ部材と前記螺旋部材は、螺旋管である、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記保護パイプ部材は、軟性部材である、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記保護パイプ部材の内周面には、黒色の塗料が塗布されている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
- 前記保護パイプ部材は、先端方向に向かって内径が大きくなるように広がった形状を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018127781A JP7049949B2 (ja) | 2018-07-04 | 2018-07-04 | 内視鏡用ガイドチューブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018127781A JP7049949B2 (ja) | 2018-07-04 | 2018-07-04 | 内視鏡用ガイドチューブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020008649A JP2020008649A (ja) | 2020-01-16 |
JP7049949B2 true JP7049949B2 (ja) | 2022-04-07 |
Family
ID=69151378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018127781A Active JP7049949B2 (ja) | 2018-07-04 | 2018-07-04 | 内視鏡用ガイドチューブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7049949B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080080051A1 (en) | 2006-09-28 | 2008-04-03 | Pentax Corporation | Distal end optical unit for electronic endoscope |
JP2008526360A (ja) | 2005-01-05 | 2008-07-24 | アヴァンティス メディカル システムズ インコーポレイテッド | 複数の視覚素子を備えるカテーテル |
JP2008229241A (ja) | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Olympus Corp | 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置 |
JP2011027986A (ja) | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Olympus Corp | 内視鏡装置 |
JP2011186329A (ja) | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Olympus Corp | 曲がり管通過用ガイドチューブ |
JP2012014130A (ja) | 2010-07-05 | 2012-01-19 | Olympus Corp | 内視鏡ガイド装置 |
JP2014145856A (ja) | 2013-01-28 | 2014-08-14 | Masakazu Yamamoto | カメラヘッド用カバー |
JP2017215359A (ja) | 2016-05-30 | 2017-12-07 | オリンパス株式会社 | ガイドチューブ及び内視鏡 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6286378U (ja) * | 1985-11-15 | 1987-06-02 |
-
2018
- 2018-07-04 JP JP2018127781A patent/JP7049949B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008526360A (ja) | 2005-01-05 | 2008-07-24 | アヴァンティス メディカル システムズ インコーポレイテッド | 複数の視覚素子を備えるカテーテル |
US20080080051A1 (en) | 2006-09-28 | 2008-04-03 | Pentax Corporation | Distal end optical unit for electronic endoscope |
JP2008229241A (ja) | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Olympus Corp | 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置 |
JP2011027986A (ja) | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Olympus Corp | 内視鏡装置 |
JP2011186329A (ja) | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Olympus Corp | 曲がり管通過用ガイドチューブ |
JP2012014130A (ja) | 2010-07-05 | 2012-01-19 | Olympus Corp | 内視鏡ガイド装置 |
JP2014145856A (ja) | 2013-01-28 | 2014-08-14 | Masakazu Yamamoto | カメラヘッド用カバー |
JP2017215359A (ja) | 2016-05-30 | 2017-12-07 | オリンパス株式会社 | ガイドチューブ及び内視鏡 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020008649A (ja) | 2020-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7883459B2 (en) | Endoscope and method for repairing the same | |
WO2013088791A1 (ja) | 樹脂チューブ | |
WO2005023101A1 (ja) | 内視鏡 | |
JP5606812B2 (ja) | 内視鏡用ガイドチューブ | |
US10088668B2 (en) | Endoscope | |
EP2898816A1 (en) | Insertion aid, insertion body, and insertion device | |
JP2009285305A (ja) | 内視鏡 | |
US9974428B2 (en) | Endoscope | |
JP7049949B2 (ja) | 内視鏡用ガイドチューブ | |
JPWO2017208513A1 (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
US10185139B2 (en) | Endoscope | |
US10799091B2 (en) | Endoscope with mesh tube | |
JP5555019B2 (ja) | ガイドチューブ | |
JP3772166B2 (ja) | 内視鏡のフード装置 | |
JP3084849B2 (ja) | 直視・側視交換型内視鏡 | |
JP6284339B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
JP2009011511A (ja) | 内視鏡 | |
JP2017215359A (ja) | ガイドチューブ及び内視鏡 | |
JP2017068076A (ja) | 内視鏡用ガイドチューブ装置及び内視鏡 | |
JP6502744B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
JP2012045045A (ja) | 内視鏡 | |
JP2019015796A (ja) | 内視鏡挿入部先端側保護部材 | |
WO2016056416A1 (ja) | 内視鏡 | |
JPH0268024A (ja) | 重力方向指示装置を備えた内視鏡 | |
JP2009089725A (ja) | 分離型内視鏡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210310 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20210310 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220308 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220328 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7049949 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |