JP7049949B2 - 内視鏡用ガイドチューブ - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡用ガイドチューブに関する。
従来より、内視鏡が工業分野などで広く利用されている。内視鏡は、細長の挿入部を有し、挿入部の先端部には、観察窓と照明窓が設けられている。照明窓から出射された照明光が被検体内の検査部位に照射され、検査部位からの照明光の反射光が観察窓に入射する。観察窓に入射した被写体像は、撮像素子において光電変換されて、内視鏡画像が生成されて、表示装置に表示される。
挿入部は、被検体内に挿入されるが、検査部位が被検体内の奥にあるとき、ユーザは、挿入部を被検体内の奥まで進入させなければならない。例えば、管路内を検査する場合、挿入部は、管路の奥まで挿入される。
従って、内視鏡は、挿入部の挿入性が良いものが好ましい。例えば、日本国特開1- 329号公報には、挿入性を向上させた内視鏡が提案されている。
特開2011-186329号公報
しかし、検査部位が管路の奥にあって、かつ管路の曲がり角度が大きいとき、検査後に、ユーザは、挿入部を管路から引き抜き難くなったり、あるいは引き抜けなくなったりする場合がある。
また、被検体が例えば鋳物の配管のようなものであるとき、管路の内壁には、細かな凹凸があるため、挿入部の外周部が管路の内壁の凹凸に引っ掛かったり、挿入部の外周部と管路の内壁との間の摩擦抵抗が大きくなってしまって、挿入部が、被検体の中から引き抜き難くなったり、被検体の中から引き抜けなくなったりする虞もある。
さらに、管路の内壁の凹凸によっては、傷が挿入部の先端部の外周面に付いたりする場合もある。
そこで、本発明は、内視鏡の挿入部の先端部を保護しつつ、挿入部の挿入性及び抜去性を向上させた内視鏡用ガイドチューブを提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡用ガイドチューブは、内視鏡の細長の挿入部が挿通可能で、可撓性を有するチューブ部材と、前記挿入部の先端部が挿入されて、前記先端部を保護する保護パイプ部材と、先端部分が前記保護パイプ部材の基端部に接続され、基端部分の一部が前記チューブ部材の先端側から挿入可能に構成され、前記チューブ部材の長手軸方向において伸縮可能でかつ弾発性を有する螺旋部材と、を有する。
本発明によれば、内視鏡の挿入部の先端部を保護しつつ、挿入部の挿入性及び抜去性を向上させた内視鏡用ガイドチューブを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に関わる内視鏡装置の構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に関わるガイドチューブの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる、光学アダプタの挿入部への取り付け方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる、光学アダプタが装着された挿入部の先端部分に、ガイドチューブを装着したときの、挿入部の先端部分の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる、光学アダプタが装着された挿入部の先端部分に、ガイドチューブを装着したときの、挿入部の先端部分の側面図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる、挿入部を被検体内に挿入しているときの、ガイドチューブの動きを説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる、挿入部を被検体内から引き抜くときの、ガイドチューブの動きを説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例1に関わる、チューブ部材の基端部の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例2に関わるガイドチューブの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例3に関わるガイドチューブの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例4に関わるガイドチューブの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例5に関わるガイドチューブの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例6に関わるガイドチューブの斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に関わるガイドチューブが装着された挿入部の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に関わる、ワイヤーが基端方向に引かれたときの、ガイドチューブの先端保護部の状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の変形例7に関わるワイヤーが基端方向に引かれたときの、ガイドチューブの先端保護部の状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に関わるガイドチューブの斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に関わるガイドチューブが被検体内に挿入された状態を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に関わるガイドチューブの斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に関わる、第1のパイプ部が、内径方向に突出する爪を有するガイドチューブの斜視図である。 本発明の各実施の形態の変形例8に関わる、パイプ部材とコイル部の斜視図である。 本発明の各実施の形態の変形例8に関わる、パイプ部材とコイル部の部分断面図である。 本発明の各実施の形態の変形例9に関わる、ガイドチューブの斜視図である。 本発明の各実施の形態の変形例10に関わるパイプ部材とコイル部の部分斜視図である。 本発明の各実施の形態の変形例11に関わるパイプ部とコイル部の部分斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に関わる内視鏡装置の構成を示す構成図である。
図1に示すように、内視鏡装置1は、内視鏡2と、内視鏡2に接続された本体装置3と、ガイドチューブ4とにより主要部が構成されている。ガイドチューブ4は、内視鏡2の挿入部5の外周部を覆うように装着される。
内視鏡2は、細長で可撓性を有する挿入部5と、挿入部5の基端部に接続された操作部6と、操作部6から延出された可撓性を有するユニバーサルコード7とにより主要部が構成されている。
操作部6は、レリーズボタンなどの各種操作ボタンと、挿入部5の湾曲部5bの湾曲操作用のジョイスティック6aとを有している。
挿入部5は、挿入部5の先端から順に、硬質な先端部5aと、湾曲部5bと、可撓性部材にて形成された長尺な可撓管部5cとが連設されており、可撓管部5cの基端部が操作部6に接続されて構成されている。湾曲部5bは、操作部6のジョイスティック6aの傾倒操作に応じて、例えば上下/左右方向に湾曲する。
光学アダプタ8が、先端部5aの先端面に装着可能となっている。光学アダプタ8は、アダプタ本体8aと、取り付け部8bとを有している。円柱形のアダプタ本体8aの先端面には、観察窓9と、照明部10が配設されている。
撮像光学系の一部を構成するレンズなどが、観察窓9の後ろ側に配設されている。
照明部10は、観察窓9を囲むように配設された複数の照明窓からなる。各照明窓の後ろ側には、光ファイバ束の一部の先端面が配置されている。挿入部5内には、光ファイバ束のライトガイド(図示せず)が挿通されている。
光学アダプタ8の内にも、ライトガイドが設けられている。挿入部5の先端部5aからの照明光を受光する受光面が、光学アダプタ8の基端面に配設されている。
光学アダプタ8内のライトガイドの先端部は、複数の照明窓に対応して、複数に分岐している。すなわち、光学アダプタ8内のライトガイドは、基端部は、1つで、先端部は、複数に分岐している。ライトガイドの先端部の分岐した各ライトガイドは、照明窓の後ろに配置される。
本体装置3は、内部に光源を有し、その光源の発する光が、照明光として、ライトガイドの基端面に入射される。その結果、照明光は、観察窓9の周囲の領域から被検体に照射される。
取り付け部8bは、アダプタ本体8aの基端部に設けられている。取り付け部8bは、円筒形状を有し、取り付け部8bの基端側から、円筒の中央の孔に、挿入部5の先端部5aが挿入可能となっている。
取り付け部8bの内周面には、雌ネジ部が形成され、先端部5aの先端側の外周面には、雄螺子部が形成されている。先端部5aの雄螺子部を、取り付け部8bの雌ネジ部に螺合することにより、光学アダプタ8は、挿入部5の先端部5aに装着される。
検査者は、検査対象に応じて、光学アダプタ8を選定し、先端部5aに装着する。
挿入部5の先端部5aは、内部に、撮像光学系の一部と、撮像素子とを有する。
光学アダプタ8が先端部5aに装着されると、先端部5aからの照明光が、光学アダプタ8の光ファイバ束に入射し、各照明窓から照明光が出射される。
光学アダプタ8が先端部5aに装着されると、光学アダプタ8内のレンズなどと、先端部5a内のレンズなどにより、撮像光学系が形成される。
操作部6から延出したユニバーサルコード7の端部が接続された本体装置3は、例えば箱状を有しており、外装筐体により覆われた内部には、画像処理用のCPU等の電気部品や、上述した光源に電源を供給する図示しないバッテリユニット、内視鏡画像を記録する記憶装置等が配設されている。
また、内視鏡2の撮像素子により撮像された内視鏡画像を表示するモニタ3aが、本体装置3の外装筐体に対して開閉自在に固定されている。尚、モニタ3aは、外装筐体に対し着脱自在であっても構わない。
ユーザは、操作部6のレリーズボタンを操作することによって、撮像ユニットにより被写体像の画像を、本体装置3の記憶装置に記録することができる。
図2は、ガイドチューブ4の斜視図である。
ガイドチューブ4は、パイプ部材4aと、コイル部4bと、チューブ部材4cとを有する。
パイプ部材4aは、ステンレスなどの金属製であり、第1の外径を有する第1のパイプ部4a1と、第1のパイプ部4a1の基端側に設けられた第2のパイプ部4a2とを有する。
第1のパイプ部4a1の外径は、第2のパイプ部4a2の外径よりも大きい。第1のパイプ部4a1の内径も、第2のパイプ部4a2の内径よりも大きい。
第1のパイプ部4a1の内径は、挿入部5の先端部5aに装着される光学アダプタ8の外径よりも大きく、第1のパイプ部4a1は、光学アダプタ8が第1のパイプ部4a1の内側空間に収容される大きさを有する。
また、第2のパイプ部4a2の内径は、内視鏡2の挿入部5が第2のパイプ部4a2の内側に挿通可能なサイズである。
すなわち、パイプ部材4aは、挿入部5の先端部5aが挿入されて、先端部5aを保護する保護パイプ部材である。
コイル部4bは、ステンレスなどの金属製の平板部材を、螺旋状に疎巻きにして形成されたコイルである。
なお、コイル部4bは、金属製の平板部材の厚さが薄くかつ幅も小さければ、密巻きコイルでもよい。
さらになお、コイル部4bは、平板部材の螺旋管ではなくは、断面が円形の部材の螺旋状のコイルでもよい。
さらに、コイル部4bは、そのコイル部4bの内径がパイプ部材4aの第2のパイプ部4a2の外径より小さいコイルでもよい。その場合、コイル部4bは、コイル部4bの内径を広げるようにコイル部4bの軸周りに捻るようにして第2のパイプ部4a2に装着される。
コイル部4bの内径は、パイプ部材4aの第2のパイプ部4a2の外径よりもわずかに小さいが、コイル部4bを捻ることによって、コイル部4bの先端部分を、パイプ部材4aの第2のパイプ部4a2に被せるように、第2のパイプ部4a2に固定される。
凸部4xが、第2のパイプ部4a2の外周部に形成されており、コイル部4bの先端部分の一部が、凸部4xに引っ掛かることによって、コイル部4bが第2のパイプ部4a2から、基端方向に抜けないようになっている。
コイル部4bは、長手軸方向において、伸縮可能で、かつ弾発性を有する。よって、長手軸方向において外力がコイル部4bに加わると、長手軸方向において伸縮する。また、長手軸に直交する方向から外力がコイル部4bに加わると、長手軸に直交する方向に湾曲する。
コイル部4bの基端部分は、チューブ部材4cの先端側から挿入可能な外径を有する。
なお、コイル部4bは、先端から基端に向かって外径が小さくなるように形成されていてもよい。
以上のように、コイル部4bは、先端部分がパイプ部材4aの基端部に接続され、基端部分の一部がチューブ部材4cの先端側から挿入可能に構成され、長手軸方向において伸縮可能でかつ弾発性を有する螺旋部材である。
チューブ部材4cは、ウレタンなどの樹脂製の可撓性を有するチューブである。ここでは、チューブ部材4cは、表面に凹凸のない透明なチューブである。
図3は、光学アダプタ8の挿入部5への取り付け方法を説明するための図である。図3は、光学アダプタ8と、挿入部5と、ガイドチューブ4の断面を示す。
チューブ部材4cを挿入部5に被せるように、チューブ部材4c内に挿入部5が挿入される。次に、コイル部4bの基端から挿入部5の先端部5aをガイドチューブ4に挿入して、先端部5aをパイプ部材4aの先端側に突出させる。
すなわち、チューブ部材4cは、内視鏡2の細長の挿入部5が挿通可能で、可撓性を有している。
図3に点線の矢印で示すように、光学アダプタ8が、パイプ部材4aの先端側から突出した先端部5aに装着される。
ここでは、ガイドチューブ4を装着した挿入部5の挿入性及び抜去性を考慮し、図3に示すように、チューブ部材4cの外径をda1、前記チューブ部材の内径をda2、パイプ部材4aの外径をda3、及び前記螺旋部材の外径をda4としたとき、da4<da2<da3<da1の関係を有する。
光学アダプタ8は、パイプ部材4aの第1のパイプ部4a1の内側に入り込む。
図4は、光学アダプタ8が装着された挿入部5の先端部分に、ガイドチューブ4を装着したときの、挿入部5の先端部分の断面図である。図5は、光学アダプタ8が装着された挿入部5の先端部分に、ガイドチューブ4を装着したときの、挿入部5の先端部分の側面図である。
図4及び図5に示すように、光学アダプタ8は、第1のパイプ部4a1内に収容される、チューブ部材4cは、挿入部5の長手軸方向に沿って移動可能であり、図4及び図5では、チューブ部材4cの先端面と、第2のパイプ部4a2の基端面との間は、距離Lxだけ離れている。
コイル部4bは、点線の矢印L1で示すように、挿入部5の長手軸方向において、伸縮可能である。
また、図4及び図5の状態の場合、チューブ部材4c内においては、コイル部4bは自由に移動可能であるが、チューブ部材4cの先端開口4c1から距離Lxだけ飛び出ている部分は、点線の矢印L2で示すように、挿入部5の長手軸に直交する方向において、大きく揺動可能となっている。
さらに、第1のパイプ部4a1の外径da3は、チューブ部材4cの内径da2よりも大きい。よって、チューブ部材4cの先端部分は、挿入部5の先端方向に移動可能であるが、第2のパイプ部4a2までしか覆うことができず、第1のパイプ部4a1を覆うことはできない。
(作用)
次に、上述したガイドチューブ4の作用について説明する。
内視鏡2を被検体内に挿入するときの、ガイドチューブ4の作用について、説明する。
図6は、挿入部5を被検体内に挿入しているときの、ガイドチューブ4の動きを説明するための図である。図6において、矢印Sは、挿入部5の挿入方向を示す。
挿入部5を被検体内に挿入するとき、チューブ部材4cの先端部とパイプ部材4aの基端との間は、距離Lxだけ離れる状態にする。距離Lxは、例えば、数mmである。
検査者は、モニタ3aに表示された内視鏡画像を見ながら、操作部6のジョイスティック6aを傾倒させることにより湾曲部5bを所望の方向に湾曲させて、先端部5aを、被検体内の奥へ進める。
被検体が、曲がり角度が大きい管路であったり、被検体の内壁に凹凸があったりしても、コイル部4bにより、パイプ部材4aは、挿入部5の長手軸方向において伸縮すると共に、挿入部5の長手軸に直交する方向に揺動する。検査者は、湾曲部5bを湾曲させながら、挿入部5を押し込むことにより、先端部5aを管路の奥へ進めることができる。
チューブ部材4cは、可撓性を有するので、湾曲部5bの湾曲に応じて、チューブ部材4cも曲がるため、チューブ部材4cの外周面が被検体の内壁に対して滑るようにして、被検体内に挿入することができる。
よって、パイプ部4a1の先端部分が、図6の点P1で示すような内壁の凹凸部に突き当たっても、コイル部4bが、図6の点線で示すL1方向に縮んだり、L2方向に曲がったりしたりするので、パイプ部4a1の基端部分は、内壁の凹凸部に突き当たっても、外れ易い。
検査者が所望の部位を検査するときは、必要に応じて、湾曲部5bをチューブ部材4cの先端からさらに突出させたりして、湾曲部5bを湾曲させて、先端部5aを検査部位に向けることにより、行うことができる。
検査が終了後、内視鏡2を被検体内から引き抜く。
図7は、挿入部5を被検体内から引き抜くときの、ガイドチューブ4の動きを説明するための図である。図7において、矢印Bは、挿入部5の引き抜き方向を示す。
挿入部5を被検体内から引き抜くときも、チューブ部材4cの先端部とパイプ部材4aの基端が離れた状態にする。図7でも、挿入部5を被検体内に挿入するときと同様に、チューブ部材4cの先端面は、第2のパイプ部4a1の基端面から距離Lxだけ基端側に離れている。
検査者は、モニタ3aに表示された内視鏡画像を見ながら、挿入部5をチューブ部材4cと共に、引き抜く。
被検体が、曲がり角度が大きい管路であったり、被検体の内壁に凹凸があったりしても、コイル部4bにより、パイプ部材4aは、挿入部5の長手軸方向において伸縮すると共に、挿入部5の長手軸に直交する方向に揺動する。
よって、パイプ部4a1の基端部分が、図7の点P2で示すような内壁の凹凸部に引っ掛かっても、コイル部4bが、図7の点線で示すL1方向に伸びたり、L2方向に曲がったりしたりするので、パイプ部4a1の基端部分は、内壁の凹凸部に引っ掛かっても、外れ易い。
また、チューブ部材4cの外周面が被検体の内壁に対して滑るようにして、被検体内から、挿入部5を引き抜くことができる。
よって、上述した実施の形態によれば、挿入部5の挿入性及び抜去性を向上させた内視鏡用ガイドチューブを提供することができる。
特に、ガイドチューブ4のパイプ部材4aは、コイル部4bにより、挿入部5の長手軸方向及び長手軸に直交する方向において動きやすいため、曲率が大きい管路であっても、挿入部5の挿入性及び抜去性を向上させることができる。
さらに、先端部5a、湾曲部5b及び可撓管部5cは、パイプ部材4aにより保護されているので、挿入部5を挿入するとき、及び抜去するとき、挿入部5に傷がつくことが防止される。
特に、内壁に凹凸がある鋳物などでできた螺旋状の管路、例えば、羽根車を収容する渦巻き室を有する渦巻きポンプなどの被検体などであっても、挿入部5を、容易に挿入し、かつ引き抜くこともできる。
なお、上述した例では、図6に示すように、チューブ部材4cの先端部をパイプ部4a2の基端部から離した状態で、挿入部5は被検体内へ挿入されている。しかし、被検体によっては、チューブ部材4cの先端部をパイプ部4a1の基端部に突き当てた状態で、挿入部5は被検体内へ挿入するようにしてもよい。
さらになお、上述した実施の形態では、挿入部5は、湾曲部5bを有しているが、内径が小さな配管内を検査する場合は、挿入部5は、湾曲部5bを有していなくてもよい。
また、パイプ部4a2の外径よりも若干小さい内径を有するコイル部4bをコイル部4bの内径を広げるように捻って、パイプ部4a2に被せることでパイプ部4a2におけるコイル部4bの外径をチューブ部材4cの内径よりも大きくするように設定するようにしてもよい。その場合、コイル部4bの素線の厚みをΔtとしたとき、パイプ部4a2とコイル部4bは、da2<パイプ部4a2の外径+2Δtのサイズの関係を有する。
前述したものは、チューブ部材4cの内部にコイル部4bを挿通しているが、チューブ部材4cが樹脂で、チューブ部材4cとコイル部4bの間には、摺動抵抗が存在する。その摺動抵抗により、チューブ部材4は、コイル部4bを、適当な所で留めているが、コイル部4bにある程度の力がかかると長手方向に摺動する。
これに対して、コイル部4bの素線の厚みをda2<パイプ部4a2の外径+2Δtの関係になるように設定することでチューブ部材4c内部にパイプ部4a2が入り込むことなく、確実にチューブ部材端面から距離Lx離れるようにできる。その結果、チューブ部材4c内にパイプ部材4aが入り込むことがなくなるので、パイプ部材4aの動きがチューブ部材4cによって規制されず、パイプ部材4aの動きの自由度が確保され、被検体に引っ掛かることが少なくなる。
さらにまた、パイプ部4a1の内側に凸部を設けて、光学アダプタ8aに凸部が押し当てられて装着するようにしても良い。
さらに、パイプ部4a1の内面に摩擦を増やすようなゴム部材を貼り付けて、光学アダプタ8aにゴム部材を接触させて摩擦力で固定するようにしても良い。パイプ部4a1の内部に光学アダプタ8aが収納されると、光学アダプタ8aがゴム部材によりパイプ部4a1の外に出にくくなり、ガイドチューブを操作している間、先端部5aが確実にパイプ部4a1に収納され、被検体との接触による削れなどによる傷が付くことが防止される。
さらに、コイル部材4bの内径の少なくとも基端側を内視鏡の挿入部5の外径よりも細い形状でコイル部材4bの長さを湾曲部5bの長さよりも長く設定して、コイル部4bの内径を広げるように捻って挿入部5に装着、固定する構造でも良い。このような構成によれば、確実に光学アダプタ8をパイプ部材4aに装着、湾曲部5bの外側にコイル部4bを装着できると共に、先端の光学アダプタ8と湾曲部5bを保護することができる。よって、チューブ部材4cから内視鏡の突出する長さがある程度長くなっても、先端側の光学アダプタ8と湾曲部5bがパイプ部材4aとコイル部4bで保護されて、被検体との接触による削れなどのダメージを受けることが少なくなる。
以上のように、上述した実施の形態によれば、内視鏡の挿入部の先端部を保護しつつ、挿入部の挿入性及び抜去性を向上させた内視鏡用ガイドチューブを提供することができる。
次に、本実施の形態の変形例について説明する。
各変形例において、上述した実施の形態及び他の変形例の構成要素と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成要素のみについて説明する。
(変形例1)
第1の実施の形態では、チューブ部材4cは、内視鏡2の挿入部5に挿通されているだけであるが、チューブ部材4cに、チューブ部材4cを挿入部5に対して固定するための固定部を設けてもよい。すなわち、本変形例1の内視鏡用ガイドチューブは、チューブ部材4cの基端部に、チューブ部材4cを挿入部5に対して固定する固定部を有する。
図8は、本変形例1に関わる、チューブ部材4cの基端部の斜視図である。
チューブ部材4cの基端部には、挿入部5をチューブ部材4cに対して固定するための固定部21が設けられている。
固定部21は、チューブ部材4cの基端部に接続され、把持部22と、回動部23と、回動部23の基端側に設けられた折れ止め部24とを有して構成されている。
把持部22は、円筒形状を有し、樹脂あるいはステンレス等の金属からなる。把持部22には、チューブ部材4cの基端部が螺子あるいは接着剤などで固定されている。
把持部22の基端側には、外周部に雄螺子部22aが形成されている。雄螺子部22aのさらに基端側には、互いに間隔を持って形成された複数の延出部22bが設けられている。
回動部23は、円筒形状を有し、樹脂あるいはステンレス等の金属からなる。回動部23の先端側内周面には、雌螺子部23aが形成されており、把持部22の雄螺子部22aと螺合可能となっている。
折れ止め部24は、ステンレス等の金属の密巻きコイルであり、チューブ部材4c内に挿入された挿入部5が応力を受けても、大きな角度で折れ曲がらないようにするための部材である。
雌螺子部23aと雄螺子部22aを螺合させて回動部23を所定の方向に回動させると、複数の延出部22bは、回動部23の内壁により内側へ押圧される。よって、チューブ部材4c内に挿通された挿入部5を軸方向に沿って動かないように固定するときは、ユーザは、回動部23を所定の方向に回動させる。その結果、複数の延出部22bによって、挿入部5の外周部が押圧されて、挿入部5は、チューブ部材4cに対して固定される。
ユーザが上記所定の方向とは逆方向に回動部23を回動すると、複数の延出部22bは、挿入部5の外周部を押圧しなくなるので、ユーザは、挿入部5をチューブ部材4cから引き抜くことができる。
なお、把持部22及び回動部23は、ポリカーボネイト等の樹脂製でもよい。
例えば、検査者は、挿入部5を被検体内に挿入するときは、図5に示すように、光学アダプタ8をパイプ部4a1内に収容した状態で、固定部21によりガイドチューブ4を挿入部に固定して、挿入部5を被検体内に挿入する。
また、検査者は、挿入部5を、被検体内から引き抜いたり、被検体内へ挿入するときは、図7に示すように、チューブ部材4cの先端部をパイプ部4a2の基端部から少し離した状態で、固定部21によりガイドチューブ4を挿入部に固定して、挿入部5を、被検体内から引き抜いたり、被検体内へ挿入することができる。
その結果、検査者は、挿入部5を挿入するときなどにおいて、チューブ部材4cが挿入部5の長手軸方向に移動しないように、チューブ部材4cを手で抑える必要がない。
また、挿入部5の先端部5aのパイプ部4a1からの突出量を固定できるので、配管の曲がり具合によって、その突出量を調整して固定することもできる。
(変形例2)
上述した変形例1では、挿入部5に対してチューブ部材4cを固定するための固定部21が、チューブ部材4cに設けられているが、コイル部4bの基端部の内径を小さくすることに、挿入部5に対してコイル部4bを固定するようにしてもよい。
図9は、本変形例2に関わるガイドチューブ4Aの斜視図である。
本変形例2のガイドチューブ4Aのコイル部4bは、互いに異なる内径を有する複数の、ここでは3つのコイル部を有する。
さらに、コイル部4bの長さは、図9に示すように、チューブ部材4cの長さよりも長い。
第1のコイル部4b1の基端に口金4d1により第2のコイル部4b2の先端が接続されている。第1のコイル部4b1の基端と第2のコイル部4b2の先端は、口金4d1に溶接などにより接続されている。
第2のコイル部4b2の基端に口金4d2により第3のコイル部4b3の先端が接続されている。第2のコイル部4b2の基端と第3のコイル部4b3の先端は、口金4d2に溶接などにより接続されている。
第1のコイル部4b1の内径は、第2のコイル部4b2の内径よりも大きい。第2のコイル部4b2の内径は、第3のコイル部4b3の内径よりも大きい。
第3のコイル部4b3の内径は、挿入部5の外径よりもわずかに大きい。図9に示すように、挿入部5をガイドチューブ4Aの基端から挿入することができる。
挿入部5の可撓管部5cは、可撓性を有するため、可撓管部5cが真直ぐな状態であれば、検査者は、可撓管部5cを、第3のコイル部4b3内で進退させることができる。しかし、可撓管部5cが曲がると、可撓管部5cの外周部は第3のコイル部4b3の内周面との摩擦により、進退し難くなる。
すなわち、螺旋部材であるコイル部4bは、挿入部5を固定する固定部としての第3のコイル部4b3を有する。
よって、可撓管部5cは第3のコイル部4b3において長手軸方向に略固定される。よって、ガイドチューブ4Aは、挿入部5に対して、略固定されるので、ユーザは、検査をし易い。
(変形例3)
上述した実施の形態では、チューブ部材4cは、コイル部4bに対して固定されていなが、チューブ部材4cを、コイル部4bに対して固定できるようにしてもよい。
図10は、本変形例3に関わるガイドチューブ4Bの斜視図である。
本変形例3のガイドチューブ4Bのチューブ部材4cは、口金25を有している。口金25は、チューブ部材4cの基端部に接着剤などにより固定されている。口金25には、固定用の螺子26が、口金25に設けられた孔に形成された螺子部に螺合している。
螺子26を一方向に回すことにより、螺子26の先端部は、口金25の内径方向に突出させたり、螺子26をその一方向とは反対方向に回すことにより、螺子26の頭部を外径方向に突出させることができる。
螺子26の先端部分の外径は、コイル部4b1の長手軸方向における、コイル部4b1を構成する螺旋状の隣り合う板状部材の間の隙間よりも小さい。
螺子26を回すことにより、コイル部4b1の板状部材の隙間に配置させると、チューブ部材4cは、チューブ部材4cの長手軸方向の動きが規制される。すなわち、口金25に設けられた螺子26は、チューブ部材4cの長手軸方向における、コイル部4b1に対しての移動を規制する移動規制部を構成する。
しかし、チューブ部材4cを軸周りに回動させると、螺子26の先端部分が、板状部材の隙間に沿って移動することによって、チューブ部材4cは、チューブ部材4cの長手軸方向に動くことができる。
すなわち、ユーザは、チューブ部材4c又は口金25を、図10の矢印A1で示す方向に回動させることによって、チューブ部材4cを矢印A2で示す方向に移動させることができる。
よって、ユーザは、チューブ部材4c又は口金25を軸周りに回動させることによって、パイプ部材4aに対するチューブ部材4cの長手軸方向の位置を容易に調整することができる。
なお、チューブ部材4cのコイル部4b1に対する固定は、チューブ部材4cの基端側の螺子26の位置で行うものであり、チューブ部材4cの先端側はコイル部4b1に対して固定されていない。そのため、コイル部4b1の先端側は収縮することでチューブ部材4cに対して摺動できるため被検体に対してガイドチューブの先端が当たっても力が直接かからず、無理やり押し込んで引っ掛かるようなことが防げる。
(変形例4)
変形例3のチューブ部材4cは、全体に同じ厚さを有しているが、チューブ部材4cの先端側部分は、一部に基端側部分の厚さよりも薄い部分を有するようにしてもよい。
図11は、本変形例4に関わるガイドチューブ4Cの斜視図である。
本変形例4のガイドチューブ4Cは、変形例3のガイドチューブ4Bと略同じ構成を有している。但し、チューブ部材4cAの先端側部分には、外周面に複数の周溝4cxが形成されている。
これに対して、チューブ部材4cAの先端側部分よりも基端側の部分は、周溝4cxが形成されていない。
外周面に複数の周溝4cxが形成されているので、チューブ部材4cAの先端側部分は、変形例3のチューブ部材4cよりも、曲がり易くなっている。
よって、被検体が渦巻き状の配管などへの挿入性を向上させることができる。
なお、図11では、複数の周溝4cxがチューブ部材4cAの先端側部分の外周面に形成されているが、複数の周溝4cxに代えて、二点鎖線で示すように、螺旋溝をチューブ部材4cAの先端側部分の外周面に形成してもよい。
(変形例5)
変形例4のチューブ部材4cAの先端側部分は、一部に基端側部分の厚さよりも薄い部分を有しているが、チューブ部材の先端側部分に、螺旋溝に設け、その溝にコイルを巻き付けるようにしてもよい。
図12は、本変形例5に関わるガイドチューブ4Dの斜視図である。
本変形例5のガイドチューブ4Dは、変形例3のガイドチューブ4Bと略同じ構成を有している。但し、チューブ部材4cBの先端側部分は、円筒部4cB1と、円筒部4cB1の基端に設けられた螺旋溝部4cB2を有する。弾性を有するステンレス製のコイル27が、その螺旋溝部4cB2の谷部に巻き付けられている。
コイル部4bが、チューブ部材4cB内に挿通されている。
チューブ部材4cBの先端側の螺旋溝部4cB2は、基端部分に比べて柔軟で、挿入部5を挿入するときの被検体内の内壁との抵抗が低減するので、被検体が、例えば螺旋型の配管であるとき、挿入部5の被検体内への挿入性が向上する。
さらに、コイル27があるため、チューブ部材4cBの形状を維持され易い。
(変形例6)
変形例1では、チューブ部材4cを挿入部5に対して固定する固定部は、チューブ部材4cの基端部に設けられているが、ガイドチューブ4のパイプ部材4aの先端部が被検体内の凸部などに突き当たったときに、挿入部5が基端方向にスライドするようにしてもよい。
図13は、本変形例6に関わるガイドチューブ4Eの斜視図である。
チューブ部材4cには、上述した口金25が固定されており、螺子26が、口金25に設けられた孔に形成された螺子部に螺合している。よって、チューブ部材4cは、長手軸方向において動かないようにコイル部4bに対して固定されている。
また、チューブ部材4cの基端部には、口金28が接着剤などにより固定されている。密着コイル29が、口金28の基端部に溶接などにより固定されている。
固定部21が、螺子などにより密着コイル29の基端部に固定されている。固定部21は、上述したように、挿入部5に対してチューブ部材4cを固定する。
すなわち、密着コイル29は、チューブ部材4cの基端側部分に固定されている。密着コイル29の先端は、チューブ部材4cの基端側部分に固定され、密着コイル29の基端は、挿入部5に固定されている。
このような構成によれば、ガイドチューブ4が、被検体内に押し込まれているときに、パイプ部材4aの先端部が、例えば、配管内で内壁の凸部に突き当たる場合がある。この場合、コイル部4bは、チューブ部材4cに対して螺子26により固定されているので、パイプ部材4aとチューブ部材4c間のコイル部4bは、点線の矢印B1で示すように、縮む。コイル部4bが縮むと、挿入部5も基端方向に移動する。
挿入部5も基端方向に移動したとき、密着コイル29の基端部分は、固定部21と共に基端方向に引っ張れるので、密着コイル29は、点線の矢印B2で示す方向に伸びる。
よって、パイプ部材4aの先端部が、例えば、配管内で内壁の凸部に突き当たるなどしたときに、密着コイル29は、挿入部5を保護すると共に、挿入部5を先端方向に戻そうとする力を発生する。
よって、本変形例によれば、ガイドチューブ4と挿入部5の挿入性が向上する。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、ガイドチューブ4のパイプ部材4aは、チューブ部材4cの先端開口から先端方向に突出させることができるが、本実施の形態では、ガイドチューブは、チューブ部材4cの先端開口から先端方向に突出させたときに、コイル部を湾曲できるようにしている。
本実施の形態の内視鏡装置は、第1の実施の形態の内視鏡装置1と略同じ構成を有しているので、同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。
図14は、本実施の形態に関わるガイドチューブが装着された挿入部の斜視図である。
本実施の形態のチューブ部材4cCは、その長手軸方向に沿った孔31が形成されている。孔31は、チューブ部材4cCの先端面の開口31aを有している。チューブ部材4cCの基端部分には、口金32が接着剤などにより固定されている。
チューブ部材4cCは、樹脂製であり、図14に示すように所定の方向への曲げ癖を有している。よって、チューブ部材4cCは、外力が加わらない自然状態のときは、所定の方向に曲がった形状となっている。図14では、チューブ部材4cCの先端部分は、下側に向かって曲がっている。
チューブ部材4cCは、外力が加われると、外力が加わった方向に曲がるが、外力が加わらなくなると、元の湾曲状態に戻る。
孔31は、自然状態において曲がったチューブ部材4cCの内側に沿って形成されている。すなわち、チューブ部材4cCは、マルチルーメンチューブであり、図14において、孔31は、チューブ部材4cCの下側の薄肉部に、チューブ部材4cCの長手軸に沿って形成されている。
口金32には、円柱状の延出部33が接続されている。延出部33は、樹脂製であり、斜め基端方向に突出している。延出部33は、受け部33aを有している。受け部33aの先端面は、把持部34の一部の係合する形状を有する。
延出部33は、孔33bを有している。孔33bは、延出部33の軸方向に沿って形成されている。
孔33bは、口金32を通って、チューブ部材4cCの孔31と連通している。
孔31と33bには、ステンレスなどの金属製のワイヤー35が挿通される。ワイヤー35の先端部には、パイプ部材36が溶接などにより固定されている。
パイプ部材36は、パイプ部4a1の基端部に形成された凹部37に係合される。
ワイヤー35の基端部は、把持部34に固定される。例えば、ワイヤー35の基端部に図示しないパイプ部材を溶接などにより固定し、そのパイプ部材を、把持部34に形成された凹部などに係止させることにより、ワイヤー35の基端部は、把持部34に固定される。
チューブ部材4cCの曲がり癖が付いた方向に、検査者は、把持部34を引っ張ることにより、ワイヤー35により、パイプ部材4aを曲げることができる。
以上のように、把持部34とワイヤー35は、螺旋部材であるコイル部4bを、チューブ部材4cCに付けられた曲げ癖の曲げ方向と同じ方向へ湾曲させる湾曲機構を構成する。
図15は、ワイヤー35が基端方向に引かれたときの、ガイドチューブ4Fの先端保護部の状態を示す図である。
ワイヤー35が基端方向に引かれることにより、ガイドチューブ4Fのコイル部4bが、チューブ部材4cCの曲がり癖の方向と同じ方向に湾曲する。
例えば、内径が大きく曲がった配管内を検査するときに、挿入部5は、曲がった配管内の、配管の曲がり方向とは反対方向の内壁に沿って進む場合が多い。しかし、チューブ部材4cCの曲がり癖の付いた方向と、配管の曲がる方向を一致させて、挿入部5を挿入すると、挿入部5は、配管内に挿入し易い。
さらに、ワイヤー35を基端方向に引っ張ることにより、ガイドチューブ4Fを配管内の、配管の曲がり方向とは反対方向の内壁に向けることができる。
すなわち、本実施の形態のガイドチューブ4Fによれば、配管の曲がり方向側の内壁を観察することができる。
よって、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を生じると共に、配管の曲がり方向側の内壁を観察することができる。という効果も生じる。
(変形例7)
第2の実施の形態では、ガイドチューブには、挿入部だけが挿通されるが、本ガイドチューブ内には、挿入部と一緒に、他の内蔵物も挿通してもよい。
図16は、本変形例に関わるワイヤーが基端方向に引かれたときの、ガイドチューブ4Gの先端保護部の状態を示す図である。
本変形例のガイドチューブ4Gは、チューブ部材4cと、他の内蔵物が挿通可能な別のチューブ部材4cDを有する。よって、チューブ部材4cDは、可撓性を有する。チューブ部材4cDの内径は、チューブ部材4cの外形よりも大きい。
チューブ部材4cD内には、チューブ部材4cだけでなく、他の内蔵物として、エア用チューブ41とドリル用チューブ42も挿通されている。
エア供給用あるいはエア吸引用のポンプ41aが、エア用チューブ41の基端に接続されている。
モータ42aが、ドリル用チューブ42の基端に接続されている。可撓性を有する金属製の軸部材42bが、ドリル用チューブ42内に挿通され、先端部には、ドリル部材42cが固定されている。なお、軸部材42bの先端部に設けられたドリル部材42cは、砥石部材でもよい。
ガイドチューブ4Gは、パイプ部材43を有する。パイプ部材43には、3つの孔が形成されている。3つの孔には、パイプ部4a1と、2本の処置用チューブ、ここではエア用チューブ41とドリル用チューブ42とが、挿通されて固定されている。
チューブ部材4cD内には、さらにワイヤー用チューブ部材44も挿通されている。ワイヤー用チューブ部材44内には、2本のワイヤー35aが挿通されている。
2本のワイヤー35aの先端は、パイプ部材43の基端部に互いに離れて固定されている。
口金32は、チューブ部材4cDに固定されている。ワイヤー用チューブ部材44は、延出部33に接続されている。そして、2本のワイヤー35aの基端は、把持部34に固定されている。
よって、ユーザは、必要なときに、把持部34を基端方向に引くと、ガイドチューブ4Gの先端は、図16に示すように、所定の方向に湾曲する。
さらに、ユーザは、ドリル部材42cにより、被検体が鋳物であれば、内壁の残砂などの異物を削ったり、エア用チューブ42の先端から、削った異物を吸引したり又は拭き飛ばしたりすることができる。
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態のガイドチューブでは、ガイドチューブのチューブ部材は、曲げ癖を有しているが、チューブ部材に複数のスリットを設けることにより、チューブ部材が曲がり易くなるようにしてもよい。
本実施の形態の内視鏡装置は、第1の実施の形態の内視鏡装置1と略同じ構成を有しているので、同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。
図17は、本実施の形態に関わるガイドチューブ4Hの斜視図である。
ガイドチューブ4Hのチューブ部材4cEは、先端側部分に複数のスリット51が形成されている。各スリット51の孔は、チューブ部材4cEの薄肉部を貫通する貫通スリットである。
各スリット51は、チューブ部材4cEの長手軸に対して直交する方向に切り込みを入れるように形成される。図17において、ガイドチューブ4Hを下方からみたときに、各スリット51は、下方から切り込みが入れられたように形成されている。すなわち、各スリット51は、チューブ部材4cEの周方向に沿って形成される。
複数のスリット51の基端側には、口金52が接着剤などの固定手段によりチューブ部材4cEに固定されている。
薄い金属製の板部材53が、パイプ部4a1と口金52に固定されている。具体的には、板部材53の先端部分が、パイプ部4a1に対して溶接などにより固定され、板部材53の基端部分が、口金52に対して溶接などにより固定されている。
さらに、板部材53は、板部材53の長手軸と、チューブ部材4cEの長手軸が平行になるように、パイプ部4a1と口金52に固定されている。
さらに、板部材53は、図17において、ガイドチューブ4Hを下方から見たときに、各スリット51の中央部に配置される。
コイル部4bの基端部分は、チューブ部材4cE内に挿入されている。
すなわち、複数のスリット51は、チューブ部材4cEの先端側部分に形成された、チューブ部材4cEの長手軸方向に沿って、長手軸方向に直交する方向に形成されている。そして、可撓性を有する板部材53は、チューブ部材4cEの長手軸方向に対して複数のスリット51側において、チューブ部材4cEの複数のスリット51より基端側部分と、パイプ部材4aとを固定している。
図18は、図17のガイドチューブ4Hが被検体内に挿入された状態を示す図である。
図18に示すような、奥が狭くなっている螺旋状の管路54の被検体内にガイドチューブ4Hを挿入するとき、板部材53が管路54の曲がり方向とは反対方向に位置するようにして、ガイドチューブ4Hを管路内に挿入する。
ガイドチューブ4Hがこのような向きで管路内に挿入されると、チューブ部材4cEの複数のスリット51は、チューブ部材4cEの長手軸方向におけるスリット51の幅が広がりながら、ガイドチューブ4Hは、板部材53が管路54内の内壁54a上を滑りながら、管路54内に挿入される。
このとき、板部材53が管路54の曲がり方向とは反対方向における外側の内壁54aに当たるが、パイプ部材4a、コイル部4b及びチューブ部材4cEの先端部分は、板部材53により保護される。
よって、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を生じると共に、曲がった被検体内へ挿入性がよく、かつガイドチューブの先端部分が保護されるという効果も生じる。
(第4の実施の形態)
第1の実施の形態では、光学アダプタのサイズが大きいため、挿入部がガイドチューブに挿入された後に、光学アダプタが挿入部の先端部に装着されるが、本実施の形態では、光学アダプタが挿入部の先端部に装着された状態で、ガイドチューブが取り付けられるようにしている。
本実施の形態の内視鏡装置は、第1の実施の形態の内視鏡装置1と略同じ構成を有しているので、同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。
図19は、本実施の形態に関わるガイドチューブの斜視図である。
本実施の形態のパイプ部材4aの第1のパイプ部4a1Aの先端部には、内向フランジ部61が設けられている。
挿入部5の先端部5aに装着された光学アダプタ8Aの外径dmは、内向フランジ部61の内径dnよりも大きいが、ガイドチューブ4I内に挿入可能な大きさである。
図19において二点鎖線で示すように、光学アダプタ8Aが装着された挿入部5がガイドチューブ4Iの基端部から挿入されると、光学アダプタ8Aの先端面は、内向フランジ部61に突き当たる。
よって、内向フランジ部61は、挿入部5の先端部5aをパイプ部材4aの先端面から突出させないように動きを規制する規制部を構成する。
口金25が、接着剤などによりチューブ部材4cに固定されている。口金25は、溶接などによりコイル部4bに固定されている。
よって、本実施の形態のガイドチューブ4Iは、チューブ部材4cの基端から挿入部5を挿入することによって、挿入部5と共に、被検体内に挿入可能となる。
なお、上述した実施の形態では、内向フランジ部61が第1のパイプ部4a1Aの先端部に設けられているが、第1のパイプ部4a1Aの内径方向に突出する爪でもよい。
図20は、第1のパイプ部4a1Aが、内径方向に突出する爪を有するガイドチューブ4I1の斜視図である。
図20に示すように、挿入部5は、ガイドチューブ4I1の第1のパイプ部4a1Aの先端に設けられた2つのツメ62により、先端方向への動きが規制される。
次に、上述した4つの実施の形態に共通の変形例について説明する。
(変形例8)
上述した各実施の形態では、パイプ部材4aは、金属製の円筒部材であり、コイル部4bは、金属製の疎巻きの断面が円の線材により構成されているが、パイプ部材4aとコイル部4bは、螺旋管でもよい。
図21は、本変形例に関わる、パイプ部材4aとコイル部4bの斜視図である。図22は、パイプ部材4aとコイル部4bの部分断面図である。
本変形例1では、パイプ部材4aは、ケーシングチューブなどの螺旋管4aAである。同様に、コイル部4bは、螺旋管4aAの基端部に固定されたケーシングチューブなどの螺旋管4bAである。
パイプ部材4aの外径は、コイル部4bの外径よりも大きい。螺旋管4aAの基端側の内側に、螺旋管4bAの先端側部分をねじ込むようにして嵌合させることによって、コイル部4bは、パイプ部材4aに固定される。
ケーシングチューブなどの螺旋管は、可撓性を有する。
特に、螺旋管としてケーシングチューブを用いると、パイプ部材4aとコイル部4bを、簡単でかつ安価に作成することができる。
また、螺旋管4aAの外径を大きくすることによって、先端部5aの観察窓を通した視野欠けを防止したり、先端部5aからの照明光の被検体の内周面からの反射による、ハレーションを防止したりすることができるというメリットもある。
(変形例9)
上述した各実施の形態の形態では、固定部21などを用いて、チューブ部材を挿入部5に対して固定したり、螺子などによって、チューブ部材をコイル部に固定したりしているが、一時的にチューブ部材をパイプ部に固定できるようにしてもよい。
図23は、本変形例に関わる、ガイドチューブ4Jの斜視図である。
ガイドチューブ4Jのパイプ部71は、テフロン(登録商標)などの樹脂製の軟性部材である。パイプ部71の先端側部分の内径は、挿入部5の先端部5aに装着された光学アダプタ8の外径よりもわずかに大きい。
図23において点線の矢印で示すように、パイプ部71を先端方向に力を少し入れて、手で移動すると、パイプ部71の先端部分の内側に光学アダプタ8の基端部分が入って、パイプ部71が光学アダプタ8を軽く保持した状態になる。
パイプ部71の基端には、螺旋管のコイル部72の先端部が接着剤などにより固定されている。なお、ここでは、コイル部72に、螺旋管であるが、疎巻きコイルでもよい。
このような構成によれば、ユーザが、ガイドチューブ4Jを基端方向に移動させると、パイプ部71の先端部分が、光学アダプタ8を軽く保持した状態にすることができる。
また、ユーザは、挿入部5を基端方向へ少し強く引けば、パイプ部71の先端部分は、光学アダプタ8から離すことができる。
よって、本変形例によれば、ガイドチューブを簡単に光学アダプタに対して固定したり、離したりすることができる。
なお、パイプ部材71の内径を光学アダプタ8の先端部外径と略同一もしくは若干小さく設定することにより、パイプ部材71の内周面が光学アダプタ8の外周面にぴったりと密着して、光学アダプタ8がパイプ部材71に取り付けられるようにしてもよい。
また、パイプ部71が透明な部材であれば、照明光が透過するので、ハレーションを低減することもできる。
(変形例10)
なお、パイプ部材4aの内周面をハレーション防止用に、黒色の塗料を塗ってもよい。
図24は、本変形例10に関わるパイプ部材4aとコイル部4bの部分斜視図である。
図24に示すように、パイプ部4a1Cの内周面には、黒色の塗料81が塗布されている。
よって、先端部5aからの照明光のハレーションを防止することができる。
なお、図24においては、図23における斜め方向に向かう照明部の照明方向に、パイプ部4a1Cは、切り欠き部82を有している。
また、挿入部5の長手軸周りの動きを規制する複数のツメ83が、パイプ部4a1Cの先端部に設けられている。挿入部5をガイドチューブ4Jに挿入したときに、一対のツメ83が、図23における突起部73を挟むように位置する。
(変形例11)
なお、パイプ部材4aの第1のパイプ部4a1は、先端方向に向かって内径が大きくなるように広がった形状を有していてもよい。
図25は、本変形例11に関わるパイプ部4a1Dとコイル部4bの部分斜視図である。
パイプ部4a1Dは、先端方向に向かって広がる形状を有している。
本変形例11によれば、得られる内視鏡画像におけるハレーションの発生を抑制することができる。
以上のように、上述した各実施の形態及び各変形例によれば、内視鏡の挿入部の先端部を保護しつつ、挿入部の挿入性及び抜去性を向上させた内視鏡用ガイドチューブを提供することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1 内視鏡装置、2 内視鏡、3 本体装置、3a モニタ、4、4A、4B、4C、4D、4E、4F、4G、4H、4I、4I1、4J ガイドチューブ、4a パイプ部材、4a1、4a1A、4a1C、4a1D、4a2 パイプ部、4aA 螺旋管、4b、4b1、4b2、4b3 コイル部、4bA 螺旋管、4c チューブ部材、4c1 先端開口、4cA、4cB チューブ部材、4cB1 円筒部、4cB2 螺旋溝部、4cC、4cD、4cE チューブ部材、4cx 周溝、4d1、4d2 口金、4x 凸部、5 挿入部、5a 先端部、5b 湾曲部、5c 可撓管部、6 操作部、6a ジョイスティック、7 ユニバーサルコード、8、8A 光学アダプタ、8a アダプタ本体、8b 取り付け部、9 観察窓、10 照明部、21 固定部、22 把持部、22a 雄螺子部、22b 延出部、23 回動部、23a 雌螺子部、24 折れ止め部、25 口金、26 螺子、27 コイル、28 口金、29 密着コイル、31 孔、31a 開口、32 口金、33 延出部、33a 受け部、33b 孔、34 把持部、35、35a ワイヤー、36 パイプ部材、37 凹部、41 エア用チューブ、41a ポンプ、42 ドリル用チューブ、42 エア用チューブ、42a モータ、42b 軸部材、42c ドリル部材、43 パイプ部材、44 ワイヤー用チューブ部材、51 スリット、52 口金、53 板部材、54 管路、54a 内壁、61 内向フランジ部、62 ツメ、71 パイプ部、72 コイル部、73 突起部、81 塗料、82 切り欠き部、83 ツメ。

Claims (16)

  1. 内視鏡の細長の挿入部が挿通可能で、可撓性を有するチューブ部材と、
    前記挿入部の先端部が挿入されて、前記先端部を保護する保護パイプ部材と、
    先端部分が前記保護パイプ部材の基端部に接続され、基端部分の一部が前記チューブ部材の先端側から挿入可能に構成され、前記チューブ部材の長手軸方向において伸縮可能でかつ弾発性を有する螺旋部材と、
    を有する、ことを特徴とする内視鏡用ガイドチューブ。
  2. 前記チューブ部材の外径をda1、前記チューブ部材の内径をda2、前記保護パイプ部材の外径をda3、及び前記螺旋部材の外径をda4としたとき、da4<da2<da3<da1の関係を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  3. 前記チューブ部材を、前記挿入部に対して固定するための固定部をさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  4. 前記螺旋部材は、前記挿入部を固定する固定部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  5. 前記チューブ部材は、前記チューブ部材の前記長手軸方向における、前記螺旋部材に対しての移動を規制する移動規制部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  6. 前記チューブ部材の先端側部分は、前記チューブ部材の基端側部分よりも厚さの薄い部分を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  7. 前記チューブ部材は、先端側部分に、螺旋溝と、前記螺旋溝に巻き付けられたコイルとを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  8. 前記チューブ部材の基端側部分に固定されたコイルを有し、
    前記コイルの先端は、前記チューブ部材の基端側部分に固定され、
    前記コイルの基端は、前記挿入部に固定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  9. 前記螺旋部材を、前記チューブ部材に付けられた曲げ癖の曲げ方向と同じ方向へ湾曲させる湾曲機構を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  10. 前記チューブ部材と、他の内蔵物が挿通可能な別のチューブ部材を有する、ことを特徴とする請求項9に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  11. 前記チューブ部材の先端側部分に形成された、前記チューブ部材の前記長手軸方向に沿って、前記長手軸方向に直交する方向に形成された複数のスリットと、
    前記長手軸方向に対して前記複数のスリット側において、前記チューブ部材の前記複数のスリットより基端側部分と、前記保護パイプ部材とを固定する、可撓性を有する板部材を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  12. 前記保護パイプ部材は、前記挿入部の前記先端部を前記保護パイプ部材の先端面から突出させない規制部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  13. 前記保護パイプ部材と前記螺旋部材は、螺旋管である、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  14. 前記保護パイプ部材は、軟性部材である、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  15. 前記保護パイプ部材の内周面には、黒色の塗料が塗布されている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  16. 前記保護パイプ部材は、先端方向に向かって内径が大きくなるように広がった形状を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
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