JPS6313275Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6313275Y2 JPS6313275Y2 JP4763884U JP4763884U JPS6313275Y2 JP S6313275 Y2 JPS6313275 Y2 JP S6313275Y2 JP 4763884 U JP4763884 U JP 4763884U JP 4763884 U JP4763884 U JP 4763884U JP S6313275 Y2 JPS6313275 Y2 JP S6313275Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wet paper
- dryer
- paper
- air
- dryer cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は抄紙機のドライヤに応用できる伴流空
気除去装置に関するものである。
気除去装置に関するものである。
従来の抄紙機におけるドライヤは、千鳥状に配
設されたトツプ及びボトムドライヤ間に湿紙が蛇
行状に掛けられ、カンバスロールとトツプ及びボ
トムドライヤ間を蛇行するカンバスにより、同湿
紙は上部、下部でドライヤロールに圧着されてい
た。
設されたトツプ及びボトムドライヤ間に湿紙が蛇
行状に掛けられ、カンバスロールとトツプ及びボ
トムドライヤ間を蛇行するカンバスにより、同湿
紙は上部、下部でドライヤロールに圧着されてい
た。
即ち、カンバスは上部および下部において、連
続した環体を形成し、複数本のトツプドライヤシ
リンダ、ボトムドライヤシリンダ及びカンバスロ
ール等のロール面を連続して走行し、また前工程
より走行してきた湿紙は、蒸気加熱されたドライ
ヤシリンダ表面にカンバスにより圧着加熱され、
複数本のトツプ、ボトムドライヤシリンダ間で
は、湿紙はカンバスにサポートされずに単独で走
行し、順次水分を蒸発乾燥させられる。
続した環体を形成し、複数本のトツプドライヤシ
リンダ、ボトムドライヤシリンダ及びカンバスロ
ール等のロール面を連続して走行し、また前工程
より走行してきた湿紙は、蒸気加熱されたドライ
ヤシリンダ表面にカンバスにより圧着加熱され、
複数本のトツプ、ボトムドライヤシリンダ間で
は、湿紙はカンバスにサポートされずに単独で走
行し、順次水分を蒸発乾燥させられる。
また前記の過程において、湿紙が走行し、かつ
ドライヤシリンダが回転することにより、各々の
表面に湿紙表面伴流空気、ドライヤ表面伴流空気
が形成される。この湿紙表面伴流空気とドライヤ
表面伴流空気が、湿紙と、ドライヤシリンダ外表
面との間に楔状に入り込み、空気層を形成する。
ドライヤシリンダが回転することにより、各々の
表面に湿紙表面伴流空気、ドライヤ表面伴流空気
が形成される。この湿紙表面伴流空気とドライヤ
表面伴流空気が、湿紙と、ドライヤシリンダ外表
面との間に楔状に入り込み、空気層を形成する。
以上の如く湿紙が走行し、かつドライヤシリン
ダが回転することにより、各々の表面に伴流空気
が形成され、この伴流空気により、湿紙とドライ
ヤシリンダの外表面との間に空気層が形成される
が、この空気層の熱伝導率は小さいため、ドライ
ヤシリンダの外表面から湿紙への熱伝達を阻害
し、乾燥効率を低下させる。従つて従来装置で
は、多数本のドライヤシリンダを必要とする欠点
があつた。
ダが回転することにより、各々の表面に伴流空気
が形成され、この伴流空気により、湿紙とドライ
ヤシリンダの外表面との間に空気層が形成される
が、この空気層の熱伝導率は小さいため、ドライ
ヤシリンダの外表面から湿紙への熱伝達を阻害
し、乾燥効率を低下させる。従つて従来装置で
は、多数本のドライヤシリンダを必要とする欠点
があつた。
本考案は前記従来の欠点を解消するために提案
されたもので、湿紙がカンバスにて圧着される内
側手前のドライヤシリンダに小ロールを圧接し、
ニツプ部でドライヤ表面伴流空気を遮断すると共
に、湿紙進行方向と小ロールの回転方向を逆に
し、湿紙表面伴流空気をかき出すような状態で除
去するようにした伴流空気除去装置を提供せんと
するものである。
されたもので、湿紙がカンバスにて圧着される内
側手前のドライヤシリンダに小ロールを圧接し、
ニツプ部でドライヤ表面伴流空気を遮断すると共
に、湿紙進行方向と小ロールの回転方向を逆に
し、湿紙表面伴流空気をかき出すような状態で除
去するようにした伴流空気除去装置を提供せんと
するものである。
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第１図及び第２図は本考案の実施例を示し、
従来と異なる点は、ドライヤシリンダ３の湿紙２
の入側の、同湿紙２がカンバス１にて圧着される
内側手前のドライヤシリンダ３に小ロール７を圧
接して設置したことで、その他は従来と同様であ
る。
と、第１図及び第２図は本考案の実施例を示し、
従来と異なる点は、ドライヤシリンダ３の湿紙２
の入側の、同湿紙２がカンバス１にて圧着される
内側手前のドライヤシリンダ３に小ロール７を圧
接して設置したことで、その他は従来と同様であ
る。
さて従来と同様な複数本のそれぞれのドライヤ
シリンダ３に、湿紙２がドライヤシリンダ３に、
カンバス１にて圧着される手前（内側）の入側に
おいて、湿紙２と小ロール７の隙間を小にして、
同小ロール７をドライヤシリンダ３に圧接して、
設置する。この小ロール７は、ドライヤシリンダ
３の回転により、矢印８方向の湿紙２の進行方向
と逆方向に転動するようになつている。また小ロ
ール７をドライヤシリンダと同速で駆動すること
も出来る。なお、小ロール７はゴム巻ロールの
他、金属ロールにすることもできる。
シリンダ３に、湿紙２がドライヤシリンダ３に、
カンバス１にて圧着される手前（内側）の入側に
おいて、湿紙２と小ロール７の隙間を小にして、
同小ロール７をドライヤシリンダ３に圧接して、
設置する。この小ロール７は、ドライヤシリンダ
３の回転により、矢印８方向の湿紙２の進行方向
と逆方向に転動するようになつている。また小ロ
ール７をドライヤシリンダと同速で駆動すること
も出来る。なお、小ロール７はゴム巻ロールの
他、金属ロールにすることもできる。
次に作用を説明すると、前工程にてプレス（図
示せず）により脱水され、ドライヤパートに走行
してきた湿紙２は、湿紙表面伴流空気５を形成
し、またドライヤシリンダ３は、ドライヤ表面伴
流空気６を形成し、同空気５，６は湿紙２とドラ
イヤシリンダ３の外表面との間に楔状に入り込も
うとするが、ドライヤ表面伴流空気６は、小ロー
ル７とドライヤシリンダ３との間のニツプ部９で
遮断される。
示せず）により脱水され、ドライヤパートに走行
してきた湿紙２は、湿紙表面伴流空気５を形成
し、またドライヤシリンダ３は、ドライヤ表面伴
流空気６を形成し、同空気５，６は湿紙２とドラ
イヤシリンダ３の外表面との間に楔状に入り込も
うとするが、ドライヤ表面伴流空気６は、小ロー
ル７とドライヤシリンダ３との間のニツプ部９で
遮断される。
また湿紙２の進行方向とは回転方向を逆にし、
矢印８方向に転動している小ロール７を有し、か
つ同小ロール７と湿紙２の隙間が小さいので、ロ
ールの回転気流により湿紙表面伴流空気５を、外
方向にかき出すようにして除去する。このように
してドライヤシリンダと湿紙間に空気層の発生が
なくなり、湿紙２は蒸気加熱された複数本のドラ
イヤシリンダ３の外表面より直接熱伝達を受け、
効率よく乾燥される。
矢印８方向に転動している小ロール７を有し、か
つ同小ロール７と湿紙２の隙間が小さいので、ロ
ールの回転気流により湿紙表面伴流空気５を、外
方向にかき出すようにして除去する。このように
してドライヤシリンダと湿紙間に空気層の発生が
なくなり、湿紙２は蒸気加熱された複数本のドラ
イヤシリンダ３の外表面より直接熱伝達を受け、
効率よく乾燥される。
以上詳細に説明した如く本考案は、湿紙がカン
バスにて圧着される内側手前のドライヤシリンダ
に小ロールを圧接したので、湿紙表面及びドライ
ヤ表面の伴流空気がドライヤシリンダと湿紙の間
に入り込んで空気層を形成するようなことはな
い。従つてドライヤシリンダの外表面から湿紙へ
の熱伝達が阻害されるようなことはなく、乾燥効
率が低下することはなくなり、従来のように多数
本のドライヤシリンダを必要とするような欠点を
除去できる。
バスにて圧着される内側手前のドライヤシリンダ
に小ロールを圧接したので、湿紙表面及びドライ
ヤ表面の伴流空気がドライヤシリンダと湿紙の間
に入り込んで空気層を形成するようなことはな
い。従つてドライヤシリンダの外表面から湿紙へ
の熱伝達が阻害されるようなことはなく、乾燥効
率が低下することはなくなり、従来のように多数
本のドライヤシリンダを必要とするような欠点を
除去できる。
第１図は本考案の実施例を示すドライヤにおけ
る伴流空気除去装置の側面図、第２図は同斜視図
である。 図の主要部分の説明、１……カンバス、２……
湿紙、３……ドライヤシリンダ、５……湿紙表面
伴流空気、６……ドライヤ表面伴流空気、７……
小ロール。
る伴流空気除去装置の側面図、第２図は同斜視図
である。 図の主要部分の説明、１……カンバス、２……
湿紙、３……ドライヤシリンダ、５……湿紙表面
伴流空気、６……ドライヤ表面伴流空気、７……
小ロール。
Claims (1)
- 湿紙を乾燥させるドライヤにおいて、湿紙がカ
ンバスに圧着される内側手前のドライヤシリンダ
に小ロールを圧接し、同小ロールの回転方向を湿
紙の進行方向と逆にしたことを特徴とする伴流空
気除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4763884U JPS60161198U (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | 伴流空気除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4763884U JPS60161198U (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | 伴流空気除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60161198U JPS60161198U (ja) | 1985-10-26 |
| JPS6313275Y2 true JPS6313275Y2 (ja) | 1988-04-14 |
Family
ID=30563148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4763884U Granted JPS60161198U (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | 伴流空気除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60161198U (ja) |
-
1984
- 1984-03-31 JP JP4763884U patent/JPS60161198U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60161198U (ja) | 1985-10-26 |
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