JPS6329759Y2 - - Google Patents

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JPS6329759Y2
JPS6329759Y2 JP1984121984U JP12198484U JPS6329759Y2 JP S6329759 Y2 JPS6329759 Y2 JP S6329759Y2 JP 1984121984 U JP1984121984 U JP 1984121984U JP 12198484 U JP12198484 U JP 12198484U JP S6329759 Y2 JPS6329759 Y2 JP S6329759Y2
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JP
Japan
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drain
dryer
groove
dryer cylinder
hopper
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JP1984121984U
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JPS6139199U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は抄紙機における蒸気ドライヤロールに
応用できるドライヤロールに関するものである。
(従来技術) 第7図、第8図に従来の抄紙機における蒸気ド
ライヤのドレン排出装置の概要構成を示す。第7
図においてドライヤシリンダ2の両端は、ロール
軸3及び端板4により閉塞されており、それぞれ
ベアリング5に保持され、ロール軸3を介してド
ライヤロール1が回転できるようになつている。
そしてこのドライヤロール1が多数連なつてドラ
イヤパートを形成し、湿紙12は蒸気加熱された
ドライヤロール1の外周面に沿つて順次通され、
乾燥される。
加熱用の蒸気6は、ロータリジヨイント10を
介し供給管7によりドライヤシリンダ2に供給さ
れる。またドライヤシリンダ2外周面の湿紙12
は、シリンダ内周面からの蒸気により乾燥される
が、湿紙12に熱を奪われることにより発生する
ドレン8は、同様にロータリジヨイント10を介
し蒸気の差圧(蒸気給排気の圧力差)を利用し
て、ドライヤシリンダ2の内周面に近接して開口
しているドレン排出用ホツパ11及び排出管9に
より外部へ排出される。
なお、ここで発生するドレン8は、ドライヤロ
ール1が高速(300〜400m/min以上)で回転す
ると、遠心力の作用でドライヤシリンダ2の内周
面にほぼ均一な厚さで、リム状の膜を形成する
(一般的にこの現象をリミング現象と言つてい
る)。
しかしながら前記従来装置におけるリム状のド
レン8は、膜厚が厚く、かつドレンの熱伝導率が
小さい為に、湿紙12への熱伝達が悪く、乾燥効
率低下の原因となつていた。また従来のドレンの
排出方法では、構造上排出管9とドライヤシリン
ダ2の内周面との間に一定の間隙13が必要であ
り、これがドレン膜厚を厚くしている原因となつ
ていた。更に工具の送り目14部に滞留しているド
レンが、熱伝達悪化の原因となつていた(ドレン
膜厚=1〜2mm+工具の送り目14の深さ)。そ
こで工具の送り目深さを極力小さくする為には、
加工精度が要求され、加工コストが高くなる欠点
があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は前記従来のドレン排出の問題点を解決
し、より効率のよいドレン排出によりドレンの厚
みを極小とし、熱伝達率の向上を図り、乾燥効率
のよい、省エネも図れるドライヤロールを提供し
ようとするものである。
(問題点を解決するための手段) このため本考案は、ドライヤシリンダの内表面
に軸方向に向く単数又は複数のドレン排出溝を設
け、同排出溝内に先端が開口するドレン排出管に
より外部にドレンを排出するようにしてなるもの
で、これを問題点解決のための手段とするもので
ある。
(作用) さて前記構成において、ドレンは遠心力によ
り、ドライヤシリンダ内表面のシリンダ軸方向に
設けられたドレン排出溝に向つて、ドライヤシリ
ンダの円周方向に流れる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第1図及び第4図は本考案の第1及び第2実
施例を示し、ドライヤシリンダ2の内表面に溝を
設けたことに大きな特徴があり、第1実施例(第
1図〜第3図)として、ロータリサイフオン方
式、第2実施例(第4図及び第6図)として、固
定サイフオン方式が提案されている。
先ず第1図〜第3図の第1実施例について説明
すると、ドライヤシリンダ2内表面のロール軸3
の方向に、適正幅及び深さのドレン排出溝21
を、単数又は複数(図は3溝の場合を示してい
る。)削成している。ドレン8(ドライヤシリン
ダ2の内周面に切削加工時に生じる切削工具の送
り目の中に入り込んでいるドレン8を含む)は、
遠心力により切削工具の送り目に沿つて円周方向
に流れ、ドレン排出溝21に一旦集められた後、
ドレン排出溝に沿つてホツパ11に流れ排出され
る様になつている。
またドレン排出溝21が複数の場合は、ドライ
ヤシリンダ2の内周面方向にホツパ11位置を接
合点として連通溝22が削成されており、ドレン
8はドレン排出溝21および連通溝22を流れホ
ツパ11より排出される。
前記のようにドライヤロール1は、ベアリング
5に保持されて回転できるようになつており、ロ
ータリサイフオン方式の場合、ホツパ11を有す
るドレン排出管9は、ドライヤシリンダ2に固着
され、ドライヤシリンダ2と一緒に回転し、第5
図に図示の従来のものと異なり、ドライヤシリン
ダ2の内周面からでなく、ドレン排出溝21の溝
底部近傍から排出管9を介して、ドレン8を外部
に排出できるようになつている。なお、ドレン排
出溝21が単数の場合には、ホツパ11は本溝底
部に直接取付けられる為、連通溝は設けなくても
良い。
次に以上の如く構成された第1実施例について
作用を説明する。ドライヤロール1が高速で回転
すると、蒸気6が湿紙に熱を奪われることにより
発生するドレン8は、遠心力の作用により軸心よ
り更に遠くに集まろうとし、ドレン排出溝21に
流入して工具の送り目14に溜つたドレン8も、
送り目に沿つて流れ、排出溝21の底部に集めら
れる。ドレン排出溝21に集められて溜つたドレ
ン8は、差圧によりホツパ11から吸い上げら
れ、排出管9により外部に排出される。
またドレン排出溝21を複数設けた場合には、
各ドレン排出溝21に集められたドレン8は、連
通溝22を介してホツパ11の設置位置に集めら
れ、効率よく外部へ排出される。なお、ドレン排
出溝21の表面積は、ドライヤ全表面積に比べる
と極小であり、ここでのドレン8の厚みは熱伝達
上問題にならない。
次に第4図の第2実施例について説明すると、
これは第5図の従来のようにドライヤシリンダ2
の内表面よりドレン8を排出するのではなく、ド
レン排出溝21、連通溝22を削成して溝の底部
よりドレン8を排出するが、この点は前記第1実
施例と同様である。第4図はドレン排出溝21が
複数(4溝)の場合を示している。また第2実施
例が第1実施例と異なつている点は、ホツパ11
及び排出管9が固定されており、ドライヤシリン
ダ2と一緒に回転せず、一箇所に固定されてドレ
ン8を排出する点である。従つてドレン排出溝2
1が単数の場合は、ホツパ11が回転するドライ
ヤシリンダ2と衝突しない様、逃げの為にドライ
ヤシリンダ2内面のホツパ11部円周方向に(図
示している連通溝22と同様に)ホツパ11径よ
りやや大き目の幅の溝が必要である。この第2実
施例の排出管9及びホツパ11は固定式で、ドラ
イヤシリンダ2と一緒には回転しない。また他の
作用は第1実施例と同様であり、効果においても
差異はない。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案はドライヤシリ
ンダの内表面に軸方向に向く単数又は複数のドレ
ン排出溝を設け、同排出溝内に先端が開口するド
レン排出管により外部にドレンを排出するように
したので、ドライヤシリンダの内表面とホツパと
の間に、構造上必要な間隙は、ドレン排出溝部で
部分的に確保され、ドライヤシリンダ内表面の大
部分(ドレン排出溝を除く部分)のドレンは、遠
心力により切削工具の送り目に沿つて円周方向に
流れ、排出溝に集められるため、ドレン膜厚は薄
くなり、従つて熱伝達率が良くなるため、湿紙の
乾燥効率が格段に向上する。またドレンが円周方
向に流れるため、切削工具の送り目にドレンが滞
留することはなく、更に乾燥効率が向上する。
また発生したドレンは、遠心力により工具の送
り目に沿つてドレン排出溝に流れるため、工具の
送り目の深さが直接ドレン膜厚に影響しなくな
る。従つてドライヤシリンダの内面加工精度を現
状より荒くすることが可能となり、これがコスト
ダウンにつながる。なお、ドレン排出溝を複数と
した場合には、ドライヤシリンダの内周面に円周
面方向に向く連通溝を設ければ、ドレン排出管を
1本設けるだけでよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示すドライヤロ
ールの1部切截斜視図、第2図は第1図のB部詳
細図、第3図は第1図のC〜C断面図、第4図は
本考案の第2実施例を示すドライヤロールの1部
切截斜視図、第5図は従来のドライヤロールの正
面断面図、第6図は第4図のD〜D断面図、第7
図は従来のドライヤロールの1例を示す側断面
図、第8図は第7図のA部詳細図である。 図の主要部分の説明、1……ドライヤロール、
2……ドライヤシリンダ、8……ドレン、21…
…ドレン排出溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドライヤシリンダの内表面に軸方向に向く単数
    又は複数のドレン排出溝を設け、同排出溝内に先
    端が開口するドレン排出管により外部にドレンを
    排出するようにしたことを特徴とするドライヤロ
    ール。
JP12198484U 1984-08-10 1984-08-10 ドライヤロ−ル Granted JPS6139199U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12198484U JPS6139199U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 ドライヤロ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12198484U JPS6139199U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 ドライヤロ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6139199U JPS6139199U (ja) 1986-03-12
JPS6329759Y2 true JPS6329759Y2 (ja) 1988-08-09

Family

ID=30680757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12198484U Granted JPS6139199U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 ドライヤロ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6139199U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5648795Y2 (ja) * 1976-12-23 1981-11-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6139199U (ja) 1986-03-12

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