JPS63130948A - 駆動解除装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、とくに静電複写機、同プリンタなど静電記
録プロセスを利用する画像形成装置に利用するに適した
、被駆動部材ないしユニットの駆動解除装置に関するも
のである。

（従来技術と解決すべき課題） たとえば、画像形成装置の定着装置にみるように、互に
圧接する一対のローラ間に、トナー像を担持する転写材
を通過させ、このとき該ローラ対によって転写材に圧力
ないしは圧力と熱を加えて、トナー像を転写材に定着さ
せるように構成した周知の定着装置においては、転写材
がローラ対に挟持された状態でジャムした場合、ローラ
対をその駆動系から一時的に分離し１手動でローラを回
転させてジャムした転写材を除去するようなものがすで
に提案されている。

即ち、これは、定着装置内のローラは、画像形成装置内
の駆動源から、ギヤ、スズロケットなどのよって駆動さ
れているようになっているため、ジャムによって装置各
部を停止しても、定着用のローラのみを手動で回動させ
ることは、実際的には不可能であるためである。

第３図はこのようなものの一例であって、つぎにその構
成、作用について略述する。

同図において、符号１０は、圧接ローラ対、不図示の画
像形成位置でトナー像を担持した転写材を導入する部材
、定着ずみの転写材を排出する部材などを収納した定着
装置であって、図にはローラ対のうちの、外部駆動系に
接続されている側のローラ１０ａのみが示してあり、そ
の他の部材は省略しである。

ローラ１０ａの軸は定着装置のケーシングから突出して
おり、これにギヤ１が取着しである。

このギヤ１は中間ギヤ２を介して、軸５ａを中心として
揺動する保持部材３に支持されたギヤ４にかみ合ってお
り、該ギヤ４は、前記軸５ａに取着されたギヤ５とかみ
合っている。

前記軸５ａは、不図示の画像形成装置の駆動系に接続し
であるので、軸５ａのトルクが、ギヤ５、同４．同２、
同１を介して、定力用のローラ１０ａが回転して定着作
用が行なわれることになる。

転写材がローラ対に挟持されてジャムしたときには、定
着装置に配した蓋体１０ｂを１図示矢印方向に回動して
２点鎖線の位置に持ち来たすと、定着装置本体に、ピン
７ａで枢着したレバー７が実線の位置から２点鎖線の位
置に回動し、レバー７の端部７ｂが、同じく本体にビン
６ａで枢着されているアーム６に当接して、その端部６
ｂが前述の保持部材３を図示実線位置から２点鎖線の位
置に揺動させ、ギヤ３と同２とのかみ合いが外れて、定
着用のローラ１０ａは外部から手動で自由に回動させて
ジャムして転写材を排出することができる。

しかしながら、実際問題としては、駆動を停止したとき
には、定着装置の駆動負荷が大きいために、各ギヤが強
くかみ合った状態で停止し、さらに、駆動源たるモータ
その他の部材の停止時における慣性負荷によって、本体
側のギヤと定着装置側のギヤがきつくかみ合ううえ、い
っばんに、この種の装置においては、駆動力を安定的に
伝達させるために、離脱させるべき本体側のギヤが、定
着ローラ側の反力によって離れる傾向とならないように
、くい込み勝手の位置をとるように構成しであるのが普
通であるので、所定のギヤのかみ合いを外すことが不可
能であるような事態が発生するおそれがある。

いったん、このような状態となると、ギヤを分離させる
手段、上記の例でいえばアーム６、が変形して以後作動
しなくなったり、あるいはギヤを損傷したりすることに
なって著しい不都合を生ずる。このような事態の発生を
回避しようとすれば、各部材が大型化してコストアップ
にもつながり好ましくない。

本発明はこのような事態に対処すべくなされたものであ
って、装置停止時における駆動系の状態にかかわらず、
各部に特段の負荷、変形や損傷をを与えたりすることな
く、安定した作動を奏し得る定着装置を提供することを
目的とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するため、本発明は、画像形成装置内の被駆動部材乃
至ユニットを駆動源から離脱させるにあたり、駆動源停
止直前の時点において、駆動源たるモータを若干逆回転
させるように構成したことを特徴とするものである。

このように構成することによって、すべての伝達系のか
み合いを強制的にゆるめることができるので、いずれの
位置においても被駆動部材等の分離を軽快かつ容易に行
なうことができる。

（実施例の説明） 第１図は本発明を複写機の定着装置に適用した実施例を
示すものであって、定着装置１０内には、周知のように
、互に圧接する定着ローラ１０ａと、これに圧接する加
圧ローラ、両ローラの圧接部に転写材を導入する部材、
定着後転写材を排出する部材（いずれも不図示）など定
着に要する部材が配設しであるものとする。

前記定着ローラの軸には、駆動ギヤｌが取着され、この
ギヤ１が、画像形成装置の駆動源によって駆動される軸
５ａに揺動自在に配設された保持部材３にあって、該軸
５ａに取着されたギヤ５とかみ合うギヤ４．中間ギヤ２
を介して駆動されるものとする。

このものの構成、作動は、基本的に前記第３図に示した
ものとおおむね同様であるので、それらについての説明
は省略する。

定着装置の転写材排出口側には蓋体１０ｂが、ピンｌｏ
ｃによって、回動開閉自在に配してあり、また定着装置
本体下端近傍、前記ピンｌＯｃの近くには、ピン８ｂに
よって枢着されたレバー８が配設してあって、該レバー
８の一端８ｂと前記蓋体ｔｏｂに配したピン１１の間に
はばね９が懸架してあって、レバー８に図示時計方向の
回動習性を与えていて、前記蓋体に形成した突部１０ｄ
がストッパとなって、該レバーの他端８Ａに、前記保持
部材３に近接した位置をとらせている。

またこの画像形成装置にあっては、ジャムなどで装置が
停止するさいには、駆動モータの停止直前に該モータを
若干量逆回転させるものとする。

このように構成しであるから、ジャムが発生して装置が
停止した時には、蓋体１０ｂを矢印方向に回動開放する
と、ばね９が延伸しながらレバー８を図示時計方向に回
動せしめ、その端部８ａが保持部材３を２点鎖線の位置
に変位させるが、このときまでに、駆動系に含まれる各
ギヤのかみ合いは、モータの逆転によってゆるんでいる
ので、ギヤ２とギヤ４の係合は容易に外れて、定着ロー
ラは手動によって簡単に回動可能となり、転写材も容易
に排出することができる。

第２図は本発明を定着装置に適用した他の実施例を示す
ものであって、このものは、定着ローラ１０ａ、ギヤ１
ないし駆動用の軸５ａまでの構成は上記の装置と同様の
構成となっている。

図示実線の閉蓋状態において、定着装置本体のピン１２
ａに枢着した三叉状の解除部材１２のひとつの脚部１２
ｃに１本体側に一端を係止したばね１３の他端が係止さ
れて、該部材を時計方向に偏倚させ、このとき、他のひ
とつの脚部が蓋体１０ｂに設けたピンｌＯｆに係合して
解除部材１２を定位値に維持している。

そして、解除部材がこの位置にあるとき、他の脚部端部
１２ｂは、保持部材３に近接した位置をとっている。

このように構成しであるから、定着部において発生した
ジャムによって装置が停止したとき、蓋体１０ｂを矢印
方向に開放すると、ス）−／パとして作用しているピン
ｌｏｆが解除部材の脚部から離れるので、ばね１３の作
用で該部材が時計方向に回動し、前記端部１２ｂが保持
部材を押圧する。

この装置の場合も、前記のものと同様に駆動モータはそ
の停止直前に若干量逆転して、各ギヤの強固なかみ合い
を解除しているので、前記解除部材端部１２ｂの押圧作
用でギヤ４は容易にギヤ２から離脱して、定着ローラの
手動操作を可能ならしめる。

以上本発明を画像形成装置の定着装置に適用し、操作者
がその排出側の蓋体を開放する操作によってギヤトレー
ンを、それが含まれる平面内で変位するものについて説
明したが、本発明がこのようなものに限定されるもので
ないことは勿論であって、保持部材３に相当する部分を
変位させるための手段として、そのためのツバ−、ノブ
などを別設し、あるいは駆動系の停止にともなってソレ
ノイド、モータなどを作用させて行なうことも可能であ
る。

またギヤの離脱もその一方を軸方向に変位させるように
構成してもよい。

さらにまた、本発明が、定着装置に限らず１画像形成装
置の、主たる駆動モータによって分岐された種々な被駆
動ユニットにおけるギヤトレーンの係脱にも利用できる
ものであることは容易に理解できるところであろう。

（３）発明の効果 本発明は、以上説明したように、ジャムなどにおける装
置の停止時に、駆動モータを逆転させることによってギ
ヤその他伝達系の係合を弛緩させてから離脱させるので
、とくに強固、大型な構成を必要とせず、長期にわたっ
て確実に駆動解除機能を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を複写機の定着装置に適用した実施例を
示す要部側面図、 第２図は同上他の実施例を示す要部側面図、第３図は公
知の定着装置の駆動解除手段を例示する側面図である。 ｌ、２．４．５．・・・ギヤ、３・・拳保持部材、８＠
・・レバー、９．１３・・・ばね、ｌＯ・・Φ定着装置
本体、１２・Φ・解除部材。 ／Ｄ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動系と、これによって駆動される部材をそなえ、駆動
   系を停止したのちに、上記被駆動部材を駆動系から離脱
   させる駆動解除装置において、駆動系の停止直前におい
   てこれを逆転させることを特徴とする駆動解除装置。