JPH1124434A - 駆動接離機構 - Google Patents

駆動接離機構

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JPH1124434A
JPH1124434A JP9188988A JP18898897A JPH1124434A JP H1124434 A JPH1124434 A JP H1124434A JP 9188988 A JP9188988 A JP 9188988A JP 18898897 A JP18898897 A JP 18898897A JP H1124434 A JPH1124434 A JP H1124434A
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JP
Japan
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gear
unit
driven
rotational force
driving
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JP9188988A
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English (en)
Inventor
Yuzuru Ebara
譲 江原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽い操作力量で且つ簡単な操作でジャムに対
処することができる、画像形成装置における転写材搬送
ローラの駆動接離機構の提供を目的としている。 【解決手段】 本発明の駆動接離機構47は、駆動部4
の回転駆動力を従動部2を介して転写材搬送ローラ1の
回転軸1aに伝達するための回転力伝達手段3と、回転
力を従動部6を介して搬送ローラ1の回転軸1aに与え
る回転力付与手段5と、回転力伝達手段3と回転力付与
手段5とを保持し、回転力伝達手段3が駆動部4および
従動部2に接続する回転力伝達位置と、回転力伝達手段
3と駆動部4との接続状態が解除されるとともに回転力
付与手段5が従動部6に接続される回転力入力位置との
間で移動可能な保持手段9と、保持手段9を回転力入力
位置に向けて付勢する付勢手段8と、開閉カバー7に設
けられ、開閉カバーが閉じられた際に付勢手段の付勢力
に抗して保持手段を押圧して回転力伝達位置に向けて移
動させる押圧手段7aとを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置における転写材搬送ローラの駆動接離機構に係わ
り、詳しくは、転写材搬送ローラに回転力を付与する駆
動源の駆動部と転写材搬送ローラの回転軸に設けられた
従動部とを接離可能に接続する駆動接離機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機等の画像形成装置は、コ
ピー用紙等の転写材に画像形成に伴う各種の処理を施す
べく、転写材を所定の経路に沿って搬送する搬送手段を
備えている。このような搬送手段は、一般に、互いに対
向して接触する一対のローラから成り、ローラが回転す
ることによってローラ間のニップ部に進入する転写材を
搬送する。
【0003】画像形成装置の定着装置は、トナー像を転
写材に定着させるための装置であるが、転写材を排紙ト
レイ側に向けて送り出す搬送手段としての機能も有す
る。すなわち、定着装置は、所定の熱源を内蔵した定着
ローラ(転写材搬送ローラ)と、定着ローラに圧接され
る加圧ローラ(転写材搬送ローラ)とを有し、これらロ
ーラ間のニップ部に進入する転写材を回転力によって搬
送しながら同時に転写材に担持されたトナー像を熱によ
って転写材に定着させる。この場合、定着ローラは、そ
の回転軸に設けられた従動ギアが駆動源の駆動ギアと噛
み合うことにより回転される。
【0004】ところで、定着ローラと加圧ローラとの間
に転写材が残留するジャム(紙詰まり)発生時において
は、ジャム検出器が働いてメインモータが停止し、定着
ローラの回転が停止される。従来、このようなジャム発
生時に定着ローラと加圧ローラとの間から転写材を取り
除くことができるように、定着ローラの回転軸の端部に
操作ノブが設けられている。すなわち、操作ノブを手動
で回動操作することにより定着ローラを回動させて、ロ
ーラ間に詰まった転写材を取り除くことができるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記操作ノブ
の回動操作は、従来、定着ローラの回転軸に設けられた
従動ギアと駆動源の駆動ギアとが噛み合った状態で行な
われるため、駆動力を駆動ギアに伝達する各種のギアや
チェーン等の駆動力伝達系の負荷に抗して行なわなけれ
ばならない。したがって、大きな操作力量を伴い、ま
た、操作ノブを強引に回動させると、駆動ギアに設けら
れたスプロケットからチェーンが外れる虞れがある。
【0006】そこで、こうした不具合を解消するため
に、特開昭58ー18663号公報や実開昭64ー30
573号公報では、駆動源の駆動ギアと定着ローラの従
動ギアとを接離可能に接続する駆動接離機構を設け、こ
の駆動接離機構によって従動ギアと駆動ギアとの噛み合
い状態を解除できるようにしている。具体的には、この
駆動接離機構は、その軸方向に摺動可能な回転軸と、回
転軸の一端に設けられた操作ノブと、回転軸の他端に設
けられ且つ定着ローラの従動ギアおよび駆動源の駆動ギ
アに噛合可能な中継ギアとからなる。そして、操作者が
操作ノブを掴んで回転軸を軸方向の一方側に移動させる
と、駆動源の駆動ギアと定着ローラの従動ギアとが中継
ギアを介して噛み合わされ、また、回転軸を軸方向の他
方側に移動させると、中継ギアを介した従動ギアと駆動
ギアとの噛み合い状態が解除されて、従動ギアが中継ギ
アのみと噛み合うようになる。
【0007】しかし、この場合、駆動接離機構の回転軸
は、スプリングによって、その中継ギアが従動ギアおよ
び駆動ギアと噛み合う方向に常時付勢されているため、
従動ギアと駆動ギアとの噛み合い状態を解除するために
は、スプリングの付勢力に抗して駆動接離機構の回転軸
を操作ノブにより軸方向に移動させなければならず、結
果的に、大きな操作力量を伴うこととなる。しかも、ジ
ャムに対処するためには、駆動接離機構の回転軸を軸方
向に移動させた後に操作ノブによって回転軸を回動させ
るといった2段階の操作が必要であり、操作が非常に煩
雑となる。
【0008】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、軽い操作力量で且つ
簡単な操作でジャムに対処することができる、画像形成
装置における転写材搬送ローラの駆動接離機構を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、転写材を所定の方向に送
り出して搬送する転写材搬送ローラと、転写材搬送ロー
ラに回転力を付与する駆動部とを有する画像形成装置に
設けられ、転写材搬送ローラの回転軸に固着された従動
部と前記駆動部とを接離可能に接続する駆動接離機構に
おいて、駆動部と従動部との両者に接続して、駆動部の
回転力を従動部に伝達する回転力伝達手段と、従動部に
接続して、回転力を従動部に与える回転力付与手段と、
回転力伝達手段と回転力付与手段とを保持し、回転力伝
達手段が駆動部および従動部に接続する回転力伝達位置
と、回転力伝達手段と駆動部との接続状態が解除される
とともに回転力付与手段が従動部に接続される回転力入
力位置との間で移動可能な保持手段と、保持手段を回転
力入力位置に向けて付勢する付勢手段と、転写材搬送ロ
ーラが位置する部位を開閉する開閉カバーに設けられ、
開閉カバーが閉じられた際に付勢手段の付勢力に抗して
保持手段を押圧して回転力伝達位置に向けて移動させる
とともに、開閉カバーが開けられた際には保持手段に対
する押圧力を解除して付勢手段による保持手段の回転力
入力位置への移動を許す押圧手段とを具備することを特
徴とする。
【0010】この請求項1に記載の発明によれば、開閉
カバーを開けるだけで、保持手段が自動的に移動され
て、回転力伝達手段と駆動部との接続状態が解除すなわ
ち駆動部と転写材搬送ローラの従動部との連結状態が解
除されるため、駆動側の伝達機構の負荷に抗することな
く、回転力付与手段の操作のみによって、ジャム処理を
行なうことができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記駆動接離機構は、転写材搬送ロー
ラとともに、画像形成装置の本体に着脱自在に取り付け
られる1つのユニットを構成することを特徴とする。
【0012】この請求項2に記載の発明によれば、転写
材を搬送するための搬送装置をコンパクトに設計するこ
とができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、画像形成装置の本体には、前記ユニッ
トの装着を解除するための解除レバーを有し、前記押圧
手段は、ユニットが画像形成装置の本体に完全に取り付
けられていない状態で、解除レバーに当接して開閉カバ
ーが閉じられるのを阻止することを特徴とする。
【0014】この請求項3に記載の発明によれば、開閉
カバーによる閉塞を阻止するための手段を開閉カバーに
別個に設ける必要がなくなり、コスト的に有利となる。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、回転力伝達手段と駆動部との接続状態
が解除された後に回転力付与手段が従動部に接続される
ことを特徴とする。
【0016】この請求項4に記載の発明によれば、駆動
部が回転力伝達手段に回転力を与えている最中(コピー
時等)に開閉カバーが開けられた場合、回転力伝達手段
が駆動部から完全に外れて転写材搬送ローラの駆動が停
止した後に回転力付与手段が従動部に接続されるため、
回転力付与手段および従動部の破損が防止される。
【0017】請求項5に記載の発明は、トナー像を転写
材に定着させる画像形成装置の定着ユニットにおいて、
所定の熱源を内蔵する回転可能な定着ローラと、定着ロ
ーラの回転軸の一端側に設けられた第1の従動ギアと、
定着ローラの回転軸の他端側に設けられた第2の従動ギ
アと、画像形成装置の装置本体に設けられた駆動ギアと
第1の従動ギアの両者に噛合して、駆動ギアの回転駆動
力を第1の従動ギアを介して定着ローラの回転軸に伝達
する中継ギアと、第2の従動ギアと噛合するギア部を有
する操作ノブと、その一端に中継ギアを有し、他端に操
作ノブを回転可能に保持し、中継ギアが駆動ギアおよび
第1の従動ギアに噛合する回転力伝達位置と、中継ギア
と駆動ギアとの噛合状態が解除されるとともに操作ノブ
のギア部が第2の従動ギアに噛合される回転力入力位置
との間で移動可能な回転軸部と、回転軸部を回転力入力
位置に向けて付勢する付勢手段とを具備し、前記回転軸
部は、画像形成装置の開閉カバーが閉じられると、開閉
カバーに設けられた突起に押圧されて、付勢手段の付勢
力に抗して回転力伝達位置に向けて移動されるととも
に、開閉カバーが開かれると、前記突起による押圧力が
解除されて、付勢手段によって回転力入力位置へ移動さ
れることを特徴とする。
【0018】この請求項5に記載の発明によれば、開閉
カバーを開けるだけで、回転軸部が自動的に移動され
て、中継ギアと駆動ギアとの接続状態が解除すなわち駆
動ギアと定着ローラの第1の従動ギアとの連結状態が解
除されるため、駆動側の伝達機構の負荷に抗することな
く、操作ノブの回動操作のみによって、ジャム処理を行
なうことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態について説明する。
【0020】図3には、トナー像を転写材に定着させる
ための定着ユニット30と、この定着ユニット30が着
脱自在にセットされる画像形成装置の装置本体45とが
示されている。また、図5には、定着ユニット30が装
置本体45側から引き出される状態が示されている。こ
の場合、図示のように、装置本体45側に設けられた解
除レバー40が定着ユニット30から離れるように外側
に回動されることにより、定着ユニット30が装置本体
45側から引き出されるようになっている。また、定着
ユニット30が装置本体45側に押し込まれて完全にセ
ットされると、解除レバー40が定着ユニット30の側
面に近接するように内側に回動するようになっている。
【0021】図3に示すように、定着ユニット30がセ
ットされる装置本体45側の部位には、定着ユニット3
0の後述する定着ローラ1に回転力を付与する駆動源と
してのモータMが設けられている。このモータMの駆動
力は、力伝達機構32を介して、定着ユニット30の後
述する中継ギア3と噛み合う駆動ギア4に伝達されるよ
うになっている。
【0022】図1に示すように、定着ユニット30は、
所定の熱源を内蔵して定着処理を行なうとともに転写材
を搬送するための搬送ローラを兼ねる定着ローラ1と、
定着ローラ1に圧接される図示しない加圧ローラと、定
着ローラ1の後述する第1の従動ギア2と装置本体45
側の駆動ギア4とを接離可能に接続する駆動接離機構4
7とを有している。
【0023】定着ローラ1の回転軸1aは、定着ユニッ
ト30のハウジングを形成する両側板10,11にそれ
ぞれベアリング12,13を介して回転可能に取り付け
られている。回転軸1aの一端には第1の従動ギア2が
固定的に取り付けられており、また、回転軸1aの他端
には第2の従動ギア6が固定的に取り付けられている。
一方、駆動接離機構47は、両側板10,11にそれ
ぞれベアリング14,15を介して回転可能に取り付け
られた回転軸9を有している。回転軸9の一端には第1
の従動ギア2と噛み合う中継ギア3が固定的に取り付け
られており、また、回転軸9の他端には第2の従動ギア
6と噛合可能なギア部5aを有する操作ノブ5がベアリ
ング14を介して回転可能に取り付けられている。
【0024】また、回転軸9は、軸方向にスライド可能
に取り付けられている。具体的には、回転軸9は、図1
に示されるように定着ユニット30を第1の従動ギア2
が位置する側から装置本体45内に挿入セットした状態
で、中継ギア3が装置本体45側の駆動ギア4と噛合し
且つ操作ノブ5のギア部5aが第2の従動ギア6から外
れる図1の位置と、中継ギア3が装置本体45側の駆動
ギア4から外れ且つ操作ノブ5のギア部5aが第2の従
動ギア6と噛合する図2の位置との間を軸方向にスライ
ドできるようになっている。
【0025】また、図4にも示すように、操作ノブ5と
側板10との間あるいはベアリング14,16間には、
回転軸9に付勢力を付与して、ギア部5aと第2の従動
ギア6とが噛み合い且つ中継ギア3と駆動ギア4との噛
合状態が解除される図2の位置へと回転軸9を移動させ
るコイルスプリング等の弾性部材8が介挿されている。
【0026】また、装置本体45には、定着ユニット3
0が挿脱される部位を開閉する開閉カバー7が取り付け
られている。この開閉カバー7の内面には、定着ユニッ
ト30の操作ノブ5と当接する位置に、突起7aが設け
られている。この突起7aは、図1に示されるように定
着ユニット30が装置本体45にセットされた状態で開
閉カバー7が閉じられると、操作ノブ5と当接して回転
軸9を弾性部材8の付勢力に抗して図1に示される位置
まで軸方向に移動させる。
【0027】また、この突起7aは、図6に示されるよ
うに定着ユニット30が装置本体45側に完全にセット
されていない時には、解除レバー40と干渉して、開閉
カバー7による閉塞を阻止するようになっている。な
お、図7に示されるように定着ユニット30が装置本体
45側に完全にセットされると、突起7aは解除レバー
40と干渉することなく操作ノブ5に突き当たり、開閉
カバー7による閉塞が可能となる。
【0028】次に、上記構成の定着ユニット30の動作
について説明する。
【0029】まず、図5に示すように、定着ユニット3
0を第1の従動ギア2が位置する側から装置本体45内
に挿入する。なお、この時、定着ユニット30が装置本
体45側に完全にセットされていない場合には、開閉カ
バー7を閉じようとしても開閉カバー7の突起部7aが
解除レバー40に当たって開閉カバー7を閉じることが
できない。
【0030】図5に示す挿入動作を行なって、定着ユニ
ット30を装置本体45側に完全にセットすると、定着
ユニット30は、図2に示される位置で保持される。こ
の位置では、操作ノブ5のギア部5aが第2の従動ギア
6と噛合し、中継ギア3は第1の従動ギア2のみと噛合
して装置本体45側の駆動ギア4とは噛合しない。
【0031】この図2の状態から開閉カバー7を閉じる
と、突起7aが解除レバー40と干渉することなく操作
ノブ5に突き当たり、回転軸9が弾性部材8の付勢力に
抗して図1に示される位置まで軸方向(図中Aの方向)
に移動される。この位置では、中継ギア3が第1の従動
ギア2との噛合状態を維持したまま装置本体45側の駆
動ギア4と噛み合い、操作ノブ5のギア部5aが第2の
従動ギア6から外れる。したがって、モータMの駆動力
が駆動ギア4から中継ギア3を介して第1の従動ギア2
に伝達され、回転軸1aとともに定着ローラ1が回転さ
れる。その結果、定着ユニット30は、定着ローラ1と
加圧ローラとの間のニップ部に進入する転写材を回転力
によって搬送しながら同時に転写材に担持されたトナー
像を熱によって転写材に定着させることが可能となる。
なお、この時、中継ギア3と回転軸9は共に回転する
が、操作ノブ5はアイドル状態になっているため回転し
ない。したがって、操作ノブ5と接触する突起部7aが
摩耗することがない。
【0032】定着ユニット30のこのような駆動中、定
着ローラ1と加圧ローラとの間に転写材が残留するジャ
ム(紙詰まり)が発生した場合には、図示しないジャム
検出器が働いてモータMが停止し、定着ローラ1の回転
が停止される。この状態で、定着ローラ1と加圧ローラ
との間から転写材を取り除くために、開閉カバー7を開
けると、操作ノブ5に対する突起7aの押圧力が解除さ
れるため、弾性部材8の付勢力によって回転軸9が図2
の位置へと強制的に軸方向(図中Bの方向)に移動され
る。その結果、ギア部5aと第2の従動ギア6とが噛み
合い、中継ギア3と駆動ギア4との噛合状態が解除され
る。したがって、この状態で、操作ノブ5を所定の方向
に回すと、ギア部5aと噛み合う第2の従動ローラ6が
回転され、回転軸1aとともに定着ローラ1が回転され
て、ローラ間に詰まった転写材が取り除かれる。なお、
この場合、第1の従動ギア2は駆動ギア4と噛み合って
いないため、駆動側の伝達機構32の負荷に抗すること
なく、軽い操作力量でジャム処理が行なえる。
【0033】以上説明したように、本実施形態の定着ユ
ニット30の駆動接離機構47によれば、開閉カバー7
を開けるだけで、回転軸9が自動的に移動されて、駆動
ギア4と中継ギア3との噛合状態、すなわち駆動ギア4
と定着ローラ1の従動ギア2との連結状態が解除される
ため、駆動側の伝達機構32の負荷に抗することなく、
操作ノブ5の回動操作のみによって、ジャム処理を行な
うことができる。すなわち、従来のように、ジャム処理
のために回転軸9を軸方向に移動させてなおかつ操作ノ
ブ5によって回転軸9を回動させるといった2段階の操
作を行なう必要がなく、また、駆動側の伝達機構32の
負荷に抗して操作ノブ5を回動させる必要もなく、単に
操作ノブ5を回動させるという1段階の操作を行なうだ
けで、ジャム処理を軽い操作力量で行なうことができ
る。また、機構が簡単で部品点数も少ないため、コスト
的にも有利である。
【0034】また、本実施形態の駆動接離機構47にお
いて、突起部7aは、回転軸9を移動させる機能のみな
らず、解除レバー40と協働して装置本体45側に対す
る定着ユニット30の不完全なセット状態を操作者に知
らせる機能も備えている。したがって、解除レバー40
に当接する突起を開閉カバー7に別個に設ける必要がな
くなり、コスト的に有利となる。
【0035】図8は本実施形態の変形例を示している。
この変形例では、開閉カバー7を完全に閉じて中継ギア
3と駆動ギア4とを噛み合せた状態において、操作ノブ
5のギア部5aと第2の従動ギア6との離間距離L1が
中継ギア3と駆動ギア4との噛み合い幅L2よりも大き
く設定されている。したがって、この構成では、開閉カ
バー7が開けられると、中継ギア3と駆動ギア4との噛
合状態が完全に解除された後に操作ノブ5のギア部5a
が第2の従動ギア6と噛合する。
【0036】このように、中継ギア3と駆動ギア4との
噛合状態が完全に解除された後にギア部5aと第2の従
動ギア6とが噛合するように構成すると、駆動ギア4が
中継ギア3に回転力を与えている最中(コピー時等)に
開閉カバー7が開けられた場合、中継ギア3が駆動ギア
4から完全に外れてユニット30内の駆動が停止した後
にギア部5aと第2の従動ギア6とが接続するため、ギ
ア部5aおよび第2の従動ギア6の破損が防止される。
【0037】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施できることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、開閉カ
バーを開けるだけで、保持手段が自動的に移動されて、
回転力伝達手段と駆動部との接続状態が解除すなわち駆
動部と転写材搬送ローラの従動部との連結状態が解除さ
れるため、駆動側の伝達機構の負荷に抗することなく、
回転力付与手段の操作のみによって、ジャム処理を行な
うことができる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、転写材を
搬送するための搬送装置をコンパクトに設計することが
できる。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、開閉カバ
ーによる閉塞を阻止するための手段を開閉カバーに別個
に設ける必要がなくなり、コスト的に有利となる。
【0041】請求項4に記載の発明によれば、駆動部が
回転力伝達手段に回転力を与えている最中(コピー時
等)に開閉カバーが開けられた場合、回転力伝達手段が
駆動部から完全に外れて転写材搬送ローラの駆動が停止
した後に回転力付与手段が従動部に接続されるため、回
転力付与手段および従動部の破損が防止される。
【0042】請求項5に記載の発明によれば、開閉カバ
ーを開けるだけで、回転軸部が自動的に移動されて、中
継ギアと駆動ギアとの接続状態が解除すなわち駆動ギア
と定着ローラの第1の従動ギアとの連結状態が解除され
るため、駆動側の伝達機構の負荷に抗することなく、操
作ノブの回動操作のみによって、ジャム処理を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る駆動接離機構を備え
た定着ユニットの第1の状態を示す要部断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る駆動接離機構を備え
た定着ユニットの第2の状態を示す要部断面図である。
【図3】図1および図2の定着ユニットと画像形成装置
本体を示す斜視図である。
【図4】駆動接離機構の回転軸の一端部を示す断面図で
ある。
【図5】図1の定着ユニットを装置本体側から引き出す
状態を示す斜視図である。
【図6】図1の定着ユニットが装置本体側に完全に挿入
されていない状態で開閉カバーが閉じられる様子を概略
的に示した平面図である。
【図7】図1の定着ユニットが装置本体側に完全に挿入
された状態で開閉カバーが閉じられる様子を概略的に示
した平面図である。
【図8】図1の駆動接離機構の変形例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 定着ローラ(転写材搬送ローラ) 1a 回転軸 2 第1の従動ギア(従動部) 3 中継ギア(回転力伝達手段) 4 駆動ギア(駆動部) 5 操作ノブ(回転力付与手段) 5a ギア部 6 第2の従動ギア(従動部) 7 開閉カバー 7a 突起(押圧手段) 8 弾性部材(付勢手段) 9 回転軸(保持手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材を所定の方向に送り出して搬送す
    る転写材搬送ローラと、転写材搬送ローラに回転力を付
    与する駆動部とを有する画像形成装置に設けられ、転写
    材搬送ローラの回転軸に固着された従動部と前記駆動部
    とを接離可能に接続する駆動接離機構において、 駆動部と従動部との両者に接続して、駆動部の回転力を
    従動部に伝達する回転力伝達手段と、 従動部に接続して、回転力を従動部に与える回転力付与
    手段と、 回転力伝達手段と回転力付与手段とを保持し、回転力伝
    達手段が駆動部および従動部に接続する回転力伝達位置
    と、回転力伝達手段と駆動部との接続状態が解除される
    とともに回転力付与手段が従動部に接続される回転力入
    力位置との間で移動可能な保持手段と、 保持手段を回転力入力位置に向けて付勢する付勢手段
    と、 転写材搬送ローラが位置する部位を開閉する開閉カバー
    に設けられ、開閉カバーが閉じられた際に付勢手段の付
    勢力に抗して保持手段を押圧して回転力伝達位置に向け
    て移動させるとともに、開閉カバーが開けられた際には
    保持手段に対する押圧力を解除して付勢手段による保持
    手段の回転力入力位置への移動を許す押圧手段と、 を具備することを特徴とする駆動接離機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動接離機構は、転写材搬送ローラ
    とともに、画像形成装置の本体に着脱自在に取り付けら
    れる1つのユニットを構成することを特徴とする請求項
    1に記載の駆動接離機構。
  3. 【請求項3】 画像形成装置の本体には、前記ユニット
    の装着を解除するための解除レバーを有し、前記押圧手
    段は、ユニットが画像形成装置の本体に完全に取り付け
    られていない状態で、解除レバーに当接して開閉カバー
    が閉じられるのを阻止することを特徴とする請求項2に
    記載の駆動接離機構。
  4. 【請求項4】 回転力伝達手段と駆動部との接続状態が
    解除された後に回転力付与手段が従動部に接続されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の駆動接離機構。
  5. 【請求項5】 トナー像を転写材に定着させる画像形成
    装置の定着ユニットにおいて、 所定の熱源を内蔵する回転可能な定着ローラと、 定着ローラの回転軸の一端側に設けられた第1の従動ギ
    アと、 定着ローラの回転軸の他端側に設けられた第2の従動ギ
    アと、 画像形成装置の装置本体に設けられた駆動ギアと第1の
    従動ギアの両者に噛合して、駆動ギアの回転駆動力を第
    1の従動ギアを介して定着ローラの回転軸に伝達する中
    継ギアと、 第2の従動ギアと噛合するギア部を有する操作ノブと、 その一端に中継ギアを有し、他端に操作ノブを回転可能
    に保持し、中継ギアが駆動ギアおよび第1の従動ギアに
    噛合する回転力伝達位置と、中継ギアと駆動ギアとの噛
    合状態が解除されるとともに操作ノブのギア部が第2の
    従動ギアに噛合される回転力入力位置との間で移動可能
    な回転軸部と、 回転軸部を回転力入力位置に向けて付勢する付勢手段
    と、 を具備し、 前記回転軸部は、画像形成装置の開閉カバーが閉じられ
    ると、開閉カバーに設けられた突起に押圧されて、付勢
    手段の付勢力に抗して回転力伝達位置に向けて移動され
    るとともに、開閉カバーが開かれると、前記突起による
    押圧力が解除されて、付勢手段によって回転力入力位置
    へ移動されることを特徴とする定着ユニット。
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