JPS63130475A - 反力機構を備えた動力舵取装置 - Google Patents

反力機構を備えた動力舵取装置

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JPS63130475A
JPS63130475A JP27561086A JP27561086A JPS63130475A JP S63130475 A JPS63130475 A JP S63130475A JP 27561086 A JP27561086 A JP 27561086A JP 27561086 A JP27561086 A JP 27561086A JP S63130475 A JPS63130475 A JP S63130475A
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JP
Japan
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reaction force
working fluid
housing
shafts
large diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP27561086A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Eto
衛藤 邦彦
Shigeo Tanooka
田ノ岡 茂男
Yutaka Mori
豊 森
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の運転状態に応じて手動操舵トルクの
特性を変えることができる反力機構を備えた動力舵取装
置、特にそのハンドル戻り特性の改良に関する。
〔従来技術〕
この種の動力舵取装置の反力機構は、例えば第11図に
示す如く、人力軸1と出力軸2の間の相対回動角が0と
なる中立位置に向けて両軸を相対的に付勢する反力ビス
トン3を有しており、各反力ビストン3に作動流体圧を
与える反力室4は互いに連通されている。従って、両軸
が中立位置を中心として左右各方向に相対回動する場合
の両軸の間の捩りばね特性は、切込み側も戻り側も同一
である。しかして、両軸1,2の間の相対回動角に応じ
て作動するサーボ弁により、出力軸2にアシスト力を与
えて手動操舵トルクを減少させるパワーシリンダへの作
動流体の給排を制御するようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
かかる従来技術においては、手動操舵トルクが大となる
運転状態、すなわち反力室の油圧が大となって両軸の間
の捩りばね特性が剛となる運転状態において、ハンドル
を大きく切った後に急いで戻そうとすると、前記捩りば
ね特性が剛となっているのでハンドル戻しの際の抵抗が
大となるという問題がある。本発明はこのような問題を
解決することを可能としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕 このために本発明による反力機構を備えた動力舵取装置
は、第1図及び第2図に例示する如く、ハウジング10
内に回動可能に同軸的に支持されて相対回動可能に弾性
的に連結された入力軸12及び出力軸11と、この両軸
11.12の相対回動に基づいて作動され前記出力軸1
1にアシスト力を与えるパワーシリンダへの作動流体の
給排を制御するサーボ弁20と、印加される作動流体圧
に応じて前記両軸11,12の間の捩りばね特性を変え
て前記アシスト力を変化させる反力機構30を備えてな
る動力舵取装置において、前記反力機構30は前記両軸
11.12の何れか一方に設けられた半径方向突部31
と、前記両軸11,12の他方に設けられ前記半径方向
突部31を回動可能に収納する収納133を有すると共
に前記ハウジング10内に回動可能に嵌合された大径部
32と、この大径部と前記ハウジング10の間に互いに
独立して形成された第1及び第2反力室34゜38と、
前記大径部32に形成されて前記第1反力室34に開口
する第1シリンダ孔35に前記半径方向突部31に対し
当接可能に嵌挿され前記第1反力室34に印加される作
動流体圧により前記両軸11,12を相対回動中立位置
に向けて一方向より付勢する第1反力ピストン36と、
前記大径部32に形成されて前記第2反力室38に開口
する第2シリンダ孔39に前記半径方向突部31に対し
当接可能に嵌挿され前記第2反力室38に印加される作
動流体圧により前記両軸11,12を相対回動中立位置
に向けて前記一方向とは逆方向より付勢する第2反力ピ
ストン40を備えてなることを特徴とするものである。
〔作用〕
ハンドルを直進状態より一方向に切って更にその方向に
切り込んでいる状態においては、出力軸11は直進状態
の位置からその方向に回動してお′す、人力軸12の回
動角は出力軸110回動角よりも大となる。この状態に
おいては一方の反力ビストン例えば第1反力ピストン3
6のみが半径方向突部31に当接して、両軸11,12
の間の捩りばね特性は第1反力室34に印加される油圧
により制御される。ハンドルを前記一方向に切った状態
において、手放し状態におけるハンドル戻り速度よりも
速くハンドルを戻せば、出力軸11は前記同様直進状態
の位置より一方向に回動しているが、人力軸12020
回動角力軸110回動角よりも小となる。この状態にお
いては、第2反力ピストン40のみが半径方向突部31
に当接して、両軸11,12の間の捩りばね特性は第2
反力室38に印加される油圧により制御される。ハンド
ルを他方向に切った状態では、両軸11,12の間の捩
りばね特性は、ハンドルを切り込んでいるときは第2反
力室3日に印加される油圧により制御され、ハンドルを
手放し戻り速度より早く戻すときは第1反力室34に印
加される油圧により制御される。
〔発明の効果〕
上述の如き本発明によれば、互いに独立して設けられた
第1反力室と第2反力室に印加する油圧を独立して制御
することにより、動力舵取装置の入力軸と出力軸の間の
戻りばね特性を、ハンドルを切り込んでいろ状態と急い
て戻す状態とて独立して変えることができるので、切り
込みの際の手動操舵トルクが大となる運転状態、すなわ
ち両軸の間の捩りばね特性が剛となる運転状態において
も、ハンドルを急いて戻す場合には捩りばね特性が自動
的に柔となるようにすることができ、ハンドル戻りを良
好にすることができる。
〔実施例〕
先ず、第1図及び第2図に示す実施例により本発明の説
明をする。
第1図に示す如く、互いに固定された弁ハウジング10
aとギヤハウジング10bよりなるハウジング10内に
は、2個の軸受15,18により出力軸11が回動可能
に軸承され、出力軸11のビニオンllaには、これと
ほぼ直角方向に摺動可能に支持されたラック軸14のラ
ック14aが噛合している。このラック軸14にはパワ
ーシリンダ54のピストンロッド54a(第3図参照)
が連結され、閉略の操舵リンク機構を介して操向車輪に
連結されている。ハウジング10内には、また、操舵軸
である人力軸12が軸受17,18により、出力軸11
と同軸;こ回動可能に軸承され、この両軸11,12は
人力軸12の中心孔内を通るトーションバー13により
弾性的に連結され、またこの両軸11,12の相対回動
に基づいて作動するサーボ弁20が設けられている。サ
ーボ弁20は人力軸12に形成されたロータ弁部材21
と、このロータ弁部材21とハウジング10の間に嵌合
されてピン23により出力軸11に連結されたスリーブ
弁部材22よりなり、供給ボート25、排出ボート26
及び一対の分配ボー) 27a。
27bを有している。供給ボート25よりの作動流体は
、両軸11,12の間の相対回動角がOである中立位置
においては両分配ボート27a、27bに等しい圧力を
及ぼし、両軸11.12が中立位置より相対回動ずれば
、その方向及び相対回動角に応した差のある圧力を両分
配ボー)27a。
27bに作用させてパワーシリンダ54にアシスト力を
生ぜしぬる。
次に、両軸11,12の間に設けられる反力機構30に
つき説明する。第1図及び第2図に示す如く、人力軸1
2の出力軸11例の端部には、軸線方向に沿って2対の
半径方向突部31が互いに逆方向に突出して一体に形成
されている。また、出力軸11の人力軸12側の端部に
は円筒状の大径部32が一体ζこ形成され、その内部に
は各半径方向突部31を所定角度相対回動可能に収納す
る収納溝33が形成されている。大径部32の外周面3
2aは弁ハウシング10aの内周面19に回動可能に嵌
合され、この外周面32aには2対の半径方向突部31
とほぼ対応する位置に収納溝33と平行な2対の溝が形
成され、この溝と弁ハウジング10aの内周面19とに
より各1対の第1反力室34及び第2反力室38を形成
し、また各反力室34.38と対応して2本の環状溝3
4a。
38aが形成されている。各第1反力室34は第1環状
溝34aにより互いに連通されると共にハウジング10
に形成した第1導入ボート37に連通され、同様に第2
反力室38は第2環状溝38aにより互に連通されると
共に第2導入ボート41に連通されるが、両反力室34
.,38の間は互に連通されていない。
主として第2図に示す如く、第1反力室34と収納溝3
3の間の大径部32の隔壁には、両軸11.12の中心
に対し対角位置に、一方の一対の半径方向突部31とほ
ぼ直交する一対の第1シリンダ孔35が設けられて第1
反力ピストン36が嵌挿され、また、第2反力室38と
収納溝33の間の隔壁には、第1シリンダ孔35と逆の
対角位置に、他方の一対の半径方向突部31とほぼ直交
する一対の第2シリンダ孔39が形成されて第2反力ピ
ストン40が嵌挿されている。第1及び第2反力ピスト
ン36.40は第1及び第2反力室34.38に印加さ
れる作動流体圧により、半径方向突部31を両軸11,
12の相対回動中立位置に向けて互に逆方向より付勢す
るが、各反力ビストン36.40はその反力室34,3
8側に形成されたフランジの存在により中立位置を越え
て半径方向突部31を付勢することはないようになって
いる。
以上に延べた反力機構を備えた動力舵取装置(符号Pて
示す)は、例えば第3図に示す如く接続して使用される
。すなわち、内蔵する流量調整弁等により一定の吐出量
を有する供給ポンプ50からの作動流体は分流弁51に
より所定比率で分流され、一方の流量は管路55を経て
動力舵取装置Pのサーボ弁20の供給ボート25に供給
され、他方の流量は電磁絞り弁52によりバイパスされ
て圧力が制御される管路56及び電磁切換弁53を経て
動力舵取装置Pの反力機構30の第1及び第2導入ボー
)37.41に供給される。電磁絞り弁52は通常は全
開でソレノイド52aに印加される制御電流■の増大に
つれて開度が減少するものであり、4ボ一ト3位置の電
磁切換弁53は通常は中立位置にあって両導入ボー)3
7.41をリザーバ59に連通ずるが、一方のソレノイ
ド53aに制御電流iaを印加すれば左方位置を選択し
て第1導入ボート37に管路56の作動流体圧を印加す
ると同時に第2導入ボート41をリザーバ59に連通し
、他方のソレノイド53bに制御電流1bを印加すれば
右方位置を選択して第2導入ボート41に管路56の作
動流体圧を印加すると同時に第1導入ボート37をリザ
ーバ59に連通ずるものである。サーボ弁20の排出ボ
ート26はリザーバ59に連通され、両分配ボー)27
a。
27bにパワーシリンダ54の両室が連通されている。
第3図の電磁絞り弁52及び電磁切換弁53を制御する
制御回路を第4図に示す。電子制御装置60はマイクロ
プロセッサ(以下単にCPUという)61と、読出し専
用メモリ(以下単にROMという)62と、書込み可能
メモリ(以下単にRAMという)と、入出力インタフェ
イス64よりなり、入出力インタフェイス64にはA−
D変換器72.73を介してハンドル軸の回動角θを検
出する操舵角センサ70及び自動車の車速Vを検出する
車速センサ71が接続され、またアンプ74.75を介
して電磁絞り弁52のソレノイド52a及び電磁切換弁
53のソレノイド53a、63bが接続されている。
ROM62には電磁絞り弁52のソレノイド52aに印
加する制御電流■の制御パターンが特性マツプとして記
憶されている。第5図(a)及び(b)は車速■及び操
舵角θに対するこの制御パターンを図形化して示したも
ので、特性Aは切込み状態すなわちハンドルを直進状態
より一方向に切って更にその方向に切り込んでいる状態
における制御パターンすなわち切込みマツプを示し、特
性Bは戻し状態すなわち一方向に切られたハンドルを直
進状態に戻している状態における制御パターンすなわち
戻りマツプを示している。第5図(a)は成る一定の操
舵角における車速■に対する制御パターンを示し、(b
)は成る一定の車速における操舵角θに対する制御パタ
ーンを示している。電磁切換弁53の各ソレノイド53
a、53bに印加する制御電流ia、ibの制御パター
ンは第6図に示す通りであり、操舵角θが直進状態を中
心とする小範囲(−αくθくα)内にある場合は両ソレ
ノイド53a、53bへの印加電流はOであるが、θ≧
αとなれば一方のソレノイド53aに1aなる一定の値
の制御電流が印加され、θ≦−αとなれば他方のソレノ
イド53bに1bなる一定の値の制御電流が印加される
ようになっている。
次に、第4図の制御回路の制御動作を、第7図のフロー
チャートにより説明する。なお、ROM62にはこのフ
ローチャートによる制御動作を実行するための制御プロ
グラムが記憶されている。
自動車のメインスイッチを入れれば、電子制御装置60
は各変数を0または所定の初期値に設定する。自動車の
走行状態において時々刻々変化する操舵角θ及び車速V
は操舵角センサ70及び車速センサ71により検出され
て現在の値が電子制御装置60内の凹路のレジスタに記
憶される。CPU61は所定の時間間隔(例えば0.5
秒)毎に割込信号が入力される都度、前記制御プログラ
ムに基づき処理動作を実行する。
CPU61は、先づ第7図のフローチャートのステップ
100においてレジスタに記憶された現在の操舵角θ及
び車速■を読込み、続くステップ101において一α〈
θくαであるか否かを判断し、−αくθくαであれば次
のステップ102において電磁切換弁530両ソレノイ
ド53a、53bへの電流出力を停止して、反力機構3
0の両度刃室34,3Bをリザーバ59に連通した後、
制御プログラムの実行を停止する。この状態すなわち操
舵角θが直進状態を中心として±αの範囲内にある状態
においては、両度刃室34,38には圧力が印加されて
いないので、反力機構30は作動しない。
一α〈θくαでなければ、CPU61は制御動作をステ
ップ101からステップ103に進める。
ステップ103以後は、操舵角θと凹路のステップにお
いて予め演算した操舵角の変化速度θの範囲に応じて、
次の4つの作動状態に分かれる。
(1)先ず、θ〉0てかつθ〉0、すなわちハンドルが
一方向への切込み状態にある場合は、CPU61は制御
動作をステップ103からステップ104.105,1
06,110に進め、ステップ104において電磁切換
弁53の一方のソレノイF 53 aに制御電流iaを
出力して左方位置とし、ステップ106において第5図
の切込みマツプAより車速■及び操舵角θに基づいて制
御電流値Iをサーチし、ステップ110においてこの値
Iなる制御電流を電磁絞り弁δ2のソレノイド52aに
印加した後、制御プログラムの実行を停止する。
この状態においては、V路56内の作動流体圧は第5図
の切込みマツプAとほぼ同様に変化し、この作動流体圧
は電磁切換弁53及び管路57を経て反力機構30の第
1導入ボート37から第1反力室34に印加され、一方
策2反刃室38は第2導入ボート41、管路38及び電
磁切換弁53を経てリザーバ59に連通される。これに
より車速■及び操舵角θの増大につれてアシスト力は減
少し、操向車輪か゛らの操舵反力トルクに対する手動操
舵トルクの比率は増大する。
(2)ステップ103において、θ〉0でありかつθ〉
0でない、すなわちハンドルが一方向からの戻り状態に
ある場合は、CPU61は制御動作をステップ103か
らステップ104,105,109.110に進め、ス
テップ104において前記同様の処理を行い、ステップ
109において第5図の戻りマツプBより車速V及び操
舵角θに基づいて制御電流値■をサーチし、ステップ1
10においてこの値■なる制御電流を電磁絞り弁δ2の
ソレノイド52aに印加した後、制御プログラムの実行
を停止する。この場合は、管路56内の作動流体圧が全
体的に増大する点、すなわち第1反力ピストン36によ
り与えられる入出力軸11゜12間の捩りばね特性が前
記(1)の場合よりも剛となる点を除き、前記(1)と
同様の作動状態となる。
この状態において、手放し状態のハンドル戻り速度より
も遅くハンドルを戻す場合は、第1反力ピストン36に
より与えられる両軸11,12間の捩りばね特性がより
剛となるので、出力軸11に切込み方向のアシスト力を
与えるパワーシリンダ54に印加される作動流体の差圧
は切込みの場合よりも減少し、従ってハンドルの戻りは
軽くなる。また、手放し戻り速度よりも早くハンドルを
戻す場合は、第1反力ピストン36は半径方向突部31
より離れ、第2反力ピストン40が半径方向突部31に
当接し、従ってパワーシリンダ54には出力軸11を戻
し方向に作動させるように作動流体が流入・流出する。
しかして、第2反力ピストン40を付勢する第2反力室
38内の作動流体圧は0であるので両軸11,12の間
の捩りばね特性は極めて柔となり、従ってサーボ弁20
を介してパワーシリンダ54に流入・流出する作動流体
の量は増大するのでハンドルの戻りは極めて軽くなる。
なお、上記(1)、(2)の状態において、ハンドルを
操舵角θ2まで切り込んだ後に戻し、操舵角θlまで戻
した後に再び切り込んだ場合は、制御電流Iは第5図(
b)の矢印で示すようなヒステリシスループを描き、こ
れに応じてアシスト力等も変化する。
(3)ステップ103において、θ>0てなくかつθく
0、すなわちハンドルが他方向への切込み状態にある場
合は、CPU61は制御動作をステップ103からステ
ップ107,108,106゜110に進めた後、制御
プログラムの実行を停止する。この場合は、電磁切換弁
53が右方位置となり、従って管路56内の作動流体圧
が反力機構30の第2導入ボート41から第2反力室3
8に印加され、第1反力室34がリザーバ59に連通さ
れる点を除き前記(1)と同じ状態となり、その作動も
ハンドルが他方向に切り込まれている点を除き前記(1
)と同一である。
(4)ステップ103においてθ〉0でなくかっθくO
てない、すなわちハンドルが他方向からの戻り状態にあ
る場合は、CPU6 ]は制御動作をステップ103か
らステップ107,108,109.110に進めた後
、制御プログラムの実行を停止する。この場合は、前記
(3)と同様、管路56内の作動流体圧が第2反力室3
日に印加され、第1反力室34がリザーバ69に連通さ
れる点を除き前記(2)と同状態であり、その作動もハ
ンドルが他方向に切り込まれている点を除き前記(2)
と同一である。
CPU61は、所定の小時間間隔毎に割込信号が入力さ
れる都度、第7図のフローチャートによる上述の処理動
作を繰り返して実行し、車速■。
操舵角θ及び操舵角変化速度θの正負に応じて電磁絞り
弁52の開度を設定すると共に電磁切換弁53を切り換
える。これにより車速及び操舵角に応じた手動操舵トル
クが得られ、かつその手動操舵トルクを切込み状態の場
合よりも戻り状態の場合の方が小となるようにしてハン
ドル操作を容易にすることができる。
第8図は本発明による動力舵取装置Pの第2図とは異な
る使用例を示す。この例においては、一定の吐出量を有
する供給ボートδ0からの作動流体は分流弁51により
所定比率で分流され、一方の流量は管路55を経て動力
舵取装置Pのサーボ弁20の供給水−ト25に供給され
、他方の流量は分流弁80により等分されて管路87及
び8日を経て動力舵取装置Pの反力機構30の第1及び
第2供給ボー)37.41に供給される。管路87及び
88は電磁絞り弁81及び82によりバイパスされて圧
力が制御される。この電磁絞り弁81.82は互に同一
特性のもので、通常は全開となっているが、そのソレノ
イド81a、82aに印加される制御電流Iの値の増大
につれて開度が減少するものである。
第8図の電磁絞り弁81.82を制御する制御回路を第
9図に示す。この制御回路の構成は第3図に示すものと
実質的に同じであり、電磁絞り弁52、電磁切換弁53
の代わりに両電磁絞り弁81.82がアンプ74a、7
5aを介して人出力インタフェイス64に接続されてい
る点が相違するのみである。R0M62 aには電磁絞
り弁81゜820ソレノイド81a、82aに印加する
制御電流1の制御パターンが記憶されており、この制御
パターンは第5図に示すものと実質的に同一であるが、
操舵角θが直進状態を中心とする±αの範囲内での制御
電流Iの値はOとなっている。
次に、第9図の制御回路の制御動作の概略を、第10図
のフローチャートにより説明する。CPU61は所定の
時間間隔毎に割込信号が入力される都度、このフローチ
ャートによる制御プログラムに基づき処理動作を実行す
る。なお、R0M62aにはこの制御プログラムが記憶
されている。
CPU61は、先ずステップ120において現在の操舵
角θ及び車速Vを読み込み、−α〈θ〈αてあれば制御
動作をステップ121からステップ122に進めた後、
制御プログラムの実行を停止する。この状態においては
ソレノイド81a。
82aへの電流出力が停止されて両電磁絞り弁81.8
2は全開となるので、両度刃室34.38に印加される
圧力は0となり、反力機構3oは作動しない。−αくθ
〈αでなければCPU51は制御動作をステップ121
からステップ123に進める。ステップ123以後は、
前述の使用状態と同じく、操舵角θとその変化速度δの
範囲に応じて4つの作動状態に分かれる。
先ず、θ〉0でかつθ〉0の場合は、CPU61は制御
動作をステップ123からステップ124,125,1
26,128之こ進めた後、制御プログラムの実行を停
止する。この状態においてはソレノイド82aへの電流
出力が停止されるので、第2電磁絞り弁82は全開とさ
れて第2導入ボート41への印加圧力は0となり、第1
電磁絞り弁81のソレノイド81aには第5図の切込み
マツプAよりサーチされた値Iの制御電流が出力される
ので管路87内の作動流体圧は第5図の切込みマツプA
と同様に変化し、この作動流体圧が第1導入ボート37
から第1反力室34に印加される。
この場合は前述の使用例における(1)の場合と同じ作
動状態となる。
θ〉0てありかつθ〉0でない場合は、CPU61は制
御動作をステップ123からステップ124.125,
127,128に進めた後、制御プログラムの実行を停
止する。この状態においては前記同様第2導入ボート4
1への印加圧力は0となるが、第1電磁紋り弁81のソ
レノイド81aには第5図の戻りマツプBよりサーチさ
れた値■の制御電流が出力されるので管路87内の作動
流体圧は第5図の戻りマツプBと同様に変化し、この作
動流体圧が第1導入ボート37から第1反力室34に印
加される。この場合は前述の使用例における(2)の場
合と同じ作動状態となる。
θ〉0でなくかつθ〈0の場合は、CPU61は制御動
作をステップ123からステップ129゜130.13
1,133に進めた後、制御プログラムの実行を停止す
る。この状態においては第1導入ボート37への印加圧
力はOとなり、第2反力室38には第2導入ボート41
を経て第5図の切込みマツプAと同様に変化する作動流
体圧が印加される。この場合は前述の使用例における(
3)の場合と同じ作動状態となる。
θ〉0でなくかつd〈0でない場合は、CPU61は制
御動作をステップ123からステップ129.130,
132,133に進めた後、制御プログラムの実行を停
止する。この状態においては、第1導入ボート37への
印加圧力は0となり、第2反力室38には第2導入ボー
ト41を経て第5図の戻りマツプBと同様に変化する作
動流体圧が印加される。この場合は前述の使用例におけ
る()1)の場合と同じ作動状態となる。
特にこの例においては、車速の上昇に応じて画成刃室3
4.38に導入する作動流体圧を同時に高めることも可
能となる。
CPU61は、所定の小時間間隔毎に、第10図のフロ
ーチャートによる上述の処理動作を繰り返して実行する
。これにより、前述の使用例と同じく、車速及び操舵角
に応じた手動操舵トルクが得られ、かつその手動操舵ト
ルクを切込み状態の場合よりも戻り状態の場合の方が小
となるようにしてハンドル操作を容易にすることができ
る。
なお、上記使用例においてはハンドルが切込み状態か戻
り状態かに応じて異なるマツプA、Bより電磁絞り弁に
印加する制御電流値Iをサーチして定めているが、両状
態とは無関係に1つのマツプAのみから制御電流値Iを
サーチして定めるようにしてもよい。その場合はハンド
ルを手放し戻り速度より遅く戻す場合にはハンドルは必
ずしも軽くはならないが、手放し戻り状態よりも早く戻
す場合には、第1図の使用例における(2)の説明の後
半において延べた如く、ハンドルの戻りは軽くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明による反力機構を備えた動力
舵取装置の一実施例を示し、第1図は縦断面図、第2図
は第1図の■−■断面図、第3図〜第7図は第1の使用
例を示し、第3図は関連機器との接続図、第4図は各電
磁弁の制御回路図、第5図は電磁絞り弁に印加する制御
電流の特性図、第6図は電磁切換弁に印加する制御電流
の特性図、第7図は制御プログラムのフローチャート、
第8図〜第10図は第2の使用例を示し、第8図は関連
機器との接続図、第9図は電磁絞り弁の制御回路図、第
10図は制御プログラムのフローチャート、第11図は
従来技術の第2図相当図である。 符号の説明 10・・・ハウジング、11・・・出力軸、12◆・・
人力軸、20・・・サーボ弁、30・・・反力機構、3
1・・・半径方向突部、32・・・大径部、33・・・
収納溝、34・・・第1反力室、36・・・第1シリン
ダ孔、36・・・第1反力ピストン、38・・・第2反
力室、39・・・第2シリンダ孔、40・・・第2反力
ピストン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ハウジング内に回動可能に同軸的に支持されて相対回動
    可能に弾性的に連結された入力軸及び出力軸と、この両
    軸の相対回動に基づいて作動され前記出力軸にアシスト
    力を与えるパワーシリンダへの作動流体の給排を制御す
    るサーボ弁と、印加される作動流体圧に応じて前記両軸
    の間の捩りばね特性を変えて前記アシスト力を変化させ
    る反力機構を備えてなる動力舵取装置において、前記反
    力機構は前記両軸の何れか一方に設けられた半径方向突
    部と、前記両軸の他方に設けられ前記半径方向突部を回
    動可能に収納する収納溝を有すると共に前記ハウジング
    内に回動可能に嵌合された大径部と、この大径部と前記
    ハウジングの間に互いに独立して形成された第1及び第
    2反力室と、前記大径部に形成されて前記第1反力室に
    開口する第1シリンダ孔に前記半径方向突部に対し当接
    可能に嵌挿され前記第1反力室に印加される作動流体圧
    により前記両軸を相対回動中立位置に向けて一方向より
    付勢する第1反力ピストンと、前記大径部に形成されて
    前記第2反力室に開口する第2シリンダ孔に前記半径方
    向突部に対し当接可能に嵌挿され前記第2反力室に印加
    される作動流体圧により前記両軸を相対回動中立位置に
    向けて前記一方向とは逆方向より付勢する第2反力ピス
    トンを備えてなることを特徴とする反力機構を備えた動
    力舵取装置。
JP27561086A 1986-11-19 1986-11-19 反力機構を備えた動力舵取装置 Pending JPS63130475A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005095178A1 (de) * 2004-03-23 2005-10-13 Thyssenkrupp Presta Steertec Gmbh Servolenkung mit hydraulischer momentenüberlagerung
JP2007501734A (ja) * 2003-08-13 2007-02-01 ティッセンクルップ プレスタ ステアーテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング リアクション装置

Cited By (2)

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