JPS63130450A

JPS63130450A - 自動車のシ−トベルト装置

Info

Publication number: JPS63130450A
Application number: JP61274568A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Konishi; 小西　武士; Takeshi Yamamoto; 武山本; Yutaka Imura; 井村　裕; Toshio Fukutomi; 福冨　寿雄
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1986-11-17
Filing date: 1986-11-17
Publication date: 1988-06-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、自動車のシートベルト装置に関するものであ
る。

（従来技術）一般に、自動車の運転席又は助手席等のフロント側ンー
トには、衝突時の乗員上下身体部の前方移動を阻止する
ためにショルダー部を備えたシートベルト装置が設置さ
れている。

このようなショルダー部を備えたシートベルト装置は、
通常当該ショルダー部のウェビング一端側（上端側）を
センターピラー上部に係止された中間ハンガー（サツシ
ュガイドプレート）に挿通係止するとともに、さらにそ
の延設端を上記センターピラー下方の車体クォータトリ
ム内に設けたシートベルトリトラクタ（例えばＥ　Ｌ　
Ｒタイプの）に巻装して構成されている（例えば実開昭
６１−３７０５５号公報参照）。

しかし、このような構成による場合には、上述のような
センターピラーのない例えばハードトップ車のようなセ
ンターピラーレス車の場合には、上記中間ハンガーを係
止することができないことになる。そこで、当該中間ハ
ンガーをルーフ側部のルーフサイトレールを利用して係
止することも行なわれているが、そのようにした場合に
はセンターピラーのないウィンド部にシートベルトがそ
のまま露見することになってしまい非常に見栄えが悪く
なってしまう欠点がある。

このような事情から、最近では、上記シ一トベルトリト
ラクタおよび中間ハンガーを共にウィンド部より下方に
設置し、外部からはシートベルトが全く見えないような
構成にしたものが提案されるようになっている（例えば
実開昭５３−１６５５２７号公報参照）。

（発明が解決しようとする問題点）ところが、上記のようにシートベルトリトラクタ並びに
中間ハンガ一部等をウィンド部よりも下方に設置するよ
うにした場合、次のような問題が生じる。

すなわち、一般にウィンド部下方の車体縦壁部、特にド
アパネル内は、ドアロック装置等各種の機構が存在する
ことやウィンドガラスの昇降のために必然的に所定のス
ペースを必要としスペースファクター上の制約が大きい
。従って、ウェビングの最大巻取状態に対応して相当な
大きさを有するボックス状のシートベルトリトラクタを
設置しようとすると、どうしてもドアパネル部を車室内
方に相当に膨出させた構造を採らざるを得ない。しかし
、ドアパネル部にこのような膨出部を形成することは、
外観上の体裁が悪くなることはもちろん、加工上も複雑
な工程を必要とし、又乗降時の支障物ともなり好ましく
ない。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記の問題を解決することを目的としてなさ
れたもので、ショルダー部を有するとともに該ショルダ
ー部のウェビング一端側にシートベルトリトラクタを備
えてなる自動車のシートベルト装置において、上記シー
トベルトリトラクタを車室内縦壁部の一部であるアーム
し・スト内に設けてなるものである。

（作　用）上記の手段によると、シートベルトリトラクタが、ウィ
ンド部下方の車体縦壁部に本来車室内方に突出して設け
られているアームレスト内に設置されているから、シー
トベルトがウィンド部に露見しないようにすることがで
きることはもとより、ドアパネル部に特にリトラクタ専
用の膨出部を形成する必要がなくなり、外観上の体裁も
向上するようになる。

（実施例）第１図〜第３図は、本発明の実施例に係る自動車のシー
トベルト装置を示している。

第１図および第２図において、先ず符号１は例えば運転
席Ｓに対応してそれぞれ設けられた３点式のシートベル
トである。

上記シートベル）１は、上記運転席Ｓのウェスト部の左
右両端間に亘って延設係止されるラップ部２と、ウェビ
ングＷの一端側が第１、第２の中間ガイド部材３　Ａ、
３　Ｂを介して後述するシートベルトリトラクタ４内に
引き出し又は巻戻し可能に巻装されているとともにウェ
ビングＷの他端側が上記ラップ部２の一端側に連続する
ショルダー部５と、上記ラップ部２の上記ショルダー部
５に連続する一端側に介装された第１の掛は金具（サツ
シュガイドプレート）６と、該第１の掛は金具６と係合
して上記ラップ部２およびショルダー部５を上記運転席
Ｓのシート一端側で係止する第１のバックル部７と、上
記ラップ部２の他端側に設けられた第２の掛は金具８と
、該第２の掛は金具８をシート他端側で係止する第２の
バックル部９とから構成されている。

そして、上記シートベルトリトラクタ４は、第２図に詳
細に示すように、車体側リアドア１０のドアパネル部１
０Ａに形成されているアームレスト１１内に次に述べる
ようにして組込まれている。

すなわち、第２図において、符号１３は上記リアドア！
０のドアアウタパネル、またＩ４は同ドアインナパネル
であり、上記ドアパネル部１０Ａは上記ドアアウタパネ
ル１３およびドアインナパネル１４を相互に接合一体化
して構成されており、その上部にはドアウィンドガラス
１５がウェザストリップ１６．１６を介して上下方向に
摺動可能に嵌装されている。

そして、上記ドアインナパネル１４の車室内側壁面部に
は、内装用のドアトリム（トリムボード）１７が一体的
に接合されているとともに当該ドアトリム１７の略中間
部には当該ドアトリム１７の一部を車室側に膨出させる
ことにより上述のアームレスト１１が形成されている。

このアームレストｌｌの内部には、上記ドアインナパネ
ル１４との間に所定の空間部１９が形成されており、該
空間部１９内に上述のシートベルトリトラクタ４が収納
され、その周縁に形成した上下フランジ部２０．２０を
利用してボルト部材２１．２１により上記ドアインナパ
ネル１４に対して締結固定されている。

また、上記ドアトリム１７上縁部の上記シートベルトリ
トラクタ４上方位置には、上記シートベルトリトラクタ
４の上部より引き出された上記シートベルトウェビング
Ｗを延出するための開口部２２が形成されており、該開
口部２２には上記シートベルトウェビングＷの断面形状
に対応したスリット２３を形成した上記第２の中間ガイ
ド部材（蓋部材）３Ｂが設けられている。そして、上記
シートベルトリトラクタ４より引き出されたシートベル
トウェビングＷは、当該第２の中間ガイド部材３Ｂから
、さらに第１の中間ガイド部材３Ａのガイド孔２４を貫
通して上述のショルダー部５に連続している。

上記第１の中間ガイド部材３Ａは、例えば第３図に示す
ようなガイド孔２４を形成した断面構造を有して上記運
転席シートＳの背もたれ部２５の右肩部に取付けられて
いる。

従って、上記シートベルトｌのウェビングＷは非使用時
には上記アームレスト１１内部のシートベルトリトラク
タ４内に巻装されて収納された状態となる一方、その先
端側の上記第２の掛は金具８を引くことによりウェビン
グＷを引き出して先ず当該第２の掛は金具８を上記第２
のバックル部９に、また第１の掛は金具６を上記第１の
バックル部７にそれぞれ係合すると、上記ウェビングＷ
は第１図に示すように上述したラップ部２、ショルダー
部５を形成する状態で３点張設されることになる。

そして、該状態では上記ショルダー部５は、運転席の背
もたれ部２５位置において科目上下方向に延設されるこ
とになる。そのため、ウィンドガラス部に近接してショ
ルダベルトが位置する場合と異なり外部からは余り見え
ないようになり、一段と見栄えが向上する。

また、シートベルトリトラクタ４が、ウィンド部下方の
車体縦壁部に本来車室内方に突出して設けられているア
ームレストｌｌ内に設置されているから、ドアパネル部
１０Ａに特にリトラクタ専用の膨出部を形成する必要が
なくなり、外観上の体裁も向上するようになる。

なお、上記運転席シート（又は助手席シート）Ｓの背も
たれ部２５上に取付けられる第１の中間ガイド部材３Ａ
は、上記第３図に示したようなエンドレス断面構造の場
合に限らず、他の実施例として第４図、第５図に示すよ
うに開閉可能な断面構造としてウェビングＷ自体を取外
すことができるようにしてもよいことはもちろんである
。

（発明の効果）本発明は、以上に説明したように、ンヨルダ一部を有す
るとともに該ノヨルダ一部のウェビング一端側にシート
ベルトリトラクタを備えてなる自動車のノートベルト装
置において、上記シートベルトリトラクタを車室内縦壁
部の一部であるアームレスト内に設けたことを特徴とす
るものである。

従って、本発明によると、シートベルトリトラクタが、
ウィンド部下方の車体縦壁部に本来車室内方に突出して
設けられているアームレスト内に設置されているから、
シートベルトがウィンド部に露見しないようにすること
ができることはもとより、ドアパネル部に特にリトラク
タ専用の膨出部を形成する必要がなくなり、外観上の体
裁も向上するようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る自動車のシートベルト装
置の斜視図、第２図は、同装置の断面図、第３図は、同
装置における中間ガイド部材の断面図、第４図および第
５図は、同中間ガイド部材の他の実施例の断面図である
。１・・・・・シートベルト２・・・・・ラップ部４・・・・・シートベルトリトラクタ５・・・・・ショルダー部６・・・・・第１の掛は金具７・・・・・第１のバックル部８・・・・・第２の掛は金具９・・・・・第２のバックル部ＩＯ・・・・リアドア１０Ａ・・・ドアパネル部１１・・・・アームレストＷ・・・・・ウエビング

Claims

【特許請求の範囲】

１、ショルダー部を有するとともに該ショルダー部のウ
エビング一端側にシートベルトリトラクタを備えてなる
自動車のシートベルト装置において、上記シートベルト
リトラクタを車室内縦壁部の一部であるアームレスト内
に設けたことを特徴とする自動車のシートベルト装置。