JPS6312872Y2 - - Google Patents

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JPS6312872Y2
JPS6312872Y2 JP10333583U JP10333583U JPS6312872Y2 JP S6312872 Y2 JPS6312872 Y2 JP S6312872Y2 JP 10333583 U JP10333583 U JP 10333583U JP 10333583 U JP10333583 U JP 10333583U JP S6312872 Y2 JPS6312872 Y2 JP S6312872Y2
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JP
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oil
shaft
sliding bearing
bearing
immersed
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JP10333583U
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JPS6012391U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は回転槽の軸受構造を改良した脱水兼用
洗濯機に関する。
〔考案の技術的背景及びその問題点〕
従来の脱水兼用洗濯機は、外箱に弾性吊持され
た水受室たる水受槽の底部に軸支え部としての軸
受筒を固着し、この軸受筒に玉軸受を介して円筒
状の脱水軸を回転自在に支持し、この脱水軸上端
に洗濯槽兼脱水槽としての回転槽を支持した構造
である。このような構造のものは、軸受筒の部品
が重く、他の水受槽,回転槽等の部品がプラスチ
ツク化によつて軽量化されているため、脱水時の
回転槽内の布アンバランスと機械構造の振動系の
重心位置とが縦方向に大なる距離を有することと
なり易く、このために振動が大きく、また玉軸受
によるボールの転動音が大きいため、騒音が大き
い欠点があつた。
そこで、これに対処するには脱水軸を玉軸受に
代えてすべり軸受を介して回転支持すると共に、
このすべり軸受の上端部において脱水軸に形成し
径大部からのスラスト荷重を受ける構成が考えら
れている。このようにすれば、振動及び騒音を著
しく低減し得るものの、その反面水受槽から漏出
する水がすべり軸受の摺動面に浸入して軸受性能
を劣化させる虞れが生ずる。
〔考案の目的〕
そこで、本考案の目的は、水の浸入による軸受
性能の劣化を未然に防止できる脱水兼用洗濯機を
提供するにある。
〔考案の概要〕
本考案は、最上部に位置するすべり軸受の上端
部外周に浸油帯を設けると共に、該すべり軸受と
脱水軸に形成した径大部との間に前記浸油帯より
も径大なワツシヤを介装する構成とすることによ
り、ワツシヤ及び浸油帯によりすべり軸受側への
水の浸入を防止するところに特徴を有する。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例について第1図及び第2
図を参照して説明する。1は外箱で、これの内部
に弾性吊持機構2を介して水受室たる水受槽3が
弾性吊持され、この水受槽3底部に軸支え部4及
びモータ5等からなる機構部6が固着されてい
る。7は水受槽3内に回転自在に配設された洗濯
槽兼脱水槽としての回転槽、8は撹拌翼であり、
以下回転槽7を支持する脱水軸9と、この脱水軸
9に支持されて上端に撹拌翼8を取付けた洗い軸
10の軸受構造について第2図を参照しながら詳
述する。即ち、11,12は円筒状をなすすべり
軸受で、これは例えば多孔質の焼結合属に油を含
ませてなるもので、これが軸支え部4の上下端部
内に設けられた径大な収納部4a,4aに嵌入さ
れて、これらすべり軸受11,12により略筒状
の脱水軸9が回転自在に支持されている。13,
13はこれらすべり軸受11,12の軸支え部4
内の各端面に接触させて脱水軸9の外周部と軸支
え部4の内周部との間に介在した浸油筒で、これ
に貯えられた油がすべり軸受11,12に供給さ
れる。14は脱水軸9の上端に圧入嵌合されて径
大部を構成するコネクタで、これの上端に形成し
たフランジ部14aに回転槽7が固着されてい
る。15は軸支え部4の上端部に形成した円筒容
器状を成すシール収納室で、これの上端部は水受
槽3底部に連結されており、このシール収納室1
5内周部とコネクタ14外周部との間にはシール
部材16が装着され、またシール収納室15底部
には水抜孔17が形成されている。18はシール
収納室15の内底部に突設した環状を成す保持突
条で、これはシール収納室15内に僅かに突出す
る上側のすべり軸受11の上端部を所定の間隙を
存して包囲するよう設けられている。19は環状
を成す浸油帯で、これは上記すべり軸受11の上
端部外周と保持突条18との間にすべり軸受11
の全周にわたり接して設けられており、上端面は
すべり軸受11の上端面と略面一となつている。
20は例えば金属製のワツシヤで、これの径寸法
は前記浸油帯19の外径寸法よりも径大に形成さ
れており、脱水軸9に挿入した状態でコネクタ1
4の下端面とすべり軸受11の上端面との間に介
装されている。斯くして、コネクタ14からの回
転槽7のスラスト荷重はすべり軸受11の上端部
において受けられる。尚、21は洗い軸10とコ
ネクタ14の上端内周部との間に装着したシール
部材、22は脱水軸9の上端内周部と洗い軸10
との間に設けたすべり軸受である。
上記構成の本実施例によれば脱水軸9をすべり
軸受11,12により回転自在に支持する構成で
あるから、玉軸受を用いていた従来のものに比べ
て、振動及び騒音を大幅に低減させることができ
る上に、安価に製造することができる。しかも、
コネクタ14とシール部材16との間から万一水
漏れが生じたとしても、その水はコネクタ14の
外周面からワツシヤ20の上面に伝い流れ、脱水
軸9の回転中には遠心力によりワツシヤ20外周
から軸支え部4のシール収納室15の内周壁に向
けて飛散されてシール収納室15底部に集めら
れ、また脱水軸9の停止中にはワツシヤ20外周
からやはりシール収納室15底部に流れ落ち、結
局水抜孔17から軸支え部4外に排出されるよう
になる。また、たとえワツシヤ20の上面に伝い
落ちた水がワツシヤ20の外周縁部から下面側に
僅かに伝い流れたとしても、すべり軸受11との
間には浸油帯19が介在していてワツシヤ20の
下面は油膜に覆われているため、その水は外周側
に弾かれてすべり軸受11側には至らない。従つ
て、シール部材16とコネクタ14との間から漏
出した水がコネクタ14下方のすべり軸受11内
に浸入し、すべり軸受11や脱水軸9に錆を発生
させてしまうことを未然に防止できる。これに
て、軸受性能を長期にわたり良好に維持でき、し
かもすべり軸受11や脱水軸9に耐食性の高い材
質を使用せずとも済んで製造コストの一層の低廉
化を図り得る。更にはコネクタ14からすべり軸
受11に作用するスラスト荷重はワツシヤ20に
よつて均一化されるため、すべり軸受11の耐久
性向上に一層有利となることは勿論のこと、ワツ
シヤ20とすべり軸受11との摺動面間には浸油
帯19から油が常時供給されることになるから、
良好な潤滑状態でスラスト荷重を受けることがで
き、すべり軸受11の摩耗や摺動音の発生を著し
く低減させることができる。
第3図は本考案の異なる実施例を示し、前記実
施例との相違は浸油帯19の外周全体にその厚さ
寸法と略同等の高さ寸法を有する例えばテフロン
樹脂製の覆い筒23を嵌合し、この覆い筒23の
上端部がワツシヤ20の下面に略接するようにし
たところにある。このように構成すれば、浸油帯
19内への水の浸入を覆い筒23により一層確実
に防止できるからすべり軸受11側への水の浸入
を略完全に防止でき、また浸油帯19内の油の飛
散及び蒸発を覆い筒23により防止できるからす
べり軸受11の潤滑性能を長期にわたつて維持で
き、更には浸油帯19は密閉された形態となつて
内部の油は飽和圧の状態となるから、すべり軸受
11とワツシヤ20との間への油の供給を一層良
好に行うことができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上述べたように、軸支え部に設けた
すべり軸受のうち最上部に位置するものの上端部
外周に浸油帯を設け、該すべり軸受と脱水軸の径
大部との間に前記浸油帯よりも径大なワツシヤを
介装する構成としたところに特徴を有し、これに
て、玉軸受を用たものに比べて振動及び騒音を著
しく低減し得ることは勿論のこと、水がすべり軸
受側に浸入することを確実に阻止できてすべり軸
受や脱水軸の発錆を未然に防止でき、しかも脱水
軸のスラスト荷重の受面にも油を充分に供給でき
て良好な潤滑を図ることができ、総じて騒音の一
層の低減化及び軸受寿命の長期化を図り得るとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は脱水兼用洗濯機の縦断側面図、第2図は
要部の拡大縦断側面図、第3図は本考案の異なる
実施例を示す第2図相当図である。 図中、3は水受槽(水受室)、4は軸支え部、
7は回転槽、9は脱水軸、11,12はすべり軸
受、14はコネクタ(径大部)、19は浸油帯、
20はワツシヤである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 底部に脱水軸を固着した回転層を水受室内に
    配設し、該脱水軸を前記水受室の下方において
    すべり軸受を介して軸支え部に回転自在に支持
    すると共に、最上部に位置するすべり軸受の上
    端部において前記脱水軸に形成した径大部から
    のスラスト荷重を受けるようにしたものにおい
    て、最上部に位置するすべり軸受の上端部外周
    に浸油帯を設けると共に、該すべり軸受と前記
    径大部との間に前記浸油帯よりも径大なワツシ
    ヤを介装したことを特徴とする脱水兼用洗濯
    機。 2 浸油帯の外周にはワツシヤ下面に略接する高
    さの樹脂製の覆い筒が設けられていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の脱水兼用洗濯機。
JP10333583U 1983-07-01 1983-07-01 脱水兼用洗濯機 Granted JPS6012391U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10333583U JPS6012391U (ja) 1983-07-01 1983-07-01 脱水兼用洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10333583U JPS6012391U (ja) 1983-07-01 1983-07-01 脱水兼用洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6012391U JPS6012391U (ja) 1985-01-28
JPS6312872Y2 true JPS6312872Y2 (ja) 1988-04-12

Family

ID=30243152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10333583U Granted JPS6012391U (ja) 1983-07-01 1983-07-01 脱水兼用洗濯機

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JP (1) JPS6012391U (ja)

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JPS6012391U (ja) 1985-01-28

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