JPS6317919Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6317919Y2 JPS6317919Y2 JP1983024788U JP2478883U JPS6317919Y2 JP S6317919 Y2 JPS6317919 Y2 JP S6317919Y2 JP 1983024788 U JP1983024788 U JP 1983024788U JP 2478883 U JP2478883 U JP 2478883U JP S6317919 Y2 JPS6317919 Y2 JP S6317919Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- oil
- opening
- housing
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 15
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は下向きに取付けられるモータ等の軸受
装置に関するものである。
装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点
以下第1図を参照しながら、従来の軸受装置に
ついて説明する。
ついて説明する。
従来のこの種の軸受装置はハウジング101の
軸受支持部102に油含浸性の軸受103を固定
し、軸受103の周囲に油を浸したフエルト10
4を設け、軸受103に圧入した軸5におけるハ
ウジング外の軸受対向部分にワツシヤ106を設
けていた。
軸受支持部102に油含浸性の軸受103を固定
し、軸受103の周囲に油を浸したフエルト10
4を設け、軸受103に圧入した軸5におけるハ
ウジング外の軸受対向部分にワツシヤ106を設
けていた。
以上のように構成された軸受装置について、以
下その動作について説明する。モータが運転され
ると軸受103が発熱し、軸受103内の油は
a′→a″のように軸受103端面や軸105の面に
流出してくる。次に軸受103内の油が少なくな
るためフエルト106内の油はa→a′のように軸
受103へと吸込まれる。これらの動作をくり返
すことにより、軸受103の油はモータ外へと流
出してしまい、油枯渇を起こして異常発熱,異常
摩耗、そして焼付きという結果となる。
下その動作について説明する。モータが運転され
ると軸受103が発熱し、軸受103内の油は
a′→a″のように軸受103端面や軸105の面に
流出してくる。次に軸受103内の油が少なくな
るためフエルト106内の油はa→a′のように軸
受103へと吸込まれる。これらの動作をくり返
すことにより、軸受103の油はモータ外へと流
出してしまい、油枯渇を起こして異常発熱,異常
摩耗、そして焼付きという結果となる。
考案の目的
本考案はこのような従来の欠点を解消するもの
で、モータ等の外への油の流出をなくし、軸受部
の焼付きを防ぐことを目的とする。
で、モータ等の外への油の流出をなくし、軸受部
の焼付きを防ぐことを目的とする。
考案の構成
前記目的を達成するため、本考案はハウジング
外側にキヤツプ状の油回収部を設け、この油回収
部内に、ハウジング内に設けたフエルトなどの含
油材と接触するような植毛体を設ける。そして、
前記油回収部の中央部に軸径より若干大きい開口
部を設け、この開口部と軸受間に前記開口部の内
径より若干大きい油切ワツシヤを軸に圧入した構
成としたものである。この構成により、モータ内
部の油は、軸受→油切ワツシヤ→油回収部内→植
毛体→含油材→軸受へと循環し、モータ外への流
出はなく、焼付きという問題が解消されるもので
ある。
外側にキヤツプ状の油回収部を設け、この油回収
部内に、ハウジング内に設けたフエルトなどの含
油材と接触するような植毛体を設ける。そして、
前記油回収部の中央部に軸径より若干大きい開口
部を設け、この開口部と軸受間に前記開口部の内
径より若干大きい油切ワツシヤを軸に圧入した構
成としたものである。この構成により、モータ内
部の油は、軸受→油切ワツシヤ→油回収部内→植
毛体→含油材→軸受へと循環し、モータ外への流
出はなく、焼付きという問題が解消されるもので
ある。
実施例の説明
以下本考案の一実施例を第2図にもとづいて説
明する。
明する。
図において1はハウジングであり、軸受保持部
2で軸受3を固定している。ハウジング1におけ
る軸受保持部2の外周には複数個の穴4を設けて
あり、ハウジング1外側には前記軸受3を覆うキ
ヤツプ状の油回収部5を設けている。この油回収
部5の中央部には、モータの軸7の径より若干大
きい開口部6を形成してあり、開口部6の口縁に
は軸受保持部2側への立上り部を設けている。ハ
ウジング1内における前記軸受3の外周には、リ
ング状で油を浸したフエルト8を設けている。前
記油回収部の内底には植毛体9を設けてあり、こ
の植毛体9は前記複数個の穴4を通つて前記フエ
ルト8に当接している。モータの軸7には弾力性
を有するゴムで加工され前記開口部6の内径より
外周が若干大きくし、外周部が下向に傾斜した油
切ワツシヤ10を圧入してあり、このワツシヤ1
0は前記軸受保持部2と前記開口部6間に位置し
ている。なお、油切ワツシヤ10の圧入は油切ワ
ツシヤ10と開口部6を通過するように変形させ
て挿入し、油回収部5の内部で元の形状にもどら
せることによつて行われる。
2で軸受3を固定している。ハウジング1におけ
る軸受保持部2の外周には複数個の穴4を設けて
あり、ハウジング1外側には前記軸受3を覆うキ
ヤツプ状の油回収部5を設けている。この油回収
部5の中央部には、モータの軸7の径より若干大
きい開口部6を形成してあり、開口部6の口縁に
は軸受保持部2側への立上り部を設けている。ハ
ウジング1内における前記軸受3の外周には、リ
ング状で油を浸したフエルト8を設けている。前
記油回収部の内底には植毛体9を設けてあり、こ
の植毛体9は前記複数個の穴4を通つて前記フエ
ルト8に当接している。モータの軸7には弾力性
を有するゴムで加工され前記開口部6の内径より
外周が若干大きくし、外周部が下向に傾斜した油
切ワツシヤ10を圧入してあり、このワツシヤ1
0は前記軸受保持部2と前記開口部6間に位置し
ている。なお、油切ワツシヤ10の圧入は油切ワ
ツシヤ10と開口部6を通過するように変形させ
て挿入し、油回収部5の内部で元の形状にもどら
せることによつて行われる。
上記構成において、モータが運転され軸受3が
発熱し、軸受3内の油がA′→A″のように軸受3
端面や軸7の面に流出しても、油切ワツシヤ10
に案内されて油回収部6へ溜る。つぎにこの溜つ
た油はこの油回収部6に設けた植毛体9で毛細管
現象によりA″→Aのように植毛体9で吸い上げ
られ、フエルト8内へと回収される。またモータ
が停止し油切ワツシヤ10の回転が止まると、軸
受3より流出した油は油切ワツシヤ10の外周部
から下方に滴下するが、この外周部は油回収部5
の開口部6より若干大きいので、油は油回収部5
に確実に受止められて外部に流出することはなく
なる。このようにして軸受3の油は軸受3→油切
ワツシヤ10→油回収部6→植毛体9→フエルト
8→軸受3と循環し、モータの外へ流出してしま
うことがなくなる。
発熱し、軸受3内の油がA′→A″のように軸受3
端面や軸7の面に流出しても、油切ワツシヤ10
に案内されて油回収部6へ溜る。つぎにこの溜つ
た油はこの油回収部6に設けた植毛体9で毛細管
現象によりA″→Aのように植毛体9で吸い上げ
られ、フエルト8内へと回収される。またモータ
が停止し油切ワツシヤ10の回転が止まると、軸
受3より流出した油は油切ワツシヤ10の外周部
から下方に滴下するが、この外周部は油回収部5
の開口部6より若干大きいので、油は油回収部5
に確実に受止められて外部に流出することはなく
なる。このようにして軸受3の油は軸受3→油切
ワツシヤ10→油回収部6→植毛体9→フエルト
8→軸受3と循環し、モータの外へ流出してしま
うことがなくなる。
考案の効果
前記実施例の説明より明らかなように、本考案
によれば軸受端面から流出する油が、油切ワツシ
ヤで受け止められてから油回収部へ溜められ、こ
の溜つた油を油回収部に設けた植毛体で吸い上
げ、含油材内へ回収して軸受に循環しているた
め、モータの運転・停止時とも油がモータの外へ
流出してしまうことが無くなり、異常発熱や異常
摩耗を起こし焼付くことが防止され、軸受を長寿
命化できる効果が発揮されるものである。
によれば軸受端面から流出する油が、油切ワツシ
ヤで受け止められてから油回収部へ溜められ、こ
の溜つた油を油回収部に設けた植毛体で吸い上
げ、含油材内へ回収して軸受に循環しているた
め、モータの運転・停止時とも油がモータの外へ
流出してしまうことが無くなり、異常発熱や異常
摩耗を起こし焼付くことが防止され、軸受を長寿
命化できる効果が発揮されるものである。
第1図は従来例のモータにおける軸受部分の断
面図、第2図は本考案の一実施例の同装置の一部
断面図である。 2……軸受保持部、3……軸受、4……穴、5
……油回収部、8……フエルト、9……植毛体、
10……油切ワツシヤ。
面図、第2図は本考案の一実施例の同装置の一部
断面図である。 2……軸受保持部、3……軸受、4……穴、5
……油回収部、8……フエルト、9……植毛体、
10……油切ワツシヤ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ハウジングの軸受保持部で軸受を保持し、軸
受にて回転子の軸を支持し、ハウジング内にお
いて軸受の囲りに含油材を配した構成におい
て、ハウジングの軸受保持部の周囲に穴を設け
るとともに、ハウジングの外側に軸受部を覆う
キヤツプ状の油回収部を設け、前記油回収部内
に前記穴を通つて含油材に接する植毛体を設
け、油回収部には軸が通る開口を設けるととも
に前記開口の口縁を軸受方向に立上らせ、軸受
と前記開口間に位置するようにその外径が前記
開口の内径より若干大きい油切ワツシヤを軸に
取付けてなる軸受装置。 (2) 油切ワツシヤの外周部が下向きに傾斜するよ
うにした実用新案登録請求の範囲第1項記載の
軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2478883U JPS59131696U (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2478883U JPS59131696U (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59131696U JPS59131696U (ja) | 1984-09-04 |
JPS6317919Y2 true JPS6317919Y2 (ja) | 1988-05-20 |
Family
ID=30155805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2478883U Granted JPS59131696U (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59131696U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5346430U (ja) * | 1976-09-25 | 1978-04-20 |
-
1983
- 1983-02-21 JP JP2478883U patent/JPS59131696U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5346430U (ja) * | 1976-09-25 | 1978-04-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59131696U (ja) | 1984-09-04 |
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