JPS647276Y2 - - Google Patents

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JPS647276Y2
JPS647276Y2 JP13522284U JP13522284U JPS647276Y2 JP S647276 Y2 JPS647276 Y2 JP S647276Y2 JP 13522284 U JP13522284 U JP 13522284U JP 13522284 U JP13522284 U JP 13522284U JP S647276 Y2 JPS647276 Y2 JP S647276Y2
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JP
Japan
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housing
bearing
rotating shaft
sealing member
recess
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JP13522284U
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JPS6151497U (ja
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  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自動車用のウオータポンプに関す
る。
〔従来の技術〕
従来のウオータポンプは第4図に示すように、
ポンプ室1内に配設したインペラ3を回転軸5の
一方の端部に取付けている。前記回転軸5は軸受
9を介してハウジング11に支持され、またイン
ペラ3とハウジング11との間に配設した密封部
材15はポンプ室1内の水のハウジング11内へ
の侵入を防止するようにポンプ室1内を密封して
いる。前記回転軸5には密封部材15と軸受9と
の間の部分に水切板17が取付けられ、またハウ
ジング11は密封部材15と水切板17との間の
空間をハウジング11の外部へ連通する小孔23
を上部と下部とにそれぞれ有している。前記軸受
9から回転軸5とシール13との間を通つて回転
軸5を伝つて洩れたグリースは水切板17の軸受
9側の面を伝つて流動し、水切板17の外周端部
から遠心力によつてハウジング11の内周面へ飛
ばされる。また、軸受9から回転軸5とシール1
3との間を通つてシールの軸受9外側の側面へ洩
れたグリースは重力によつてハウジング11の内
周面へ流動する。前記軸受9からハウジング11
内へ洩れたグリース、ポンプ室1から密封部材1
5を通つてハウジング11内へ侵入した水と水あ
か、および小孔23からハウジング11内へ侵入
した塵はいずれも下方の小孔23からハウジング
11外へ流出する。
〔考案が解決しようとする問題点〕 軸受9から洩れたグリースは密封部材15から
侵入した水あかおよび小孔23から侵入した塵と
下方の小孔23の入口付近でそれぞれ混合するの
で流動性が悪くなる。前記流動性が悪くなつたグ
リースは下方の小孔23を塞ぐのでポンプ室1か
ら密封部材15を通つてハウジング11内へ侵入
した水はハウジング11外へ流出不能となり、こ
の流出不能となつた水は軸受9内へ侵入するので
軸受9の寿命が低下する。
この考案はウオータポンプの軸受への水の侵入
を防止し、軸受の寿命が向上するウオータポンプ
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
ポンプ室1内に配設したインペラ3を回転軸5
の一方の端部に取付け、該回転軸5は軸受9を介
してハウジング11に支持され、前記インペラ3
と回転軸5とを備えた回転部材と、ハウジング1
1との間に配設した密封部材15はポンプ室1内
の水のハウジング11内への侵入を防止するよう
にポンプ室1内を密封し、前記回転軸5には密封
部材15と軸受9との間の部分に水切板17が取
付けられ、前記ハウジング11は密封部材15と
水切板17との間の空間をハウジング11の外部
へ連通する小孔23を有するウオータポンプにお
いて、前記ハウジング11の内周面は小孔23と
軸受9との間の部分にグリース溜用の凹所25を
有することにある。
〔作用〕
軸受9内のグリースはシール13によつて密封
されているが、回転軸5の回転時に軸受9からハ
ウジング11内へ洩れたグリースは重力および遠
心力等によつて凹所25に溜るので下方の小孔2
3からのハウジング11の外部への流出はない。
また、ポンプ室1内の水は密封部材15によつて
ハウジング11内への侵入を防止されているが、
ポンプ室1から密封部材15を通つてハウジング
11内へ侵入した水および水あかは水切板17に
当つて若しくは当らないで下方の小孔23からハ
ウジング11の外部へ流出するので凹所25へは
流入しない。さらに、小孔23よりハウジング1
1内へ侵入した塵は、密封部材15を通つてハウ
ジング11内へ侵入した水および水あかと共に下
方の小孔23からハウジング11の外部へ流出す
る。
〔実施例〕
この考案の実施例を図面に基いて説明する。第
1図において、ポンプ室1内に配設したインペラ
3は回転軸5の一方の端部に取付けられており、
回転部材はインペラ3と回転軸5とを備えてい
る。前記回転軸5の軸方向の中間部は軸受9の内
輪軌道となつており、軸受9は内輪軌道の外周に
配設した外輪と、外輪の外輪軌道と内輪軌道との
間に配設した転動体と、保持器とを備えている。
前記軸受9はハウジング11の内周面に嵌合して
取付けられているので回転軸5は軸受9を介して
ハウジング11に支持されている。前記軸受9内
にはグリースが入れられ、このグリースは外輪に
取付けたシール13によつてハウジング11内へ
の洩れを防止されている。前記インペラ3と回転
軸5とを備えた回転部材と、ハウジング11との
間に密封部材15としてメカニカルシールが配設
され、この密封部材15はハウジング11の内周
面のインペラ3側の端部に取付けたバネ支持部材
と、このバネ支持部材にバネを介してインペラ3
側へ押圧される合成樹脂製の固定側リングと、こ
の固定側リングに接しそしてインペラ3に取付け
られた回転側リングとを備えている。前記密封部
材15はポンプ室1内の水のハウジング11内へ
の侵入を防止するようにポンプ室1内を密封して
いる。前記回転軸5には密封部材15と軸受9と
の間の部分に水切板17が取付けられ、この水切
板17は回転軸5に嵌合して取付けられた薄肉の
円筒部19と、円筒部19の軸受9側の端部から
外周に伸びている平面状の薄肉の水切部21と、
円筒部19の密封部材15側の端部から外周に伸
びそして密封部材15のバネ取付部材にシールす
きまを介して対向する平面状の薄肉のシール部2
2とを有している。前記シール部22は、後述す
る小孔23からハウジング11内へ侵入した塵が
密封部材15の固定側リングと回転側リングとの
間に侵入することを防止する。前記ハウジング1
1の内周面の上面と下面とには軸方向から見て水
切部17と同じ位置に若しくは水切部17より密
封部材15側の位置にハウジング11の外部へ開
口する小孔23がそれぞれ設けられている。従つ
て、ハウジング11は密封部材15と水切板17
との間の空間をハウジング11の外部へ連通する
小孔23を上部と下部とにそれぞれ有している。
前記ハウジング11の内周面は小孔23と軸受9
との間の部分に内周みぞのグリース溜用の凹所2
5を有し、この凹所25の径方向の中心線は軸受
9の軸心に対して下方に偏心している。前記凹所
25の内周みぞが下方に偏心しているのはグリー
スが重力によつて下方に多く溜るからである。前
記軸受9内のグリースがシール13と回転軸5と
の間から回転軸5を伝つてハウジング11内へ洩
れても、この洩れたグリースは回転軸5の外周面
から遠心力によつて凹所25内へ飛ばされる。ま
た、軸受9内のグリースがシール13と回転軸5
との間からシール13を伝つてハウジング11内
へ洩れても、この洩れたグリースはシール13の
軸受9外側の側面を伝つて凹所25内へ流動す
る。なおハウジング11内の水蒸気は上方の小孔
23からハウジング11の外部へ排気する。
第2図はこの考案の第二の実施例であるが、水
切板17は回転軸5に嵌合して取付けられた薄肉
の円筒部19と、円筒部19から外周に伸びてい
る平面状の薄肉の水切部21と、水切部21から
凹所25に伸びている大径状の薄肉のグリース案
内部27とを有している。前記水切部21は軸方
向から見て小孔23と同じ位置に若しくは小孔2
3より軸受9側の位置に位置している。前記軸受
9内のグリースがシール13と回転軸5との間か
ら回転軸5を伝つてハウジング11内へ洩れて
も、この洩れたグリースはグリース案内部27の
軸受9側の面を伝つて流動し、グリース案内部2
7の凹所25側の端部から遠心力によつて凹所2
5内へ飛ばされて凹所24内に溜る。
第3図はこの考案の第三の実施例であるが、水
切板17は回転軸5に嵌合して取付けられた薄肉
の円筒部19と、円筒部19の密封部材15側の
端部から外周に伸びている平面状の薄肉の水切部
21と、円筒部19の軸受9側の端部から凹所2
5に伸びている平面状の薄肉のグリース案内部2
7とを有している。前記水切部21の外周部は軸
方向から見て小孔23と同じ位置に若しくは小孔
23より軸受9側の位置に位置している。前記軸
受9内のグリースが回転軸5を伝つてハウジング
11内へ洩れても、この洩れたグリースはグリー
ス案内部27の軸受9側の面を伝つて流動し、グ
リース案内部27の凹所25側の端部から遠心力
によつて凹所25内へ飛ばされて凹所25内に溜
る。
なお、凹所25は内周みぞではなく、ハウジン
グ11の内周面の下面にのみ設けたみぞおよび凹
み等でも良い。
また、ハウジング11に取付けた密封部材15
が回転軸5に接してポンプ室1内を密封しても良
い。
さらに、ハウジング11は下方の小孔23のみ
を有して上方の小孔23を有しなくても良い。
〔考案の効果〕
この考案によると、軸受9からハウジング11
内へ洩れたグリースは凹所25に溜るので下方の
小孔23が塞がらない。それゆえに、軸受9内へ
の水の侵入がないので軸受9の寿命が向上すると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すウオータポ
ンプの断面図、第2図および第3図はこの考案の
他の実施例を示すウオータポンプの断面図、第4
図は従来のウオータポンプの断面図である。 図中、1はポンプ室、3はインペラ、5は回転
軸、9は軸受、11はハウジング、15は密封部
材、17は水切板、23は小孔、25は凹所であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ポンプ室1内に配設したインペラ3を回転軸
    5の一方の端部に取付け、該回転軸5は軸受9
    を介してハウジング11に支持され、前記イン
    ペラ3と回転軸5とを備えた回転部材と、ハウ
    ジング11との間に配設した密封部材15はポ
    ンプ室1内の水のハウジング11内への侵入を
    防止するようにポンプ室1内を密封し、前記回
    転軸5には密封部材15と軸受9との間の部分
    に水切板17が取付けられ、前記ハウジング1
    1は密封部材15と水切板17との間の空間を
    ハウジング11の外部へ連通する小孔23を有
    するウオータポンプにおいて、前記ハウジング
    11の内周面は小孔23と軸受9との間の部分
    にグリース溜用の凹所25を有することを特徴
    とするウオータポンプ。 2 凹所25が内周みぞである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のウオータポンプ。 3 内周みぞの径方向の中心線が軸受9の軸心に
    対して下方に偏心している実用新案登録請求の
    範囲第2項記載のウオータポンプ。 4 水切板17が回転軸5に嵌合して取付けられ
    た円筒部19と、円筒部19から外周に伸びて
    いる水切部21と、円筒部19と水切部21と
    のいずれか一方から凹所25に伸びているグリ
    ース案内部27とを有する実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のウオータポンプ。
JP13522284U 1984-09-07 1984-09-07 Expired JPS647276Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13522284U JPS647276Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13522284U JPS647276Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6151497U JPS6151497U (ja) 1986-04-07
JPS647276Y2 true JPS647276Y2 (ja) 1989-02-27

Family

ID=30693721

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JP13522284U Expired JPS647276Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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JPS6151497U (ja) 1986-04-07

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