JPS63122926A - 圧電型圧力検出器 - Google Patents

圧電型圧力検出器

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JPS63122926A
JPS63122926A JP27005186A JP27005186A JPS63122926A JP S63122926 A JPS63122926 A JP S63122926A JP 27005186 A JP27005186 A JP 27005186A JP 27005186 A JP27005186 A JP 27005186A JP S63122926 A JPS63122926 A JP S63122926A
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JP
Japan
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cylindrical body
cylinder
piezoelectric element
bottom wall
pressure
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Pending
Application number
JP27005186A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ozaki
眞 尾崎
Masahiko Miyahara
雅彦 宮原
Tokuhiro Kurebayashi
紅林 篤広
Hiroyuki Ito
弘之 伊藤
Mamoru Takada
守 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, NipponDenso Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧力検出器に係り、特に、圧電素子の圧電変換
作用により、エンジン気筒内圧力等の各種圧力を検出す
るに通した圧電型圧力検出器に関する。
〔従来技術〕
従来、この種の圧電型圧力検出器においては、実開昭6
0−68449号公報に示されているように、板状受圧
部の受圧面を筒状ケースの先端開口部から外方へ露呈さ
せるように前記受圧部を前記ケース内に収納し、圧電素
子を有する電荷発生部を前記受圧部の背面に重合させる
ように前記電荷発生部を前記ケース内に収納し、筒状ブ
ツシュ部材の先端部を前記電荷発生部の背面に重合させ
るように前記ケースの基端開口部内に前記ブツシュ部材
の先端部を同軸的に嵌装し、前記ブツシュ部材の基部に
形成した大径筒部内にその開口端から内側弾性絶縁材、
ターミナル及び外側弾性絶縁材を順次挿入して、前記ブ
ツシュ部材の大径筒部の開口端をカーリングすることに
より、前記両弾性絶縁材と前記ターミナル及びブツシュ
部材との間の各接合部分を圧着させて前記両弾性絶縁材
により前記ターミナルとブツシュ部材を電気的に絶縁す
るとともに前記電荷発生部をシールするようにしたもの
がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような構成においては、上述のよう
なカーリングによる電荷発生部のシールに加えて、前記
受圧部の外周面と前記ケースの先端開口部内周面との間
のシール、及び前記ブツシュ部材の先端部外周面と前記
ケースの基端開口部内周面との間のシールをも溶接等に
より行なわなければならない。従って、このことが、余
分な作業となるとともに、前記受圧部の溶接歪及び前記
ケース内の気密性の低下を招く。また、前記ブツシュ部
材が前記ケースに対しシール部材としてのみならず保持
部材としての役割をも果すにもかかわらず、例えば、エ
ンジンの奥深い部分等に取付ける場合には、前記ブツシ
ュ部材に対し適宜な延長部材を更に付加しなければなら
ない。
そこで、本発明は、以上のようなことに鑑み、圧電型圧
力検出器において、その圧電素子を収納した収納部材の
圧電素子に対するシール部分を極力減少させるとともに
コンパクトな外形寸法を有゛するようにしようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題の解決にあたり、本発明の構成は、金属材料
により断面コ字状に形成した筒体と、この筒体内にてそ
の底壁に重合した断熱性弾性材料からなるスペーサと、
前記筒体の開口部に気密的に嵌着した断熱性シール部材
と、互いに平行な一対の電極を有しこれら各電極を前記
筒体の周壁に平行に又は直角に位置させるように同筒体
内にて前記スペーサと前記シール部材との間に挾持した
圧電素子とを備え、前記筒体の底壁に環状薄肉部を形成
し、かつ前記筒体内を真空とし或いは乾燥チッソにより
置換するようにしたことにある。
〔作用効果〕
しかして、上述のように本発明を構成したことにより、
受圧部を構成する前記筒体の底壁が同筒体の残余の部分
と一体的に形成されているため、前記筒体内の外部に対
するシール箇所は、同筒体の開口部に対する前記シール
部材によるシール部分のみとなる。従って、前記筒体内
のシール作業が簡単となり、かつ同筒体内の外部に対す
るシール度合を十分に高く維持できる。また、前記筒体
内における。前記圧電素子の周囲を真空に或いはチッソ
置換するにあたっては、前記筒体の前記シール部材によ
るシール時に、容積の小さな前記筒体内のみを真空にし
、或いはチッソ置換するだけでよいので、この種の真空
作業或いはチッソ置換作業が簡単にかつ容易に行われる
。また、上述のように前記筒体内を独立してシールする
ようにしたので、圧力検出器に対する増幅器の組付が容
易となる。また、圧力検出器の外形形状が前記筒体のみ
により決定されて単純形状となるため、圧力検出器を例
えばエンジンの奥深い部分に取付けるにあたり必要とな
る保持部材の構造が簡単となる。
また、本発明による圧力検出器でもって例えばエンジン
の気筒内圧力を検出する場合、この気筒内圧力の前記筒
体の底壁及び前記スペーサを介する前記圧電素子への伝
達が前記環状薄肉部の作用により感度よく行なわれるの
で、気筒内圧力の検出を精度よくなし得る。かかる場合
、前記筒体°の内部が前記シール部材による十分なシー
ル機能のもとに真空状態に維持されているので、どのよ
うな悪条件においても前記筒体内の雰囲気が前記圧電素
子に悪影響を与えることはない。また、前記筒体のシー
ル箇所がその底壁から離れているので、同シール箇所に
対する溶接歪が前記底壁まで影響することもない。また
、前記スペーサとシール部材が前記圧電素子を前記筒体
力・ら断熱状態に維持するので、前記圧電素子を外部熱
から適正に保護し得る。
〔実施例〕
以下、本発明の第1実施例を図面により説明すると、第
1図は、本発明を適用した圧力検出装置を示しており、
この圧力検出装置は、本発明の要部を構成するフローテ
ィング式圧電型圧力検出器10と、保持部材20と、コ
ネクタ30とによって構成されている。圧力検出器10
は、第1及び第2図に示すごと(、円筒状筒体11を有
しており、この筒体11は、金属材料により第2図に示
すごとく断面コ字状に形成されている。また、この筒体
11の底壁11aの外周縁部には環状薄肉部11bが、
底壁11aの内表面側から環状溝を形成することによっ
て形成されており、この環状薄肉部11bは、底壁11
aのその板厚方向への弾性偏位を可能にする。
また、圧力検出器10は、筒体11内に組付けたシール
部材12、各スペーサ13.14及び圧電素子15を有
しており、シール部材12は、コバール鉄等の封着金属
材料からなる円板部12aと、この円板部12aに穿設
してなる一対の貫通穴12b、12C内に気密的に嵌装
したガラス材料からなる絶縁部12d、12eとにより
構成されて、筒体11の開口部11c内に同筒体11内
を真空にした状態にて溶接等により気密的に嵌着されて
いる。スペーサ13は、断熱性弾性材料により円板状に
形成され、筒体11の底壁11aの内表面に重合して固
着されており、一方、スペーサ14は、スペーサ13と
同様に断熱性弾性材料により円板状に形成され、シール
部材12の内表面に重合して固着されている。
圧電素子15は、Yカット水晶からなる板状素子本体1
5aと、この素子本体15aの両表面に形成した各電極
15b、15cとからなり、第2図に示すごとく、各電
極15b、15cを筒体11の周壁に平行に位置させて
素子本体15aの両端にて両スペーサ13.14間に挾
持されている。
このことは、圧電素子15が素子本体15aの両端に加
わる圧力を電荷量に変換し両電極15b。
15cに発生させることを意味する。圧電素子15の各
電極15b、15cには各リード線16゜17がその各
先端にてそれぞれワイヤボンディングされており、リー
ド線16は、スペーサ14に穿設した貫通穴14a及び
シール部材12の絶縁部12d内に気密的に挿通され外
方へ延出し、−方、リード線17は、スペーサ14に穿
設した貫通穴14b及びシール部材12の絶縁部12e
内に気密的に挿通され外方へ延出している。このことは
、圧電素子15の両電極15b、15cがフローティン
グ状態に維持されることを意味する。
保持部材20は、金属材料により第1図にて図示断面形
状でもって長手状に形成されており、この保持部材20
の先端部に設けた環状ボス部21は、その内部に挿入し
た筒体11の開口部11cに溶接21aにより固着され
ている。また、保持部材20の軸心に穿設した段付挿通
穴22内には、圧力検出器10のシール部材12から延
出する両リード線16.17が挿通されている。コネク
タ30は、金属材料により断面T字状に形成したコネク
タ本体31を有しており、このコネクタ本体31は、そ
の円板部にて保持部材20の基端部23に溶接23cに
より同軸的に固着されている。
コネクタ本体31の脚部内に同心的に嵌着した環状絶縁
部32内には、一対のコネクタビン33゜33(第1図
にては、一方のみを示す)が嵌着されており、これら両
コネクタビン33.33の各内端部には、両リード線1
6.17の各外端部がそれぞれ半田付けされている。な
お、第1図及び第2図において、符号24は、雄ねじ部
を示す。
このように構成した本実施例においては、圧力検出器1
0の受圧部を構成する筒体11の底壁11aが同筒体1
1の残余の部分と一体的に形成されているため、筒体1
1内の外部に対するシール箇所は、同筒体11の開口部
11cに対するシール部材12によるシール部分のみと
なる。従って、筒体11内のシール作業が簡単となり、
かつ同筒体11内の外部に対するシール度合を十分に高
く確保できる。また、圧電素子15の周囲を真空にする
にあたっては、筒体11内のシール部材12によるシー
ル時に、容積の小さな筒体11内のみを真空にすればよ
いので、この種真空作業が簡単にかつ容易に行なえる。
また、上述のように、筒体11内を独立してシールする
ようにしたので、圧力検出器10の外形形状及び外形寸
法が、筒体11のみにより決定される。従って、保持部
材20の外形寸法を適宜変更することにより、この保持
部材20のみによって、圧力検出器10を、例えば、エ
ンジンの奥深い部分等にも簡単に取付は得る。かかる場
合、筒体11の外形形状が単純なため、保持部材の筒体
11との組付部分の形状が単純でよく面倒な加工を必要
としない。
また、本実施例のように構成した圧力検出装置を例えば
エンジンの気筒に取付けて同気筒内圧力を検出する場合
、圧力検出器10における筒体11の底壁11bが前記
気筒内圧力を受けて弾性偏位しスペーサ13を介し圧電
素子15にその一端から他端に向けて圧力を付与する。
すると、圧電素子15がその圧電変換作用により前記気
筒内圧力を電荷量として両電極15b、15cに発生さ
せる。従って、これら両電極15b、15cに発生した
電荷量を両リード線16.17及びコネクタ30の両コ
ネクタビン33.33から取出せば、前記気筒内圧力を
検出し得たこととなる。
かかる場合、筒体11の底壁11aの周囲には環状薄肉
部11bが形成されているため、底壁11aが気筒内圧
力に対し応答性よく弾性偏位し受圧部として精度よく高
感度にて機能し得る。また、筒体11の内部が、シール
部材12による十分なシール機能のもとに、真空状態と
なっているので、圧力検出器10がどのような悪条件の
雰囲気中に置かれていても、圧電素子15に悪影響を与
えるような圧力が筒体11内の空間部に生じることがな
い。また、筒体11のシール部材12との溶接部分が底
壁11aから離れているので、底壁11aが前記溶接に
より歪むことはなく精度のよい受圧部として機能し得る
。また、両スペーサ13゜14が筒体11及びシール部
材12から圧電素子15を確実に断熱状態に維持するの
で、圧力検出器10の外部温度が熱として圧電素子15
に伝わることはなく、その結果、圧電素子15に対する
外部からの熱エネル゛ギーによる悪影響を適正に除去で
きる。
第3図を参照して前記第1実施例の変形例について説明
すると、この変形例においては、前記第1実施例にて述
べた圧力検出器lOに代えて、接地式圧電型圧力検出器
40を採用したことにその構成上の特徴があり、この圧
力検出器40は、圧力検出器10においてシール部材1
2及び両リード線16.17に代えてシール部材41及
びリード端子42を採用した点を除き同圧力検出器10
と同様の構成を有する。シール部材41は、リード端子
41bを有する金属円板部41aと、この金属円板部4
1aの貫通穴内に気密的に嵌装したガラス材料からなる
絶縁部41cとにより構成されて、筒体11内を真空に
した状態にて同筒体11の開口部11cに溶接等により
気密的に嵌着されている。
また、シール部材41のリード端子41bはスペーサ1
4を通り筒体11内に延出して圧電素子15の電極15
cに弾力的に圧接しこの電極15Cを筒体11に接地す
る。一方、リード端子42は金属材料からなるもので、
このリード線52はその先端にて圧電素子15の電極1
5bに弾力的に圧接されてシール部材41の絶縁部41
cを通り気密的に外方へ延出し適宜なリード線により保
持部材20を介しコネクタ30に接続されている。
しかして、このように構成した本変形例においては、圧
力検出器が前記第1実施例におけるフローティング式か
ら接地式に変わることによりリード線接続構造が簡単に
なる点を除き、前記第1実施例と同様の作用効果を達成
し得る。
次に、本発明の第2実施例を第4図を参照して説明する
と、この第2実施例においては、前記第1実施例にて述
べた圧力検出器10に代えて、フローティング式圧電型
圧力検出器50を採用したことにその構成上の特徴があ
る。この圧力検出器50は、円筒状筒体51を有してお
り、この筒体51は、前記第1実施例にて述べた筒体1
1と同様に金属材料により断面コ字状に形成されている
また、この筒体51の周壁の底壁51aとの隣接環状部
には、環状薄肉部51bが、筒体51の内表面側から環
状溝を形成することによって形成されており、この環状
薄肉部51bは、底壁51aのその板厚方向への弾性偏
位を許容にする。
また、圧力検出器50は、筒体51内に組付けたシール
部材52.各スペーサ53.54及び圧電素子55を有
しており、シール部材52は、前記第1実施例にて述べ
たシール部材12と同様に構成されて、筒体51の開口
部51c内に同筒体51内を真空にした状態にて溶接等
により気密的に嵌着されている。かかる場合、円板部5
2a及び各絶縁部52b、52Cが円板部12a及び各
絶縁部12b、12Gにそれぞれ対応する。スペーサ5
3は、断熱性及び電気絶縁性を有する弾性材料により第
4図にて図示断面形状を有するように形成され、筒体5
1の底壁51aの内表面に重合して固着されており、一
方、スペーサ54は、スペーサ53と同様の材料により
円板状に形成され、シール部材52の内表面に重合して
固着されている。
圧電素子55は、Xカント水晶からなる板状素子本体5
5aと、この素子本体55aの両表面に形成した各電極
55b、55Cとからなり、第4図に示すごとく各電極
55b、55cにて筒体51の底壁51aに平行となる
ように各電導片56a、56bを介し両スペーサ53.
54間に挾持されている。このことは、圧電素子55が
両電極55b、55cに加わる圧力を電荷量に変換し各
電極55b、55cに発生させることを意味する。
各電導片56a、56bの端部には各リード線57.5
8がその各先端にてそれぞれ溶接されており、リード線
57はスペーサ54及びシール部材52の絶縁部52b
内に気密的に挿通されて外方へ延出し、一方、リード線
58は、スペーサ54及びシール部材52の絶縁部52
c内に気密的に挿通されて外方へ延出している。このこ
とは、圧電素子55の両電極55b、55cがフローテ
ィング状態に維持されることを意味する。なお、各リー
ド線57.58は前記第1実施例にて述べた各リード線
16.17に代えて保持部材20を通りコネクタ30の
各コネクタビン33.33にそれぞれ接続されている。
以上のように構成したこの第2実施例においては、圧力
検出器50の受圧部を構成する筒体51の底壁51aが
同筒体51の残余の部分と一体的に形成されているため
、筒体51内の外部に対するシール箇所は、同筒体51
の開口部51cに対するシール部材52によるシール部
分のみとなる。
従って、筒体5工内のシール作業が簡単となり、かつ同
筒体51内の外部に対するシール度合を十分に高く確保
できる。また、圧電素子55の周囲を真空にするにあた
っては、筒体51内のシール部材52によるシール時に
、容積の小さな筒体51内のみを真空にすればよいので
、この種真空作業が簡単にかつ容易に行なえる。また、
上述のように、筒体51内を独立してシールするように
したので、圧力検出器50の外形形状及び外形寸法が、
筒体51のみにより決定される。従って、保持部材20
の外形寸法を適宜変更することにより、この保持部材2
0のみによって、圧力検出器5゜を、例えば、エンジン
の奥深い部分等にも簡単に取付は得る。かかる場合、筒
体51の外形形状が単純なため、保持部材20の筒体5
1との組付部分の形状が単純でよく面倒な加工を必要と
しない。
また、本第2実施例のように構成した圧力検出装置を例
えばエンジンの気筒に取付けて同気筒内圧力を検出する
場合、圧力検出850における筒体51の底壁51bが
前記気筒内圧力を受けて弾性偏位しスペーサ53を介し
圧電素子55にその電極55bから電極55cに向けて
圧力を付与する。すると、圧電素子55がその圧電変換
作用により前記気筒内圧力を電荷量として両型tfi5
5 b。
55cに発生させる。従って、これら両電極55b、5
5cに発生した電荷量を両リード線57゜58及びコネ
クタ30の両コネクタビン33.33から取出せば、前
記気筒内圧力を検出し得たこととなる。
かかる場合、筒体51の底壁51aの周囲には環状薄肉
部51bが形成されているため、底壁51aが気筒内圧
力に対し応答性よく弾性偏位し受圧部として精度よ(高
感度にて機能し得る。また、筒体51の内部が、シール
部材52による十分なシール機能のもとに、真空状態と
なっているので、圧力検出器50がどのような悪条件の
雰囲気中に置かれていても、圧電素子55に悪影響を与
えるような圧力が筒体51内の空間部に生じることがな
い。また、筒体51のシール部材52との溶接部分が底
壁51aから離れているので、底壁51aが前記溶接に
より歪むことはなく精度のよい受圧部として機能し得る
。また、両スペーサ53゜54が筒体51及びシール部
材52から圧電素子55を確実に断熱状態にかつ電気絶
縁状態に維持するので、圧力検出器50の外部温度が熱
として圧電素子55に伝わることはなく、かつ筒体51
から圧電素子55に電荷が流入することもなく、その結
果、圧電素子55に対する外部からの熱エネルギー及び
電気エネルギーによる悪影響を適正に除去できる。
第5図は前記第2実施例の変形例を示しており、この変
形例においては、前記第2実施例にて述べた圧力検出器
50に代えて、接地式圧力検出器60を採用したことに
その構成上の特徴がある。この圧力検出器60は、円筒
状筒体61を有しており、この筒体61は、前記第2実
施例にて述べた筒体51と同様に金属材料により断面コ
字状に形成されている。また、この筒体61の周壁の底
壁61aとの隣接環状部には環状薄肉部61bが、筒体
61の内表面側から環状溝を形成することによって形成
されており、この環状薄肉部61bは底壁61aのその
板厚方向への弾性偏位を許容にする。
また、圧力検出器60は、筒体61内に組付けたシール
部材62、スペーサ63、導電部材64及び前記第2実
施例にて述べた圧電素子55を有しており、シール部材
62は、コバール鉄等の封着材料からなるリング62a
と、このリング62aの一表面及び中空部にT字状に装
着した断熱性ガラス材料からなる絶縁部62bとにより
構成されて、筒体61の開口部61c内を真空にした状
態にて同開口部61cに溶接等により気密的に嵌着され
ている。
スペーサ63は、電気絶縁性を有する弾性材料により断
面T字状に形成されており、このスペーサ63の脚部6
3aは筒体61の底壁61a中央に第5図に示すごとく
嵌着されている。導電部材64は断面T字状のもので、
この導電部材64の脚部64aはシール部材62の絶縁
部62bを通り気密的に外方へ延出し適宜なリード線に
より保持部材20を介しコネクタ30に接続されている
また、導電部材64の円板部64bは絶縁部62b上に
着座してスペーサ63の円板部63bと共に圧電素子5
5を挾持している。しかして、このように構成した本変
形例においては、圧力検出器が前記第2実施例における
フローティング方式から接地方式に変わることによりリ
ード線接続構造が簡単になることを除き、前記第2実施
例と実質的に同様の作用効果を達成し得る。
第6図は前記第1又は第2の実施例の他の変形例を示し
ており、この他の変形例においては、コネクタ30に代
えて、増幅器70を保持部材20に組付けたことにその
構成上の特徴がある。増幅器70は、筒体71を有して
おり、この筒体71はその一端にて保持部材20の基端
部23に溶接等により気密的に同軸的に嵌着されている
。筒体71内には、増幅部72が収容されており、この
増幅部72は、その入力端子にて、圧力検出器10又は
50から保持部材20内に延出するリード線に接続され
ている。
筒体71の他端には筒体73がその一端にて筒体72の
他端に溶接等により気密的に同軸的に嵌着されており、
両筒体71.73の相互の各嵌着部内には円板状シール
部材74が気密的に嵌着されている。シール部材74に
は、複数のノイズ防止用貫通コンデンサ75〜75が気
密的に嵌装されており、これら各貫通コンデンサ75〜
75はその各一端にて増幅部72の各出力端子にそれぞ
れ接続されている。また、各貫通コンデンサ75〜75
の他端は、各リード線76〜76の接続端にそれぞれ接
続されており、これら各リード線76〜76は筒体73
の他端から外方へ延出している。
しかして、このように構成した本変形例においては、圧
力検出器10又は50の内部が、前記第1又は第2の実
施例にて述べたごとく独立して真空状態にて外部から完
全に気密的にシールされているので、増幅器70を保持
部材20に組付けるにあたっては、増幅器70の内部を
前記圧力検出器の内部と共に真空引きするというような
面倒な作業を伴うことなく、増幅器70の組付作業を簡
単になし得るとともに、同増幅器70の組付によって前
記圧力検出器自体の本来の機能及び耐久性が低下するこ
ともない。
なお、本発明の実施にあたっては、 前記各実施例及び
変形例にて述べた各圧力検出器の内部は、真空状態に限
ることなく、例えば、乾燥チッソによる置換を行っても
よい。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を通用した圧力検出装置の概略断面図、
第2TI!Jは第1図における圧力検出器の断面図、第
3図は同圧力検出器の変形例を示す断面図、第4図は本
発明の他の実施例を示す要部断面図、第5図は第4図に
おける圧力検出器の変形例を示す断面図及び第6図は前
記各実施例の他の変形例を示す要部断面図である。 符号の説明 10.40.50.60・・・圧力検出器、11゜51
.61・・・筒体、1lal  sia、61a・・・
底壁、llb、51b、61b・・・環状薄肉部、11
 c、  51 c、  61 c・・・開口部、12
.41.52.62・・・シール部材、13゜53.6
3・・・スペーサ、15.55・・・圧電素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 金属材料により断面コ字状に形成した筒体と、この筒体
    内にてその底壁に重合した断熱性弾性材料からなるスペ
    ーサと、前記筒体の開口部に気密的に嵌着した断熱性シ
    ール部材と、互いに平行な一対の電極を有しこれら各電
    極を前記筒体の周壁に平行に又は直角に位置させるよう
    に同筒体内にて前記スペーサと前記シール部材との間に
    挾持した圧電素子とを備え、前記筒体の底壁に環状薄肉
    部を形成し、かつ前記筒体内を真空とし或いは乾燥チッ
    ソにより置換するようにした圧電型圧力検出器。
JP27005186A 1986-11-13 1986-11-13 圧電型圧力検出器 Pending JPS63122926A (ja)

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