JPS63116866A - 文字フオント変換方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、文字フォントの変換に関する。

（従来技術とその問題点） 文字フォントを格納したフォントメモリを備えたプリン
タにおいては、印字の際は、文字に対応するフォント（
文字のドツトパターン）をフォントメモリから読み出し
て、そのドツトパターンを印字する。

印字においては、文字を拡大したり、形状を変更したり
、たとえば、倒置したりする必要が生じることがある。

この場合、もとの文字フォントを他のフォントに変換し
なければならない。変換する場合、通常黒ドツトのみに
ついて変換を行い、新しいフォントを得る。しかしなが
ら、黒ドツトのみに限定したとしても与えられたフォン
トのサイズ即ち、縦、横のドツト数が多いと変換する回
数が増え、結果的には新しいフォントを得るための所要
時間が長くなる。

本発明の目的は、文字フォントの変換が短時間で行える
文字フォント変換方式を提供することである。

（問題点を解決するための手段） 本発明に係る文字フォント変換方式は、フォント記憶手
段に記憶された文字フォントの黒ドットパターンの外周
部に位置する黒ドツトを検出する周辺検出手段と、周辺
検出手段により検出された黒ドツトの位置を所定の関係
式により変換する位置演算手段と、位置演算手段により
変換された上記の位置を黒ドツトとして記憶する変換パ
ターン記憶手段と、変換パターン記憶手段において、上
記の変換位置の黒ドツトからなるパターンの内部を黒ド
ツトとして記憶させる塗りつぶし手段とからなる。

（作　用） 文字フォントを拡大したり、形状を変更したりする際、
文字フォントの外周部にある黒ドツトについてのみ変換
を行い、次に、新たなフォントにおいて、残された内部
の白ドツト部を黒に塗りつぶす。

（実施例） 以下、添付の図面を参照して本発明の詳細な説明する。

説明を判り易くするため、縦、横４８ドツトで与えられ
たドツトマトリックス状の文字フォントを回転させる場
合を例にとる。

一般的には、他のフォントへ変換する場合、与えられた
ドツトマトリックス上の位置（ｘ、　ｙ）にあるドツト
を新しいフォントの位置（Ｘ、Ｙ）に次の式で変換する
（第２図参照）。

（ｘ、　ｙ）上の点が黒なら（Ｘ、Ｙ）上の点も黒、白
なら白というようにすれば、ｆ、（ｘ、　ｙ）、Ｌ（ｘ
、　ｙ）ｌ：応じた新しいフォントが得られる。

たとえば、回転の場合の位置（Ｘ、Ｙ）は、次の式で与
えられる。

ここに、ａとｂは、回転角に関連した定数であり、次の
式を満たす。

ａ”＋ｂ”＝１　　　　　　　　　（３）したがって、
与えられるフォントの位置（ｘ、　ｙ）に対応して（Ｘ
、Ｙ）をプロットしてゆけば、回転したフォントが得ら
れる。

縦、横４８ドツトの場合、４８ｘ４８＝２３０４個の全
ドツトについて変換（２）を行ってもよい。

しかし、従来は、通常は（ｘ、　ｙ）が黒ドツトの場合
のみ行うことにより、処理個数を減少させている。

たとえば、４８ｘ４８ドツトの第３図のごとき文字の場
合は、黒ドツトが計７０４個あり、２３０４個の処理回
数を７０４回で済ませている。

本実施例では、次の手順で変換を行う。

■　文字フォントのドツトパターン（たとえば、第１図
（ａ）の“Ｔ”）を走査し、黒ドツトで第１図（ｂ）に
示したごとく、その上下左右（ＤＵ、ＤＤ、ＤＬ、ＤＲ
）のいずれかのドツトが白ドツトに該当するもののみ検
出し、変換する。これにより、第１図（Ｃ）に示すよう
に、周辺部のみのフォントができる。

■　できたフォントの内部を塗りつぶす（第１図（ｄ）
）。

従来のように、全部の黒ドツトを変換した場合、前述の
ごとく７０４回の変換が必要となるが、第２図における
例では、１８６回（周辺部のドツトの数）の変換で可能
となる。塗りつぶすための時間が余分に必要になるが、
全体としては、演算回数（演算時間）の多い変換処理回
数が大巾に減少するため、高速な変換ができる。

第４図は、フォント変換回路のブロック図である。原パ
ターン記憶エリア（フォントメモリ）■は元のフォント
を記憶しているメモリである。原パターンの位置（ｘ、
　ｙ）が与えられると、（Ｘ　−１、ｙ）、（Ｘ＋　Ｉ
　、　ｙ）、（Ｘ、ｙ−１）および（ｘ、ｙ＋１）に位
置するドツトが白か黒かを出力としてそれぞれインバー
タ２，３，４．５に出し、（Ｘ、　ｙ）に位置するドツ
トが白か黒かを出力として、アンドゲート６に出す（黒
ならば“ビ、白ならば“０゛を出力するとする）。各イ
ンバータ２〜５の出力は、オアゲート７に出力され、オ
アゲート７の出力がアンドゲート６に出力される。そし
て、アンドゲート６の出力が変換回路８に出力される。

すなわち、アンドゲート６で座標（ｘ、　ｙ）のドツト
が黒であり、かつ上下左右のいずれかが白ドツトである
かを判定し、もしそうなら、変換回路８で前記のｆ　、
　（Ｌｙ）、ｒｔ（ｘ、　ｙ）を演算し、それを変換パ
ターンを記憶するエリア９にプロットする。

位置（ｘ、　ｙ）は、次のように順次更新される。本実
施例では、横方向に走査する。発振器１１からの信号が
アップカウンタ１２で計数され、Ｘレジスタ１３に記憶
される。　Ｘレジスタ１３の出力が座標Ｘとして原パタ
ーン記憶エリアｌに与えられる。Ｘレジスタ１３の出力
は、また、判定回路１４に送られる。判定回路１４は、
ｘ〉４８のときに、すなわち、１行の走査を終了したと
きに、アップカウンタ１５に出力を送り、リセット回路
１６に信号を送り、Ｘレジスタ１３をリセットする。

アップカウンタ１５の出力は、Ｘレジスタ１７に送られ
、Ｘレジスタ１７の出力が座標ｙとして原パターン記憶
エリアｌに与えられる。また、Ｘレジスタ１７の出力は
、判定回路１８に送られる。

判定回路１８は、ｙ〉４８のときに、すなわち、全ドツ
トの走査を終了したときに、リセット回路１９に出力を
送り、Ｘレジスタ１７をリセットさせる。

Ｘレジスタ１３とＸレジスタ１７の出力は、それぞれ、
変換回路８に送られる。変換回路８は、黒ドツト（Ｘ、
　ｙ）が原パターンの周辺部である場合に、変換ｆ、（
ｘ、　ｙ）、ｆｔ（ｘ、　ｙ）を演算し、変換パターン
記憶エリア９の位置（ｘ、ｙ）を“１”とする。

全ドツトの走査が終ると、判定回路１８は、塗りつぶし
回路２０に出力を送り、塗りつぶし回路２０は、塗りつ
ぶしを開始し、周辺部の中を“ビにする。塗りつぶしの
終了により、フォントの変換は終了する。

本回路では、周辺部のドツトをも変換処理の条件に追加
しているため、変換回数は減少し、新らたな、または別
のフォントを生成するために必要な時間が短くなる。現
実には、上下左右が黒ドツトである黒ドツトが多い程有
効であり、たとえば１２８Ｘ１２８ドツトの文字フォン
ト等ドツト数の多い文字フォントについて有効となる。

（発明の効果） 外周部にあるドツトのみについて変換を行うため変換す
る回数が減少し、より早い処理が可能となる。もちろん
、変換後に残された内部の白ドツト部は新らたに得たフ
ォントにおいて塗りつぶすことが必要となるが、ドツト
サイズが大きい場合は、トータル的には、塗りつぶしに
要する時間の増加よりは変換回数を減少させる方が効果
的である。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）　、　（ｄ）は
、文字フォントの変換の１例を順次示す図である。 第２図は、フォントを回転する際の座標変換を示す図で
ある。 第３図（ａ）は、文字フォントのドツトパターンの１例
であり、第３図（ｂ）は第３図（ａ）の部分拡大図であ
る。 第４図は、文字フォント変換回路のブロック図である。 ■・・・原パターン記憶エリア、　　８・・・変換回路
、１４．１８・・・判定回路、 ２０・・・塗りつぶし回路。 特許出願人　　　　　ンヤーブ株式会社代　　理　　人
　弁理士　青白　葆ほか２名前１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）フォント記憶手段に記憶された文字フォントの黒
   ドットパターンの外周部に位置する黒ドットを検出する
   周辺検出手段と、 周辺検出手段により検出された黒ドットの位置を所定の
   関係式により変換する位置演算手段と、位置演算手段に
   より変換された上記の位置を黒ドットとして記憶する変
   換パターン記憶手段と、変換パターン記憶手段において
   、上記の変換位置の黒ドットからなるパターンの内部を
   黒ドットとして記憶させる塗りつぶし手段とからなる文
   字フォント変換方式。