JPS6311432Y2 - - Google Patents

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JPS6311432Y2
JPS6311432Y2 JP16999985U JP16999985U JPS6311432Y2 JP S6311432 Y2 JPS6311432 Y2 JP S6311432Y2 JP 16999985 U JP16999985 U JP 16999985U JP 16999985 U JP16999985 U JP 16999985U JP S6311432 Y2 JPS6311432 Y2 JP S6311432Y2
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pilot
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vacuum
port
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  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、真空圧を利用して物品の吸着、解放
動作を行う場合に使用する真空圧制御弁に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、真空圧を利用して物品の吸着、解放動作
を行う場合の真空圧制御弁としては、第3図に示
すように、2個の電磁弁1,2を用い、該電磁弁
1,2を、吸着パツド3に連通するポートと、真
空ポンプ等の真空源4、又はコンプレツサやエア
レシーバ等の圧力空気源5に連通するポートとを
有する2ポート弁で構成している。
このような真空圧制御弁は、図示の不作動状態
において、電磁弁1のソレノイドaを励磁する
と、吸着パツド3が真空源4に連通するので、真
空圧により所望の物品を吸着保持することができ
る。また、上記ソレノイドaを非励磁にすると共
に電磁弁2のソレノイドbを励磁すると、吸着パ
ツド3が圧力空気源5に連通するので、圧力空気
によつて吸着パツド3の真空圧を解消して、吸着
した物品が解放される。
しかるに、上記従来の真空圧制御弁では、吸着
パツド3に真空圧が作用して物品を吸着保持して
いるときに、停電等によつて電磁弁1のソレノイ
ドaが消磁されると、吸着パツド3と真空源4の
連通が遮断されるので、吸着パツド3による物品
の吸着保持機能が喪失し、重大な事故を起す可能
性がある。
上述の真空圧制御弁の欠点を解消するために
は、第4図に示すように、パイロツト流体を給排
する2個の3ポートパイロツト弁11,12によ
つて方向切換弁14を作動させるようにし、か
つ、パイロツト弁12に切換位置を保持するデテ
ント機構15とこのデテント機構15の係止を解
除するソレノイドcを設けた真空圧制御弁が考え
られる。
この真空圧制御弁においては、パイロツト弁1
1,12における各ソレノイドa,b,cが非励
磁で、方向切換弁14の両端のパイロツト室がパ
イロツト弁11,12を通して大気に開放され、
それによつて切換弁14が図示の中立位置にある
ときは、吸着パツド3、真空源4及び圧力空気源
5に連通する各ポートがいずれも閉鎖されている
ので、吸着パツド3の動作が休止している。
この状態でソレノイドbを励磁すると、圧力空
気源5からのパイロツト流体がパイロツト弁12
を通つて切換弁14の左方のパイロツト室に供給
されるので、切換弁14の切換えにより吸着パツ
ド3が真空源4に連通する。
この切換状態では、パイロツト弁12がデテン
ト機構15によつてこの状態に保持されるので、
吸着パツド3が物品を吸着保持しているときに停
電等によつてソレノイドbが消磁しても、吸着パ
ツド3による物品の吸着保持機能が喪失すること
はない。
次いで、ソレノイドcを励磁すると、デテント
機構15による位置保持が解除されてパイロツト
弁12が図示の状態に復帰し、切換弁14の左方
のパイロツト室のパイロツト流体が大気に排出さ
れるので、切換弁14はスプリングの付勢力によ
つて図示の中立位置に復帰する。
その後、パイロツト弁11のソレノイドaを励
磁すると、切換弁14の右方のパイロツト室にパ
イロツト流体が供給されることにより切換弁14
が左動し、吸着パツド3が圧力空気源5に連通さ
れるので、吸着パツド3に吸着保持された物品が
解放される。次いで、ソレノイドaの励磁を解除
すると、切換弁14の右方のパイロツト室のパイ
ロツト流体がパイロツト弁11を通して大気に排
出されるので、切換弁14はスプリングの付勢力
によつて図示の中立位置に復帰し、吸着パツドは
休止状態に戻る。
上記真空圧制御弁は、方向切換弁14における
吸着パツド3と真空源4の連通切換時に、デテン
ト機構15がパイロツト弁12のパイロツト空気
供給位置を保持するので、従来の真空圧制御弁に
おける上述の欠点を解消することができる。
しかしながら、一般に物品を吸着、解放する吸
着パツドの動作は、物品の解放から吸着保持の間
には休止状態を必要としても、物品の吸着保持か
ら解放の間には休止状態を必要としないので、上
記真空圧制御弁は動作に無駄があり、またパイロ
ツト弁12に別個のソレノイドcを必要とするの
で高価になる欠点がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、停電等によつてソレノイドが消磁し
た場合でも吸着パツドの吸着保持機能を喪失する
ことがなく、また物品の吸着保持から解放の間に
休止状態が介在するという動作上の無駄をなくし
た安価な真空圧制御弁を得ることを、解決すべき
問題点とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、主弁と、該主弁を駆動する第1及び
第2のパイロツト弁を備えた真空圧制御弁であつ
て、上記主弁には、第1切換位置において吸着パ
ツドに連通する出力ポートを真空源に連通する真
空圧ポートと連通させ、第2切換位置において上
記出力ポートを圧力空気源に連通する供給ポート
に切換連通させる弁部と、ピストンで区画された
2つのパイロツト室への圧力空気の給排によつて
上記弁部を第1または第2切換位置に切換える駆
動部を設け、上記第1及び第2のパイロツト弁
は、ソレノイドの励磁により上記主弁の第1及び
第2のパイロツト室に圧力空気を供給すると共
に、その非励磁により各パイロツト室を大気に開
放する切換弁によつて構成し、上記駆動部に、真
空圧弁部が開放状態にあるときに、第2のパイロ
ツト弁を通じて第2のパイロツト室へ空気が流入
するのを抑止する弁機構、及び同状態のときに第
2のパイロツト室を真空源に連通させて、真空圧
弁部の開放を保持する封止弁を設け、それによつ
て上記問題点を解決したものである。
[作用] 両パイロツト弁のソレノイドが共に非励磁のと
きは、両パイロツト室が大気に開放されているの
で、供給弁部及び真空圧弁部が閉鎖して、吸着パ
ツドは休止状態にある。
第1のパイロツト弁におけるソレノイドを励磁
すると、第1パイロツト室に圧力空気が供給され
るため、その空気圧力によつてピストンが摺動
し、真空圧弁部が開放する。それにより、出力ポ
ートと真空圧ポートが連通して吸着パツドに真空
圧が作用する。また、ピストンの摺動終端では、
弁機構により第2パイロツト室と第2パイロツト
弁の間が閉鎖された後、ピストンにより封止弁が
開放され、第2パイロツト室を真空源に連通させ
ることにより、ピストンの位置が保持される。
したがつて、この状態で停電等によつてソレノ
イドが消磁し、第1パイロツト室の圧力空気が排
出されても、第2パイロツト室が封止弁を通じて
真空源に連通しているため、ピストンがその位置
に保持され、吸着パツドの吸着保持機能が喪失す
ることはない。
次に、第1パイロツト弁のソレノイドの励磁を
解除して、第2パイロツト弁のソレノイドを励磁
すると、第1パイロツト室の圧力空気が排出され
るとともに第2のパイロツト室に圧力空気が供給
される。この場合、封止弁が閉鎖した後に弁機構
が開放し、あるいはピストンの駆動が開始された
後に封止弁が直ちに閉鎖するので、封止弁を通じ
て真空源に流出する空気量を最少限にとどめるこ
とができる。
上記第2パイロツト室への圧力空気の供給によ
り、ピストンは中立位置に止まることなく摺動
し、真空圧弁部が閉鎖して供給弁部が開放する。
これによつて、吸着パツドに圧力空気が供給さ
れ、吸着が解除される。
第2のソレノイドの励磁を解除すると、第2の
パイロツト室が大気に開放されるので、供給弁部
が閉鎖して吸着パツドが休止状態に復帰する。
[実施例] 第1図は本考案の第1実施例を示し、この真空
圧制御弁は、主弁20と、該主弁20を駆動する
パイロツト弁50a,50bとで構成されてい
る。
上記主弁20における弁本体21は、圧力空気
源5に連通する供給ポート22、吸着パツド3に
連通する出力ポート23及び真空源4に連通する
真空圧ポート24を備え、内部には、供給弁部2
5、真空圧弁部26及びそれらの弁部における弁
体を開閉駆動する駆動部27が設けられている。
供給弁部25は、供給ポート22と出力ポート
23を連通させる供給弁座29を備え、供給弁座
29の対向位置にはシリンダ状の背室を形設し、
その背室に供給弁座29を開閉する供給弁体30
を摺動可能に挿嵌すると共に、供給弁体30を供
給弁座29に押し付ける主弁スプリング31を縮
設している。なお、上記背室は、それに設けた連
通孔により出力ポート23側に連通させている。
上記供給弁部25と同軸上に形成された真空圧
弁部26は、出力ポート23と真空圧ポート24
を連通させる真空圧弁座32を備え、その真空圧
弁座32は上記供給弁座29と背向状態に形設さ
れている。また、弁本体21における真空圧弁座
32と対向する位置には、シリンダ状の背室が形
設され、その背室は真空圧弁座32を開閉する真
空圧弁体33を摺動可能に挿嵌すると共に、真空
圧弁体33を真空圧弁座32に押し付ける主弁ス
プリング34を縮設している。
上記供給弁部25及び真空圧弁部26を駆動す
る駆動部27は、供給弁体30及び真空圧弁体3
3のロツド挿通孔に摺動自在に挿通したロツド3
5を備え、該ロツド35における供給弁体30と
真空圧弁体33との間の部分に大径部を形設して
いる。第1図の中立状態においては、供給弁部2
5及び真空圧弁部26の両方が閉鎖した状態にあ
り、またロツド35が下動した状態にあつては、
真空圧弁体33がロツド35の下動を許容しなが
ら閉弁状態を維持すると共に、供給弁体30が大
径部の下面により主弁スプリング31の付勢力に
抗して下動開弁され、さらにロツド35の上動位
置にあつては、上記とは逆に、供給弁部25が閉
鎖し、真空圧弁部26が開放する。
ロツド18に固定されたピストン37は、弁本
体21内に第1パイロツト室38と第2パイロツ
ト室39を区画形成し、それらにおける圧力差に
より軸方向に駆動されるもので、第1パイロツト
室38は第1パイロツト通路40に、第2パイロ
ツト室39は第2パイロツト通路41及び真空圧
通路42にそれぞれ連通し、真空圧通路42の他
端は真空圧ポート24に連通している。従つて、
ピストン37及びロツド35は、第1パイロツト
室38の圧力が第2パイロツト室39のそれより
大きいときには上動し、小さいときには下動す
る。
上記ピストン37は、第2パイロツト室39側
にそれよりも小径の凸部43を有し、第2パイロ
ツト室39の端面には凸部43が気密に挿嵌され
る凹部44が形成され、この凸部43と凹部44
によつて第2パイロツト通路41の弁機構45が
形成されている。
真空圧通路42に設けられた封止弁46は、ス
プリングの付勢力によつて常時通路42を閉鎖し
ており、弁棒47がピストン37に押圧されると
スプリングの付勢力に抗して真空圧通路42を開
放するものである。
而して、上記封止弁46の弁棒47は、ピスト
ン37の凸部42が凹部44に挿嵌した後にピス
トン37がその先端に当接するような高さに形成
しているので、ピストン37が図において上動す
ると、凸部43が凹部44に挿嵌して第2パイロ
ツト通路41を閉鎖した後に封止弁46が開放さ
れ、ピストン37が図において下動すると、封止
弁46が真空圧通路42を閉鎖した後に凸部43
が凹部44から脱け出して第2パイロツト通路4
1が開放される。
なお、上記真空圧通路42を真空圧ポート24
に連通させる代りに、出力ポート23に連通させ
てもよい。
一方、パイロツト弁50a,50bには、弁部
材52a,52bが摺動する弁室が設けられ、こ
の弁室に、パイロツト通路40,41に連通する
パイロツトポート54a,54b、圧力空気源5
に連通する圧力ポート55a,55b、及び大気
に連通する排気ポート56a,56bが開設され
ている。
上記弁部材52a,52bは、復帰スプリング
57a,57bの付勢力によつてソレノイド60
a,60b側に押圧されて、パイロツトポート5
4a,54bと排気ポート56a,56bを連通
させると共に、圧力ポート55a,55bを閉鎖
し、ソレノイド60a,60bが励磁されると、
弁棒61a,61bに押圧されて、パイロツトポ
ート54a,54bと圧力ポート55a,55b
を連通させると共に、排気ポート56a,56b
を閉鎖するものである。
次に、上記実施例の作動を説明する。
第1図はソレノイド60a,60bが共に非励
磁の状態にあり、主弁20のパイロツト室38,
39は大気に連通しているので、主弁スプリング
31,34により主弁の供給弁部25、真空圧弁
部26が閉鎖して、吸着パツド3は休止状態にあ
る。
この状態でソレノイド60aを励磁すると、パ
イロツト弁50aの弁部材52aが弁棒61aに
押圧され、復帰スプリング57aの付勢力に抗し
て摺動するので、パイロツトポート54aと圧力
ポート55aが連通して排気ポート56aが閉鎖
される。
これによつて、圧力空気源5の圧力空気が第1
パイロツト通路40を通つて第1パイロツト室3
8に供給されるので、ピストン37が上動して真
空圧弁部26が開放した第1切換位置をとり、出
力ポート23が真空圧ポート24に連通して吸着
パツド3に真空圧が作用する。
この場合に、ピストン37の上動により凸部4
3が第2パイロツト室39の凹部44に挿嵌して
第2パイロツト通路41を閉鎖するが、第2パイ
ロツト室39の圧力が低下しているので、ピスト
ン37の上動が妨げられることはなく、ピストン
37は引続き上動して封止弁46の弁棒47を押
圧し、その封止弁46を開放する。この封止弁4
6の開放により、第2パイロツト室39が真空圧
ポート24に連通してその内部圧力が低下するた
め、ピストン37は上動位置に保持される。な
お、ピストン37が上動する際、凸部43と凹部
44による弁機構45が第2パイロツト通路41
を閉鎖した後に真空圧通路42を開放するので、
第2パイロツト通路41からの空気が吹抜けるこ
とはなく、真空圧通路42に流出する空気は少量
である。
この状態で、停電等によつてソレノイド60a
が消磁すると、弁部材52aが復帰スプリング5
7aの付勢力によつて切換わつて第1パイロツト
室38を大気に連通させるが、第2パイロツト室
39はピストン37の押圧によつて開放された封
止弁46及び真空圧通路42を通つて真空ポート
24に連通しており、また第2パイロツト通路4
1は凸部43、凹部44よりなる弁機構45で閉
鎖しているので、ピストン37は第2パイロツト
室39に作用する真空圧によつて保持される。し
たがつて、真空圧弁部26の開放状態が維持さ
れ、吸着パツド3は吸着保持機能を喪失すること
がない。
ソレノイド60aの励磁を解除してソレノイド
60bを励磁すると、パイロツト弁50aの弁部
材52aが復帰すると共に、パイロツト弁52b
の弁部材52bが切換えられ、圧力ポート55b
とパイロツトポート54bが連通して排気ポート
56bが閉鎖する。
したがつて、弁機構45による閉鎖を解除して
第2パイロツト室39に圧力空気が供給されると
共に、第1パイロツト室38の空気が第1パイロ
ツト通路40を通つて大気に排出されるので、ピ
ストン37は中立位置に止まることなく下動し、
真空圧弁部26が閉鎖すると共に供給弁部25が
開放して、吸着パツド3に圧力空気が供給され
る。
この場合、ピストン37の下降により封止弁4
6が真空圧通路42を閉鎖した後に、凸部43が
凹部44を脱け出し、それによつて圧力空気がピ
ストン37の全面に作用するので、第2パイロツ
ト室39に供給された圧力空気が真空圧通路42
に流出することはない。
なお、真空圧通路42を出力ポート23に連通
させた場合は、封止弁46の閉鎖時に洩れが生じ
ても、真空源4に流出する機会が少なくなる。
パイロツト弁50bのソレノイド60bの励磁
を解除すると、弁部材52bが復帰スプリング5
7bの付勢力によつて復帰し、圧力ポート55b
が閉鎖してパイロツトポート54bと排気ポート
56bが連通するので、第2パイロツト室39の
空気が大気に排出される。これによつて、主弁2
0の両パイロツト室38,39が大気に連通する
ため、主弁スプリング31の付勢力によつて供給
弁部25が閉鎖され、吸着パツド3は休止状態に
戻る。
第2図は本考案の第2実施例を示し、この第2
実施例においては、弁機構45として、前記第1
実施例における凸部43と凹部44に代えて、パ
イロツト弁50bの排気ポート56bに逆止弁4
9を設けている。この逆止弁49は、排気ポート
56bからの空気の排出を許容するが、排気ポー
ト56bからの大気の侵入を阻止するものであ
る。また、第2実施例における真空圧通路42
は、出力ポート23に連通させている。
この第2実施例においては、第1パイロツト弁
50aのソレノイド60aを励磁して、パイロツ
ト室38に圧力空気を供給し、ピストン37が上
動して、第2パイロツト室39が真空圧通路42
により真空源4に連通しているときに、逆止弁4
9によつて第2パイロツト室39の真空を保ち、
この真空圧によつてピストンを保持するものであ
る。
なお、真空圧弁部26を閉鎖して供給弁部25
を開放するために第2パイロツト室39に圧力空
気を供給した場合、ピストン37の下動当初に若
干の圧力空気が封止弁46、出力ポート23を通
つて真空源4に流出するが、この流出量は第2パ
イロツト通路41及び真空圧通路42を小径とす
ることによつて減少させることができる。
また、図示を省略しているが、弁機構45は、
ピストン上面または第2パイロツト通路41の開
口部周縁に設けたシールリングによつて、第2パ
イロツト通路41と第2パイロツト室39の間を
シールするものとしてもよい。
なお、第2実施例の他の構成及び作用は第1実
施例と同じなので、図中、同一または相当部分に
同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
また、上記各実施例における主弁は、真空圧弁
部と供給弁部の一方を閉鎖して他方を開放するも
のであればよく、図示のものに限定されるもので
はない。
[考案の効果] 本考案は、主弁の真空圧弁部が開放して出力ポ
ートと真空圧ポートが連通しているときに、停電
等によつてソレノイドが消磁して真空圧弁部を開
放させる一方のパイロツト室の圧力が消失して
も、他方のパイロツト室に作用する真空圧によつ
て真空圧弁部の開放を保持するので、吸着パツド
は吸着保持機能を喪失することがない。
また、上述した真空圧弁部の開放状態の保持及
びその解除をパイロツト空気によつて行い、第4
図の場合のように、開弁保持の機械的デテント機
構及びその保持を解除するソレノイド等を必要と
しないので、真空圧制御弁を安価なものとするこ
とができる。
さらに、物品の吸着保持から開放の間に休止状
態が介在するという動作上の無駄をなくし、主弁
に無駄のない効率的な動作を行わせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の縦断正面図、第
2図は同第2実施例の縦断正面図、第3図は従来
の真空圧制御弁の作動説明図、第4図は先行技術
の作動説明図である。 3……吸着パツド、4……真空源、5……圧力
空気源、20……主弁、22……供給ポート、2
3……出力ポート、24……真空圧ポート、25
……供給弁部、26……真空圧弁部、27……駆
動部、37……ピストン、38,39……パイロ
ツト室、42……真空圧通路、45……弁機構、
46……封止弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 主弁と、該主弁を駆動する第1及び第2のパイ
    ロツト弁を備えた真空圧制御弁であつて、 上記主弁には、第1切換位置において吸着パツ
    ドに連通する出力ポートを真空源に連通する真空
    圧ポートと連通させ、第2切換位置において上記
    出力ポートを圧力空気源に連通する供給ポートに
    切換連通させる弁部と、ピストンで区画された2
    つのパイロツト室への圧力空気の給排によつて上
    記弁部を第1または第2切換位置に切換える駆動
    部を設け、 上記第1及び第2のパイロツト弁は、ソレノイ
    ドの励磁により上記主弁の第1及び第2のパイロ
    ツト室に圧力空気を供給すると共に、その非励磁
    により各パイロツト室を大気に開放する切換弁に
    よつて構成し、 上記駆動部に、真空圧弁部が開放状態にあると
    きに、第2のパイロツト弁を通じて第2のパイロ
    ツト室へ空気が流入するのを抑止する弁機構、及
    び同状態のときに第2のパイロツト室を真空源に
    連通させて、真空圧弁部の開放を保持する封止弁
    を設けたことを特徴とする真空圧制御弁。
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