JPS63114078A - 鉛蓄電池の充電方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は鉛蓄電池の充電方式に関するものである。

従来の技術 従来、鉛蓄電池の充電方式は、電池の陽極から陰極方向
に充電電流を流す方法か一般的である。

発明が解決しようとする問題点 上記充電方式においては、過放電された後放置された鉛
蓄電池（以下「過放電放置電池」という）の充電を行な
った場合、過放電放置電池の内部抵抗が高いため充電電
流か小さく、充電されにくいという欠点があった。この
傾向は電解液量の少ない陰極吸収式の密閉形鉛蓄電池に
おいて著しく、特に密閉形鉛蓄電池では充電末期電圧を
検出した後に微少電流による充電（以下「トリクル充電
」という）に入る方式を用いた充電器が多く用いられる
ため、この種充電器により過放電放置電池の充電を行な
った場合には、過放電放置電池の内部抵抗か高いため充
電開始直後に充電電圧が充電末期電圧に達し、すなわち
トリクル充電、に入ってしまい殆ど充電されない結果を
生ずるという大きな問題点があった。

問題点を解決するための手段 本発明は上記の問題点を解決するもので、充電開始後、
通常の充電とは逆方向の電流を電池電圧が負の状態まで
所定時間流した後に通常の充電に入ることを特徴とする
ものである。

作用 本発明は上記の特徴を有することにより、過放電放置電
池の充電が可能である。これは過放電放置電池に通常と
は逆方向の電流を流すことによって内部抵抗が減少する
ためと考えられる。

又、充電末期電圧を検出した後にトリクル充電に入る形
の従来の充電器で過放電数ＭＮ池を充電した場合には、
前述した様に充電直後にトリクル充電に入ってしまうが
、過放電放置電池の内部抵抗が高いためトリクル充電時
の充電電圧は通常のトリクル充電電圧より高くなる。従
って、この電圧を検出して通常の充電とは逆方向に電池
電圧が負の状態まで所定時間電流を流した後に通常の充
電に入る様にすると、過放電放置電池及び通常の放電電
池両方の充電が可能である。

実施例 本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明方式による充電器の構成図を示し、通常
は準定電流で充電を行ない、充電末期電圧を検出した後
トリクル充電に入るもので。

過放電数ＭＮ池を接続したとき、所定時間逆方向の電流
を流した後に通常の充電に入る充電器である。すなわち
、交流電源ｌを入力とする変圧整流部２の出力は電流制
御部３、逆流防止ダイオード９、リレー接点ＩＯを通り
鉛蓄電池１１に接続される。又、制御部６は第１電圧検
出部７、第２電圧検出部８を入力とし、タイマ５と接続
され、抵抗４が並列に入る電流制御部３を出力とする。

制御部６は通常の充電時には充電末期電圧を第１電圧検
出部７の出力より検数ｆｆｌ＋電池が接続された場合に
動作し、制御部６はタイマ５を動作させると共にリレー
の接点１０を切り換え所定時間逆方向の電流を流す動作
を行なう。

本発明により過放電放置後の密閉形鉛蓄電池（４Ｖ、４
Ａｈ、内部抵抗６８２Ω）を接続したときの充電特性を
第２図に示す。この例は逆充電時間を６０分、第１電圧
検出部７の設定電圧を４，９ｖ、第２電圧検出部の設定
電圧を６．ＯＶとした場合の充電特性である。充電開始
後、密閉形鉛蓄電池の内部抵抗が高いためリレーか動作
し６０分間逆充電を行なった後に通常の充電に入り、回
復に十分なだけの充電が可能となっている。

発明の効果 以上のように、本発明充電方式では今まで充電が困難で
あった過放電放置電池の充電か、特別な手段を用いずに
所定時間逆充電電流を流すことを加えるだけで行える点
、効果甚大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本発明充電方式で充電したときの充電特性曲線図である
。 ｌは交流電源、２は変圧整流部、３は電流制御部、４は
抵抗、５はタイマ、６は制御部、７は第１電圧検出部、
８は第２電圧検出部、９は逆流防止用ダイオード、１０
はリレー接点、１１は鉛蓄電池

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、充電開始後、通常の充電とは逆方向の電流を電池電
   圧が負の状態まで所定時間流した後通常の充電に入るこ
   とを特徴とする鉛蓄電池の充電方式。 ２、充電開始後、充電電圧が通常の充電電圧より高い所
   定電圧に達したときに通常の充電とは逆方向の電流を流
   すことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の鉛蓄電
   池の充電方式。