JP3738532B2 - 電池の充電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はニッケル・カドニウム電池(以下、ニッカド電池という)、ニッケル・水素電池等のアルカリ電解液系2次電池の充電装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開平6−46534号のように、電池電圧を一定周期でサンプリングするサンプリング手段と、サンプリングした電池電圧を記憶する記憶手段と、サンプリング毎に最新の電池電圧と複数サンプリング前の電池電圧を比較する演算手段を設け、電池電圧の変化量を検出するという技術がある。このサンプリング方式を用いて電池電圧の時間に対する2階微分値が負になるのを検出して満充電と判別する2階微分検出法は、充電末期のピークが出現する手前で充電を終了させることができるので、過充電が抑制され電池のサイクル寿命が向上するという利点がある。2階微分検出法具体的に説明する。図4に示すように一定の時間間隔Δt毎に充電中の電池電圧をサンプリングし、過去6サンプリング前までのサンプリングした電池電圧をストックし、6サンプリング前の電池電圧Vi-06と最新の電池電圧Vinとの差△Vi-06を演算し、△Vi-06の最大値△Vmaxを随時更新し、△Vmax−△Vi-06≧δi(δiは設定値である。)となったら電池電圧の時間に対する2階微分値が負になったとして充電と判別するといった方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したような2階微分検出法で、不活性な電池や放電直後の温まった電池等(以下不活性電池という)を充電した場合には、図5に示すように満充電を検出できず過充電となってしまう恐れがあった。これは、不活性電池は電池電圧の変化がゆるやかであるため、ピーク付近において△Vmax−△Vi-06≧δiの式を満足することができないためである。設定値δiを小さくすれば、この種の電池でもピーク手前で満充電を検出して充電を停止することができるようになるが、設定値δiを小さくしてしまうと活性電池を充電した場合には、ピーク出現前に随所に発生する僅かな電圧変化を満充電と誤検出して充電停止してしまい充電不足としてしまう恐れがある。また、最新の電池電圧Vinと比較する過去の電池電圧を6サンプリングより更に以前の例えば12サンプリング前の電池電圧とすると、不活性電池の場合でも図6に示すように充電末期のピーク手前で充電を終了させる事が可能となるが、活性電池の場合には、図7に示すように満充電を応答性良く検出することができなくなり、過充電としてしまう恐れがある。
【0004】
なお、近年電池の高容量化のニーズに対し、ニッカド電池に代わり、ニッケル・水素電池の需要が急増しているが、この電池は電池電圧の変化がゆるやかであり上述した不活性電池と近似な充電特性を持つ。すなわち、ニッケル・水素電池を充電する場合には、不活性電池を充電する場合に発生する問題と同様の問題が発生する。
本発明の目的は、上記欠点を解消し、如何なる状態及び種類の電池を充電したとしても応答性良く満充電を確実に検出することができる電池の充電装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、電池電圧を一定周期でサンプリングするサンプリング手段と、サンプリング手段によって検出した複数サンプリングの電池電圧を記憶する記憶手段と、サンプリング毎に最新の電池電圧とN個前及び(N+n)個前(N、nは整数)の過去にサンプリングした2個の電池電圧とを比較して各サンプリング幅における電池電圧の変化量を演算し、演算した各サンプリング幅の電池電圧変化量を記憶手段に記憶させる演算手段と、サンプリング毎に演算手段が演算した各サンプリング幅の電池電圧変化量が対応するサンプリング幅の所定判別値以上になった時満充電を判別する満充電判別手段とを備え、いずれか一方の電池電圧変化量が対応するサンプリング幅の所定判別値以上となった時満充電と判別することにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は本発明電池の充電装置の一実施形態を示す回路図である。1は交流電源、2は複数の充電可能な素電池を直列に接続した電池組、3は電池組2に流れる充電電流を検出する電流検出手段、4は充電の開始及び停止を制御する信号を伝達する充電制御信号伝達手段、5は充電電流の信号をPWM制御IC23に帰還する充電電流信号伝達手段である。充電制御伝達信号手段4と充電電流信号伝達手段5はホトカプラ等からなる。10は全波整流回路11と平滑用コンデンサ12からなる整流平滑回路、20は高周波トランス21、MOSFET22とPWM制御IC23からなるスイッチング回路である。PWM制御IC23はMOSFET22の駆動パルス幅を変えて整流平滑回路10の出力電圧を調整するスイッチング電源ICである。30はダイオード31、32、チョークコイル33と平滑用コンデンサ34からなる整流平滑回路、40は抵抗41、42、入力保護用ダイオード43からなる電池電圧検出手段で、電池組2の端子電圧を分圧する。
【0007】
50は演算手段(CPU)51、ROM52、RAM53、タイマ54、A/Dコンバータ55、出力ポート56a、56b、リセット入力ポート57からなるマイコンである。CPU51はサンプリング毎に最新の電池電圧と複数サンプリング前の電池電圧を比較する。RAM53は最新のサンプリング電池電圧までの所定数のサンプリング電池電圧を記憶する電池電圧記憶手段である。60は演算増幅器61、62、抵抗63〜66からなる充電電流制御手段、70は電源トランス71、全波整流回路72、平滑コンデンサ73、3端子レギュレータ74、リセットIC75からなる定電圧電源で、マイコン50、充電電流制御手段60等の電源となる。リセットIC75はマイコン50を初期状態にするためにリセット入力ポート57にリセット信号を出力する。80は充電電流を設定する充電電流設定手段であって、出力ポート56bからの信号に対応して演算増幅器62の反転入力端に印加する電圧値を設定するものである。
【0008】
次に図1の回路図、図2のフローチャートを参照して、本発明電池の充電装置の動作の説明をする。電源を投入するとマイコン50は、電池組2の接続待機状態となり(ステップ101)、電池組2を接続するとマイコン50は電池接続を電池接続検出手段40からの信号により判別し、出力ポート56bより充電制御信号伝達手段4を介してPWM制御IC23に充電開始信号を伝達すると共に出力ポート56bより充電電流設定手段80を介して、充電電流設定基準電圧値Viを演算増幅器62に印加し、充電電流Iで充電を開始する(ステップ102)。充電開始と同時に電池組2に流れる充電電流を電流検出手段3により検出し、この充電電流に対応する電圧と充電電流設定基準値Viとの差を充電電流制御手段60より信号伝達手段5を介してPWM制御IC23に帰還をかける。すなわち、充電電流が大きい場合はパルス幅を狭め、小さい場合はパルス幅を広げたパルスを高周波トランス21に与え整流平滑回路30で直流に平滑し、充電電流を一定に保つ。電流検出手段3、充電電流制御手段60、信号伝達手段5、スイッチング回路20、整流平滑回路30を介して充電電流を所定電流値Iとなるように制御する。
【0009】
次いで満充電検出制御を行う。電池電圧記憶手段 RAM 53の記憶電圧Vi-12、Vi-11、……、Vi-01、最新の電池電圧と12 N +n)(N、nは整数)サンプリング前の電池電圧との比較値△Vi-12及び6(N)サンプリング前の電池電圧との比較値△Vi-06、その比較値の最大値△Vmax・i-12、△Vmax・i-06をイニシャルリセットし(ステップ103)、電池電圧サンプリングタイマをスタートさせる(ステップ104)。サンプリングタイマ時間が△tを経過したら(ステップ105)、再度サンプリングタイマを再スタートさせる(ステップ106)。次いで電池電圧検出手段40で分圧した電池組2の電圧をA/Dコンバータ55に入力してA/D変換し、電池電圧Vinとして取り込む(ステップ107)。そして演算手段51にて、Vinと12サンプリング前の電池電圧Vi-12との比較値△Vi-12、Vinと6サンプリング前の電池電圧Vi-06との比較値△Vi-06をそれぞれ求める(ステップ108)。
【0010】
次にステップ108で求めた△Vi-12、△Vi-06の最大値の更新を行う。△Vi-12と△Vmax・i-12を比較し(ステップ109)、△Vi-12>△Vmax・i-12ならステップ110に進み△Vi-12の値を△Vmax・i-12として更新し、△Vi-12≦△Vmax・i-12ならステップ110はスキップする。次に△Vi-12の場合と同様に、△Vi-06と△Vmax・i-06を比較し(ステップ111)、△Vi-06>△Vmax・i-06ならステップ112に進み△Vi-06の値を△Vmax・i-06として更新し、△Vi-06≦△Vmax・i-06ならステップ112はスキップする。このようにして△Vi-12、△Vi06の最大値△Vmax・i-12、△Vmax・i-06の更新を行う。
【0011】
次に△Vi-12、△Vi-06がそれぞれ△Vmax・i-12、△Vmax・i-06に対し、各々の設定値すなわち各サンプリング幅における判別所定値δi-12、δi-06(δi-12≧δi-06)より小さくなったか否かの判断を行う(ステップ113、ステップ114)。すなわち、ステップ113において△Vmax・i-12−△Vi-12≧δi-12(δi-12は電池電圧をA/Dコンバータを用いデジタル値に変換した場合のある所定のビット数である。)なら満充電と判別し、ステップ116に進み出力ポート56bより充電制御信号伝達手段4を介して充電停止信号をPWM制御IC23に伝達し、充電を停止する。次いで電池組2が取り出されるのを判別し(ステップ117)、電池組2が取り出されたならステップ101に戻り、次の電池組2の充電のための待機をする。ステップ113において、△Vmax・i-12−△Vi-12<δi12ならステップ114に進み、次に△Vmax・i-06−△Vi-06とδi-06を比較し、△Vmax・i-061−△Vi-06≧δi-06なら満充電と判別してステップ116に進み充電を停止させる。
【0012】
このように、△Vmax・i-12−△V・i-12≧δi-12、△Vmax・i-06−△Vi-06≧δi-06を演算し、どちらか1つが成り立てば満充電と判別してステップ116に進み充電を停止し、どちらも成り立たなければステップ115に進み、Vi-11→Vi-12、Vi-10→Vi-11、………、Vin→Vi-01とそれぞれの記憶電圧を1サンプリング前の記憶エリアに移し替え、ステップ105に戻る。
【0013】
以上の結果から次のことが分かる。6サンプリング幅における電池電圧の変化量は12サンプリング幅における電池電圧の変化量より当然小さい。従って、図5の例のようにピーク値近傍の電池電圧の変化がゆるやかの時は12サンプリング幅の電池電圧変化量で満充電の判別が可能となり、図7のようにピーク値近傍の電池電圧の変化が大きい時は6サンプリング幅の電池電圧変化量で満充電の判別が可能となる。
【0014】
図3は本発明充電装置の第2実施形態の動作を示すフローチャートであり、以下図1の回路図、図3のフローチャートを参照して本発明充電装置の第2実施形態の動作を説明する。電源を投入するとマイコン50は、電池組2の接続待機状態となる(ステップ201)。電池組2を接続すると、上記実施形態と同様に一定の充電電流Iで充電を開始する(ステップ202)。次いで満充電検出制御を行う。電池電圧記憶手段53が記憶している複数サンプリング前の電池電圧Vi-12、Vi-11、……、Vi-01と最新の電池電圧と12サンプリング前の比較値△Vi-12及び6サンプリング前の比較値△Vi-06と、その最小値△Vmin・i-12、△Vmin・i-06、電池電圧上昇フラグFLAG・i-12、FLAG・i-06をイニシャルリセットし(ステップ203)、電池電圧サンプリングタイマをスタトさせる(ステップ204)。サンプリングタイマ時間が△tを経過したら(ステップ205)、再度サンプリングタイマを再スタートさせる(ステップ206)。
【0015】
次いで電池組2の電圧を電池電圧検出手段40で分圧した電池電圧をA/Dコンバ−タ55に入力してA/D変換し、電池電圧Vinとして取り込む(ステップ207)。そして演算手段51にてVinと12サンプリング前の電池電圧Vi-12との比較値すなわち12サンプリング幅における電池電圧変化量△Vi-12を求め(ステップ208)、電池電圧上昇フラグFLAG・i-12が1か否かの判断を行う(ステップ209)。ステップ209においてFLAG・i-12が0の場合、ステップ210に進み△Vi-12と△Vmin・i-12を比較し、△Vi-12≦△Vmin・i-12ならステップ211に進み△Vi-12の値を△Vmin・i-12として更新する。△Vi-12>△Vmin・i-12ならステップ211はスキップする。
【0016】
次に△Vi-12が△Vmin・i-12より、設定値すなわち12サンプリング幅における第1所定値Ki-12以上大きくなったか否かの判断、すなわち充電末期の電池電圧のピークの出現に対応し、12サンプリング幅の電池電圧の変化量と△Vmin・i -12 との差が設定値Ki -12より大きくなったか否かの判断を行う(ステップ212)。△Vi -12 △Vmin・i-12 Ki-12(Ki-12は電池電圧をA/Dコンバータを用いデジタル値に変換した場合のある所定のビット数である。)なら、ステップ213に進み電池電圧上昇フラグFLAG・i-12を1にセットする。△Vi -12 △Vmin・i-12 Ki-12ならステップ213をスキップする。
【0017】
ステップ209においてFLAG・i-12が1の場合は、△Vi-12が設定値すなわち12サンプリング幅における第2所定値Si-12より小さくなったか否かの判断、すなわち充電末期の電池電圧がピークに近づくのに対応し、電池電圧の変化量が設定値より小さくなったか否かの判断を行う(ステップ221)。△Vi-12≦Si-12なら満充電と判別し、マイコン50は出力ポート56bより充電制御信号伝達手段4を介して充電停止信号をPWM制御IC23に伝達し、充電を停止する(ステップ223)。次いで電池組2が取り出されるのを判別し(ステップ224)、電池組2が取り出されたならステップ201に戻り、次の電池組2の充電のための待機をする。ステップ221において△Vi-12>Si-12ならステップ214に進む。
【0018】
ステップ214においてVinと6サンプリング前の電池電圧Vi-06との比較値すなわち6サンプリング幅における電池電圧変化量△Vi-06を求め、△Vi-12の場合と同様に電池電圧上昇フラグFLAG・i-06が1か否かの判断を行う(ステップ215)。ステップ215においてFLAG・i-06が0の場合、ステップ216に進み△Vi-06と△Vmin・i-06を比較し、△Vi-06≦△Vmin・i-06ならステップ217に進み△Vi-06の値を△Vmin・i-06として更新し、△Vi-06>△Vmin・i-06ならステップ217はスキップする。
【0019】
次に△Vi-06が△Vmin・i-06より、設定値すなわち6サンプリング幅における第1所定値Ki-06以上大きくなったか否かの判断、すなわち充電末期の電池電圧のピークの出現に対応し、電池電圧の変化量が設定値より大きくなったか否かの判断を行う(ステップ218)。△Vi -06 △Vmin・i-06 Ki-06(Ki-06は電池電圧をA/Dコンバータを用いデジタル値に変換した場合のある所定のビット数であり、Ki-06≦Ki-12の関係である。)なら満充電と判別し、ステップ219に進み電池電圧上昇フラグFLAG・i-06を1にセットする。△Vi -06 △Vmin・i-06 Ki-06ならステップ219はスキップする。
【0020】
ステップ215においてFLAG・i-06が1の場合は、△Vi-06が設定値すなわち6サンプリング幅における第2所定値Si-06より小さくなったか否かの判断、すなわち充電末期の電池電圧がピークに近づくのに対応し、電池電圧の変化量が設定値Si -06より小さくなったか否かの判断を行う(ステップ222)。△Vi-06≦Si-06なら満充電と判別し、マイコン50は出力ポート56bより充電制御信号伝達手段4を介して充電停止信号をPWM制御IC23に伝達し、充電を停止する(ステップ223)。次いで電池組2が取り出されるのを判別し(ステップ222)、電池組2が取り出さられたならステップ201に戻り、次の電池組2の充電のための待機をする。ステップ222において△Vi-06>Si-06なら、6サンプリング幅の電池電圧の変化量が所定値より小さくなっていないと判断しステップ220に進み、ステップ220において、Vi-11→Vi-12、Vi-10→Vi-11、………、Vin→Vi-01とそれぞれの記憶電圧を1サンプリング前の記憶エリアに移し替え、再度ステップ205からの処理を行う。
【0015】
上記したように第2実施形態の充電装置は、最新の電池電圧と12サンプリング前の電池電圧とを比較し満充電検出を行い、その後に最新の電池電圧と6サンプリング前の電池電圧とを比較し満充電検出を行うようにしたものである。すなわち、先ず不活性電池に対応した満充電検出を行い、満充電が検出されなかったら活性電池に対応した満充電検出を行うようにしたもので、不活性電池を充電した場合には最新の電池電圧と12サンプリング前の電池電圧との比較に基づき行われる満充電検出により満充電が検出され、活性電池を充電した場合には最新の電池電圧と6サンプリング前の電池電圧との比較に基づき行われる満充電検出により満充電が検出されるようになるので、活性電池あるいは不活性電池であっても応答性良く満充電を検出し、ピーク手前で確実に充電を停止することができるようになる。
【0022】
上記した両実施形態での設定値すなわち12サンプリング幅における判別値δi-12、Ki-12、Si-12は、不活性電池を充電した場合に、ピーク手前で充電を停止させることができるように設定されており、設定値すなわち6サンプリング幅における判別値δi-06、Ki-06、Si-06は活性電池を充電した場合にピーク手前で充電を停止させることができるように設定されている。
【0023】
なお、上記実施形態では最新の電池電圧と比較する過去にサンプリングした電池電圧を12サンプリング前の電池電圧及び6サンプリング前の電池電圧としたが、例えば11サンプリング前の電池電圧及び5サンプリング前の電池電圧でも良く、これに限るものではない。また、上記実施形態では最新の電池電圧と12サンプリング前の電池電圧とを比較し満充電検出を行い、その後に最新の電池電圧と6サンプリング前の電池電圧と比較し満充電検出を行う、すなわち不活性電池に対応した満充電検出を行った後に活性電池に対応した満充電検出を行うようにしたが、逆に活性電池に対応した満充電検出を行った後に不活性電池に対応した満充電検出を行うようにしても同様の効果を奏し得ることができる。
【0024】
また、上記実施形態では過去にサンプリングした2個の電池電圧、すなわち12サンプリング前の電池電圧及び6サンプリング前の電池電圧と最新の電池電圧を比較し満充電検出をするようにしたが、最新の電池電圧と比較する過去にサンプリングした電池電圧の1個以上を活性電池の満充電検出に対応させ、1個以上を不活性電池の満充電検出に対応させれば良く、例えば6サンプリング前から12サンプリング前の全ての電池電圧と最新の電池電圧とを比較し満充電検出をするようにしても良い。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、サンプリング毎に最新の電池電圧と過去にサンプリングした2個以上の電池電圧とを比較し満充電判別を行うようにしたので、最新の電池電圧と比較する過去にサンプリングした電池電圧の内1個以上を活性電池の満充電検出に対応させ、1個以上を不活性電池の満充電検出に対応させることにより、如何なる状態及び種類の電池を充電したとしても応答性良く確実に満充電を検出することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電池の充電装置の一実施形態を示す回路図。
【図2】本発明充電装置の一実施形態の動作を示すフローチャート。
【図3】本発明充電装置の第2実施形態の動作を示すフローチャート。
【図4】充電電池の電圧特性を示すグラフ。
【図5】従来の充電装置により充電した不活性電池の電圧特性を示すグラフ。
【図6】従来の充電装置により充電した不活性電池の電圧特性を示すグラフ。
【図7】従来の充電装置により充電した活性電池の電圧特性を示すグラフ。
【符号の説明】
2は電池組、40は電池電圧検出手段、50はマイコンである。

Claims (3)

  1. 電池電圧を一定周期でサンプリングするサンプリング手段と、サンプリング手段によって検出した複数サンプリングの電池電圧を記憶する記憶手段と、サンプリング毎に最新の電池電圧とN個前及び(N+n)個前(N、nは整数)の過去にサンプリング記憶した2個の電池電圧とを比較して各サンプリング幅における電池電圧の変化量を演算し、演算した各サンプリング幅の電池電圧変化量を記憶手段に記憶させる演算手段と、サンプリング毎に演算手段が演算した各サンプリング幅の電池電圧変化量が、広いサンプリング幅に対応する第1判別値又は短いサンプリング幅に対応し、第1判別値より小さい第2判別値以下になった時満充電と判別する満充電判別手段とを備え、前記第1判別値は、不活性電池を充電した場合に、電池電圧がピーク値に到達する前に充電を停止させることができるように設定され、前記第2判別値は、活性電池を充電した場合に、電池電圧がピーク値に到達する前に充電を停止させることができるように設定されていることを特徴とする電池の充電装置。
  2. 電池電圧を一定周期でサンプリングするサンプリング手段と、サンプリング手段によって検出した複数サンプリングの電池電圧を記憶する記憶手段と、サンプリング毎に最新の電池電圧とN個前及び(N+n)個前(N、nは整数)の過去に検出記憶した2個の電池電圧とを比較して各サンプリング幅における電池電圧の変化量を演算すると共に各サンプリング幅における電池電圧変化量の最大値を演算し、演算した電池電圧変化量及び電池電圧変化量最大値を記憶手段に記憶させる演算手段と、電池電圧変化量の最大値と最新の電池電圧変化量を比較し、その差が、広いサンプリング幅に対応する第3判別値又は短いサンプリング幅に対応し、第3判別値より小さい第4判別値以上になった時満充電と判別する満充電判別手段とを備え、前記第3判別値は、不活性電池を充電した場合に、電池電圧がピーク値に到達する前に充電を停止させることができるように設定され、前記第4判別値は、活性電池を充電した場合に、電池電圧がピーク値に到達する前に充電を停止させることができるように設定されていることを特徴とする電池の充電装置。
  3. 電池電圧を所定周期でサンプリングするサンプリング手段と、サンプリング手段からの複数サンプリングの電池電圧を記憶する電池電圧記憶手段と、最新の検出電池電圧と所定数前の検出電池電圧の差すなわち電池電圧の変化量を演算する演算手段と、電池電圧変化量が第5所定値以上か否かを判別する第1判別手段と、電池電圧変化量が第5所定値を超えた後の電池電圧変化量が0でない第6所定値以下か否かを判別する第2判別手段と、電池電圧変化量が第5所定値を超えた後の電池電圧変化量が0を超えかつ第6所定値以下になった時に満充電と判別する満充電判別手段とを備えた電池の充電装置であって、
    前記演算手段は、サンプリング毎に最新の検出電池電圧とN個前及び(N+n)個前(N、nは整数)の過去に検出記憶した2個の電池電圧との差すなわち各サンプリング幅における電池電圧変化量を演算し、第1判別手段の第5所定値は、広いサンプリング幅に対応する第7所定値及び短いサンプリング幅に対応し、第7所定値より小さい第8所定値とし、第2判別手段の第6所定値は、広いサンプリング幅に対応する第9所定値及び短いサンプリング幅に対応し、第9所定値より小さい第10所定値とし、前記第7判別値及び第10判別値は、不活性電池を充電した場合に、電池電圧がピーク値に到達する前に充電を停止させることができるように設定され、前記第8判別値及び第9判別値は、活性電池を充電した場合に、電池電圧がピーク値に到達する前に充電を停止させることができるように設定されていることを特徴とする電池の充電装置。
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