JPS63104726A - 曲げ加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧゛延状態下の素材に曲げ力を付加することに
より容易に、かつ、板厚変化の少い曲げ加工が出来る圧
延曲げ加工装置に係り、特に、加工精度の向上、加工面
の品質確保および能力の拡大に好適な装置に関する。

〔従来の技術〕

公知の圧延を利用した曲げ加工法は第８図ないし第１０
図に示すように、軸心を平行にした圧延ロール２および
３により圧延されて出てくる帯状の鋼材１に対し、圧延
出側の側面よりサイドロール４を介して曲げモーメント
Ｍを付加することにより曲げ内径側板厚と外径側板厚の
均一な曲げ半径Ｐの曲げ加工品が得られる。また、圧下
刃Ｐにより板厚の１〜５％の圧延を行うことにより、同
一素材を圧延なしで同−曲げ半径Ｐの曲げ加工を行なう
場合に比べ、必要な曲げモーメントＭが三分の一〜五分
の−に軽減されることを要旨とする曲げ加工方法である
。第６＠は公知の圧延を利用した曲げ加工方法（特公昭
３９−１８２４１号公報）に係わる、開昭５９−１６６
３２５号公報等に示される従来の圧延曲げ加工方法を示
す、すなわち、素材１は送給テーブル１９上をローラ２
０により送られ、シリンダ等の加圧装置１０に連結され
た位置決め装置９によって反対側の入側ガイド１１に押
付けられ、圧延ロール２，３に対する位置決めがなされ
る。この状態で圧延が開始され、圧延後送り出された材
料１は、加圧装置１５に連結されたサイドロール４によ
り側面より曲げ力Ｐａが付加され規定の曲げ半径Ｐで連
続的に曲げ加工がなされる。

しかし、圧下面圧による材料拘束が不充分な場合に、第
６図に示すように、圧延ロール２，３の間の材料１が横
ずれ５を生じる影響については考慮されていなかった。

また、曲げ加工後の曲率修正加工法についても考慮され
ていなかった。更に、ガイド面に生じる曲げ反力Ｐ２’
と送り出し力ｆによる焼付きずの発生についても考慮さ
れていなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は加工中の材料の位置変動の点について考
慮がされておらず、所定の曲げ半径Ｐが得られない問題
があった。また、材料に応じたスプリングバック量の設
定が不適当な場合等の精度修正機能が考慮されておらず
、二次加工が必要となる等の問題があった。

本発明の目的は、（１）１曲げ力付加による材料の横ず
れを防止し１曲げ加工精度の向上を図り。

（２）、曲げ力Ｐｏ付加により発生する曲げ反力Ｐ２′
　を受止める入側曲げ外径面ガイドをロール構造化し、
スライドによる材料の焼付およびきすの発生を防止し、
（３）、曲げ後の材料に対し曲率修正機能を付加し、加
工精度の向上を図ることｉこある。

〔問題点を解決するための手段〕・ 上記目的は、（１）、素材の両側面を、ロールホルダに
よって保持されるガイドロールによって拘束することに
よって達成される。すなわち、曲げ内径側面に接する入
側ガイドロールを圧延ロール直下のロール側端面に配置
し、圧延された材料の側面に接する構造とすることによ
って達成される。

（２）、曲げ外径面に接する入側ガイドをロール構造と
することにより、材料の焼付およびきすの発生を防止す
ることが出来る。（３）、曲げ力付加用サイドロールの
出側に内径側と外径側に接する一対のロールをもつ曲率
修正用サイドロールを設けることにより曲げ後の曲率寸
法規制が達成される。

【作用〕

曲げ内径面となる素材の側面に接する入側内径面ガイド
ロールは圧延ロールの軸間に配置し、常に、圧延直下の
材料側面に接する構造とすることにより、圧延ロール間
の材料に対し、入側外径面ガイドロールと内径面ガイド
ロールおよび曲げ力付加サイドロールの三点支持曲げ機
構となり材料の圧延ロール間での横ずれを完全に防止す
ることが出来る。また、材料の横ずれ以外の要因により
曲げ加工中の曲率変動、例えば、スプリングバック、又
は、加熱温度等に対する寸法規制方法として出側の曲げ
力付加サイドロール直後の、規定寸法位置に内径用修正
ロールおよび外径用修正ロールにより構″成される修正
ロールブロックをセットし修正用シリンダ等により、ロ
ールブロック内を通過する材料の曲率を規制することが
出来る。更に、入側の材料ガイドを内外面共ロール構造
化することにより、ガイドと材料は回転接触となり焼付
およびきすの発生がない。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図ないし第５図により説明
する。第３図ないし第５図に本発明による入側内径面ガ
イドロールＩＩＡの配置を示す。

ガイドロール１１Ａはロールホルダー１ＯＡにより保持
され、圧延ロール２，３の軸間直下のロール側端面に位
置し、加工中の材料１の内径側端面に接し、圧下刃Ｐに
よる圧延面の摩擦力のみでは防止出来ない、サイドロー
ル４により付加される分力Ｐ３による材料の横ずれを防
止させる効果がある。第５図に示す入側外径面ガイドを
ロールホルダ１１Ｂにより保持されたガイドロールＩＯ
Ｂにすることにより１曲げ反力Ｐ、′および圧延送り出
し力ｆによる接融摩擦が軽減され、材料１の焼付および
きず発生が防止され、圧延動力が軽減される。第１図に
本発明に係わる圧延を利用した曲げ加工装置の構成を示
す、材料送給テーブル１９、送給ローラ２０により送ら
れた材料１は固定位置の入側内径面ガイドロールＩＩＡ
の面に位置決め装置１ｚにより入側外径面サイドロール
１１Ｂを介して押付られて圧延ロール２，３に送給され
る。材料１は先端を予め曲げ外半径に応じた寸法Ｂを一
定角αで外径に切断しておく、入側ガイドロールＩＩＡ
、ＩＩＢは各々ロールホルダ１０Ａ、ＩＯＨによって保
持され、ロールホルダ１０Ａは直接、１０Ｂはスクリュ
ー２１を介し、ロールハウジング７．８に固定されバッ
クアップされる。また、同様にサイドロール４は予め、
入側外径面ガイドロール１１Ｂの面に対し８寸法の相対
差をもつ位置に１位置決め装置１５にスクリュー２２お
よびサポート２３によりロールハウジング８に固定され
る１以上の位置関係で、圧延が行われ、圧延された材料
１は圧延ロール出側直近に配置されたサイドロール４に
よって側圧力を受けた状態で、連続的に圧延トルクｆに
より送り出され、材料１に対し圧延ロール２，３の軸中
心間で所定の曲げ内半径Ｐのわん曲成形をする。この時
、圧延直下部の材料１の内径側面はガイドロールＩＩＡ
に接して拘束され、サイドロール４による曲げ力Ｐｏが
付加された状態でも圧延部での横ずれが生じないので均
一な曲げ精度を確保することが出来る。また、材料１の
入側外径面はガイドロール１１Ｂに接し１曲げ反力ＲＰ
を受けた状態で送られるが、回転移動であり、従来のす
べり移動に比べ加熱加圧の状態での材料の焼付および焼
付による材料面でのきず発生を防止することが出来る。

実際の曲げ作業では材質、温度等の要因により一定の８
寸法でもスプリングバック量の差によって均一な曲げ半
径Ｐを得ることは回連である。この対応として出側サイ
ドロール４の後方に修正用サイドロール２５Ａ、２５Ｂ
の一対のロールのセットより構成されるロールブロック
２６を設け、予め曲げ半径Ｐになる位置に１位置合せ装
置１５Ａに４よってセットし、曲げ加工後の材料１をロ
ールブロック内のロール間を通過させ、曲率の過不足に
対応して修正が可能な機能をもち、本実施例によれば曲
率修正の二次加工を省略出来る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、圧延曲げ加工法の特徴を生し、かつ、
従来装置に比べて加工精度の大巾な向上。

および、材料ガイド接触面に生じる焼付および焼付によ
る表面きずの防止が図れる効果がある。

また、従来必要であった二次加工が省略出来る第１図は
本発明の一実施例の圧延曲げ装置の平面図、第２図は、
第１図の装置の外力作用線図、第３図ないし第５図、第
８図ないし第１０図は圧延ロール、材料サイドロールの
位置関係を示す図。

第６図は従来の圧延曲げ装置の平面図、第７図は第６図
における外力の作用線図である。

１・・・曲げ加工材料、２・・・上圧延ロール、３・・
・下庄延ロール、４・・・出側サイドロール、５，６・
・・メタルチョック、７，８・・・圧延機ハウジング、
９・・・ガイドロール、１０・・・ガイド加圧装置、１
０Ａ・・・入側内径面ガイドロールホルダ、ｌＯＢ・・
・入側外径面ガイドロールホルダ、１１・・・ガイド、
１１Ａ・・・入側内径面ガイドロール。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、加工素材の位置を規制し、かつ、曲げ反力を受け止
   めるための複数の入側ガイドロールと、素材を圧延する
   と共に送り出す一対の圧延ロールと、圧延後の材料の側
   面を加圧し、圧延直下部に曲げモーメントを与えて規定
   の曲げ半径にわん曲させる複数の出側サイドロールとか
   らなる曲げ加工装置において、 前記圧延ロールに直交した前記入側ガイドをロールをロ
   ール構造とし、かつ、入側曲げ内径面ガイドロールを前
   記圧延ロールの直下側面の固定位置に配置、入側曲げ外
   径面ガイドローラを前記圧延ローラに近接した位置で前
   記圧延ロールと平行方向に移動可能な構造とし、圧延お
   よび曲げ力付加時の材料を拘束することを特徴とする曲
   げ加工装置。 ２、素材位置決めの入側ガイド位置に対する前記サイド
   ロールの位置の相対的寸法差によって曲げ外形寸法を設
   定することができ、かつ前記入側曲げ内径面ガイドロー
   ルによって素材の曲げ力付加による横ずれを防止し、任
   意に位置設定が可能な外径側サイドロールと併せて三点
   支持曲げ効果を得ることが出来る構造を特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の曲げ加工装置。 ３、前記圧延ロールの直下部の素材側面に曲げモーメン
   トを付加する前記サイドロールを複数設け、第一サイド
   ロールは曲げ力付加専用とし、第二サイドロールは任意
   に巾調整が可能な内側ロールと外側ロールにより構成さ
   れ、各々のロールは一体のフレームにより保持された状
   態で曲げ加工された材料を設定曲率半径線上において連
   続的に把持し、前記圧延ロールおよび前記第一サイドロ
   ールによって加工された材料の曲率過大または曲率過小
   に対する修正を可能とする機能を特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の曲げ加工装置。