JPS62192215A - 圧延曲げ加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧延状態下の素材に曲げ力を加えることによ
り容易に、かつ板厚変化の少い曲げ加工ができる圧延曲
げ加工装置に係り、特に曲げ精度の向上を図りかつ装置
価格の低減化に好適な圧延曲げ加工装置に関する。

〔従来の技術〕

公知の圧延を利用した曲げ加工法は、第８図ないし第１
０図に示す如く、軸心を平行とした圧延ロール２および
３により、圧延されて出てくる帯状の鋼材１に対し、圧
延出側の側面よりサイドロール４を介して曲げモーメン
トＭを付加することにより曲げ内径側板厚と外径側板厚
の均一な曲げ半径Ｐの曲げ加工品が得られるようになっ
ている（特公昭３９−１８２４１号公報参照）。また、
これに記載されたものは圧下刃Ｐにより板厚の１〜５％
の圧延を行うことにより、同一素材を圧延なしで同−曲
げ半径Ｐの曲げ加工を行なう場合に比べ、必要な曲げモ
ーメントＭが３分の１ないし５分の１に軽減されること
を目的とする曲げ加工方法である。さらに、第６図は公
知の圧延を利用した曲げ加工方法（特公昭３９−１８２
４１号公報）に係わる、特願昭５８−３９４２２号等に
示される従来の圧延曲げ加工方法を示す。すなわち素材
１は送給テーブル１９上をローラー２０により送られ、
シリンダー等の加圧装置１０に連結された位置決め装置
９によって反対側の入側ガイド１１に押付られ、圧延ロ
ール２，３に対する位置決めがなされる。この状態で圧
延が開始され、圧延後送り出された材料１は、加工装置
１５に連結されたサイドロール４により側面より曲げ力
Ｐｏが付加され規定のｔｉｔ口ず半径Ｐで連続的に曲げ
加工がなされる。しかしながら、この従来装置では次の
点で配慮がなされていないものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

■　圧延ロール間の材料１に対しサイドロール４により
圧延直角方向分力Ｐａが作用するのに対し圧下面圧によ
る拘束が不充分なため、第６図に示す如く圧延ロール間
の材料１に横方向（圧延直角方向）へのズレδを生じる
ことにより予定の曲げ半径Ｐが得られず、したがって曲
げ寸法精度が低い。

■　曲げ力Ｐ２を付加するサイドロール４および加圧装
置１５と、曲げ力付加により発生する反力Ｐ２を受ける
入側ガイド１１およびガイドテーブル１４が圧延機ハウ
ジング７．８と切離した構造であるため各装置に曲げ力
Ｐｏに耐えうる剛性強度が構求されると共にハウジング
７゜８に対し外力としてＰＩ　、Ｐｇが作用するため装
置が大型化する。

■　圧延ロール２，３とサイドロール間の距離Ｆの間は
曲げ加工が不可能であり残直部Ｅが発生する。またＥ相
当寸法を圧延後中断してサイドロール４を曲げ半径Ｐを
得るに必要な寸法Ｂまで移動する操作が必要なため作業
が中断する。

このような問題があるため圧延曲げ加工後頁に曲率修正
のため二次加工作業が必要となり、かつ作業性も悪いも
のであった。装置構造的にも極めて大きな曲げ力を要す
る大断面材の曲げ加工を行うためには極めて複雑かつ大
型の装置となり製作費が大となる問題がある。

本発明の目的は、従来技術の欠点に鑑み１曲げ力の付加
による材料の圧延ロール間での移動を規制し寸法精度の
向上を図ると共に曲げカ付加により発生する反力を圧延
機ハウジング内で受１トめ相殺させる構造とする事によ
り大断面材の曲げ加工に最適な圧延曲げ加工装置を提供
することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

このような目的を達成するため、本発明に係る圧延曲げ
装置では、曲げ半径は曲げ力の付加により材料が圧延ロ
ール間で、移動することにより変化することに着目し、
圧延ロールに段差を設は材料の横ズレを規制することに
より一般の曲げ加工と同様な３点支持曲げ機構とするも
のである。また曲げ力付加による反力を圧延機ハウジン
グの剛性で受け止めることにより周辺機構の簡略化を図
ったものである。

〔実施例〕

以下、本発明による圧延曲げ加工装置の一実施例を第１
図ないし第５図により説明する。第３図は本発明による
圧延ロール２Ａ、３Ａの形状を示し、ＤｌとＤ２の２つ
の断面径を有する段付圧延ロールからなり、該段付部は
、０の傾きを有する段差部を有し、材料１の内径側面を
受け止めるようになっている。これにより、圧延ロール
２Ａ。

３Ａ間の圧下刃Ｐによる気延面の摩擦力のみでは防止で
きないサイドロール４により付加される分力Ｐ２による
材料の横ずれを防止させるものである。また段差部の角
度θは第５図に示す如く、サイドロール４による曲げ力
付加により圧延ロール２Ａ、３Ａ間で材料１が湾曲する
時にその内側面が段差部と干渉することを回避するよう
にしたものである。この圧延ロール２Ａ、３Ａを組み込
んだ圧延曲げ加工装置の構成を第１−図に示す。材料送
給テーブル１９、送給ローラ２０により送られた材料１
は、予め、圧延ローラの段差部Ａから板幅相当寸法の位
置にセットされた入側ガイド１１の側面に、位置決め装
置９により押付けられて圧延ローラ２Ａ、３Ａに送給さ
れ前記圧延ロール２Ａ、３Ａによって圧延されるように
なっている。

ここで、材料１は予め曲げ外半径に応じた寸法Ｂを一定
角度αで外径側へ切断しておくものを使用している。前
記入側ガイド１１は圧延ロール２Ａ。

３Ａの段差部Ａより材料１の板幅寸法に相当する間隔に
し得るように位置決め装置１２′およびスクリュー２１
により調整されるようになっており、ガイドバックアッ
プ用テーパブロック２４によりハウジング８に固定され
ている。また同様にサイドロール４は入側ガイド１１の
面に付し、曲げ外径に応じて決定される寸法Ｂ（この寸
法は材料１の先端側切断寸法に同じ）の相対差を有する
位置に位置決め装Ｗ１５′およびスクリュー２２によっ
て調整されてサイドロールバックアップ用テーパブロッ
ク２５およびサポート２３によりハウジング８に固定さ
れている。

以上の位置関係で材料１は圧延が行われるようになって
おり、圧延された材料１は圧延ロール２Ａ、３Ａの出側
直近に配置されたサイドロール４に接し、連続的に圧延
トルクｆによって送り出されるようになる。これにより
圧延ロール２Ａ。

３Ａの中心下の材料１に対し、サイドロール４の先端接
触部に沿って８寸法の位置になる変形を与え、所定の曲
げ内半径Ｐの湾曲成形をならしめる。

この際圧延部の材料１の内径側は圧延ロール２Ａ。

３Ａの段差部Ａにより拘束され、サイドロール４による
曲げ力Ｐｏが付加された状態でも圧延部での横ずれを生
じないので、均一な曲げ精度を確保することができる。

８寸法は曲げ外径により決定されるが実際の曲げ作業で
は板幅、材質等によりスプリングバック量が異なるため
、これを補正するため、所定の位置に第２サイドロール
４′が配置されている。これにより、湾曲加工された材
料１に対し、加圧装置１５により曲率修正を行うことが
できる。

このように構成された圧延曲げ装置は、第２図に示すよ
うに、圧延機ハウジング７．８に対する外力は曲げ力Ｐ
ａによって発生するが、サイドロール４、入側ガイド１
１をハウジング８によって把持する構造とすることによ
り１曲げ力Ｐｏによって発生する圧延直角方向の分力Ｐ
ｘ　、　Ｐａ’　　はハウジング７．８およびメタルチ
ョック５，６によって受け止められ、圧延機の剛性内反
力で相殺され、外力としてハウジング７．８に対し転倒
あるいは回転モーメントを与えないので基礎その他周辺
機器も含めた構造の簡略化ができる。

【発明の効果〕

以上説明したことから明らかなように、本発明によれば
、公知の圧延曲げ加工法の特徴を生じ、かつ従来装置に
比べ曲げ加工精度を２倍以上に向上させ、従来必要であ
った二次加工修正を省略し、作業効率を５０％以上向上
させることが出来る。

また装置製作費も従来構造に比較し３０％程度低減でき
る効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による圧延曲げ加工装置の一実施例を示
す平面図、第２図は第１図における外力の作用線図、第
３図ないし第５図はそれぞれ第１図における圧延ロール
、材料、サイドロールの位置関係を示す正面図、側面図
、および平面図、第６図は従来の圧延曲げ加工装置の一
例を示す平面図、第７図は第６図における外力の作用線
図、第８図ないし第１０図はそれぞれ第６図における圧
延ロール、材料、サイドロールの位置関係を示す正面図
、側面図、および平面図である。 １・・・曲げ加工素材（加工材）、２，２Ａ・・・上圧
延ロール、３，３Ａ・・・下圧延ロール、４，４′・・
・サイドロール、５，６・・・メタルチョック、７，８
・・・圧延機ハウジング、９・・・位置決め装置、１０
゜１２・・・ガイド加圧装置、１２′・・・ガイド位置
決め装置、１１・・・入側ガイド、１３・・・位置決め
テーブル、１４・・・ガイドテーブル、１５・・・サイ
ドロール加圧装置、１５′・・・サイドロール位置決め
装置、１６・・・ユニバーサルジヨイント、１７・・・
減速器、１８・・・主電動機、１９・・・送給テーブル
、２０・・・送給ローラー、２１・・・入側ガイド位置
決めスクリュー、２２・・・サイドロール位置決めスク
リュー、２３・・・サイドロールサポート、２４・・・
入側ガイドバックアップ用テーパライナー、２５・・・
サイドロールバックアップ用テーパライナー、３０・・
・ワークテーブル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、加工素材の位置を規制し、かつ曲げ反力を受け止め
   るための入側ガイドと、加工素材を圧延しつつ送り出す
   圧延ロールと、圧延後の素材の側面を加圧し、圧延直下
   部に曲げモーメントを与えて規定の曲げ半径にわん曲さ
   せるサイドロールと、を備える圧延曲げ加工装置におい
   て、前記圧延ロールの形状を２つの断面径を有する段付
   ロールとし、曲げ内径側の側面を大径側ロール段差部で
   拘束しかつ小径部ロールにより圧延するようにしたこと
   を特徴とする、圧延曲げ加工装置。 ２、素材位置決めの入側ガイド位置に対するサイドロー
   ルの位置の相対的寸法差によつて曲げ外径寸法を設定し
   、かつ圧延ロール段差部で素材に曲げ刃付加による横ず
   れを防止することにより、３点支持曲げ効果を得るよう
   にした特許請求範囲第１項記載の圧延曲げ加工装置。 ３、圧延ロールを保持するロールハウジングにより入側
   ガイドおよびサイドロールを把持する構造とした特許請
   求範囲第１項記載の圧延曲げ加工装置。 ４、側圧力を付加するサイドロールを複数設け、そのう
   ちの第１サイドロールは圧延ロール直近に配置し大なる
   側圧力により曲げ加工を行なう機能をもたせ、第２サイ
   ドロール以後は曲げ外径線上にロール面を設定すること
   により小なる側圧力で曲率修正を行う機能をもたせた特
   許請求範囲第１項記載の圧延曲げ加工装置。 ５、段付圧延ロールにおいて、その段差部に角度θを設
   けた特許請求範囲第１項記載の圧延曲げ加工装置。