JPS6310194Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6310194Y2
JPS6310194Y2 JP6319783U JP6319783U JPS6310194Y2 JP S6310194 Y2 JPS6310194 Y2 JP S6310194Y2 JP 6319783 U JP6319783 U JP 6319783U JP 6319783 U JP6319783 U JP 6319783U JP S6310194 Y2 JPS6310194 Y2 JP S6310194Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
die
mold
closed
cutting die
final stage
Prior art date
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Application number
JP6319783U
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English (en)
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JPS59171849U (ja
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、密閉型の型鍛造装置に使用される金
型に関する。
(従来技術) 精密かつ寸法精度の高い製品を鍛造により成形
するには、密閉型の型鍛造装置が用いられるが、
このような成形型を用いた場合でも、特に成形精
度を高めたりバリがでないようにするには、型間
のクリアランスを可及的に小さくする必要があ
る。ところが、このようにクリアランスを小さく
すると、成形時に型内に残存した空気が抜け出せ
ず、これが成形の進行に伴なつて高圧となり、被
成形材と型面との間に入り込んでこれらの密着を
阻害し、製品に部分的な未加工部分を生じさせて
しまうといつた問題を起す。殊に被加工材が非鉄
系の材料の場合にはこれが問題で、とりわけ超塑
性材の場合には、超塑性領域で成形する際の変形
抵抗が小さいため、僅かな残存空気により未成形
部分が大きくなつて、本来の優れた転写性が逆の
作用をしてしまうことにもなる。
このため、密閉型にあつては、空気抜き用の微
細な孔を型内に設けて成形時の高圧空気を逃がす
ような方策が取られているが、実際問題として空
気抜きの位置を適切に設けることは難しく、特に
超塑性材では空気抜きの孔内にまで部材の一部が
塑性流動により入り込んでしまうため、製品を型
から抜き出すのが困難になつたり、バリが生じる
といつた問題が起る。
(目的) 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
であつて、その目的とするところは、高圧空気の
抜けがよく、しかも製品にバリが生じたり型離れ
を悪くするといつたことのない改良された型鍛造
用の金型を提供することにある。
(構成) そこで、以下に本考案の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。
第1図は、本考案に係る金型の一例を示すもの
であつて、タツプ1に取付けた雄型2(上型)の
下方には、これと相対向して雌型3がアンビル4
に固定されている。この雌型3は本考案の特徴部
分をなすもので、底板31、抜き型32、押え3
3の3部材から構成され、アンビル4に固定され
た底板31の上面には、成形すべき形状に彫り込
まれた板状の抜き型32が載置され、この上から
押え33がボルト34により一体的に固定されて
いる。
したがつて、いま上記した雌型3上に加熱した
被加工材を載置し、この上から雄型2を下降させ
てゆくと、雄型2と雌型3との間に封じ込められ
た空気は、抜き型32と底板31、及び抜き型3
2と押え33との間に形成される微小な間隙θ1
θ2(第2図)より外部に漏出する。そしてこの状
態からさらに雄型2による加圧作用が進むと、そ
の最終段階において抜き型32はその弾性限界内
で偏平に変形し、両者間に存していた間隙θ1,θ2
が消失して正確な成形作用が行なわれる。
実験によれば、密閉型を直径30mmの雄型と、
SK4材からなる厚さ0.3mmの抜き型で構成した場
合、抜き型上下の間隙を0.1mm以下にしたとき良
好な型成形作用と確実な空気抜き作用がもたらさ
れた。
第3図に示した実施例は、抜き型32′と押え
33′を一体となし、これを底板31′上に取付け
たもので、封じ込められた空気は、抜き型32′
と底板31′との間より排出し、雄型2の最下降
時には上記した実施例と同様完全密閉型となつて
所要の成形加工が行なわれる。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、密閉型の下
型を荷重の作用方向と直交しかつ彫り型部分を含
む面で少なくとも2つの部材に分割するようにし
たので、成形の過程で上型と下型との間に封じ込
められた気体を部材間に存在する間隙を通して外
部に漏出させることができて、残存気体による未
成形部分の発生を未然に防止することができると
ともに、最終の加圧段階でこれらの部材に弾性限
界内の変形を生ぜしめて互いに密接させるように
したので、バリ等のない最終成形品を反復して成
形することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す装置の断面
図、第2図は、同上装置の要部の拡大図、第3図
は、本考案の他の実施例を示す要部の拡大図であ
る。 1……タツプ、2……雄型、3……雌型、31
……底板、32……抜き型、33……押え。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加工の最終段階で被加工材の全表面を覆う密閉
    型の型鍛造用金型において、上記密閉型の一方を
    構成する下型を、荷重の作用方向と直交しかつ彫
    り型部分を含む面で分割された少なくとも2つの
    部材により構成するとともに、加工の最終段階で
    弾性限界内の変形を生じて互いに密接するような
    間隙を該部材間に設けたことを特徴とする鍛造用
    金型。
JP6319783U 1983-04-27 1983-04-27 鍛造用金型 Granted JPS59171849U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6319783U JPS59171849U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 鍛造用金型

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6319783U JPS59171849U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 鍛造用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59171849U JPS59171849U (ja) 1984-11-16
JPS6310194Y2 true JPS6310194Y2 (ja) 1988-03-25

Family

ID=30193389

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JP6319783U Granted JPS59171849U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 鍛造用金型

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JPS59171849U (ja) 1984-11-16

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