JPS6284220A - 部分燃焼炉のスラグ付着防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、微粉炭焚きボイラにおける部分燃焼炉内のス
ラグ排出を容易としたスラグイ」着防止装置に関する。

［従来の技術］ 従来の微粉炭焚きボイラなどの部分燃焼炉を第２図によ
って説明する。バーナ５３より燃焼室５２内に微粉炭燃
お１が噴射される。この微粉炭燃料は燃焼室５２内にお
いて螺旋状に旋回しながら燃焼し、燃焼中に燃料に含ま
れている灰分が除去され、情理になった燃焼ガスはボイ
ラの加熱室５４に送給される。一方、除去された灰分は
溶融状態のスラグ６０となって燃焼室５２の床面に設（
プられたスラグの流下口５５よりスラグタンク５６に落
下して回収される。なお図中５７は燃焼用空気の供給ノ
ズルでおる。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、このような部分燃焼炉５１では運転中に溶融
したスラブ６０が燃焼室５２から流下口５５に落下した
時点で放熱により冷却される。この冷却したスラブが流
下口５５の周壁５８に堆積固化し、流下口５５を閉塞す
るという不具合が生ずる。そのために周壁５８にガスバ
ーナ５９を取付け、［・Ｐガスなどを燃焼して流下口５
５附近のスラグを加熱溶融してスラグの冷却固着を防ぎ
、スラグタンク５６内に落下させ、流下口５５の閉塞を
防止するようにしていた。

しかしながら、常時高温に曝されているスラグの流下口
５５の周辺に、可燃ガス配管を行うことは配管や装置が
複雑になり、又運転やメンテナンスが甚だ面倒になると
いう問題点があった。

そこで本発明は、上記の問題点を解決４−←勿痩−＃＝
流下口にスラグが付着するのを防止できるようにするも
のでおる。

［問題点を解決するための手段１ 上記問題点を解決するための本発明のスラグ付着防止装
置は、−・端側にバーナを取付け、他端側はボイラの加
熱室に連通ずるようにし、この燃焼室の床面にスラグの
流下口を設け、この流下口の下部にスラグタンクを取付
（プた部分燃焼炉において、前記スラグタンクと加熱室
とを中間にガス吸引機を設けたバイパス管にて接続した
ことを特徴とするものである。

［作　用］ 上記の構成の本発明のスラグ付着防止装置は、部分燃焼
炉が運転されているときにガス吸引機を作動ざヒると、
燃焼室の燃焼ガスの一部は流下口よりスラグタンク内に
流入し、バイパス管を経由してボイラの加熱室に送気さ
れる。この際に燃焼ガスは流下口を加熱する。その結果
スラブ流下口が昇温され、流下スラグが冷却されるのを
防止でき、従ってスラグは円滑にスラグタンク内に落下
するものである。

す、燃焼室２の一端側には燃焼用空気の供給ノズル７を
備えた微粉炭用のバーナ３が取付けられ、他端側はボイ
ラの加熱室４に通じている。この燃焼室２の床面の加熱
室４側寄りに所要の口径を有するスラグの流下口５が設
けられ、更にその下部にスラグタンク６が取付けられて
いる。８はバイパス管であり、加熱室４の炉壁１１を貫
通してスラブタンク６と加熱室４とを接続しており、又
このバイパス管８の途中にはエジェクター、高圧ファン
などのガス吸引機９が設Ｃノられ、スラグタンク６内に
導入された燃焼ガスをバイパス管８を通じいて、バーナ
３より燃焼室２に噴射された微粉炭燃料は、燃焼室２内
で旋回燃焼して燃料中の灰分が除去され、清ｊ平になっ
た燃焼ガスは９口熱室４に送給される。一方除去された
灰分は溶融状態のスラグ１０となってスラブの流下Ｌ１
５附近に流下する。

ここでガス吸引機９を作動させて燃焼室２内の高温の燃
焼ガスを流下口５よりスラグタンク６内に導入し、更に
この燃焼ガスをバイパス管８より加熱室４に送気する。

この燃焼ガスが流下口５を通過する際に、流下口５を加
熱し常に高温に保つので、スラグ１０は冷却固着するこ
となく、円滑にスラグタンク６内に落下する。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明のスラグ付着防止装置は、部
分燃焼炉の燃焼カスをスラグの流下口より吸引し、ガス
吸引機を設けたバイパス管を通じてボイラの加熱室に送
気して流下ｍｌ　ｌｌｆ’を近を常に高温に保つように
しているので、流下口附近のスラグは常に高温に保たれ
て流動性を失うことなく、円滑にスラグタンク内に落下
する。

又、可燃ガスを使用しないので、助燃設備も不要となる
。更に部分燃焼炉の負荷が変化して、燃焼ガスの温度、
ガス倒に変動があっても、ガス吸引機によってバイパス
させる燃焼ガスを適宜調整できるので、流下口附近を常
に最適な温度に保つことができ、流下口にスラグが付着
することはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のスラブ付着防止装置を備えた部分燃焼
炉の縦断面図、第２図は従来の部分・燃焼炉の縦断面図
でおる。 １・・・部分燃焼炉　　　　２・・・燃焼室３・・・バ
ーナ　　　　　　４・・・７１１熱室５・・・スラグの
流下口　　６・・・スラグタンク８・・・燃焼ガスのバ
イパス管 ９・・・ガス吸引機 第１図 第２図 ら４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒型の燃焼室に固体燃料を接線方向に噴入旋回し、該
   燃焼室にて燃料中の灰分を高温溶融して溶融スラグとな
   し、燃焼室の床面に設けたスラグ流下口よりその下部の
   スラグタンクに溶融スラグを排出し、ボイラ内に脱灰し
   た燃焼ガスを供給する部分燃焼炉において、前記スラグ
   タンクとボイラ内の加熱室とを中間にガス吸引機を有す
   るバイパス管を接続して燃焼室の燃焼ガスをバイパス管
   を通じてボイラ内の加熱室に送気するようにしたことを
   特徴とする部分燃焼炉のスラグ付着防止装置。