JPS6281430A - 優れた柔軟性を有する導電性ポリエチレン系樹脂発泡体 - Google Patents
優れた柔軟性を有する導電性ポリエチレン系樹脂発泡体Info
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- JPS6281430A JPS6281430A JP22196285A JP22196285A JPS6281430A JP S6281430 A JPS6281430 A JP S6281430A JP 22196285 A JP22196285 A JP 22196285A JP 22196285 A JP22196285 A JP 22196285A JP S6281430 A JPS6281430 A JP S6281430A
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- Japan
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- foam
- copolymer
- flexibility
- conductive
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、柔軟性および導電性に優れたポリエチレン系
樹脂発泡体、特に架橋された導電性ポリエチレン系樹脂
発泡体に関する。
樹脂発泡体、特に架橋された導電性ポリエチレン系樹脂
発泡体に関する。
[従来の技術]
従来、導電性を有するポリエチレン系樹脂発泡体は、特
開昭58−179241M公報や特開昭59−1828
22号公報により公知であり、ICやプリント基板など
の電子部品、レンズや時計などの各種精密機器などの梱
包、輸送、保管用材料として広く使用されている。
開昭58−179241M公報や特開昭59−1828
22号公報により公知であり、ICやプリント基板など
の電子部品、レンズや時計などの各種精密機器などの梱
包、輸送、保管用材料として広く使用されている。
しかしながら、これらの従来の導電性ポリエチレン単樹
脂発泡体は、結晶性の高いポリエチレンに導電性カーボ
ンを多聞に配合したものから製造されており、緩衝性を
必要とされる用途には、その柔軟性が不充分でるという
問題があった。
脂発泡体は、結晶性の高いポリエチレンに導電性カーボ
ンを多聞に配合したものから製造されており、緩衝性を
必要とされる用途には、その柔軟性が不充分でるという
問題があった。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明の目的は、このような従来の導電性ボリエチレン
系樹脂発泡体に欠けていた柔軟t/lを改良した導電性
ポリエチレン系樹脂発泡体を捉供するにある。
系樹脂発泡体に欠けていた柔軟t/lを改良した導電性
ポリエチレン系樹脂発泡体を捉供するにある。
[問題点を解決するための手段]
上記本発明の目的は、共重合成分として1価または2価
の脂肪族不飽和カルボンMおよびその誘導体からなる群
から選ばれた少なくとも1種の化合物を含有するポリエ
チレン系共重合体を主成分とするポリマ100重吊部に
対して、導電性カーボンを5〜45重量部配合してなる
樹脂組成物からなる導電性ポリエチレン系樹脂発泡体に
よって達成することができる。
の脂肪族不飽和カルボンMおよびその誘導体からなる群
から選ばれた少なくとも1種の化合物を含有するポリエ
チレン系共重合体を主成分とするポリマ100重吊部に
対して、導電性カーボンを5〜45重量部配合してなる
樹脂組成物からなる導電性ポリエチレン系樹脂発泡体に
よって達成することができる。
本発明において、本発明のブレンドポリマの主成分であ
る1価または2価の脂肪族不飽和カルホン酸およびその
誘導体の少なくとも一種を共重合成分とするポリエチレ
ン系共重合体としては、エチレン・アルキルアクリレー
ト共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)
、エチレン・メチルメタアクリレート共重合体(FMM
A)、エチレン・メチルメタアクリレート・マレイン酸
無水物三元共重合体(EMMA−M△H)を挙げること
ができる。
る1価または2価の脂肪族不飽和カルホン酸およびその
誘導体の少なくとも一種を共重合成分とするポリエチレ
ン系共重合体としては、エチレン・アルキルアクリレー
ト共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)
、エチレン・メチルメタアクリレート共重合体(FMM
A)、エチレン・メチルメタアクリレート・マレイン酸
無水物三元共重合体(EMMA−M△H)を挙げること
ができる。
前記エチレン・アルキルアクリレート共重合体としては
、共重合成分の共重合比率が10〜25重帛%の範囲内
であり、融点(王m)が86〜102°Cのものが好ま
しい。エチレン・アルキルアクリレート共重合体におけ
るアルキル基としては、特に限定されないが、ブレンド
ポリマのシート成形性の点から、炭素原子数が1〜10
のものがよく、中でもエチル基が最も好ましい。ここで
、該共重合体成分の共重合比率が10%未満の場合は、
ポリマの結晶性が大きくなり過ぎて耐熱性の点で好まし
いが、導電性カーボンを多量に配合したときに1qられ
る発泡体の伸びが低下し、柔軟性の低下をもたらすから
好ましくないし、伯方、25%を越えるときは、ポリマ
の非品性が増加して耐熱性が低下し、該樹脂組成物から
シートを成形する場合にロールに粘着し易くなり、シー
トを安定して成形できなくなるので好ましくない。
、共重合成分の共重合比率が10〜25重帛%の範囲内
であり、融点(王m)が86〜102°Cのものが好ま
しい。エチレン・アルキルアクリレート共重合体におけ
るアルキル基としては、特に限定されないが、ブレンド
ポリマのシート成形性の点から、炭素原子数が1〜10
のものがよく、中でもエチル基が最も好ましい。ここで
、該共重合体成分の共重合比率が10%未満の場合は、
ポリマの結晶性が大きくなり過ぎて耐熱性の点で好まし
いが、導電性カーボンを多量に配合したときに1qられ
る発泡体の伸びが低下し、柔軟性の低下をもたらすから
好ましくないし、伯方、25%を越えるときは、ポリマ
の非品性が増加して耐熱性が低下し、該樹脂組成物から
シートを成形する場合にロールに粘着し易くなり、シー
トを安定して成形できなくなるので好ましくない。
さらに、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)、エ
チレン・メチルメタアクリレート共重合体(FMMA)
、エチレン・メチルメタアクリレート・マレイン酸無
水物三元共重合体(EMMA・M A H)の場合は、
共重合成分の共重合化率が2〜10重量%の範囲内であ
り、融点(丁m)が86〜102°Cの範囲内であるこ
とが望ましい。すなわち、これらの共重合体では、その
共重合成分の共重合比率が前記の範囲内を渦星してはじ
めて本発明の目的とする柔軟性に優れた導電゛P1ポリ
エチレン樹脂発泡体が1qられるからである。これらの
ポリエチレン共重合体の融点(T’m>が86°C未満
のときはシト成形時点に樹脂組成物がロールに粘着し易
いし、102℃を越えると1qられる発泡体の伸びが低
下し、柔軟性が低下するのである。
チレン・メチルメタアクリレート共重合体(FMMA)
、エチレン・メチルメタアクリレート・マレイン酸無
水物三元共重合体(EMMA・M A H)の場合は、
共重合成分の共重合化率が2〜10重量%の範囲内であ
り、融点(丁m)が86〜102°Cの範囲内であるこ
とが望ましい。すなわち、これらの共重合体では、その
共重合成分の共重合比率が前記の範囲内を渦星してはじ
めて本発明の目的とする柔軟性に優れた導電゛P1ポリ
エチレン樹脂発泡体が1qられるからである。これらの
ポリエチレン共重合体の融点(T’m>が86°C未満
のときはシト成形時点に樹脂組成物がロールに粘着し易
いし、102℃を越えると1qられる発泡体の伸びが低
下し、柔軟性が低下するのである。
ここで、Tmは示差走査熱量計(DSC)によって検出
測定される値である。
測定される値である。
このエチレン・アルキルアクリレ−1〜共重合体の製造
法としては、特に限定されないが、たとえば、ポリマの
変化率の高い重合法、すなわち、一方の端からエチレン
とアルキルアクリレートとを供給し、細端から製品を取
出す管状反応器中で、モノマの什込み濃度および重合触
媒濃度等を変化させることによって連続的に製造する方
法などを例示することができる。
法としては、特に限定されないが、たとえば、ポリマの
変化率の高い重合法、すなわち、一方の端からエチレン
とアルキルアクリレートとを供給し、細端から製品を取
出す管状反応器中で、モノマの什込み濃度および重合触
媒濃度等を変化させることによって連続的に製造する方
法などを例示することができる。
本発明において、前記ポリエチレン系共重合体は、単独
または他の重合体とブレンドして使用されるが、プント
されるポリマとしては、ポリエチレンがよく、このポリ
エチレンのブレンドによって得られる発泡体の耐熱性を
向上させ、柔軟性に優れた導電性発泡体を得ることがで
きる。
または他の重合体とブレンドして使用されるが、プント
されるポリマとしては、ポリエチレンがよく、このポリ
エチレンのブレンドによって得られる発泡体の耐熱性を
向上させ、柔軟性に優れた導電性発泡体を得ることがで
きる。
このポリエチレンとしては、高圧下のラジカル重合にに
つで得られる融点(Tm>が115℃未満、密度が0.
9350/cm3以下である低密度ポリエチレンおよび
/または融点(Tm)が115〜135°Cの直鎖状ポ
リエチレンがよい。
つで得られる融点(Tm>が115℃未満、密度が0.
9350/cm3以下である低密度ポリエチレンおよび
/または融点(Tm)が115〜135°Cの直鎖状ポ
リエチレンがよい。
直鎖状ポリエチレンの具体例としては、炭素原子数が4
〜20のα−オレフィンとエチレンとからなり、0.1
〜50Q/10分のメルトフローレート(ΔSTM−D
−1238による。以下、MFIRという)を有し、密
度が0.915〜O0945Q/cm3、Tmが115
〜127°Cの直鎖状低密度ないし中密度ポリエチレン
があり、ここで前記共重合成分の炭素原子数が4〜20
のα−オレフィンとしては、たとえば1−ブテン、1−
ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、
1−オクテンなどを例示することができる。これらの共
重合成分の少なくとも一種または少量のプロピレンを共
重合成分として、エチレンを中・低圧法重合により共重
合し、前記所定の密度を有するポリエチレンを製造する
ことができる。
〜20のα−オレフィンとエチレンとからなり、0.1
〜50Q/10分のメルトフローレート(ΔSTM−D
−1238による。以下、MFIRという)を有し、密
度が0.915〜O0945Q/cm3、Tmが115
〜127°Cの直鎖状低密度ないし中密度ポリエチレン
があり、ここで前記共重合成分の炭素原子数が4〜20
のα−オレフィンとしては、たとえば1−ブテン、1−
ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、
1−オクテンなどを例示することができる。これらの共
重合成分の少なくとも一種または少量のプロピレンを共
重合成分として、エチレンを中・低圧法重合により共重
合し、前記所定の密度を有するポリエチレンを製造する
ことができる。
なお、少量のプロピレンを共重合成分として使用しても
よい。
よい。
また、これら以外の直鎖状ポリエチレンとしては、中・
低圧法によって得られる高結晶性の密度が0.940〜
0.970.Tmが125〜135°Cの高密度ポリエ
チレンがある。
低圧法によって得られる高結晶性の密度が0.940〜
0.970.Tmが125〜135°Cの高密度ポリエ
チレンがある。
そして、これらの各種ポリエチレンは、単独または2種
以上をブレンドして使用してもよいが、耐熱性と柔軟↑
1およびその他の発泡体の特↑z1のバランスを考慮す
ると、低密度ポリエチレンと直鎖状ポリエチレンとの併
用、特に低密度ポリエチレンと直鎖状ポリエチレンとの
ブレンド比率が90〜10(重量部)/10〜90(重
量部)の範囲のブレンドポリマが好ましい。
以上をブレンドして使用してもよいが、耐熱性と柔軟↑
1およびその他の発泡体の特↑z1のバランスを考慮す
ると、低密度ポリエチレンと直鎖状ポリエチレンとの併
用、特に低密度ポリエチレンと直鎖状ポリエチレンとの
ブレンド比率が90〜10(重量部)/10〜90(重
量部)の範囲のブレンドポリマが好ましい。
そして、前記必須成分のポリエチレン系共重合体とこの
ポリエチレンとのブレンド比率は、重量比でOo、1〜
9.01好ましくは0.2〜6゜0の範囲がよく、この
比が0.1よりも小さくなると1qられる発泡体の柔軟
性が充分でなく、また、9.0よりも大きくなると、発
泡体の耐熱性が不充分になるので好ましくない。
ポリエチレンとのブレンド比率は、重量比でOo、1〜
9.01好ましくは0.2〜6゜0の範囲がよく、この
比が0.1よりも小さくなると1qられる発泡体の柔軟
性が充分でなく、また、9.0よりも大きくなると、発
泡体の耐熱性が不充分になるので好ましくない。
本発明の発泡体に配合される導電性カーボンとしては、
カーボンブラック、カーボンファイバー、黒鉛などがあ
り、これらは単独でもよいし併用してもよい。カーボン
ブラックとしては、優れた電気伝導性を有する“パルカ
ン゛”XC−72(米国キャボット社製)、“コンダク
テツクス”SC#950および#975(コロンビヤカ
ーボン社製)などの導電性ファーネスブラックやアセチ
レンブラックなどがある。
カーボンブラック、カーボンファイバー、黒鉛などがあ
り、これらは単独でもよいし併用してもよい。カーボン
ブラックとしては、優れた電気伝導性を有する“パルカ
ン゛”XC−72(米国キャボット社製)、“コンダク
テツクス”SC#950および#975(コロンビヤカ
ーボン社製)などの導電性ファーネスブラックやアセチ
レンブラックなどがある。
この導電性カーボンは、前記のポリエチレン系共重合体
を主成分とする樹脂100重量部当り5〜45重吊部、
好ましくは10〜35部配合するのがよい。この配合量
が5部よりも少ないと、体積固有抵抗値が100〜10
8Ω・cmの導電性を有する発泡体が得られないし、4
5部を越えると樹脂組成物の溶融粘度が高くなってシー
ト成形時に前段発熱によって発泡剤が分解し、気泡のな
い正常な発泡体製造用成形シートを得ることが困難にな
るので好ましくない。
を主成分とする樹脂100重量部当り5〜45重吊部、
好ましくは10〜35部配合するのがよい。この配合量
が5部よりも少ないと、体積固有抵抗値が100〜10
8Ω・cmの導電性を有する発泡体が得られないし、4
5部を越えると樹脂組成物の溶融粘度が高くなってシー
ト成形時に前段発熱によって発泡剤が分解し、気泡のな
い正常な発泡体製造用成形シートを得ることが困難にな
るので好ましくない。
以下、本発明になる導電性ポリエチレン系樹脂発泡体の
製造法の一態様について説明する。
製造法の一態様について説明する。
前記の共重合組成を有するポリエチレン系共重合体また
は該ポリエチレン系共重合体とポリエチレンとのブレン
ドポリマに公知の熱分、前型発泡剤、たとえばアゾジカ
ルボンアミド、ジニ1〜ロソペンタメチレンテトラミン
などおよび必要に応じて加゛熱によってラジカルを発生
する架橋剤を混合し、前記の発泡剤および架橋剤が分□
解しない温度に保持して成形、たとえばシート状に成脚
する。この成形されたシート状物を電離性放射線架橋法
または化学的架橋法などの公知の任意の方法を適用して
、ゲル分率が15〜45%、好ましくは20〜40%に
なるように架橋する。
は該ポリエチレン系共重合体とポリエチレンとのブレン
ドポリマに公知の熱分、前型発泡剤、たとえばアゾジカ
ルボンアミド、ジニ1〜ロソペンタメチレンテトラミン
などおよび必要に応じて加゛熱によってラジカルを発生
する架橋剤を混合し、前記の発泡剤および架橋剤が分□
解しない温度に保持して成形、たとえばシート状に成脚
する。この成形されたシート状物を電離性放射線架橋法
または化学的架橋法などの公知の任意の方法を適用して
、ゲル分率が15〜45%、好ましくは20〜40%に
なるように架橋する。
より具体的には、電離性放射線架橋法の場合は、高エネ
ルギー線としてα、β、γ、X線、電子線、中性子線等
、通常は、高エネルギー電子線照射機を使用し、たとえ
ば1〜50Mracjの線量の電子線を該シート状物に
照射することにより架橋される。この場合に、本発明の
ブレンドポリマに対し、0.1〜]O重量部の公知の各
種架橋助剤、たとえばジビニルベンゼン、ジアリルフタ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレートなど
を添加して電子線架橋してもよい。この故割線照射に代
えて、ベンゾフェノンなどの紫外線増感剤を添加し、紫
外線を照射して架橋することもできる。
ルギー線としてα、β、γ、X線、電子線、中性子線等
、通常は、高エネルギー電子線照射機を使用し、たとえ
ば1〜50Mracjの線量の電子線を該シート状物に
照射することにより架橋される。この場合に、本発明の
ブレンドポリマに対し、0.1〜]O重量部の公知の各
種架橋助剤、たとえばジビニルベンゼン、ジアリルフタ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレートなど
を添加して電子線架橋してもよい。この故割線照射に代
えて、ベンゾフェノンなどの紫外線増感剤を添加し、紫
外線を照射して架橋することもできる。
また、化学架橋法の場合は、ジクミルパーオキサイド、
ジターシャーリープチルパーオキサイドなどの有機過酸
化物による架橋法、さらにこれらの架橋剤と共にビニル
トリメトキシシラン等のビニルシランを混練してグラフ
ト化させた後、シロキサン縮合反応によって架橋させる
シラン架橋法等を適宜適用することができる。
ジターシャーリープチルパーオキサイドなどの有機過酸
化物による架橋法、さらにこれらの架橋剤と共にビニル
トリメトキシシラン等のビニルシランを混練してグラフ
ト化させた後、シロキサン縮合反応によって架橋させる
シラン架橋法等を適宜適用することができる。
かくして得られる架橋成形品は、熱風雰囲気中またはソ
ルト浴上で加熱され、成形品内部に含有される発泡剤を
急激に分解させることによって発泡体に変換される。
ルト浴上で加熱され、成形品内部に含有される発泡剤を
急激に分解させることによって発泡体に変換される。
また、本発明の目的を損わない範囲で、本発明の発泡体
の′#A造に使用する前記ポリエチレン系共重合体また
は該ポリエチレン系共重合体とポリエチレンとのブレン
ドポリマにポリプロピレン、エチレン・プロピレンコポ
リマ、ポリブテン、エチレン・酢酸ビニルコポリマ、塩
素化ポリエチレン等の各種ポリマを10重串%を上限と
して少量添加混合することができ、必要に応じて、同様
に本発明の目的を損わない範囲で、滑剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、仙の性能
を付与する各種無機物などを所望の目的のために添加す
ることができる。
の′#A造に使用する前記ポリエチレン系共重合体また
は該ポリエチレン系共重合体とポリエチレンとのブレン
ドポリマにポリプロピレン、エチレン・プロピレンコポ
リマ、ポリブテン、エチレン・酢酸ビニルコポリマ、塩
素化ポリエチレン等の各種ポリマを10重串%を上限と
して少量添加混合することができ、必要に応じて、同様
に本発明の目的を損わない範囲で、滑剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、仙の性能
を付与する各種無機物などを所望の目的のために添加す
ることができる。
さらに、本発明になる導電性ポリエチレン系樹開発泡体
には、その少なくとも1面にコロナ放電処理、]−ティ
ングなどにより接着剤を付与し、ラミネート加工し、そ
の加工性の向上を図ることができるし、プラスチックフ
ィルムやシート、他の発泡体シートヤ金属箔を貼り合わ
せたり、押出ラミなどにより複合構造を付与したりする
、すなわち各種の加工技術を適用することができる。
には、その少なくとも1面にコロナ放電処理、]−ティ
ングなどにより接着剤を付与し、ラミネート加工し、そ
の加工性の向上を図ることができるし、プラスチックフ
ィルムやシート、他の発泡体シートヤ金属箔を貼り合わ
せたり、押出ラミなどにより複合構造を付与したりする
、すなわち各種の加工技術を適用することができる。
[発明の効果]
かくして得られる本発明の導電性ポリエチレン系樹脂発
泡体は、低発泡倍率から高発泡倍率に亘るものまで、全
て卓越した導電性と柔軟性を有しており、この特性を活
かして、各種の工業用途や雑貨用途、たとえば工業用途
としては帯電防止を目的とするIC用トレー、マガジン
、カップ;プリント基板用l−レー、袋:コンテナの内
壁;時計、カメラの部品収納ケース、内張りなどがあり
、雑貨用としては、静電防止を目的としたスリッパ、椅
子カバー、作業台シート、背広ケースの内張りなどがあ
る。
泡体は、低発泡倍率から高発泡倍率に亘るものまで、全
て卓越した導電性と柔軟性を有しており、この特性を活
かして、各種の工業用途や雑貨用途、たとえば工業用途
としては帯電防止を目的とするIC用トレー、マガジン
、カップ;プリント基板用l−レー、袋:コンテナの内
壁;時計、カメラの部品収納ケース、内張りなどがあり
、雑貨用としては、静電防止を目的としたスリッパ、椅
子カバー、作業台シート、背広ケースの内張りなどがあ
る。
以下に、本発明の効果について、実施例に基づき、さら
に具体的に説明する。
に具体的に説明する。
なお、本発明において、融点(Tm)、導電性、柔軟性
指数(N)、耐熱1(1は、次の方法により測定した値
である。
指数(N)、耐熱1(1は、次の方法により測定した値
である。
(1)融点(Tm>
パーキンエルマー社製のDSC−2型示差走査熱量計(
DSC)を用いて、一旦、融解再結晶させた後の融解の
吸熱ピーク温度を融点(丁m)とした。
DSC)を用いて、一旦、融解再結晶させた後の融解の
吸熱ピーク温度を融点(丁m)とした。
(2)導電性
日本ゴムヒ協会標準規格(SRI=S−2301)に規
定されている測定法に準じて体積固有抵抗値(Ω・cm
)を測定し、この値をもって導電性どした。
定されている測定法に準じて体積固有抵抗値(Ω・cm
)を測定し、この値をもって導電性どした。
(3)柔軟性指数(N)
次式によって表示される値で示した。
N= (25%圧縮強さ)×(発泡倍率)ここで、25
%圧縮強さは、JIS−に−6767−1976に規定
されている測定法に準じて測 13一 定し、また発泡倍率は発泡体の見掛密度の逆数をもって
表わした。 見掛密度は発泡体を100mX10cm角
に切出し、重さと厚さを測定し、この重さを体積で割っ
て単位体積当り重量<g/Cm3)で示した。本発明に
おいて、柔軟性指数(N>は、1価または2価の脂肪族
不飽和カルボン酸およびその誘導体の少なくとも1種を
共重合成分として含有するポリエチレン系共重合体(A
>を主成分とする樹脂組成物においては、10.0以下
、好ましくは9.0以下がよいし、該ポリエチレン系共
重合体(A>とポリエチレン(B)とのブレンドポリマ
においては、12.0以下、好ましくは10.0以下が
よい。
%圧縮強さは、JIS−に−6767−1976に規定
されている測定法に準じて測 13一 定し、また発泡倍率は発泡体の見掛密度の逆数をもって
表わした。 見掛密度は発泡体を100mX10cm角
に切出し、重さと厚さを測定し、この重さを体積で割っ
て単位体積当り重量<g/Cm3)で示した。本発明に
おいて、柔軟性指数(N>は、1価または2価の脂肪族
不飽和カルボン酸およびその誘導体の少なくとも1種を
共重合成分として含有するポリエチレン系共重合体(A
>を主成分とする樹脂組成物においては、10.0以下
、好ましくは9.0以下がよいし、該ポリエチレン系共
重合体(A>とポリエチレン(B)とのブレンドポリマ
においては、12.0以下、好ましくは10.0以下が
よい。
(4)耐熱性
J Is−に−6767に規定されている測定法に準じ
て、熱処理によるタテ、ヨコ、厚さ方向のそれぞれの熱
収縮率をもって示した。
て、熱処理によるタテ、ヨコ、厚さ方向のそれぞれの熱
収縮率をもって示した。
具体的には、測定用試料(発泡体)にタテ、ヨコ、厚さ
各10cmの正方形の印をつけて、厚さを測定た侵、8
0’C122時間熱風オーブン中で熱処理する。室温に
冷却した後、タテ、ヨコおよび厚さの寸法をそれぞれ測
定し、この熱処理による寸法変化(熱収縮率)の大きさ
により、次の判定を行った。
各10cmの正方形の印をつけて、厚さを測定た侵、8
0’C122時間熱風オーブン中で熱処理する。室温に
冷却した後、タテ、ヨコおよび厚さの寸法をそれぞれ測
定し、この熱処理による寸法変化(熱収縮率)の大きさ
により、次の判定を行った。
熱収縮率±3.0%以内:○(合格)
熱収縮率3.0〜5.0%:Δ(はぼ合格)熱収縮率±
0.5を越えたもの:×(不合格)なお、上記熱処理に
よる寸法変化の測定は、5゜〜10回行って判定した。
0.5を越えたもの:×(不合格)なお、上記熱処理に
よる寸法変化の測定は、5゜〜10回行って判定した。
実施例1〜6、比較例1〜4
エチルアクリレート(FA)、アクリル酸(AA)、メ
チルメタクリレートとマレイン酸無水物(MMA−MA
H)をそれぞれ第1表に示した共重合割合で共重合した
ポリエチレン系共重合体(A)、すなわちエチレン・エ
チルアクリレート共重合体(EFA)、エチレン・アク
リル酸共重合体(EAA) 、エチレン・メチルメタア
クリレート・マレイン酸無水物三元共重合体(EMMA
・MAH)に対して、第1表に示した割合の導電性力−
ボンを配合し、さらに5〜15重量部のアゾジカルボン
アミドを配合した。この組成物を溶融混練した債、押出
して発泡体製造用成形シートを得た。
チルメタクリレートとマレイン酸無水物(MMA−MA
H)をそれぞれ第1表に示した共重合割合で共重合した
ポリエチレン系共重合体(A)、すなわちエチレン・エ
チルアクリレート共重合体(EFA)、エチレン・アク
リル酸共重合体(EAA) 、エチレン・メチルメタア
クリレート・マレイン酸無水物三元共重合体(EMMA
・MAH)に対して、第1表に示した割合の導電性力−
ボンを配合し、さらに5〜15重量部のアゾジカルボン
アミドを配合した。この組成物を溶融混練した債、押出
して発泡体製造用成形シートを得た。
これらの成形シートを電子線照射装置(日新ハイボルテ
ージ(株)製IR−2>を用いて5Mradの線量を照
射した。これらの架橋シートをソルト浴上225〜23
0℃に加熱することによって発泡させた。
ージ(株)製IR−2>を用いて5Mradの線量を照
射した。これらの架橋シートをソルト浴上225〜23
0℃に加熱することによって発泡させた。
得られた発泡体シートについて評価試験を行った。その
結果を第1表に示した。
結果を第1表に示した。
表に示すように、実施例1〜6の本発明の要件を満足す
る発泡体は、導電性および柔軟性ともに優れた高度の発
泡体であった。これに対して、比較例1の共重合成分の
共重合量が本発明に規定する範囲を満足しない発泡体は
導電性ではあるが、柔軟性に乏しく、比較例2の発泡体
は、導電性カーボンの量がひ少な過ぎて導電性に欠けて
いた。
る発泡体は、導電性および柔軟性ともに優れた高度の発
泡体であった。これに対して、比較例1の共重合成分の
共重合量が本発明に規定する範囲を満足しない発泡体は
導電性ではあるが、柔軟性に乏しく、比較例2の発泡体
は、導電性カーボンの量がひ少な過ぎて導電性に欠けて
いた。
また、比較例3は共重合成分の量が多過ぎたために、成
形シート成形時にロールへの粘着が著しく第1表 注:上表中、EAはエチルアクリレート、AAはアクリ
ル酸、MMAはメチルメタクリレート、AHは無水マレ
イン酸を示し、共重合成分の含有■は重■%である。
形シート成形時にロールへの粘着が著しく第1表 注:上表中、EAはエチルアクリレート、AAはアクリ
ル酸、MMAはメチルメタクリレート、AHは無水マレ
イン酸を示し、共重合成分の含有■は重■%である。
に、成形シート成形時にロールへの粘着が著しく良好な
成形シートを得ることができなかった。さらに比較例4
の場合は、導電性カーボンの量が多過ぎたため、剪断発
熱によって発泡剤が分解し、シート成形の際発泡し、正
常な発泡体を得ることができなかった。
成形シートを得ることができなかった。さらに比較例4
の場合は、導電性カーボンの量が多過ぎたため、剪断発
熱によって発泡剤が分解し、シート成形の際発泡し、正
常な発泡体を得ることができなかった。
実施例7〜10.比較例5〜7
エチレン・エチルアクリレート共重合体(EEA)、密
度が0.9210/cm3.1mが108℃、MIが4
.80/10分の低密度ポリエチレンおよび密度が0.
9250/cm3、Tmが124°C,Mlが8CI/
10分の直鎖状ポリエチレンを第2表に示したブレンド
比でブレンンドし、実施例1〜6および比較例1〜4に
記載した条件と同一の条件下に導電性カーボン、発泡剤
などを配合、シート成形、発泡させた。
度が0.9210/cm3.1mが108℃、MIが4
.80/10分の低密度ポリエチレンおよび密度が0.
9250/cm3、Tmが124°C,Mlが8CI/
10分の直鎖状ポリエチレンを第2表に示したブレンド
比でブレンンドし、実施例1〜6および比較例1〜4に
記載した条件と同一の条件下に導電性カーボン、発泡剤
などを配合、シート成形、発泡させた。
得られた発泡体について同様に評価試験を行い、その結
果を第2表に示した。
果を第2表に示した。
第2表から、実施例7〜10の発泡体シートは、導電性
および柔軟性のみならず、耐熱性に優れたものであった
。他方、比較例5の発泡体シートは、A/Bが大きすぎ
るために、耐熱性か悪く、比較例6の発泡体シートはA
/Bが小さすぎて柔軟性に欠けていた。さらに比較例7
0発泡体シートは、導電性カーホンの添加量が大きすぎ
て正常な発泡体が得られなかった。
および柔軟性のみならず、耐熱性に優れたものであった
。他方、比較例5の発泡体シートは、A/Bが大きすぎ
るために、耐熱性か悪く、比較例6の発泡体シートはA
/Bが小さすぎて柔軟性に欠けていた。さらに比較例7
0発泡体シートは、導電性カーホンの添加量が大きすぎ
て正常な発泡体が得られなかった。
Claims (2)
- (1)共重合成分として1価または2価の脂肪族不飽和
カルボン酸およびその誘導体からなる群から選ばれた少
なくとも1種の化合物を含有するポリエチレン系共重合
体を主成分とするポリマ100重量部に対して、導電性
カーボンを5〜45重量部配合してなる樹脂組成物から
なる優れた柔軟性を有する導電性ポリエチレン系樹脂発
泡体。 - (2)特許請求の範囲第1項において、ポリエチレン系
共重合体を主成分とするポリマが、該ポリエチレン系共
重合体(A)とポリエチレン(B)とからなり、その配
合比(A/B)が重量比で0.1〜0.9であるブレン
ドポリマであり、かつ発泡体の柔軟性指数(N)が12
.0以下である優れた柔軟性を有する導電性ポリエチレ
ン系樹脂発泡体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22196285A JPS6281430A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 優れた柔軟性を有する導電性ポリエチレン系樹脂発泡体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22196285A JPS6281430A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 優れた柔軟性を有する導電性ポリエチレン系樹脂発泡体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6281430A true JPS6281430A (ja) | 1987-04-14 |
Family
ID=16774884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22196285A Pending JPS6281430A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 優れた柔軟性を有する導電性ポリエチレン系樹脂発泡体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6281430A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5472639A (en) * | 1993-08-13 | 1995-12-05 | The Dow Chemical Company | Electroconductive foams |
-
1985
- 1985-10-07 JP JP22196285A patent/JPS6281430A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5472639A (en) * | 1993-08-13 | 1995-12-05 | The Dow Chemical Company | Electroconductive foams |
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