JPS6265769A - 高輝度反射塗膜の形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は交通標識、安全標識又は看板等に使用可能な高
輝度反射板の塗膜形成方法に関するものである。

（従来の技術） 従来から夜間でも光が当たる事によって高輝度反射する
標識板及び看板等は既に公知である。これらの殆んどは
金属板や合板等の基板に反射テープや反射シートを貼付
けたものである。これらは高輝度反射性ではあるが、こ
れら自体は基材ではない為、基板に貼シ付けるという点
で非常にコストアップと成シ、又、品質面でも接着性に
バラツキが生じ基板とのハガレ等耐久性の点でも不安定
である。この為基板に直接車装するシステムが研究され
て来たが、反射テープ並の高輝度性及び色彩が得られて
いない。

例えば、特公昭！ｒ７−！２デＯ５では第１図に示すよ
うに、基板１に下塗として着色塗料２．３を塗布乾燥し
た後、ガラスビーズ５を散布し圧着の後過剰のガラスビ
ーズを取シ除き塗膜面にガラスビーズが完全に埋らない
範囲で上塗クリヤー４を塗装する方法が取られているが
、工程がａ雑であシ、ガラスビーズの散布にも特別の装
置を必要とし反射性能にも限界がある。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明はこれらの間厘点を解決し、比較的簡単な工程で
使れた反射性を持つ塗膜を安定的且つ経済的に得る事を
目的としたものである。即ち本発明はアルミ顔料の高反
射性を利用し、リーフィング又はノンリーフィングアル
ミ顔料を３〜２０重量矛含む塗膜を反射層とし、この上
に再帰性を持つガラスビーズを含む塗膜をココート２ペ
イク方式によシ形成させることを特長とする。反射性を
高めるにはがラスビーズと反射層をできる丈接近させ中
間で光を無駄に屈折したシ反射したシする余分な物質が
介在しないことが必要である。これにはアルミ顔料が表
面に層状に移行し易いリーフィングタイプのアルミを下
塗に使用するのが最も効果的である。但しこの方法はア
ルミ顔料以外の着色顔料を含まない所謂無彩色の塗膜に
限られる。

有彩色塗ノ漠の場合は色彩を損わす且′り、高輝性を得
る事が必要であるが、この目的に適う方法を鋭意研究し
た結果平均粒度弘０〜６０μｍの円盤状のノンリーフィ
ングアルミ顔料が最適である事を見出した。

有彩色でも鮮映で比較的隠蔽力の低い色が主体となる為
、上記条件のアルミ顔料を５−２０重量％含んだ有彩下
塗層では有彩塗膜を通しだ光がアルミ金属に反射されて
高輝度となるものである。

以上の方法によシ無彩色、有彩色いずれの場合でも容易
に高反射性の塗膜を得る事が出来る。

本発明に用いる基材はＡ板、亜鉛鉄板、アルミニウム板
、ステンレス板等の金属板或はガラス板、プラスチック
板、加熱可能な平滑な板状の素材であれば特に材質を問
わない。加工性、経済性、生産性を考慮するとコイル状
の亜鉛鉄板が最も望ましい。

本発明に用いる下塗塗料は数平均分子量３θｏ。

〜２０，０００、Ｔ！−！ｒ−ｌｌｔＯ℃、樹脂酸価／
２以下のポリエステル又はアクリル等の熱硬化性合成樹
脂を主要樹脂成分としこれに前記アルミ顔料をＳ〜、２
０　Ｍ　ｋ　％含むことを必須とする。又、上塗塗料は
ＹｔｆＪ記下塗と同様な樹脂成分を主体とする透明塗料
に直径１０θμｍ以下１．ＭＦｒ率／、に〜２．０のガ
ラスビーズを６０〜９０重蓬チ含むことを゛特長とする
。ガラスビーズは優れた再帰・臣を示す必要からＪＩＩ
ｌ折率はＩｇ−２，０の範囲が適し望ましくは／９が最
適である。更に塗装時の配列を良くする上で直径７００
μｍ以下の揃った粒径のものが適してｂる。７００μｍ
以上のガラスビーズは塗料中での沈降が厳しく、且つ塗
装作業性が劣るので好ましくなく、又あまシ小さい粒僅
のものは反射性が劣るので不適であり、最適範囲は乙６
μｍ〜７０μｍである。

本発明の塗膜形成方法とし、てはシート状の基材に用す
られる通常の塗装方法、タリえばロールツーター、カー
テン７０−コーター、ナイフコーター、パーコーター、
スプレーコーター及ヒ必）ＪＩＣ，ｌ：Ｄ／４’ターン
ロールによる模様仕上げ、シルクプロセスによる図形仕
上げなどが用いられる。下塗の乾燥膜厚は７〜２３μｍ
の範囲が良く、父上遣の塗布ｔは２０〜／　５０９ｒ／
ぜが適当である。この範囲から外れた膜厚、塗布量では
作業性や塗膜性能が劣るので好ましくない。塗膜の加熱
方法としては焼付塗料に用いられる通常の加熱方法、例
えば熱凰炉・眠気及びがス赤外線炉・電ａ誘導加熱炉な
どが適用される。

実施例 第２図および第３図は本発明によって形成された塗膜溝
造の断面図であって、１１．２１は基板、１２はアルミ
層ｔ２ａおよびクリヤ一層を含むリーフィングアルミ含
有下塗、２２・はアルミ２２ａおよび着色層２２ｂから
なる粗大ノンリーフィングアルミ含有下塗、１４．２４
は下塗１２．２２の上に人々散布圧着したガラスビーズ
、１３．２３はがラスビーズ１４．２４が完全に埋らな
い範囲で施された上塗クリヤ一層である。

第グ図は塗膜形成工程を示す敏略図であって、基板を溝
成する帯状金属板３２をアンコイラ−３１から化成処理
槽３３に通して化成処理を殉じた後下塗ロールコータ−
３４に通してアルミＭＱを含む熱硬化性合成樹脂塗料の
下塗を施し、引き続いてこれを下塗用オープンに通して
焼付即ち加熱、硬化し、次に上塗ロールコータ−に通し
てガラスビーズを含む熱硬化性合成樹脂透明塗料の上塗
を施し、引き続いて上塗用オープン３Ｔに通して上塗の
焼付即ち加熱硬化を行い、最後にリコイラー３８で巻取
って高輝度反射板を得る。

以下、本発明の実施例を実験結果に基づいて説明する。

実験粂件／ ｌ基板の種類、０．２７ｖｎａ厚化成処理亜鉛鉄板、λ
下　　塗、　樹脂系、三井東圧化学（株）製、アルマテ
ックスｐ−ｂｌＩｔｓ、 オイルフリーアルキド樹脂、 色、ホワイト・・・チタン白糸顔料 ホワイトシルバー・・・ノンリーフィングアルミ顔料、
東洋アルミ（株） 製アルミペーストＪＳＯ−ｇ００ ホワイトシルバー・・・リーフィング アルミ顔料、昭和アルミ（株） １＄１！Ｓａｐ　／　／θ アルミ顔料添加漬は共に／の」チ 乾燥膜厚、　７２μ ユ上　塗、樹脂系、三井東圧化学（株）製アルマテック
スＰ−４≠６、オイ ルフリーポリエステル樹脂 ガラスビーズ、直径、６６μｍ〉 屈折率、ｌり、１９、ユコ 含有量、３０〜９３重１チ 塗布１ｍ　％　　　　　ｂ　Ｏ／！／ｒｒｌ　ｄｒｙ塗
装粘度、φ３ゾーンカッｆ９０秒 久塗膜性能、反射性能、ＪｘＳｚヲ／／７の７３に準じ
る加工性、万力にて７ｇＯ”ＯＴ屈曲後テープハクリ よ結　果、実験結果／による。

上記実験結果から反射性能はリーフィング性アルミ顔料
が、又ガラスビーズの屈折率が／９が最も良く、加工性
とのバランスからガラスビーズ量は６０〜り０重ｆ％が
望ましい。

実験条件コ ｌｆｉ仮の種類、０２７１１Ｉ厚化成処理亜鉛鉄板ユ下
　塗、樹脂系、前記実験条件／に同じ色、　　イエロー
　レッド　ブルー ノンリーフィング性アルミ顔料添加有無有の場合 添加量　５，２０瀘ｔ％ アルミ種類 平均粒度７０〜３０μｍの鱗片状 Ｉ　弘０〜６０μｍの円盤状 乾燥膜厚、　　　７２μ こ上　塗、樹脂系、前記実験条件／に同じガラスビーズ
、直径、６６μｍ〉 屈折率、１９ 含有率、ｇ０重ｆ％ 塗布ｉ、　　　ｌ＝Ｏｇ／ｒｒｔ 塗装粘度、４３デ一ンカツグヲ０秒 久塗膜性能、色　彩、目視及びライトを当てた場合の色
調 反射性能、ＪＩＳＺ９／／７Ｄ７．．３に準じるｈ−ｉ
　　果、実験結果二による。

上記の通シ、アルミ顔料を添加していない色物はライト
を当てた場合にトーンがなくなり無彩色方向と成シ基準
板との相違が出てくる。

又、反射性能の埴も低い。鱗片状ノンリーフィング性ア
ルミ顔料を混合した場合、添加量が多くなるに連れ自然
光での色彩が不良と成ってくる。

しかし本発明に於ける平均粒度４０〜６０μｍのノンリ
ーフィング性アルミを混合した場合、アルミ顔料がない
場合よシ反射性能は向上し、ライトを当てた場合の色彩
も安定してくる。色彩及び反射性能からとのバランスか
ら１３４位が最良である。

更に実施例／、コ及び比較例／、コの塗装仕様を表−／
に比較材、反射シートとの比較を表−＝で示す。

１ト 嘔　　　　　　　　　　　　呻 ０　　　　　　　　　　　　＠ 城　東　　　　　※　　　　　犀 前記表−ノで示す様に実施例／、比較例／の無彩色糸ホ
ワイト／ルノ々−の結果からアルミ顔料としてはり−フ
イング性のものがノンリーフィング性のものよシ反射性
能において優れて居シ、比絞材／の反射７−ト並である
。又、実施例コ、比較例二の有彩色ンツドの結果からラ
イトを当てた場合の色彩が平均粒度グ０〜６０μｍの円
盤状ノンリーフィング性アルミを添加したものが優れて
居り、反射性能も比紋材反射シートに近い値を示してい
る。

発明の効果 本発明に係わる高輝度反射塗膜の形成方法では上述の如
く比較的簡単な工程によって高輝度反射板を生産するこ
とができる上、反射板は高度の再帰反射性、反射光色彩
の再現性、優秀な加工性、討食性、及び耐秩性を有し、
安定的且つ経済的に浸ることを可能にする。本発明の方
法によって生産される高輝度反射板は一般に看板、谷種
標識板りほか、自動車ナンバープレート、自転車泥よけ
カバー、が−ト９レールキャップ材等加工性、及び耐久
性を要求される用達にも便用可能であシ、広範囲にわた
る有用性が期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来法によって散布、圧着及びクリヤー塗装を
した場合の状態図、第２図および第３図は本発明によっ
て形成された塗膜形成の断面図、第７図は本発明の方法
を実施する塗膜の形成工程を示す概略図である。 １・・・基板、２・・・着色層、３・・・中間着色層、
４・・・クリヤー塗膜、５・・・ガラスビーズ、１１・
・・基板、１２・・・リーフィングアルミ含有下塗、１
２ａ・・・アルミ層、１２ｂ・・・クリヤ一層、１３・
・・上塗クリヤー７ＣＪ、１４・・・がラスビーズ、２
１・・・基板、２２・・・粗大ノンリーフィングアルミ
含有下＆、２２ａ・・・アルミ、２２ｂ・・・着色／ｄ
、２３・・・上塗クリヤ一層、２４・・・ガラスビーズ
、３１・・・アンコイラ−１３２・・・帯状金属板、３
３・・・化成処哩僧、３４・・・下層ロールコータ−１
３５・・・下塗用オーブン、３６・・・上塗ロールコー
タ−１３γ・・・上塗用オープン、３８・・・リコイラ
ー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、平板状又は帯状の金属板、プラスチック板、合板な
   どの基板に下塗としてアルミ顔料を５〜２０重量％含む
   熱硬化性合成樹脂塗料を７〜２５μｍ塗布し加熱、硬化
   した後、上塗として直径１００μｍ以下のガラスビーズ
   を６０〜９０重量％含む熱硬化性合成樹脂透明塗料を２
   ０ｇ／ｍ＾２〜１５０ｇ／ｍ＾２塗布し加熱硬化させる
   ことを特徴とする高輝度反射塗膜の形成方法。 ２、無彩色の下塗塗料に用いる顔料がリーフィング性ア
   ルミ顔料である特許請求の範囲第１項記載の塗膜の形成
   方法。 ３、有彩色の下塗塗料に用いる顔料が平均粒度４０〜６
   ０μｍの円盤状のノンリーフィング性アルミ顔料である
   特許請求の範囲第１項記載の塗膜形成方法。