JPS6253990A - フタロシアニン化合物の製造方法 - Google Patents
フタロシアニン化合物の製造方法Info
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- JPS6253990A JPS6253990A JP19338185A JP19338185A JPS6253990A JP S6253990 A JPS6253990 A JP S6253990A JP 19338185 A JP19338185 A JP 19338185A JP 19338185 A JP19338185 A JP 19338185A JP S6253990 A JPS6253990 A JP S6253990A
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- Japan
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- compound
- phthalocyanine
- coo
- acid chloride
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
工 発明の背景
技術分野 ゛
本発明は、フタロシアニン化合物の製造方法に関する。
先行技術とその問題点
金属フタロシアニンは、大きなπ電子共役系の中に金属
イオンが存在するため、光吸収、電導、光電導、エネル
ギー変換、電極、触媒等の材料として注目され、種々研
究が行われている。
イオンが存在するため、光吸収、電導、光電導、エネル
ギー変換、電極、触媒等の材料として注目され、種々研
究が行われている。
しかし、フタロシアニンは、溶剤に対する溶解度が低く
、また高分子ポリマーとの相溶性が低く、フィルム等の
成型が困難であり、また成型後の安定性に劣る。
、また高分子ポリマーとの相溶性が低く、フィルム等の
成型が困難であり、また成型後の安定性に劣る。
そこで、本発明者らは、フタロシアニンを主鎖中ないし
側鎖中に有するポリマーを種々提案(Makromol
、Chem、 30 1480 1981 。
側鎖中に有するポリマーを種々提案(Makromol
、Chem、 30 1480 1981 。
同 180 2073 1979等)し、フイルム等の
成型を容易とし、高度な機能をもつ材料としうる旨を見
出している。
成型を容易とし、高度な機能をもつ材料としうる旨を見
出している。
そして、それ自体、溶解度、相溶性が高く、電子線、紫
外線等によって重合ないし架橋可能なモノマーとしての
フタロシアニンが特開昭59−39997号に開示され
ている。
外線等によって重合ないし架橋可能なモノマーとしての
フタロシアニンが特開昭59−39997号に開示され
ている。
すなわち、既知の方法で合成したカルボキシ基を有する
フタロシアニンに塩化チオニルを加えて酸クロリドとし
、これに CH2=C−Coo−L−OH(ただし、Lは薯 アルキレ、ン基を表わし、Rは水素または低級アルキル
基を表わす。)を加え、加熱して反応を行い、 Pc(−COOCH2CH20COC=CH2)n(た
だし、RとLは、上記と同じものを表わし、Pcはフタ
ロシアニン残基を表わし、nは1以上の整数である。)
を得るものである・ しかし、この方法では収率が充分とはいえず、収率を上
げるための製造方法が期待されている。
フタロシアニンに塩化チオニルを加えて酸クロリドとし
、これに CH2=C−Coo−L−OH(ただし、Lは薯 アルキレ、ン基を表わし、Rは水素または低級アルキル
基を表わす。)を加え、加熱して反応を行い、 Pc(−COOCH2CH20COC=CH2)n(た
だし、RとLは、上記と同じものを表わし、Pcはフタ
ロシアニン残基を表わし、nは1以上の整数である。)
を得るものである・ しかし、この方法では収率が充分とはいえず、収率を上
げるための製造方法が期待されている。
II 発明の目的
本発明の目的は、それ自体、溶解、相溶性が高く、電子
線、紫外線等によって重合ないし架橋可能なフタロシア
ニン化合物を収率よく得るため゛のフタロシアニン化合
物の製造方法を提供することにある。
線、紫外線等によって重合ないし架橋可能なフタロシア
ニン化合物を収率よく得るため゛のフタロシアニン化合
物の製造方法を提供することにある。
■ 発明の開示
このような目的は下記の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は、P c + COOH) nまた
はP c (−CO0文)nにHO−L−OHを反応さ
せて、P c (−COO−L −OH) nを得、こ
の化合物をCH2=CRCOC1と反応させてPc(−
Coo−L−OCOCR=CH2)nを得ることを特徴
とするフタロシアニン化合物の製造方法である。
はP c (−CO0文)nにHO−L−OHを反応さ
せて、P c (−COO−L −OH) nを得、こ
の化合物をCH2=CRCOC1と反応させてPc(−
Coo−L−OCOCR=CH2)nを得ることを特徴
とするフタロシアニン化合物の製造方法である。
(ただし、Pcはフタロシアニン残基を表わし、Lは低
級アルキレン基を表わし、Rは水素または低級アルキル
基を表わし、nは1以上の整数である。) ■ 発明の具体的構成 以下1本発明の具体的構成について、詳細に説明する。
級アルキレン基を表わし、Rは水素または低級アルキル
基を表わし、nは1以上の整数である。) ■ 発明の具体的構成 以下1本発明の具体的構成について、詳細に説明する。
本発明のフタロシアニン化合物の製造方法では、P c
+COO−L −OCOCR=CH2)nを合成する
際、P c (−COO−L −0H)nを中間体とし
て合成している。
+COO−L −OCOCR=CH2)nを合成する
際、P c (−COO−L −0H)nを中間体とし
て合成している。
ここで、Lはアルキレン基を表わすが、アルキレン基は
直鎖であっても、分岐を有するものであってもよい、
そして、その炭素原子数には特に制限はなく、30以下
程度のものであっプ上いバ 通常 1〜h 鈷りご9〜
3理曲で訊る。
直鎖であっても、分岐を有するものであってもよい、
そして、その炭素原子数には特に制限はなく、30以下
程度のものであっプ上いバ 通常 1〜h 鈷りご9〜
3理曲で訊る。
また、Rは水素または低級アルキル基、特に水素または
メチル基である。
メチル基である。
そして、nは1以上の整数であり、一般に1〜8の任意
の整数であってよいが、通常、2.4または8、特に2
または4である。
の整数であってよいが、通常、2.4または8、特に2
または4である。
一方、Pcはフタロシアニンの1価以上の残基を表わし
。
。
上記−Coo−L−OCO−C=CH2で示されるビニ
ル含有基または一〇〇〇−L−OH基は、フタロシアニ
ン環を形成するベンゼン環に結合するものである。
ル含有基または一〇〇〇−L−OH基は、フタロシアニ
ン環を形成するベンゼン環に結合するものである。
この場合、ビニル含有基または一〇〇〇−L−OHiは
、フタロシアニンのベンゼン環の任意の位置に結合する
が、通常は3−位ないし4−位に結合するものである。
、フタロシアニンのベンゼン環の任意の位置に結合する
が、通常は3−位ないし4−位に結合するものである。
従って、ビニル含有基または一〇〇〇−L−OH基の
結合位置は、n=2では、3.3′−が主であるが、そ
の他、3.4′−13,3″′−13、4” −14,
4′−である。
結合位置は、n=2では、3.3′−が主であるが、そ
の他、3.4′−13,3″′−13、4” −14,
4′−である。
また、n=4では、3 、3 ’ 、 3 .3 ”’
−を主とし、n=8では、3,4.3′。
−を主とし、n=8では、3,4.3′。
4′、3”、4”、3”’、4’″−を主とする。
さらにフタロシアニンの中心原子には、特に制限はなく
、Fe、Cu、Co、Niなどの他、V、Pb、St、
Ge、Sn、AM、Ru、Ti、Zn、Mg、Mn、V
O等の他。
、Fe、Cu、Co、Niなどの他、V、Pb、St、
Ge、Sn、AM、Ru、Ti、Zn、Mg、Mn、V
O等の他。
H2も可能である。
ただ、これらのうちでは、Fe、Ni、C。
またはCuが好適である。
この場合、フタロシアニン環の上下には、さらに工ない
し2の他の配位子が配位してもよい。
し2の他の配位子が配位してもよい。
なお、フタロシアニン残基には、通常、他の置換基は結
合しないが、Pcの特にベンゼン環にはカルボキシ基、
スルホ基、アミン基等の置換基が結合していてもよい。
合しないが、Pcの特にベンゼン環にはカルボキシ基、
スルホ基、アミン基等の置換基が結合していてもよい。
中間体Pc(−COOL 0H)nの合成について説
明する。 そしてP c + COOH) nを出発物
質とする反応スキームを模式的に示す。
明する。 そしてP c + COOH) nを出発物
質とする反応スキームを模式的に示す。
まず、通常、ベンゼン環にn個、通常2.4ないし8個
のカルボキシ基を有するフタロシア゛ − ニンを合成する。
のカルボキシ基を有するフタロシア゛ − ニンを合成する。
これらの合成法は公知であり、例えば、n=2は、高分
子学会予稿集32巻(1983)3号 P2O3、n
=4 は、 Makratxal、Chera、。
子学会予稿集32巻(1983)3号 P2O3、n
=4 は、 Makratxal、Chera、。
181.575 (1980)、1bid、、182゜
2429〜2438 (1981)、n=8は、Mak
romol、Chem、、 181 、565 (19
80)に示される。
2429〜2438 (1981)、n=8は、Mak
romol、Chem、、 181 、565 (19
80)に示される。
第1の合成法は、Pc(−COOH)nをエチレングリ
コール等のHO−L−OH大過剰条件下、酸触媒(例え
ばp−1ルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、フェ
ノールスルホン酸等)を用いて、HO−L−OH(例え
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール等)と150〜250℃で1〜7日間反
応させて、脱水エステル化反応を行う。
コール等のHO−L−OH大過剰条件下、酸触媒(例え
ばp−1ルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、フェ
ノールスルホン酸等)を用いて、HO−L−OH(例え
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール等)と150〜250℃で1〜7日間反
応させて、脱水エステル化反応を行う。
第2の合成法は、Pc(−COOH)nから塩化チオニ
ルにて酸塩化物を得、その後HO−L−OHと150〜
250℃で1〜7日間反応させて、脱塩化水素エステル
化反応を行う。
ルにて酸塩化物を得、その後HO−L−OHと150〜
250℃で1〜7日間反応させて、脱塩化水素エステル
化反応を行う。
これら2つの方法で合成したP c (−COO−L−
OH)nは、DMFとTHF、ベンゼン等の溶媒とアセ
トン、酢酸エチル、メタノール。
OH)nは、DMFとTHF、ベンゼン等の溶媒とアセ
トン、酢酸エチル、メタノール。
水等の溶媒との組み合わせにより再結晶して精製する。
次に、このP c + COOL OH”) nから
Pc4COO−L−OCOCR=CH2)を合成する方
法について説明する。 これを模式的に示す。
Pc4COO−L−OCOCR=CH2)を合成する方
法について説明する。 これを模式的に示す。
C)+2雪CRCOC文
Pc(−(COO−L−OH)
nPc−(−C[0−L−OCOCR−CH2) nP
c(−Coo−L−OH)nを有機溶媒(例えば、ベン
ゼン、THF等)中で重合禁止剤(例えば、ヒドロキノ
ン、フェノチアジン等)の存在下でCH2=CRCOC
1と反応させ、目的物を得る。
c(−Coo−L−OH)nを有機溶媒(例えば、ベン
ゼン、THF等)中で重合禁止剤(例えば、ヒドロキノ
ン、フェノチアジン等)の存在下でCH2=CRCOC
1と反応させ、目的物を得る。
この場合の反応温度は60〜80℃、反応時間は1〜2
日間とする。
日間とする。
このようにして得られた反応生成物は、アセトンを展開
溶媒としてカラムクロマトグラムにより精製する。
溶媒としてカラムクロマトグラムにより精製する。
このようにして得られるフタロシアニン化合物は、フタ
ロシアニン自体がもつ電子スペクトルとほぼ同一である
。
ロシアニン自体がもつ電子スペクトルとほぼ同一である
。
また、赤外吸収スペクトルには、1720Cll1−1
前後のυ と1610−1650cm−’程C=0 度のυ を有する。
前後のυ と1610−1650cm−’程C=0 度のυ を有する。
C=C
また、本発明の製造方法を用いるとP c (−C00
−L−OH)nを出発とした場合の収率は60〜90%
と高い。
−L−OH)nを出発とした場合の収率は60〜90%
と高い。
■ 発明の具体的作用効果
本発明によれば、まず中間体P c (−COO−L−
〇)()nを得て、CH2=CRCOC1によりP c
(−COO−L −OCOCR=CH2)nを合成し
ているため、収率のよいフタロシアニン化合物の製造方
法が得られる。
〇)()nを得て、CH2=CRCOC1によりP c
(−COO−L −OCOCR=CH2)nを合成し
ているため、収率のよいフタロシアニン化合物の製造方
法が得られる。
本発明におけるフタロシアニン化合物は、溶媒に対する
溶解性が高く、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、ジ
オキサン、ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン
等の有機溶剤に対して、きわめて良好に溶解する。
溶解性が高く、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、ジ
オキサン、ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン
等の有機溶剤に対して、きわめて良好に溶解する。
また、樹脂、例えばエポキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリウレタン等との相溶性もきわめて高
い。
ニル共重合体、ポリウレタン等との相溶性もきわめて高
い。
そして、ビニル含有基、特にアクリロイル基ないしメタ
クリロイル基を有するので、電子線、紫外線、X線等に
よって、容易に重合ないし架橋することができる。
クリロイル基を有するので、電子線、紫外線、X線等に
よって、容易に重合ないし架橋することができる。
このため、塗膜としたのち、これを重合ないし架橋して
、光記録媒体の記録膜等とすることができ、実用上、き
わめて有用である。
、光記録媒体の記録膜等とすることができ、実用上、き
わめて有用である。
■ 発明の具体的実施例
以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。
細に説明する。
実施例1
文献[H,5hirai、et al、、Makrom
ol、Chem、。
ol、Chem、。
181.575 (1980)]に従イc。
(4)フタロシアニンテトラカルボン酸を合成した。
この化合物1.0gに対し精製エチレングリコール30
−とp−トルエンスルポン酸を触媒量加え、150’c
!で24時間反応させた。 反応生成物をアセトンを用
いて沈澱させ、濾別後、DMFに再溶解し再びアセトン
に注いで濾別し乾燥して、 Pc+COOCH2CH20H)4 [中心原子;C
o(II)]1.3gを得た(収率100%)。
この化合物1.0gに対し精製エチレングリコール30
−とp−トルエンスルポン酸を触媒量加え、150’c
!で24時間反応させた。 反応生成物をアセトンを用
いて沈澱させ、濾別後、DMFに再溶解し再びアセトン
に注いで濾別し乾燥して、 Pc+COOCH2CH20H)4 [中心原子;C
o(II)]1.3gを得た(収率100%)。
この化合物0.5gと文献[H,Stempel Jr
、。
、。
et al、、J、Am、Chem、Soc、、72
、2299(1950)]により合成したアクリル酸塩
化物15m1をベンゼン溶液中、重合禁止剤ヒドロキノ
ンの存在下でs o ’cにて、2日間反応させ、P
c (−COOCH2CH20COCH=CH2)4[
中心原子;Co(II)]を得た。
、2299(1950)]により合成したアクリル酸塩
化物15m1をベンゼン溶液中、重合禁止剤ヒドロキノ
ンの存在下でs o ’cにて、2日間反応させ、P
c (−COOCH2CH20COCH=CH2)4[
中心原子;Co(II)]を得た。
その後、アセトンを展開溶媒としてカラムクロマトグラ
ムにより精製した。 これを化合物aとする。
ムにより精製した。 これを化合物aとする。
(収率65%)
実施例2
実施例1と同様にPc(−COOCH2CH20H)4
[中心原子;Co(II)]を合成し、この化合物0.
5gとアクリル酸塩化物と同様の方法により合成したメ
タクリル酸塩化物15m1をベンゼン溶液中、重合禁止
剤ヒドロキノンの存在下で60°Cにて2日間反応させ
、Pc[中心原子;Co(II)]を得た。
[中心原子;Co(II)]を合成し、この化合物0.
5gとアクリル酸塩化物と同様の方法により合成したメ
タクリル酸塩化物15m1をベンゼン溶液中、重合禁止
剤ヒドロキノンの存在下で60°Cにて2日間反応させ
、Pc[中心原子;Co(II)]を得た。
その後、アセトンを展開溶媒としてカラムクロマトグラ
ムにより精製した。 これを化合物すとする。
ムにより精製した。 これを化合物すとする。
(収率97%)
実施例3
実施例1と同様にFe(m)フタロシアニンテトラカル
ボン酸を合成した。 この化合物1.0gを塩化チオニ
ルを用いて酸塩化物とし、脱水エチレングリコール30
m$1とともに200℃で反応を行った。 反応溶液か
らエチレングリコールを蒸留により除いたものにアセト
ンを注ぎ、濾別後乾燥し、Pc(−Co。
ボン酸を合成した。 この化合物1.0gを塩化チオニ
ルを用いて酸塩化物とし、脱水エチレングリコール30
m$1とともに200℃で反応を行った。 反応溶液か
らエチレングリコールを蒸留により除いたものにアセト
ンを注ぎ、濾別後乾燥し、Pc(−Co。
CH2CH20H)4 [中心原子;Fe(■)]を
得た。
得た。
(収率80%)
この化合物0.5gと実施例1と同様の方法により合成
したアクリル酸塩化物15mJ1をベンゼン溶液中、重
合禁止剤ヒドロキノンの存在下で60°Cにて2日間反
応させPc(−Co。
したアクリル酸塩化物15mJ1をベンゼン溶液中、重
合禁止剤ヒドロキノンの存在下で60°Cにて2日間反
応させPc(−Co。
CH2CH20COCH=CH2)4 [中心金属F
e(m)]を得、実施例1と同様に精製した。 これを
化合物Cとする。
e(m)]を得、実施例1と同様に精製した。 これを
化合物Cとする。
(収率56%)
実施例4
実施例3と同様ニP c (−COOCH2CH20H
)4[中心原子;Fe(III)]を合成し、この化合
物0.5gと実施例2で用いたメタクリル酸塩化物15
mMをベンゼン溶液中、重合禁止剤ヒドロキノンの存在
下で60℃にて2日間反応させ、 C)(2)4[中心原子;Fe(In)]を得た。
)4[中心原子;Fe(III)]を合成し、この化合
物0.5gと実施例2で用いたメタクリル酸塩化物15
mMをベンゼン溶液中、重合禁止剤ヒドロキノンの存在
下で60℃にて2日間反応させ、 C)(2)4[中心原子;Fe(In)]を得た。
精製は実施例1と同様に行った。
これを化合物dとする。
(収率62%)
実施例5
実施例3と同様にPc(−COOCH2CH20H)4
[中心原子;Cu(II)]を合成し、これとアクリル
酸塩化物からP c+cO0CH2CH20COCH=
CH2)4 [中心原子:Cu(II)]を得た。
これを化合物eとする。
[中心原子;Cu(II)]を合成し、これとアクリル
酸塩化物からP c+cO0CH2CH20COCH=
CH2)4 [中心原子:Cu(II)]を得た。
これを化合物eとする。
(収率53%)
実施例6
実施例5においてメタクリル酸塩化物を用いる以外は同
様にしてP C+COOCH2CH20COC=CH2
)4 CH3 [中心原子;Cu(II)]を得た。 これを化合物f
とする。
様にしてP C+COOCH2CH20COC=CH2
)4 CH3 [中心原子;Cu(II)]を得た。 これを化合物f
とする。
(収率85%)
実施例7
実施例3と同様にP c+COOCH2CH20H)a
[中心原子;N1(II)]を合成し、これとアクリル
酸塩化物からP c +CO0CH2CH20COCH
=CH2)4 [中心原子;N1(II)]を得た。
[中心原子;N1(II)]を合成し、これとアクリル
酸塩化物からP c +CO0CH2CH20COCH
=CH2)4 [中心原子;N1(II)]を得た。
これを化合物gとする。
(収率39%)
実施例8
実施例7において、メタクリル酸塩化物を用いる以外は
同様にしてP c (−COOCH2[中心原子;N1
(II)]を得た。 これを化合物りとする。
同様にしてP c (−COOCH2[中心原子;N1
(II)]を得た。 これを化合物りとする。
(収率90%)
実施911〜8で合成した本発明におけるフタロシアニ
ン化合物について収率、熱分解温度、赤外吸収スペクト
ル(IR)の結果を表1に示す。
ン化合物について収率、熱分解温度、赤外吸収スペクト
ル(IR)の結果を表1に示す。
また、比較として特願昭59−39997号に記載の方
法によって得たものについての収率を示す。
法によって得たものについての収率を示す。
表1より、本発明の製造方法を用いると収率が格段と向
上することがわかる。
上することがわかる。
実験例
実施例1.2で合成した化合物a、bを用いて、窒素気
流ないし雰囲気中で、4−ビニルピリミジン(4−VP
)および2−ヒドロキシエチルメタクリレート(2−H
EMA)とアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を
開始剤として溶液重合を行い1重合体を得た。
流ないし雰囲気中で、4−ビニルピリミジン(4−VP
)および2−ヒドロキシエチルメタクリレート(2−H
EMA)とアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を
開始剤として溶液重合を行い1重合体を得た。
実験条件、収率等について表2に示す。
なお、フタロシアニンのモル比は金属の原子吸光法によ
った。
った。
表2の結果から、本発明によってえられるビニル基含有
フタロシアニンは、ビニルモノマーと付加重合して、フ
タロシアニンを主鎖中に有するポリマーがえられること
がわかる。
フタロシアニンは、ビニルモノマーと付加重合して、フ
タロシアニンを主鎖中に有するポリマーがえられること
がわかる。
出 願 人 ティーディーケイ株式会社同
白 井 江 万代 理 人 弁理
士 石 井 陽 −手続ネ甫正書(自発) 昭和61年 9月 3日 特許庁長官 黒 10 明 雄 殿昭和60年特許
願第193381号 2、発明の名称 フタロシアニン化合物の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区日本橋−丁目13番1号名
称 (306) ティーディーケイ株式会社代表者
大 歳 寛 住 所 長野県小県郡丸子町長瀬2−496氏 名
白井江芳 4、代理人 〒101 住 所 東京都千代田区岩本町3丁目2番2号千代
田岩本ビル 4階 ff1864−4498 Fax、864−6280
氏 名 (8286) 弁理士 石 井 陽
−6、補正の内容 (1)明細書第20頁5〜6行目の「4−ビニルピリミ
ジン」を「4−ビニルピリジン」と補正する。
白 井 江 万代 理 人 弁理
士 石 井 陽 −手続ネ甫正書(自発) 昭和61年 9月 3日 特許庁長官 黒 10 明 雄 殿昭和60年特許
願第193381号 2、発明の名称 フタロシアニン化合物の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区日本橋−丁目13番1号名
称 (306) ティーディーケイ株式会社代表者
大 歳 寛 住 所 長野県小県郡丸子町長瀬2−496氏 名
白井江芳 4、代理人 〒101 住 所 東京都千代田区岩本町3丁目2番2号千代
田岩本ビル 4階 ff1864−4498 Fax、864−6280
氏 名 (8286) 弁理士 石 井 陽
−6、補正の内容 (1)明細書第20頁5〜6行目の「4−ビニルピリミ
ジン」を「4−ビニルピリジン」と補正する。
Claims (2)
- (1)Pc−(COOH)_nまたはPc−(COCl
)_nにHO−L−OHを反応させて、Pc−(COO
−L−OH)_nを得、この化合物をCH_2=CRC
OClと反応させてPc−(COO−L−OCOCR=
CH_2)_nを得ることを特徴とするフタロシアニン
化合物の製造方法。 (ただし、Pcはフタロシアニン残基を表わし、Lは低
級アルキレン基を表わし、Rは水素または低級アルキル
基を表わし、nは1以上の整数である。) - (2)Pc−(COO−L−OH)_nとCH_2=C
RCOClの反応を重合禁止剤の存在下で行う特許請求
の範囲第1項に記載のフタロシアニン化合物の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19338185A JPH0643428B2 (ja) | 1985-08-31 | 1985-08-31 | フタロシアニン化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19338185A JPH0643428B2 (ja) | 1985-08-31 | 1985-08-31 | フタロシアニン化合物の製造方法 |
Publications (2)
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JPS6253990A true JPS6253990A (ja) | 1987-03-09 |
JPH0643428B2 JPH0643428B2 (ja) | 1994-06-08 |
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ID=16306976
Family Applications (1)
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JP19338185A Expired - Fee Related JPH0643428B2 (ja) | 1985-08-31 | 1985-08-31 | フタロシアニン化合物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0643428B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6456678A (en) * | 1987-08-26 | 1989-03-03 | Dainippon Ink & Chemicals | Novel phthalocyanine compound |
DE4437762A1 (de) * | 1993-10-22 | 1995-04-27 | Hirofusa Shirai | Naphthalocyaninverbindungen, Naphthalocyaninpolymere und Verfahren zu ihrer Herstellung |
US5516900A (en) * | 1993-09-14 | 1996-05-14 | Hirofusa Shirai | Phthalocyanine compounds containing either a polymerizable vinyl group, a nitro group, or an amino group |
-
1985
- 1985-08-31 JP JP19338185A patent/JPH0643428B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6456678A (en) * | 1987-08-26 | 1989-03-03 | Dainippon Ink & Chemicals | Novel phthalocyanine compound |
US5516900A (en) * | 1993-09-14 | 1996-05-14 | Hirofusa Shirai | Phthalocyanine compounds containing either a polymerizable vinyl group, a nitro group, or an amino group |
DE4437762A1 (de) * | 1993-10-22 | 1995-04-27 | Hirofusa Shirai | Naphthalocyaninverbindungen, Naphthalocyaninpolymere und Verfahren zu ihrer Herstellung |
US5633370A (en) * | 1993-10-22 | 1997-05-27 | Hirofusa Shirai | Naphthalocyanine compounds, naphthalocyanine polymers and method for making |
DE4437762B4 (de) * | 1993-10-22 | 2005-04-28 | Hirofusa Shirai | Vinylhaltige Naphthalocyaninverbindungen |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0643428B2 (ja) | 1994-06-08 |
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