JPS624640Y2 - - Google Patents
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- JPS624640Y2 JPS624640Y2 JP1982050652U JP5065282U JPS624640Y2 JP S624640 Y2 JPS624640 Y2 JP S624640Y2 JP 1982050652 U JP1982050652 U JP 1982050652U JP 5065282 U JP5065282 U JP 5065282U JP S624640 Y2 JPS624640 Y2 JP S624640Y2
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- cartridge
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- resin
- curing agent
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Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ボルト固着用パトローネに関する
ものである。
ものである。
従来、粘性液体樹脂と充填剤の混合物と該粘性
液体樹脂の硬化剤とを別々に同一容器内に収容し
たボルト固着用パトローネを、コンクリート、岩
盤その他の母材に設けられた穿孔内に挿入し、次
いでアンカーボルトをその中に挿入しアンカーボ
ルトの回転によりパトローネを破壊し内容物を撹
拌混合して粘性液体樹脂と硬化剤との硬化反応に
よりアンカーボルトを穿孔内に固着する方法は一
般に公知である。
液体樹脂の硬化剤とを別々に同一容器内に収容し
たボルト固着用パトローネを、コンクリート、岩
盤その他の母材に設けられた穿孔内に挿入し、次
いでアンカーボルトをその中に挿入しアンカーボ
ルトの回転によりパトローネを破壊し内容物を撹
拌混合して粘性液体樹脂と硬化剤との硬化反応に
よりアンカーボルトを穿孔内に固着する方法は一
般に公知である。
このようなアンカーボルト固着用パトローネと
しては、例えば合成樹脂薄膜チユーブ内に粘性液
体樹脂と充填剤の混合物を収容し、更に粉末状の
硬化剤を封入したガラス管を収容したもの知られ
ている。この場合硬化剤を収容したガラス管は取
扱い時に誤つて床上に落した場合は容易に破壊さ
れ使用出来なくなる問題があつた。更にはこのよ
うなボルト固着用パトローネの取扱い時に硬化剤
を収容したガラス管が折れた場合、ガラス管の破
断部分が合成樹脂薄膜チユーブを突き破り、ひい
てはガラス管の破断部分により負傷する等の問題
があつた。また他の例としてこれらの欠点を改良
するため合成樹脂薄膜チユーブの中に過酸化物例
えば過酸化ベンゾイルと稀釈剤と結合剤を圧縮成
形し、熱硬化性合成樹脂で被膜してなる硬化剤棒
と粘性液体樹脂と充填剤の混合物を収容したもの
が提案されている（実開昭56−13199号）。しかし
この種の硬化剤は圧縮成形および被膜に時間が
かゝること、更には棒状に成形されるため取扱い
時に棒状硬化剤が折れて使用できなくなる等の不
便さを生じる等の問題があつた。
しては、例えば合成樹脂薄膜チユーブ内に粘性液
体樹脂と充填剤の混合物を収容し、更に粉末状の
硬化剤を封入したガラス管を収容したもの知られ
ている。この場合硬化剤を収容したガラス管は取
扱い時に誤つて床上に落した場合は容易に破壊さ
れ使用出来なくなる問題があつた。更にはこのよ
うなボルト固着用パトローネの取扱い時に硬化剤
を収容したガラス管が折れた場合、ガラス管の破
断部分が合成樹脂薄膜チユーブを突き破り、ひい
てはガラス管の破断部分により負傷する等の問題
があつた。また他の例としてこれらの欠点を改良
するため合成樹脂薄膜チユーブの中に過酸化物例
えば過酸化ベンゾイルと稀釈剤と結合剤を圧縮成
形し、熱硬化性合成樹脂で被膜してなる硬化剤棒
と粘性液体樹脂と充填剤の混合物を収容したもの
が提案されている（実開昭56−13199号）。しかし
この種の硬化剤は圧縮成形および被膜に時間が
かゝること、更には棒状に成形されるため取扱い
時に棒状硬化剤が折れて使用できなくなる等の不
便さを生じる等の問題があつた。
本考案は従来の上記欠点を根本的に改善した全
く新規な技術に関するものであつて、落下等の衝
撃に強く、かつ製造方法も簡単なボルト固着用パ
トローネに関するものである。
く新規な技術に関するものであつて、落下等の衝
撃に強く、かつ製造方法も簡単なボルト固着用パ
トローネに関するものである。
図により本考案の一実施例を説明すると第１図
および第２図において、１は粘性液体樹脂および
充填剤を混合した混合剤であり、内部に硬化剤２
を収容し且つ両端をキヤツプ３で密封してなる熱
硬化性樹脂管、例えばフエノール樹脂を塗布した
紙または布の基材を機械的に巻きつけ整形してな
るフエノール樹脂積層管４と共に合成樹脂薄膜チ
ユーブ５に収容されている。また該合成樹脂薄膜
チユーブ５は両端をクリツプ６で係止することに
より密封されている。
および第２図において、１は粘性液体樹脂および
充填剤を混合した混合剤であり、内部に硬化剤２
を収容し且つ両端をキヤツプ３で密封してなる熱
硬化性樹脂管、例えばフエノール樹脂を塗布した
紙または布の基材を機械的に巻きつけ整形してな
るフエノール樹脂積層管４と共に合成樹脂薄膜チ
ユーブ５に収容されている。また該合成樹脂薄膜
チユーブ５は両端をクリツプ６で係止することに
より密封されている。
粘性液体樹脂と充填剤の混合物１に使用される
粘性液体樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂が
使用され、充填剤としては炭酸カルシウム、硫酸
カルシウム、ケイ酸塩等が好適である硬化剤２は
過酸化ベンゾイル等の過酸化物と炭酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム、ケイ酸塩等の稀釈剤とを均
一に混合した粉状、またはこれらに結合剤を加え
顆粒状としたものであり、さらに硬化促進剤とし
てジメチルアニリン等が使用される。
粘性液体樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂が
使用され、充填剤としては炭酸カルシウム、硫酸
カルシウム、ケイ酸塩等が好適である硬化剤２は
過酸化ベンゾイル等の過酸化物と炭酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム、ケイ酸塩等の稀釈剤とを均
一に混合した粉状、またはこれらに結合剤を加え
顆粒状としたものであり、さらに硬化促進剤とし
てジメチルアニリン等が使用される。
硬化剤２を収容するフエノール樹脂積層管４は
フエノール樹脂を塗布した紙または布の基材を、
機械的に巻きつけ整形したものからなり、可撓性
があり強度が大で硬化剤２および粘性液体樹脂と
充填剤の混合物１と非反応性である。またフエノ
ール樹脂積層管４の壁厚を0.5〜1.5ｍ／ｍとする
ことにより取扱い、あるいは運搬時等において破
損しにくく、施工時においてアンカーボルトの回
転により容易に破壊されて内容物が十分に撹拌さ
れるものである。この管４の両端部のキヤツプ３
はポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の
合成樹脂材料からなるもので、管４内への粘性液
体樹脂の浸入を防止するものであり口元部と密着
して取付けられる。パトローネの外部収容容器で
ある合成樹脂薄膜チユーブ５はナイロン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル等の薄膜チユーブが用い
られる。この合成樹脂薄膜チユーブ５の中に粘性
液体樹脂と充填剤の混合物１と、硬化剤２をフエ
ノール積層管４に充填し且つ口部をキヤツプ３で
密封したものを収容し、合成樹脂薄膜のチユーブ
５の両末端を金属クリツプ６で密閉することによ
りこの考案によるボルト固着用パトローネが得ら
れる。
フエノール樹脂を塗布した紙または布の基材を、
機械的に巻きつけ整形したものからなり、可撓性
があり強度が大で硬化剤２および粘性液体樹脂と
充填剤の混合物１と非反応性である。またフエノ
ール樹脂積層管４の壁厚を0.5〜1.5ｍ／ｍとする
ことにより取扱い、あるいは運搬時等において破
損しにくく、施工時においてアンカーボルトの回
転により容易に破壊されて内容物が十分に撹拌さ
れるものである。この管４の両端部のキヤツプ３
はポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の
合成樹脂材料からなるもので、管４内への粘性液
体樹脂の浸入を防止するものであり口元部と密着
して取付けられる。パトローネの外部収容容器で
ある合成樹脂薄膜チユーブ５はナイロン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル等の薄膜チユーブが用い
られる。この合成樹脂薄膜チユーブ５の中に粘性
液体樹脂と充填剤の混合物１と、硬化剤２をフエ
ノール積層管４に充填し且つ口部をキヤツプ３で
密封したものを収容し、合成樹脂薄膜のチユーブ
５の両末端を金属クリツプ６で密閉することによ
りこの考案によるボルト固着用パトローネが得ら
れる。
上記のように構成された本考案に係るボルト固
着用パトローネは第１図および第２図から明らか
なように硬化剤２がフエノール樹脂積層管４に収
容されているために、硬化剤２の充填等フエノー
ル樹脂積層管４の取扱い時に誤つて床上に落した
場合でも破損することはなく従来のガラス管や圧
縮成形された棒状硬化剤のように破損して使用で
きなくなる不便はまつたくない。またパトローネ
の取扱い時や輸送時に硬化剤２が折れる心配はな
くガラス管が破断した場合のように、合成樹脂薄
膜チユーブ５を突き破ることもない。さらには従
来のガラス管の場合のように破断面により負傷す
ることはなく安全に取扱うことが出来る。そして
施工時においては、フエノール樹脂積層管４はボ
ルトの回転により容易に破壊され硬質の小片とな
るので骨材としても有効に利用でき、硬質の小片
の作用によりボルトによる粘性液体樹脂と硬化剤
２の撹拌混合効果を高めさらに合成樹脂薄膜チユ
ーブ５を裁断することから粘性液体樹脂とコンク
リート、岩盤等の母材との固着強度を高める効果
とを併せて有している。
着用パトローネは第１図および第２図から明らか
なように硬化剤２がフエノール樹脂積層管４に収
容されているために、硬化剤２の充填等フエノー
ル樹脂積層管４の取扱い時に誤つて床上に落した
場合でも破損することはなく従来のガラス管や圧
縮成形された棒状硬化剤のように破損して使用で
きなくなる不便はまつたくない。またパトローネ
の取扱い時や輸送時に硬化剤２が折れる心配はな
くガラス管が破断した場合のように、合成樹脂薄
膜チユーブ５を突き破ることもない。さらには従
来のガラス管の場合のように破断面により負傷す
ることはなく安全に取扱うことが出来る。そして
施工時においては、フエノール樹脂積層管４はボ
ルトの回転により容易に破壊され硬質の小片とな
るので骨材としても有効に利用でき、硬質の小片
の作用によりボルトによる粘性液体樹脂と硬化剤
２の撹拌混合効果を高めさらに合成樹脂薄膜チユ
ーブ５を裁断することから粘性液体樹脂とコンク
リート、岩盤等の母材との固着強度を高める効果
とを併せて有している。
このように本考案によるボルト固着用パトロー
ネは硬化剤がフエノール樹脂積層管に充填され、
キヤツプで密封されるだけでよく、圧縮成形され
かつ熱硬化性樹脂で被膜された従来の棒状硬化剤
に比較し、製造方法が簡単であり、連続的にかつ
大量に生産ができる等の利点を有するものであ
る。
ネは硬化剤がフエノール樹脂積層管に充填され、
キヤツプで密封されるだけでよく、圧縮成形され
かつ熱硬化性樹脂で被膜された従来の棒状硬化剤
に比較し、製造方法が簡単であり、連続的にかつ
大量に生産ができる等の利点を有するものであ
る。
第１図はこの考案によるボルト固着用パトロー
ネの一実施例を示す一部切欠断面図、第２図は第
１図のＡ−Ａ横断平面図である。 １は混合剤、２は硬化剤、３はキヤツプ、４は
フエノール樹脂積層管、５は合成樹脂薄膜チユー
ブ、６はクリツプである。
ネの一実施例を示す一部切欠断面図、第２図は第
１図のＡ−Ａ横断平面図である。 １は混合剤、２は硬化剤、３はキヤツプ、４は
フエノール樹脂積層管、５は合成樹脂薄膜チユー
ブ、６はクリツプである。
Claims (1)
- 粘性液体樹脂と充填剤の混合物と該粘性液体樹
脂の硬化剤を隔離して同一容器内に収容してなる
ボルト固着用パトローネに於いて、粘性液体樹脂
と充填剤の混合物が合成樹脂薄膜チユーブに収容
され、かつ該硬化剤がフエノール樹脂を塗布した
紙または布の基材を機械的に巻きつけ整形してな
るフエノール樹脂積層管に収容されてなることを
特徴とするボルト固着用パトローネ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5065282U JPS58153299U (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | ボルト固着用パトロ−ネ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5065282U JPS58153299U (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | ボルト固着用パトロ−ネ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58153299U JPS58153299U (ja) | 1983-10-13 |
| JPS624640Y2 true JPS624640Y2 (ja) | 1987-02-02 |
Family
ID=30061436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5065282U Granted JPS58153299U (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | ボルト固着用パトロ−ネ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58153299U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58129999U (ja) * | 1982-02-27 | 1983-09-02 | 日本化薬株式会社 | ロツクボルト用レジンカプセル |
-
1982
- 1982-04-09 JP JP5065282U patent/JPS58153299U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58153299U (ja) | 1983-10-13 |
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