JPH0414220B2 - - Google Patents

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JPH0414220B2
JPH0414220B2 JP61075920A JP7592086A JPH0414220B2 JP H0414220 B2 JPH0414220 B2 JP H0414220B2 JP 61075920 A JP61075920 A JP 61075920A JP 7592086 A JP7592086 A JP 7592086A JP H0414220 B2 JPH0414220 B2 JP H0414220B2
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JP
Japan
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insertion hole
anchor member
heat
synthetic resin
anchor
Prior art date
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JP61075920A
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English (en)
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JPS62233351A (ja
Inventor
Fujio Hashimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は建築材を母材に取り付ける際に用いら
れるアンカ、特に合成樹脂材の硬化作用により固
着される、いわゆる樹脂アンカの施工方法および
そのための耐熱部材に関するものである。
[従来技術と問題点] 従来、コンクリート、岩盤などの母材に種々の
建築材を取り付ける際に、施工が迅速、且つ容易
で母材ならびに取付位置を選ばず、均一で安定し
た固着力が得られ、また耐震性、耐久性に優れて
いるなどの理由から彫込アンカに代つて樹脂アン
カが多用されている。
しかしながら、樹脂アンカの多くはポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂などの合成樹脂を用いてい
るため、また殊に樹脂アンカでは合成樹脂の固着
力を有効に発揮させるために施工の際に母材に形
成するボルト挿通孔の孔径をアンカボルトの外径
よりも大きくすることを要する。従つて、施工後
にアンカボルトの外周面とアンカボルト挿入孔の
孔縁との〓間に位置する合成樹脂が母材の内部で
は熱が母材に拡散するため耐熱性が大きいが、表
面近く、殊に前記合成樹脂が露出した部分などで
は耐熱性が劣り、火災などの場合を考慮すると、
耐熱性を必要とする個所には従来の彫込アンカの
代りに樹脂アンカを使用することが適当でないと
いう問題がある。
[発明の目的] 本発明はこのような問題を解決して耐熱性を必
要とする個所での樹脂アンカの使用を可能にする
アンカの施工方法およびそのための耐熱部材を提
供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明におけるアンカの施工方法は、母材に形
成された挿入孔にアンカ部材を挿入して合成樹脂
の硬化作用により固定する際に、耐熱材よりなる
とともに先部外径が前記アンカ部材の挿入孔の内
径にほぼ等しく基部外径が前記挿入孔の内径より
も大径に形成され、且つ中心にアンカ部材の挿通
孔が貫通形成されている耐熱部材を、前記挿通孔
アンカ部材に挿通して前記先部を前記アンカ部材
と挿入孔との〓間に嵌挿してその先端面を前記挿
入孔に充填された硬化前の合成樹脂に接触させ、
前記〓間に露出している合成樹脂を被覆、密封す
ることを特徴とし、また、そのための耐熱部材
は、耐熱材よりなるとともに先部外径が母材に形
成されるアンカ部材の挿入孔にほぼ等しく基部外
径が前記挿入孔よりも大径に形成されており、且
つ中心にはアンカ部材の挿通孔が貫通形成されて
いることを特徴とする。
[実施例] 以下に本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図ないし第5図は本発明であるアンカ施工
方法の一実施例を示すものであり、まず、第1図
に示すようにコンクリート、岩盤などの母材1の
アンカ取り付け位置に従来の樹脂アンカの施工方
法と同様にドリルなどの穿孔具を用いてアンカ部
材の挿入孔2を形成し、この挿入孔2内に、筒状
のガラス容器3aの内部にポリエステルなどの合
成樹脂4および骨材3b、さらに前記合成樹脂4
の硬化剤を密封したガラス管3cを充填して口部
にキヤツプ3dを施してなる樹脂カプセル3を挿
入する。
尚、前記挿入孔2の孔径は、孔壁と固着される
アンカ部材の外周面との間に適量の合成樹脂を介
在させることを要し、通常は固着されるアンカ部
材の直径よりも10〜20%程度大きめに形成され
る。また、発泡性耐熱ボンド等(図示せず)を前
記キヤツプ3dの上に充填しておくと更に耐熱効
果が増す。
そして、第2図に示すようにアンカ部材5をハ
ンマドリル6などに取り付けて回転させ、前記樹
脂カプセル3を挿入孔2内で破壊して内容物を混
合し、次いで、ハンマドリル6を取外して第3図
に示す状態とし、合成樹脂4が硬化する前に、第
6図に示すように、コンクリート、セラミツク
ス、或いは耐熱鋼材などの耐熱材よりなり、先部
14の外径が挿入孔2の内径にほぼ等しく、基部
13の外径が挿入孔2の内径よりも大径に形成さ
れており、且つ中心にアンカ部材5の挿通孔10
が貫通、形成されているほぼ逆円錐台形の耐熱部
材9を図4に示すようにその挿通孔10を挿入孔
2に挿入されているアンカ部材5に上方から挿通
し、例えば下方へと先端面に開口する穴11を有
する強化合成樹脂などにより形成された打設棒1
2を用いて耐熱部材9を挿入孔2とアンカ部材5
の外周面5aとにより形成される〓間7に打ち込
み、嵌挿させる。
このとき耐熱部材9はその先端面が挿入孔2内
に充填された合成樹脂4に接触させることで確実
に両者が固着されて抜け落ちを防止することがで
きるものであり、耐熱部材9の嵌挿部分の長さと
合成樹脂4の表面の高さ、すなわち充填量を予め
調整しておくとよい。
本実施例によれば、挿入孔2とアンカ部材5の
外周面5aとにより形成される〓間7に嵌挿させ
れた耐熱部材9は先部14の外径が挿入孔2の内
径にほぼ等しく、基部13の外径が挿入孔2の内
径よりも大径に形成されており、前記〓間7に嵌
挿されるとともに大径の基部13で母材1の表面
1aの挿入孔2の周囲を確実に覆うため〓間7に
露出していた合成樹脂4aが〓間なく完全に被
覆、密封される。
従つて、母材1の表面1aの雰囲気の摂氏数百
度になつたとしても前記表面1a近くに存在する
合成樹脂4aは劣化することがなく、従来の樹脂
アンカの如くアンカ部材5の固着強度が著しく弱
まることがない。
尚、前記挿入孔2に嵌挿される耐熱部材9はそ
の下面が挿入孔2内に充填されている合成樹脂4
に接触、固定される場合には抜け落ちる心配もな
い。また、前記耐熱部材9の中心に貫通、形成さ
れた挿通孔10は本実施例の如く挿通されるアン
カ部材5が外周面5aに螺条が形成されたボルト
状である場合には挿通孔10にその螺条に嵌合す
る溝条が形成されている場合がより耐熱効果を発
揮し、また、アンカ部材5が鉄筋である場合には
その外周面に形成される突条に螺合する溝条が形
成されている場合が望ましい(図示せず)。
第7図は耐熱部材9の他の実施例を示すもの
で、この実施例では、挿通孔2の内径に等しい外
径を有する円柱状の本体16の基部13に前記第
1図に示す母材1に形成された挿入孔2の内径よ
りも大きな直径を有する鍔15が形成されてお
り、形成材料、使用方法およびその作用、効果は
前記第6図に示した実施例とほぼ同様であるが、
挿通孔2に嵌挿される本体16の外側面が基端へ
向けて拡開した斜面を有していないため、施工の
際に前記実施例で使用した打設棒12などを必要
とせず、施工が容易である。
[発明の効果] 本発明であるアンカ施工方法は、母材に形成さ
れた挿入孔にアンカ部材を挿入して合成樹脂の硬
化作用により固定する際に、母材の表面に突出し
ているアンカ部材の外周面と挿入孔の孔縁との〓
間に耐熱部材を嵌挿して、前記〓間に露出してい
た合成樹脂を被覆、密封する構成であり、母材の
表面付近における樹脂アンカの耐熱性を向上させ
ることができ耐熱性を必要とする個所での樹脂ア
ンカの使用を可能にする。殊に、耐熱部材をアン
カ部材の外周面と挿入孔の孔縁との〓間に嵌挿さ
せるため、単に〓間を耐熱部材で覆つた場合に比
べて耐熱効果がきわめて大きい。また、その施工
方法も従来に比べて困難性を有していない。
もう一つの発明であるアンカ施工方法のための
耐熱部材は、耐熱材よりなるとともに先部外径が
アンカ部材の挿入孔にほぼ等しく基部外径が母材
に形成されるアンカ部材の挿入孔よりも大径に形
成されており、且つ中心にアンカ部材の挿通孔が
貫通、形成されている構成であり、施工の際に母
材に形成したアンカ部材の挿入孔に嵌挿するだけ
でよく、作業が簡単であり、さらに挿通孔内に充
填されている合成樹脂の母材表面に露出している
部分を〓間なく被覆、密封し、母材表面が高熱に
なつても合成樹脂への熱を遮断し、耐熱性を必要
とする個所への使用を可能とする。また、挿入孔
内に差込み嵌挿させた先部を挿入孔内に充填され
た合成樹脂の固化により互いに固着し、速かに取
り付けることができるとともに天井部などに容易
に使用でき、落下するなどの危険もない。更にま
た、先部を母材に形成したアンカ部材の挿入孔に
嵌挿してアンカ部材と挿入孔との〓間を塞ぐもの
であり、例えば岩盤のように表面に粗い凹凸が形
成されている母材にもそのまま使用することがで
きるものである。勿論、構成が複雑でなく生産
性、経済性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図ならびに第5
図は本発明であるアンカ施工方法の一実施例を示
す説明図、第6図ならびに第7図は本発明である
アンカ施工方法のための耐熱部材の実施例を示す
斜視図である。 1……母材、1a……表面、2……挿入孔、4
……合成樹脂、5……アンカ部材、5a……外周
面、7……〓間、9……耐熱部材、10……挿通
孔、13……基部。14……先部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 母材に形成された挿入孔にアンカ部材を挿入
    して合成樹脂の硬化作用により固定する際に、耐
    熱材よりなるとともに先部外径が前記アンカ部材
    の挿入孔の内径にほぼ等しく基部外径が前記挿入
    孔の内径よりも大径に形成され、且つ中心にアン
    カ部材の挿通孔が貫通形成されている耐熱部材
    を、前記挿通孔をアンカ部材に挿通して前記先部
    を前記アンカ部材と挿入孔との〓間に嵌挿してそ
    の先端面を前記挿入孔に充填された硬化前の合成
    樹脂に接触させ、前記〓間に露出している合成樹
    脂を被覆、密封することを特徴とする施工方法。 2 耐熱材よりなるとともに先部外径が母材に形
    成されるアンカ部材の挿入孔にほぼ等しく基部外
    径が前記挿入孔よりも大径に形成されており、且
    つ中心にはアンカ部材の挿通孔が貫通形成されて
    いることを特徴とする耐熱部材。
JP7592086A 1986-04-02 1986-04-02 アンカ施工方法およびそのための耐熱部材 Granted JPS62233351A (ja)

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JP7592086A JPS62233351A (ja) 1986-04-02 1986-04-02 アンカ施工方法およびそのための耐熱部材

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JP14272089A Division JPH0230833A (ja) 1989-06-05 1989-06-05 樹脂アンカー用耐熱部材

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JPS62233351A JPS62233351A (ja) 1987-10-13
JPH0414220B2 true JPH0414220B2 (ja) 1992-03-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2581294Y2 (ja) * 1990-06-04 1998-09-21 日本ドライブイット株式会社 埋込みボルトの保持及び接着剤シールキャップ
JP5050983B2 (ja) * 2008-04-24 2012-10-17 積水ハウス株式会社 接着系あと施工アンカーボルトの施工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929044U (ja) * 1982-08-12 1984-02-23 松下電器産業株式会社 半導体部品の取付装置

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