JPS6244406A - セラミツクグリ−ンシ−トの矯正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はセラミック製造法におけるドクターブレード
法により得られたセラミックグリーンシート（以下グリ
ーンシートと言う）の厚さを矯正する方法に関するもの
である。

〔従来の技術〕

従来のグリーンシート厚の調整は、グリーンシート成形
条件（ドクターギャップ、粘度、濃度、温度等）の設定
により行われており、グリーンシートになったものの厚
み調整は行われていない。

〔発゛明が解決しようとする問題点〕

それ故グリーンシート厚の精度を上げるために、グリー
ンシート成形条件の調整には多大の留意が払われている
が、寸法精度を向上するのは困難であった。一方、需要
側の要求より多段階の板厚のグリーンシートが必要であ
り、品種ごとに材料留保の傾向にあるという問題点があ
った。

この発明、は上記従来の問題点を解消するためのもので
、厚いグリーンシートをロールにて加工矯正し、目標と
するグリーンシートの厚みおよび面粗さに矯正できるセ
ラミックグリーンシートの矯正方法を提供することを目
的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るセラミックグリーンシートの規正方法は
、間隙調整機構を有する円周速度の等しい２個の等速ロ
ール間にグリーンシートを通過させ、グリーンシート厚
および面粗さを矯正する方法である。

〔作　用〕

この発明のセラミックグリーンシートの矯正方法におい
ては、２本の等速ロール間をグリーンシートを直接また
は表裏に離剥シートを重ねて通過させ、グリーンシート
の厚みおよび面粗さを矯正し、これにより適当な厚みお
よび面粗さを有するグリーンシートを容易に得ることが
できる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例によるセラミックグリーン
シートの矯正方法を示す斜視図であり、図において、（
１）、（２）は円周速度の等しい等速ロール、（３）は
ギア、（４）は駆動源（モータなど）、　（５）は間隙
調整機構、（６）はグリーンシート、（７）は離剥シー
トを示す。

セラミックグリーンシートの矯正方法は、等速ロール（
１）　、　（２）間の間隙をあらかじめ間隙調整機構（
５）により目的に合せて調整しておき、面側に離剥シー
ト（７）を重ねたグリーンシート（６）を等速ロール（
１）、（２）間に投入し圧延する。これによりグリーン
シート（６）を容易に目的、とする厚さに矯正すること
ができる。この場合グリーンシート（６）面は等速ロー
ル（１）、（２）面の転写となるため、等速ロール（１
）、（２）面の仕上を密にしておけば、矯正前のグリー
ンシート（６）より良好な面を有するグリーンシート（
６）を得ることができる。またグリーンシート（６）表
裏面に離剥シート（７）を重ねると、グリーンシート（
６）と等速ロール（１）、（２）の離剥効果が改善され
、離剥が容易となる。第２図（Ａ）は矯正前、（Ｂ）は
矯正後のグリーンシートの面粗さを示し、矯正により良
好なグリーンシート面が得られることがわかる。

ところで上記説明はドクターブレード法によるセラミッ
クグリーンシートの矯正について述べたが、その他のグ
リーンシートについても適用できることは言うまでもな
い。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したとおり１等速ロール間をグリー
ンシートを通過させるという簡単な方法により、適当な
厚さかつ面粗さを持つグリーンシートを容易に得ること
ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第２図（Ａ
）は矯正前、（Ｂ）は矯正後のグリーンシートの面粗さ
を示す線図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、（１）
、　（２）は等速ロール、（３）はギア、（４）は駆動
う厘、（５）は間隙調整機構、（６）はグリーンシート
、（７）は離剥シートである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）間隙調整機構を有する円周速度の等しい２個の等
   速ロール間にグリーンシートを通過させ、グリーンシー
   ト厚および面粗さを矯正することを特徴とするセラミッ
   クグリーンシートの矯正方法。
2. （２）グリーンシートを直接または離剥シートを重ねて
   通過させる特許請求の範囲第１項記載のセラミックグリ
   ーンシートの矯正方法。