JPS6243734Y2 - - Google Patents

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JPS6243734Y2
JPS6243734Y2 JP20175282U JP20175282U JPS6243734Y2 JP S6243734 Y2 JPS6243734 Y2 JP S6243734Y2 JP 20175282 U JP20175282 U JP 20175282U JP 20175282 U JP20175282 U JP 20175282U JP S6243734 Y2 JPS6243734 Y2 JP S6243734Y2
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JP
Japan
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clutch
motor
cam
fixed cam
shaft
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JP20175282U
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English (en)
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JPS59105375U (ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクラツチ式締付工具のクラツチの構造
に関するものである。
従来より多くのクラツチ式締付工具が市販され
ているがそれらは 1所定の締付トルクに達するとクラツチが離脱
するがモートルは回転を続けクラツチの係合離脱
を繰返す、2所定の締付トルクに達するとクラツ
チが離脱すると供にモートルへの電力供給をシヤ
断するがモートルは慣性で回転し、しばらくの間
クラツチの係合離脱を繰返す、3所定の締付トル
クに達するとクラツチが離脱しモートルへの電力
供給をシヤ断するがモートルは慣性で回転を続け
るから上記クラツチ以外にモートルの動力伝達を
シヤ断する装置を具備する。等である。しかし上
記1,2の締付工具はクラツチが係合離脱を繰返
す時そのインパクトにより締結物(例えばネジ)
の締付力が増加し、正確なトルク管理ができな
い。3はクラツチ以外にモートルの動力シヤ断装
置が必要であり構造が複雑になる等の欠点を有し
ていた。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、簡便かつ確実な締付トルクの制御ができ
る。クラツチ式締付工具を提供することにある。
本考案は噛合いクラツチの離脱後、再係合する
までの間にモートルの回転を停止させればモート
ルの慣性による締付トルク増加分を除去できるこ
とに着目し、モートルの制動特性と噛合いクラツ
チの爪の構造を工夫したものである。
本考案の一実施例を第1図乃至第4図に示す。
第1図乃至第3図において1はモートル、2は
遊星歯車機構の減速装置である。3は固定カムで
あり遊星歯車機構2のセカンドアイドルギヤ2a
を支持している。固定カム3には中心線上に回転
半径の異なる噛合い爪3a及び3bが設けられて
いる。4はシヤフトであり、一端にはドライバビ
ツト5を保持するソケツト6をピンク、止メネジ
8により接続支承し、他の一端には回転板9と2
個の鋼球10より成る可動カム11が鋼球12に
より軸方向に摺動自在にかつ一体回転するよう取
りつけられている。鋼球10は回転板9の中心線
上に回転半径を異にして埋込まれており、締付力
調整用のスプリング13の押圧力によりスリーブ
14、ロツド15を介し前記固定カム3に圧着さ
れ噛合されている。16は上記の各部品を収納す
るギヤカバである。17はリミツトスイツチで、
ギヤカバ16に固定されており、可動カム11の
変位に対応し、スリーブ14により入、切の切換
が行なわれる。
第4図により電気回路の構成を説明する。20
は直流電源、21はモートル1を起動する操作ス
イツチ、22はモートル1の回転方向を切換える
正逆切換スイツチを示す。23はNPNトランジ
スタであり操作スイツチ21を投入すると抵抗2
4によりベースが附勢されているため導通状態と
なりモートル1へ電力を供給する。25はサイリ
スタでリミツトスイツチ17が投入されると抵抗
26を介しゲートが附熱され導通状態となり
NPNトランジスタ27のベースを抵抗28,2
9を介し附勢しNPNトランジスタ27を導通状
態にすると共にサイリスタ30のゲートを附勢し
サイリスタ30を転孤させる。
NPNトランジスタ27が導通状態になると
NPNトランジスタ23のベースエミツタ間が短
絡され、NPNトランジスタ23はシヤ断状態と
なりモートル1への電力供給が停止する。一方サ
イリスタ30は転孤してモートル1を抵抗31を
介し短絡するためモートル1に発電制動がかか
る。
次に締付作業時の各部の動作について説明す
る。第1図においてモートル1の回転力は遊星歯
車機構2により減速され、固定カム3の噛合い爪
3a,3bと可動カム11の2個の鋼球10の噛
合により回転板9、シヤフト4、ソケツト6を介
しドライバビツト5に伝達されネジ等(図示せ
ず)を締付ける。ネジの締付けが進み、スプリン
グ13の押圧力や噛合い爪3a,3bの角度と回
転半径及び摩擦角によつて決定される所定の締付
トルクに達すると鋼球10は噛合い爪3a,3b
により押し出され噛合いクラツチが離脱状態とな
りモートル1の回転力伝達がシヤ断される。一方
スリーブ14もロツド15を介しスプリング13
側に押し出されるからリミツトスイツチ17が作
動しサイリスタ25を転孤しモートル1への電力
供給をシヤ断し、発電制動によりモートル1を停
止させネジ等の締付が終了する。この状態は操作
スイツチ21をシヤ断するまで保持される。(第
4図参照)ここで固定カム3の噛合爪3aと3
b、同じく可動カム11の2個の鋼球10は、回
転半径が異なるため、離脱後固定カム3が約1回
転(360゜)回転するまで再係合することがな
い。モートル1の制動時間すなわち噛合い離脱後
の固定カム3の回転角はモートル1の慣性モーメ
ント、減速装置の減速比及び発電制動回路の抵抗
値で決定されるからモートルの制動能力に応じ固
定カムが1回転以内に停止するよう抵抗31を選
択すればクラツチ離脱後再係合することなくネジ
締付を行うことができる。
第5図に示すごとく、クラツチ離脱時におい
て、可動カム11の2個の鋼球10の回転半径を
それぞれR1、R2(R1>R2)、固定カムの爪3a,
3bの角度をα、βとすれば、可動カム11と固
定カムの相対的な回転角θに対し軸方向の変位X
の値はそれぞれ X=R1・θtanα,R2・θ・tanβとなるから
R1tanα=R2tanβとなるように固定カムの爪3
a,3bの角度及び鋼球10の回転半径を決定す
れば二対の噛合い部のバランスが保たれ、可動カ
ム11の軸方向の摺動が滑らかになり締付トルク
制御の繰返し精度が向上する。
以上のように本考案によれば、噛合いクラツチ
離脱後再度クラツチが係合する前にモートルの回
転を停止することができるので、確実に締付トル
クを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になるクラツチ式締付工具の一
実施例を示す工具の要部でその縦断側面図を示
す。第2図は第1図の−線断面図である。第
3図は第1図に示す実施例の締付工具において、
固定カムと可動カムの噛合いが離脱した状態を示
す縦断側面図である。第4図は本考案になるクラ
ツチ式締付工具の電気回路の一実施例を示す。第
5図に応用変形例によるクラツチ部の展開図を示
す。 1……モートル、3……固定カム、3a,3b
……噛合い爪、4……シヤフト(出力軸)、5…
…ドライバビツト(先端工具)、11……可動カ
ム、13……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定カムと可動カムより成る噛合いクラツチを
    有し、モートル出力軸に該出力軸と一体回転する
    よう固定カムを取付け、先端工具を接続支承した
    シヤフト後端にはシヤフト軸方向に沿つて摺動自
    在にかつ該シヤフトと一体回転するように可動カ
    ムを取りつけ該可動カムは押圧力調整自在なスプ
    リングにより前記固定カムに圧着し噛合せ、更に
    先端工具に前記スプリングの設定押圧力より大き
    な負荷が作用した時、噛合いクラツチを離脱さ
    せ、クラツチの離脱を検出して作動する停止信号
    発生スイツチを設け、該停止信号によりモートル
    への電力供給をシヤ断しモートルに制動をかける
    電気回路を有する締付工具において、前記噛合い
    クラツチが、回転軌道の異なる複数の噛合い爪を
    有することを特徴とするクラツチ式締付工具。
JP20175282U 1982-12-29 1982-12-29 クラツチ式締付工具 Granted JPS59105375U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20175282U JPS59105375U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 クラツチ式締付工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20175282U JPS59105375U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 クラツチ式締付工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59105375U JPS59105375U (ja) 1984-07-16
JPS6243734Y2 true JPS6243734Y2 (ja) 1987-11-14

Family

ID=30427241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20175282U Granted JPS59105375U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 クラツチ式締付工具

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JP (1) JPS59105375U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0437729Y2 (ja) * 1985-03-23 1992-09-04
JP2012130989A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Hitachi Koki Co Ltd 回転工具
JP5905612B2 (ja) * 2015-01-20 2016-04-20 ローランドディー.ジー.株式会社 トルクドライバー
CN114599893B (zh) * 2019-10-28 2023-08-04 日东工器株式会社 离合器机构及动力工具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59105375U (ja) 1984-07-16

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