JPS6243101B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6243101B2
JPS6243101B2 JP55114580A JP11458080A JPS6243101B2 JP S6243101 B2 JPS6243101 B2 JP S6243101B2 JP 55114580 A JP55114580 A JP 55114580A JP 11458080 A JP11458080 A JP 11458080A JP S6243101 B2 JPS6243101 B2 JP S6243101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
time
food
humidity sensor
constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55114580A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5737634A (en
Inventor
Tsugunori Yokozeki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11458080A priority Critical patent/JPS5737634A/ja
Publication of JPS5737634A publication Critical patent/JPS5737634A/ja
Publication of JPS6243101B2 publication Critical patent/JPS6243101B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は高周波加熱装置に関するものである。
従来の技術 最近、Microwave ovenのシーケンスをマイコ
ンで制御するものが製品化されているが、マイコ
ンによる加熱調理モードの設定は使用者が加熱出
力や加熱時間を複数個からなる加熱出力の設定キ
ーあるいは加熱時間設定キーを操作しなければな
らず、設定操作が複雑で使い勝手の悪いものであ
つた。
そこで例えば米国特許第4097707号明細書に開
示されているように湿度センサーとマイコンを組
合せ、マイコンにはあらかじめ調理実験で求めた
各種調理物固有の定数Kを記憶させておき、湿度
センサーで調理物から出る蒸気を検出した時点
で、加熱開始時から湿度センサーが蒸気を検出す
るまでの時間T1および上記調理物固有の定数K
からマイコンで演算した値をT2とし、Totalの加
熱時間をT1+T2としてマイコンにより加熱シー
ケンスを自動制御するものが開発されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのタイプのものは自動的に加熱
制御できるのできわめて使い勝手がよい利点があ
るが、その後各種調理実験を繰返しているうち
に、調理物の量がある量以上になると調理の出来
上りにバラツキができることがわかつた。
その原因を追求すると、マイコンに記憶させて
いる、時間T2を決定するための調理物固有の定
数Kは、調理物がある量以上になると大きく変化
することがわかつた。
その大きなK定数の変化により調理物の量があ
る量以上になると調理の出来上りにバラツキがで
きることが判明してきた。本発明は上記調理物の
量がある量以上になると調理の出来上りにバラツ
キがあることを解消するためのものである。
問題点を解決するための手段 本発明は調理物から出る蒸気を検出する湿度セ
ンサーと、この湿度センサーからの信号により加
熱シーケンスを制御するマイクロコンピユータ
(以下マイコンと言う)を組合せ、調理物に適応
した自動加熱制御を行う加熱調理器に関するもの
で、加熱開始時から、湿度センサーが調理物から
出る蒸気を検知するまでの時間T1をマイコンで
カウントする。そして調理実験で調理物の種類お
よび量に対応してあらかじめ求められ、マイコン
に記憶させている定数KをT1時間に対応して選
択決定し、T1時間および上記選択したK定数で
演算することにより湿度センサーが蒸気を検知し
てから加熱調理を終了するまでの時間T2を決定
し、マイコンで調理物の加熱シーケンスを制御す
るものであつて、特に上記T1時間は調理物が同
じであれば調理物の量に比例すること、同じ調理
物であつてもK定数は一定ではなく調理物の量に
応じて変化することに着目したものである。
作 用 本発明は、調理実験で求めた各種調理物の量と
K定数の関係から、調理物の量と比例関係にある
T1時間と、このT1時間に対応する定数Kを選択
して演算することにより、より正確な調理時間を
決定することである。
実施例 以下本発明の一実施例について添付図面ととも
に説明する。
第1図、第2図において、高周波発振器1は導
波管2とアンテナ3によつて結合されており、高
周波発振器1より導波管2の内部に放射されたマ
イクロ波は、導波管2の内部を伝播し、更に加熱
室4の内に放射される。加熱室4に放射されたマ
イクロ波は加熱室4の内に置かれた調理物5に吸
収され、調理物5の内部より調理物5を加熱す
る。又、高周波発振器1は内部損失による自己加
熱があり、発振中は常に破損防止のためブロアフ
アン6によつて冷却されている。ブロアフアンよ
り送り出された空気は高周波発振器1を冷却した
後、加熱室4の壁面に設けられた小孔A7を通
り、加熱室4に送られる。加熱室4に送られた空
気はマイクロ波によつて加熱された調理物5より
発生する蒸気を伴つて、加熱室4の壁面に設けら
れた小孔8を通り、更に加熱室4と高周波加熱装
置と外部を結ぶ排気ガイド9を通り、高周波加熱
装置の外部に排気される。
又、第1図に示す10はコントロールパネルで
あり、使用者が加熱出力、加熱時間、加熱モード
を設定するためのキーパツド11が複数個配置さ
れたキーボード12と、加熱出力、加熱時間、調
理モードの設定状態を表示するためのLED表示
管や螢光表示管の様な表示管13が組込まれてい
る。又、第1図における4aは開閉自在に取付け
られた扉であり、調理物5を加熱室4より出入れ
するためのものである。
以上が本発明に関連する高周波加熱装置の一実
施例の構成である。次に第3図に従つて高周波加
熱装置の回路図を説明する。
高周波加熱装置は一般家庭の電源コンセントに
接続され、電源プラグ14より電力が供給され
る。電源プラグ14の一端15は高周波加熱装置
を構成する電気部品の短絡・地絡や、後述するイ
ンターロツクの溶着時の過度のマイクロ波の漏洩
を防止するためのシヨートスイツチの動作による
溶断するヒユーズ16に接続されている。更にヒ
ユーズ16は扉14の開閉によつて接点が開閉す
るインターロツク17に接続されている。インタ
ーロツク17は更に、加熱開始のマイコンの命令
によつてONしマイコンの加熱の一時停止し、終
了の命令によつてOFFするリレー18に接続さ
れている。更にリレー18は扉14の開閉によつ
て、接点が開閉するインターロツク19に接続さ
れている。インターロツク19は高圧トランス2
0の1次巻線21に接続されている。高圧トラン
ス20の1次巻線21の両端には、高周波発振器
1の冷却を行うブロアフアン6と前述のインター
ロツクの溶着時に動作し、回路全体を不動作状態
にするシヨートスイツチ22が接続されている。
又、電源プラグのもう一方の端子23は直接高圧
トランス20の1次巻線21に接続されている。
高圧トランス20に印加された交流電力は高圧ト
ランス20によりステツプアツプされ高圧電力と
する。その高圧電力は高圧コンデンサー24と高
圧ダイオード25で構成される倍電圧整流回路に
より、倍電圧整流された高圧直流電力に変換され
る。その高圧直流電力はマイクロ波の出力を断続
的に可変にする高圧スイツチ26を介して高周波
発振器1に供給される。高周波発振器1に供給さ
れた高圧直流電力は高周波発振器1の内部でマイ
クロ波に変換されアンテナ3より放射される。そ
の後マイクロ波は前述の課程を経て調理物5を加
熱する。
又、高圧トランス20にはヒーター巻線27と
4次巻線28とが設けられており、ヒーター巻線
27は高周波発振器1のヒーター29に接続され
ヒーターを加熱する。又、4次巻線28は調理中
に扉14が開かれ、インターロツク17と19が
OFFし、高圧トランス20の1次巻線21に交
流電力の供給が停止した事を検知し、その情報を
マイコンに入力し、最終リレー18をOFFする
働きを持つ。
又、リレー18と高圧スイツチ26は制御回路
よりの命令によつてON,OFFしている。
以上が、本発明の高周波加熱装置の主回路の説
明であるが、次に第3図に従つて、制御回路の説
明を行う。
第3図における30はマイコンであり、制御回
路全体の中心的な働きを持つ。マイコン30は外
部回路の制御、外部回路より得られる情報の分析
及び演算を実行し、その結果に基づき、更に外部
回路を制御する。マイコン30はキーボード11
からの調理出力・調理時間・調理モードの情報・
高圧トランス20の4次巻線28からの調理途中
の一時停止の命令・湿度センサー31の制御回路
32の情報等を入力するための入力端子33、そ
れらの命令・情報を状述のROM領域に記憶され
ているデータとの比較、RAMへの転送、中央演
算部の転送等のために一時的に記憶するアキユム
レーター34、システム全体の制御に必要な命
令・情報とデーターを記憶したROM35、入力
端子33より転送されて来る情報、データを記憶
して行くRAM36、各種の命令・情報・データ
ーの分析及び演算を行う中央演算部37、最終、
そられの演算されたデーターに基づき、外部回路
の制御を行うために出力信号を出す出力端子38
より構成されている。
マイコン30の出力端子39はキーボード12
に出力信号を供給し、要望されるキーボード12
上のキーパツド11が使用者に押された時、マイ
コン30の入力端子40にその出力信号を供給す
る。入力端子40に伝達された信号は一時的にア
キユムレーター34に記憶され、ROM35のデ
ーターと比較されたり、RAM36に転送され、
記憶されたり、中央演算部37に転送され、演算
処理されたりする。又、時によつては演算された
信号は出力端子38より外部回路に伝達され、外
部回路を駆動する。
マイコン30の出力端子41はコントロールパ
ネル10の表示管13に出力信号を出力し、調理
出力・調理時間・調理モードの表示を表示管13
上に表示する。
以上が、基本的な制御回路の動作であるが次に
本発明に関連する湿度センサーの制御と制御回路
について具体的に第3図に従つて説明する。
マイコン30の出力端子42より湿度センサー
31のための出力信号が出力されており、その出
力信号はキーボード12に設けられたスタートパ
ツド43が押された加熱開始時点より、湿度セン
サー31に印加される。湿度センサー31は前述
した排気ガイドに取付けられており、常に加熱室
4より排出される空気の湿度の変化を検出してい
る。湿度センサー31は一種の抵抗体であり、周
辺の水分を吸着し、それ自身の抵抗が変化する。
この湿度センサー31は周辺の湿度が高い時、水
分の吸着量が多く、抵抗値が小さくなる。又、湿
度が低い時は水分の吸着量が小さく、抵抗値は高
くなる特性のものが一般によく知られている。
又、水分の吸着以外にも、空気中に浮ぶゴミや
調理物5から排出される油も同時に吸着し、湿度
センサー31の持つ抵抗値が高くなることもよく
知られている。このため、湿度センサー31の周
辺には、その汚れを取除くために、それらの汚れ
を焼きつて取除く、ヒーター44が巻かれてい
る。そのヒーター44は加熱開始と同時に出力さ
れるマイコン30の出力端子45の出力信号によ
つて駆動されるヒータ制御回路によつて、電力が
供給され、湿度センサー30を加熱クリーニング
する。一般に加熱クリーニングは450℃以上の湿
度が必要である。そのためヒーター44への電力
の供給は数秒間行われ、その制御もマイコン30
によつて行われる。
湿度センサー31に印加された信号電圧は湿度
センサー31と直列に接続された分圧抵抗45に
よつて分圧される。分圧された信号電圧は増巾器
46によつて増巾され、次段のピークホールド回
路47と加算器48に供給される。ピークホール
ド回路47は増巾回路46よりの信号電圧の最低
値を記憶する回路であり、出力としては常に入力
電圧の最低値をその逆極性にして出力している。
この出力電圧は加算器48に供給される。加算器
48においては、増巾器46とピークホールド回
路47よりの出力電圧を加算して次段の比較器4
9に供給される。比較器49においては、加算器
48で加算された加算電圧と比較電圧50とを比
較し、加算電圧が大きい時は比較器49の比較端
子より出力電圧が取り出される。更に比較器49
の出力端子とマイコン30の入力端子51とは接
続している。又マイコン30の出力端子52には
前述したリレー18が接続されており、加熱開始
の入力信号が、キーボード12を介して、マイコ
ン30の入力端子40に印加された時、そのリレ
ー18を閉じ、加熱が終了した時は開く様にマイ
コン30で制御されている。マイコン30は比較
器49よりの出力電圧の受け取り、その時点で内
部でカウントしている加熱時間と調理物5の固有
の定数とを乗算し、次の加熱時間を算出する。更
に、算出された加熱時間をカウントし、その加熱
時間が0になつた時、リレーを開き、加熱を終了
する。
次に、第4図に従つて、湿度センサーの制御回
路の各部の出力電圧と加熱時間の関係を説明す
る。第4図のaは湿度センサーの抵抗値の変化、
第4図のbは増巾器の出力電圧、第4図のcはピ
ークホールド回路の出力電圧、第4図のdは加算
器の出力電圧、第4図のeは比較器の出力電圧を
示す。高周波加熱装置が動作を開始した時の湿度
センサーの抵抗値はほぼ高周波加熱装置の外部空
気の持つ湿度を示す(A点)。次の湿度センサー
が加熱クリーニングを数秒間行われる。その時に
湿度センサーの周辺の空気の温度が高くなるた
め、湿度センサーの周辺の空気の湿度が低くな
り、湿度センサーの抵抗値は高くなる(B点)。
数秒間の加熱クリーニングの後、湿度センサーの
ヒーターに供給されている電力はマイコンの制御
によつてOFFする。そのため、湿度センサーの
周辺の空気の温度が徐々に低下しはじめ、数十秒
後に元の温度まで低下し、ほぼ、加熱クリーニン
グ直前の湿度まで回復する。そのため湿度センサ
ーの抵抗値はほぼ前述のA点の値まで回復する。
次に調理物はマイクロ波を吸収し、表面より徐々
に加熱されはじめる。この時の各部の出力電圧は
第4図に示す様な出力電圧を示す。加熱が進行す
るに従つて、高周波発振器を冷却した空気が加熱
室より湿度センサーの取り付けられている排気ガ
イドに送られて来るため、湿度センサー周辺の空
気の温度は徐々に高くなつて来る。そのため、周
辺の空気の湿度は徐々に低下して行く。そのた
め、湿度センサーの抵抗値は徐々に大きくなつて
行く。このため、増巾器の出力電圧は徐々に降下
する。それに従つて、増巾器の出力電圧の最低値
の記憶とその最低値の逆極性の電圧を出力するピ
ークホールド回路の出力電圧は徐々に上昇する。
加算器の出力電圧は増巾器の出力電圧と増巾器の
逆極性の電圧を出力するピークホールド回路の出
力電圧を加算しているため0電圧を示す。更に調
理物の加熱が進行し、調理物より蒸気が出る直前
の湿度センサーの抵抗値は最大となり、増巾器の
出力電圧は最低値に、ピークホールド回路の出力
電圧は最大値となる。更に、加熱が進行し、調理
物より蒸気が出はじめると加熱室内の湿度は高く
なる。それによつて、湿度センサーの周辺の空気
の湿度も高くなり、湿度センサーの抵抗値は急激
に低下する。そのため、増巾器の出力も急激に上
昇する。しかし、ピークホールド回路の出力電圧
は蒸気が出はじめ直前の電圧を記憶し、その最大
値を出力し続ける。このため、増巾器とピークホ
ールド回路の出力電圧を加算する加算器の出力電
圧は上昇に転ずる。比較器においてはこの上昇に
転じた加算器の出力電圧と比較電圧とを比較し、
比較電圧より加算器の出力電圧が大きくなつた
時、出力端子より出力が出される。この出力電圧
がマイコンに供給される。マイコンはこの時点で
蒸気が出たと判定し、加熱開始より今までマイコ
ン内部でカウントして来た加熱時間を定数倍し
て、蒸気検知後に必要な加熱時間を演算、算出
し、更に加熱を続行する。
次に定数倍する場合の定数Kについて説明す
る。定数Kは調理物個有のものであり、調理の出
来上り状態を決定する重要な要素である。
すなわち定数Kは調理物のたんぱく質・脂肪・
水分等の含有量によつても影響を受け調理物の種
類によつて変わるものであり、個々の調理物に対
してそれぞれ調理実験を基に決定されなければな
らない。
しかしながら無限に存在するように思われる定
数Kも同じ定数Kを有する調理物のグループ化が
図れるので実際には数種類にまとめることができ
る。
第5図に示すものは実際に定数Kを決定する段
階において行つた実験結果であり、この実験は肉
料理の代表であるBeefによつて行つたものであ
る。
Beefを料理する場合、要望される仕上り状態
はBeef−Welldone,Beef−Medium,Beef−
Rareの3通りである。第5図の左のグラフは調
理物重量とT1時間の関係を示し、右のグラフは
調理物重量とK定数の関係の表の上にK定数を変
化させた時の調理物の重量毎に調理物の出来上り
状態をプロツトしたものである。第5図からわか
るようにBeefの重量に対するT1時間の関係は比
例関係にあるが、調理物固有であるはずの定数K
も重量に対しては同じ値でなく、重量が約4ポン
ド以上になると定数Kが変化している。この原因
は調理物の表面部分と中心部とでマイクロ波電力
の吸収量に差があるためと考えられる。調理物の
重量が大きくなるに従つて、調理物の外形も大き
くなる。そのため、中心部にとどくマイクロ波電
力は急激に減少する。従つて、中心部の温度を適
切な温度まで引き上げるには、表面部分に蓄積さ
れた熱量を中心部まで浸透して行く繰返し加熱が
大きな役割を占めて来る。その繰返し加熱の効果
が中心部まで浸透して来るには、加熱時間を長く
する必要がある。その結果、重量に対するT1
間が比例関係にあるため、加熱時間を長くするに
はT2時間を長くする必要がある。従つて、第5
図に示す実験結果より、約4ポンドの重量、すな
わちT1時間で20分の時点よりK定数を変え、T2
時間の算出を行えば最終的に良好な調理結果が得
られる。
以上が調理物の重量と定数Kとの関係であるが
次にT2時間の演算について説明する。
湿度センサーによる自動調理はマイクロコンピ
ユーターの力がなければ制御出来ない複雑な制御
である。K定数によるT2時間の演算、最小湿度
値の記憶、湿度センサーのクリーニングの制御な
ど、数多くの制御が必要である。マイクロコンピ
ユーターの技術的進歩により、きめ細かい制御が
可能となり、きめ細かい自動調理が可能になる。
今、調理物の重量をM、蒸気を検知するまでの
加熱時間をT1時間、蒸気が出た後の加熱時間を
T2時間とすれば、 T1=M×K1 T2=M×K2 の式で示すことが出来る。K1とK2は定数であ
る。上記の二式より T2=T1×(K2/K1) =T1×K で示すことが出来る。Kは定数であり、調理物の
成分によつて調理物毎に規定される定数である。
即ち、T1時間がわかれば、T2時間はT1時間にK
定数倍することで求めることが出来る。即ち、マ
イコンにおいて、T1時間のカウントとデーター
としてのK定数の記憶、更に、T1時間とK定数
の乗算を行ない、それらの時間をもつて、高周波
加熱装置の加熱時間を制御する事で、比較的簡単
な調理物の選択をキーボード上のキーパツトで行
うことだけで、重量の測定・加熱出力と加熱時間
の設定なしで調理が出来る。
高周波加熱装置におけるマイクロ波による調理
物の加熱を行う場合、前述した様に調理物の表面
部分と中心部のマイクロ波の吸収量を比較した場
合、表面部分の吸収量が多い、今、表面部分の単
位体積当りに吸収されるマイクロ波の電力量をP
O表面より距離r離れた単位体積当りに吸収され
るマイクロ波の電力量をPrとした時、 Pr=Ppε-Fr の式で与えることが出来る。Fは調理物固有の定
数である。
以上の式より、調理物の中心部の距離rが大き
くなる。即ち、調理物の大きさが大きくなるに従
つて、調理物の中心部の吸収量は激減する。従つ
て、調理物の重量が大きくなるに従つてεF倍づ
つ加熱時間を長くしなければ調理物の中心部の温
度は要望される温度に達しない。そのため、マイ
コンのROMに記憶されるK定数は重量によつ
て、即ち、各々の調理物の重量に比例する蒸気検
知までのT1時間をもつて記憶される。本発明の
構成は前記マイコンのプログラムの構成におい
て、K定数を蒸気検知時間T1に応じて変える事
を特長としたものである。
上記構成の高周波加熱装置においては非常に安
定な構成により効果的な加熱結果が得られる。第
6図において、具体的な蒸気検知時間(T1
間)と、蒸気検知後の加熱時間(T2時間)を制
御した関係図を示す。
図からわかるように、蒸気検知時間が一定時間
を越えると、すなわち、調理物の重量が一定以上
のものになると、K定数が変わり、蒸気検知後の
加熱時間の蒸気検知時間に対する割合が大きくな
る。
発明の効果 以上のように本発明の高熱制御装置は、湿度セ
ンサーを用いる自動調理において、調理物に対応
するK定数を、その調理物の量に応じて変えるこ
とにより、調理物の量の多少にかかわらず、良好
な調理が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装
置の開扉状態の斜視図、第2図は同縦断面図、第
3図は同高周波加熱装置の回路図、第4図a〜e
は同回路における各点の出力電圧波形図、第5図
はT1時間と調理物の重量およびK定数との関係
を示す図、第6図はT1時間とT2時間の関係を示
す図である。 1……高周波発振器、4……加熱室、5……調
理物、30……マイコン、31……湿度センサ
ー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加熱室と、この加熱室内に収納される食品を
    加熱する手段と、加熱室内の空気を換気するブロ
    ア手段と、加熱室からの排気流の中に位置して設
    けられた湿度センサーと、加熱時間を決定する手
    段と、この決定された加熱時間に応じて加熱制御
    する手段とよりなり、上記加熱時間を決定する手
    段は、加熱開始時から上記湿度センサーが調理物
    から出た蒸気を検知するまでの時間T1をカウン
    トする手段と、T1時間を記憶する手段と、あら
    かじめ調理実験で求められた各調理物の上記T1
    時間と定数Kとの関係を記憶しておく手段と、上
    記カウント手段によりカウントしたT1時間に対
    応する定数Kを選択する手段と、この選択された
    定数Kと、カウントされたT1時間から湿度セン
    サーが蒸気を検出してから加熱を終了するまでの
    時間T2を演算する手段とで構成したことを特徴
    とする湿度センサを備えた加熱調理器の加熱制御
    装置。 2 T1時間をカウントする手段は電源周波数を
    基本単位としてカウントし、カウントしたT1
    間と、このT1時間に対応するK定数を乗算して
    T2時間を算出することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の湿度センサを備えた加熱調理
    器の加熱制御装置。
JP11458080A 1980-08-19 1980-08-19 Heating control apparatus for thermal cooking device provided with humidity senser Granted JPS5737634A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11458080A JPS5737634A (en) 1980-08-19 1980-08-19 Heating control apparatus for thermal cooking device provided with humidity senser

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11458080A JPS5737634A (en) 1980-08-19 1980-08-19 Heating control apparatus for thermal cooking device provided with humidity senser

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5737634A JPS5737634A (en) 1982-03-02
JPS6243101B2 true JPS6243101B2 (ja) 1987-09-11

Family

ID=14641394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11458080A Granted JPS5737634A (en) 1980-08-19 1980-08-19 Heating control apparatus for thermal cooking device provided with humidity senser

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5737634A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63142078A (ja) * 1986-12-05 1988-06-14 Aica Kogyo Co Ltd 水分散型接着剤

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5377362A (en) * 1976-12-20 1978-07-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Automatic heating controller

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5377362A (en) * 1976-12-20 1978-07-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Automatic heating controller

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5737634A (en) 1982-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4336433A (en) Heating control apparatus for cooking oven with vapor sensor
US4463238A (en) Combined microwave and electric heating oven selectively controlled by gas sensor output and thermistor output
US4599503A (en) Microwave oven having low-energy defrost and high-energy cooking modes
KR0154643B1 (ko) 증기센서의 출력신호를 이용한 적응 제어방법
KR930010264B1 (ko) 전자레인지의 밥짓기 제어방법
JPS6243101B2 (ja)
EP0586231B1 (en) A heating apparatus and a method of operation of a heating apparatus
JPH0486418A (ja) 加熱調理装置
JPS5918319A (ja) 加熱調理器
JPH0833206B2 (ja) 調理器
EP0093172A1 (en) High frequency heating device
JPS644002Y2 (ja)
JPH10148337A (ja) 電子レンジのお焦げ調理方法
JPS6114418B2 (ja)
KR820000262Y1 (ko) 마이크로 컴퓨터를 사용한 전자레인지의 자동제어 및 조절회로
JPS5921923A (ja) 電子レンジ
KR100541115B1 (ko) 토스터 겸용 전자레인지 및 그 제어방법
KR0152835B1 (ko) 전자레인지의 가열시간 제어방법
JPH0638359B2 (ja) 高周波加熱装置
KR100436264B1 (ko) 전자렌지의 취사방법
KR960001368B1 (ko) 다기능 전자렌지의 식기 건조방법
JPH0141915B2 (ja)
JPS5813934A (ja) 複合加熱器
JPS58140521A (ja) 加熱調理器
JPS6339815B2 (ja)