JPH0833206B2 - 調理器 - Google Patents
調理器Info
- Publication number
- JPH0833206B2 JPH0833206B2 JP62002975A JP297587A JPH0833206B2 JP H0833206 B2 JPH0833206 B2 JP H0833206B2 JP 62002975 A JP62002975 A JP 62002975A JP 297587 A JP297587 A JP 297587A JP H0833206 B2 JPH0833206 B2 JP H0833206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooking
- constant
- temperature
- gas sensor
- food
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、ガスセンサを備えた調理器に関する。
（従来の技術） 調理器たとえば電子レンジにあっては、食品から放散
する水蒸気や煙などのガスをガスセンサで検知し、その
ガスセンサの出力に応じて第４図に示すような自動調理
を行なうものがある。
する水蒸気や煙などのガスをガスセンサで検知し、その
ガスセンサの出力に応じて第４図に示すような自動調理
を行なうものがある。
すなわち、調理開始と同時にガスセンサの出力電圧Vs
を監視する。この出力電圧Vsは、徐々に上昇し、ピーク
に達すると徐々に下降する傾向を示す。しかして、出力
電圧Vsがピークに達すると、そのピーク値Vs maxに定数
αを乗じて、所定値α・Vs maxを求める。そして、出力
電圧Vsがこの所定値α・Vs maxまで下降したところで、
調理開始からこれまでに要した時間toを取込む。そし
て、toに定数βを掛け合わせ、β・toを以後の加熱時間
として設定する。つまり、加熱開始から ｔk（＝to＋β・to）時間が経過すると、そこで調理の
終了となる。
を監視する。この出力電圧Vsは、徐々に上昇し、ピーク
に達すると徐々に下降する傾向を示す。しかして、出力
電圧Vsがピークに達すると、そのピーク値Vs maxに定数
αを乗じて、所定値α・Vs maxを求める。そして、出力
電圧Vsがこの所定値α・Vs maxまで下降したところで、
調理開始からこれまでに要した時間toを取込む。そし
て、toに定数βを掛け合わせ、β・toを以後の加熱時間
として設定する。つまり、加熱開始から ｔk（＝to＋β・to）時間が経過すると、そこで調理の
終了となる。
なお、定数α，βは、食品の種類や調理内容に応じて
選定される。
選定される。
ところで、ガスセンサは、第５図に示すように、周囲
温度の影響を受けて出力特性が変化するという問題があ
る。
温度の影響を受けて出力特性が変化するという問題があ
る。
すなわち、冬季のように周囲温度が低い場合、出力電
圧Vsは実線のように変化し、α・Vs max変化するまでに
要する時間はto1となる。これに対し、夏季やオーブン
調理直後のように周囲温度が高い場合、出力電圧Vsは破
線のように変化し、α・Vs max変化するまでに要する時
間はto2となる。これは、そのまま調理の出来具合の差
となって現われることになる。
圧Vsは実線のように変化し、α・Vs max変化するまでに
要する時間はto1となる。これに対し、夏季やオーブン
調理直後のように周囲温度が高い場合、出力電圧Vsは破
線のように変化し、α・Vs max変化するまでに要する時
間はto2となる。これは、そのまま調理の出来具合の差
となって現われることになる。
（発明が解決しようとする問題点） この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、周囲温度の影響を受ける
ことなく常に安定かつ良好な出来具合の調理を可能とす
る信頼性にすぐれた調理器を提供することにある。
で、その目的とするところは、周囲温度の影響を受ける
ことなく常に安定かつ良好な出来具合の調理を可能とす
る信頼性にすぐれた調理器を提供することにある。
［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 高周波電波により食品を調理すると共に、食品から放
散するガスを検知するガスセンサを備えた調理器におい
て、調理器周囲の温度を検知する温度センサと、調理
時、前記ガスセンサの出力の上昇変化がピークに達して
から、該ガスセンサの出力がそのピーク値に定数αを乗
じた所定値にまで下降すると、調理開始からこれまでに
要した時間と定数βの積を以後の加熱時間として設定す
る手段と、前記温度センサの検知温度に応じて前記定数
βを変化させる手段とを設ける。
散するガスを検知するガスセンサを備えた調理器におい
て、調理器周囲の温度を検知する温度センサと、調理
時、前記ガスセンサの出力の上昇変化がピークに達して
から、該ガスセンサの出力がそのピーク値に定数αを乗
じた所定値にまで下降すると、調理開始からこれまでに
要した時間と定数βの積を以後の加熱時間として設定す
る手段と、前記温度センサの検知温度に応じて前記定数
βを変化させる手段とを設ける。
（作用） ガスセンサまたはその周辺の温度が温度センサによっ
て検知され、その検知温度に応じて定数αが選定され
る。
て検知され、その検知温度に応じて定数αが選定され
る。
（実施例） 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
明する。
第１図において、１は加熱室で、その加熱室１内の底
部には食品載置用の棚板２が設けられる。加熱室１の側
壁上部には高周波発生装置であるところのマグネトロン
３が取付けられ、そのマグネトロン３のアンテナ3aは加
熱室１内に導入される。さらに、加熱室１内の上部には
オーブン調理用の電気ヒータ４が配設される。そして、
マグネトロン３は高圧トランス５およびリレー接点13a
を介して商用交流電源５に接続される。ヒータ４はリレ
ー接点14aを介して電源６に接続される。
部には食品載置用の棚板２が設けられる。加熱室１の側
壁上部には高周波発生装置であるところのマグネトロン
３が取付けられ、そのマグネトロン３のアンテナ3aは加
熱室１内に導入される。さらに、加熱室１内の上部には
オーブン調理用の電気ヒータ４が配設される。そして、
マグネトロン３は高圧トランス５およびリレー接点13a
を介して商用交流電源５に接続される。ヒータ４はリレ
ー接点14aを介して電源６に接続される。
また、加熱室１の側壁上部に排気口７が形成され、そ
の排気口７の外側にガスセンサ８が配設される。さら
に、ガスセンサ８の近傍に温度センサ９が設けられる。
この温度センサ９は、外気に連通する排気口７に設けら
れていることで、この調理器の周囲温度を検出すること
ができるものである。
の排気口７の外側にガスセンサ８が配設される。さら
に、ガスセンサ８の近傍に温度センサ９が設けられる。
この温度センサ９は、外気に連通する排気口７に設けら
れていることで、この調理器の周囲温度を検出すること
ができるものである。
一方、10は電子レンジ全般にわたる制御を行なう制御
部で、マイクロコンピュータおよびその周辺回路などか
らなる。しかして、制御部10に操作部11、表示部12、リ
レー13,14、ガスセンサ７、および温度センサ８が接続
される。
部で、マイクロコンピュータおよびその周辺回路などか
らなる。しかして、制御部10に操作部11、表示部12、リ
レー13,14、ガスセンサ７、および温度センサ８が接続
される。
つぎに、上記のような構成において第２図および第３
図を参照しながら作用を説明する。
図を参照しながら作用を説明する。
加熱室１内の棚板２に食品を載置し、加熱室１のドア
を閉成する。そして、操作部11でレンジ調理を設定し、
かつ調理を開始操作を行なう。すると、制御部10がリレ
ー13を付勢する。リレー13が付勢されると、接点13aが
オンし、マグネトロン３が発振動作する。つまり、加熱
室１内に高周波電波が照射され、レンジ調理が開始され
る。
を閉成する。そして、操作部11でレンジ調理を設定し、
かつ調理を開始操作を行なう。すると、制御部10がリレ
ー13を付勢する。リレー13が付勢されると、接点13aが
オンし、マグネトロン３が発振動作する。つまり、加熱
室１内に高周波電波が照射され、レンジ調理が開始され
る。
このレンジ調理時、食品から発生するガスは排気口７
を通って外部に排出される。このとき、排出ガスがガス
センサ８によって検知される。この出力電圧Vsは、徐々
に上昇し、ピークに達すると徐々に下降する傾向を示
す。
を通って外部に排出される。このとき、排出ガスがガス
センサ８によって検知される。この出力電圧Vsは、徐々
に上昇し、ピークに達すると徐々に下降する傾向を示
す。
制御部10は、ガスセンサ８の出力電圧Vsを取込み、出
力電圧Vsがピークに達すると、そのピーク値Vs maxに定
数αを乗じて、所定値α・Vs maxを求める。そして、出
力電圧Vsがこの所定値α・Vs maxまで下降したところ
で、調理開始からこれまでに要した時間toを取込む。そ
して、toに定数βを掛け合わせ、β・toを以後の加熱時
間として設定する。
力電圧Vsがピークに達すると、そのピーク値Vs maxに定
数αを乗じて、所定値α・Vs maxを求める。そして、出
力電圧Vsがこの所定値α・Vs maxまで下降したところ
で、調理開始からこれまでに要した時間toを取込む。そ
して、toに定数βを掛け合わせ、β・toを以後の加熱時
間として設定する。
ただし、制御部10は、温度センサ９の検知温度Ｔを取
込み、その検知温度Ｔに応じて定数αを変化させる。つ
まり、検知温度Ｔに応じた定数α（Ｔ）を選定する。こ
の定数α（Ｔ）は一次関数であり、下式により算出され
る。
込み、その検知温度Ｔに応じて定数αを変化させる。つ
まり、検知温度Ｔに応じた定数α（Ｔ）を選定する。こ
の定数α（Ｔ）は一次関数であり、下式により算出され
る。
α（Ｔ）＝αｏ＋Ｋ・Ｔ なお、αo,Kは、それぞれ定数であり、食品の種類や
調理内容に対応する。
調理内容に対応する。
したがって、冬季のように周囲温度が低くて温度セン
サ９の検知温度がT1である場合、定数α（T1）が算出さ
れ、第２図のようにα（T1）・Vs max変化するまでに要
する時間to1と、それ以後の加熱時間β・to1とで全調理
時間ｔk１が決まる。
サ９の検知温度がT1である場合、定数α（T1）が算出さ
れ、第２図のようにα（T1）・Vs max変化するまでに要
する時間to1と、それ以後の加熱時間β・to1とで全調理
時間ｔk１が決まる。
ｔk１＝to1＋β・to1 また、夏季やオーブン調理直後のように周囲温度が高
くて温度センサ９の検知温度がT2である場合、定数α
（T2）が算出され、第３図のようにα（T2）・Vs max変
化するまでに要する時間to2と、それ以後の加熱時間β
・to2とで全調理時間ｔk２が決まる。
くて温度センサ９の検知温度がT2である場合、定数α
（T2）が算出され、第３図のようにα（T2）・Vs max変
化するまでに要する時間to2と、それ以後の加熱時間β
・to2とで全調理時間ｔk２が決まる。
ｔk２＝to2＋β・to2 調理終了タイミングTk1またはTk2になると、制御部10
はリレー13を消勢する。つまり、マグネトロン３の発振
動作が停止し、レンジ調理の終了となる。
はリレー13を消勢する。つまり、マグネトロン３の発振
動作が停止し、レンジ調理の終了となる。
このように、ガスセンサ８の近傍に温度センサ９を設
け、その温度センサ９の検知温度Ｔに応じた定数α
（Ｔ）を算出し、その定数α（Ｔ）を用いて加熱時間の
設定を行なうようにしたので、周囲温度によるガスセン
サ７の特性変化にかかわらず、加熱過剰や加熱不足のな
い常に安定かつ良好な出来具合の調理を行なうことがで
きる。よって、信頼性の大幅な向上が図れる。
け、その温度センサ９の検知温度Ｔに応じた定数α
（Ｔ）を算出し、その定数α（Ｔ）を用いて加熱時間の
設定を行なうようにしたので、周囲温度によるガスセン
サ７の特性変化にかかわらず、加熱過剰や加熱不足のな
い常に安定かつ良好な出来具合の調理を行なうことがで
きる。よって、信頼性の大幅な向上が図れる。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
［発明の効果］ 以上述べたようようにこの発明によれば、高周波電波
により食品を調理すると共に、食品から放散するガスを
検知するガスセンサを備えた調理器において、調理器周
囲の温度を検知する温度センサと、調理時、前記ガスセ
ンサの出力の上昇変化がピークに達してから、該ガスセ
ンサの出力がそのピーク値に定数αを乗じた所定値にま
で下降すると、調理開始からこれまでに要した時間と定
数βの積を以後の加熱時間として設定する手段と、前記
温度センサの検知温度に応じて前記定数αを変化させる
手段とを設けたので、食品を高周波電波のみにより調理
する場合に、周囲温度の影響を受けることなく常に安定
かつ良好な出来具合の調理を可能とする信頼性にすぐれ
た調理器を提供できる。
により食品を調理すると共に、食品から放散するガスを
検知するガスセンサを備えた調理器において、調理器周
囲の温度を検知する温度センサと、調理時、前記ガスセ
ンサの出力の上昇変化がピークに達してから、該ガスセ
ンサの出力がそのピーク値に定数αを乗じた所定値にま
で下降すると、調理開始からこれまでに要した時間と定
数βの積を以後の加熱時間として設定する手段と、前記
温度センサの検知温度に応じて前記定数αを変化させる
手段とを設けたので、食品を高周波電波のみにより調理
する場合に、周囲温度の影響を受けることなく常に安定
かつ良好な出来具合の調理を可能とする信頼性にすぐれ
た調理器を提供できる。
第１図はこの発明の一実施例の構成を示す図、第２図お
よび第３図はそれぞれ同実施例の作用を説明するための
図、第４図および第５図はそれぞれ従来の電子レンジの
作用を説明するための図である。 １……加熱室、３……マグネトロン、８……ガスセン
サ、９……温度センサ、10……制御部。
よび第３図はそれぞれ同実施例の作用を説明するための
図、第４図および第５図はそれぞれ従来の電子レンジの
作用を説明するための図である。 １……加熱室、３……マグネトロン、８……ガスセン
サ、９……温度センサ、10……制御部。
Claims (1)
- 【請求項１】高周波電波により食品を調理すると共に、
食品から放散するガスを検知するガスセンサを備えた調
理器において、 調理器周囲の温度を検知する温度センサと、 調理時、前記ガスセンサの出力の上昇変化がピークに達
してから、該ガスセンサの出力がそのピーク値に定数α
を乗じた所定値にまで下降すると、調理開始からこれま
でに要した時間と定数βの積を以後の加熱時間として設
定する手段と、 前記温度センサの検知温度に応じて前記定数αを変化さ
せる手段とを具備したことを特徴とする調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62002975A JPH0833206B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62002975A JPH0833206B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63172830A JPS63172830A (ja) | 1988-07-16 |
| JPH0833206B2 true JPH0833206B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=11544370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62002975A Expired - Fee Related JPH0833206B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0833206B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2692460B2 (ja) * | 1991-11-20 | 1997-12-17 | タイガー魔法瓶株式会社 | 高周波加熱装置 |
| TW310917U (en) * | 1995-07-25 | 1997-07-11 | Sanyo Electric Co | Cooker |
| DE102012200586A1 (de) * | 2012-01-17 | 2013-07-18 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Verfahren zum Erkennen des Ende eines Garprozesses in einem Backofen |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5813925A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複合加熱器 |
-
1987
- 1987-01-09 JP JP62002975A patent/JPH0833206B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63172830A (ja) | 1988-07-16 |
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| JPH0159504B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |