JPS6242996B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6242996B2
JPS6242996B2 JP53016134A JP1613478A JPS6242996B2 JP S6242996 B2 JPS6242996 B2 JP S6242996B2 JP 53016134 A JP53016134 A JP 53016134A JP 1613478 A JP1613478 A JP 1613478A JP S6242996 B2 JPS6242996 B2 JP S6242996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hafnium
film
producing
iodine
compound film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53016134A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54109098A (en
Inventor
Moriaki Fuyama
Mitsuru Ura
Haruhiko Pponda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP1613478A priority Critical patent/JPS54109098A/ja
Publication of JPS54109098A publication Critical patent/JPS54109098A/ja
Publication of JPS6242996B2 publication Critical patent/JPS6242996B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は切削工具および高速度工具などの耐摩
耗性、耐溶着性を要求されるものの表面コーテイ
ング方法に関するものである。 従来、例えばHfC皮膜の製造方法は、メタン、
水素、四塩化ハフニウム(HfCl4)を化学的蒸着
法(Chemical Vapor Deposition法、CVD法)に
よつて形成する試みがなされている。しかし、こ
のようなコーテイングは基体を1500℃以上の温度
で行つている。したがつて、このようなコーテイ
ングは基体に悪影響を及ぼすことが多いばかり
か、応用範囲が限定されるという問題がある。ま
た、分解原料であるHfCl4などのハフニウムハロ
ゲン化物は非常に加水分解しやすい欠点があり、
作業性が悪い問題がある。 そこで、低温でハフニウム化合物をコーテイン
グする方法(特開昭52−36585)として、例えば
ハフニウムと塩化水素および塩酸ガスを反応させ
て、低級のハロゲン化ハフニウム(HfCl3
HfCl2、HfCl)を生成して、これに炭化水素、窒
素ガス及び水素、ヘリウム、アルゴンから成る群
からの選択される少なくとも1種のガスに拡散し
て、900〜1300℃の温度で熱分解して、ハフニウ
ム化合物を生成するものである。しかしながら、
この方法で例えばハロゲンとしてヨウ素を用い、
ハフニウムカーバイドを形成させる場合、低級な
ヨウ化ハフニウムの生成が困難であるばかりでな
く化学量論的ハフニウムカーバイドが生成し難
く、十分な硬度を示す皮膜が得られない欠点があ
る。また、反応領域内の全域に亘つて均一な組成
のハフニウムカーバイド膜あるいは、均一にコー
テイングされた膜が得られない欠点がある。 一方、本発明者らは低級ハロゲン化物を用いな
いでも、十分低い温度で、かつ導入するガスは炭
化水素のみで化学量論的に近い、緻密なハフニウ
ムカーバイド皮膜を製造できることを発見した。
また、本発明者らは、このコーテイングを減圧下
で行うことにより、全面均一コーテイングができ
ることをみいだした。 本発明の目的は、上記の欠点のない、例えば
HfCの生成において、ヨウ素とハフニウム金属と
を反応させて、高級ヨウ化ハフニウムである四ヨ
ウ化ハフニウムを先成させ、それに炭化水素を導
入して、低温で基体上につきまわりがよく密着性
のある、耐摩耗性皮膜を製造する方法の提供であ
る。 上記の目的を達成するために本発明はハフニウ
ム化合物皮膜の製造方法において、同一反応系内
でヨウ素とハフニウム金属とを反応させ、四ヨウ
化ハフニウムを生成し、それに炭化水素、窒素、
アンモニアガスの1種あるいは2種を導入して、
前記ガスの混合物をコーテイングする基本上に通
して800〜1250℃の温度範囲で減圧熱分解する方
法である。 本発明に使用する装置を第1図に示す。反応系
は2段構造になつており、したがつて加熱体も2
ケ所ある構造になつている。第1段の反応はハフ
ニウム金属とヨウ素とが反応して、四ヨウ化ハフ
ニウムの生成、第2段はハフニウムヨウ化物と例
えば炭化水素(例えばブタン、C4H10)が反応し
て、HfCの生成である。第1段の加熱は200〜600
℃、第2段は800〜1250℃である。加熱方法は、
抵抗加熱および高周波加熱のどちらでもよい。こ
のましくは、第1段加熱は抵抗、第2段加熱は高
周波方式がよい。生成された四ヨウ化ハフニウム
の経路とC4H10経路は別になつており、ヨウ素蒸
気とC4H10とが反応しない2重構造になつてい
る。また、生成した四ヨウ化ハフニウムはガスの
状態で、かつ分解されない温度で保たれ、第2段
の反応系に流れるように、加熱できる構造になつ
ている。また、四ヨウ化ハフニウムは、ハフニウ
ムを200〜600℃に加熱されたところに、ヨウ素蒸
気を流しこんで生成する。用いるハフニウム金属
はスポンジ、チツプ、粒状のどの形状でもよい
が、好ましくはスポンジ状がよい。ヨウ素の供給
方式は、温度により、その蒸気圧をコントロール
することにより制御する構造になつている。ヨウ
素容器としては、第2図に示すように、ヨウ素の
供給量が常に一定になるよう、ヨウ素蒸気の出口
はオリフイス型の構造にする必要がある。また、
第3図に示すように、ヨウ素容器を一定の温度
(蒸気圧)にして、その中にアルゴンガスを流し
こみ、アルゴンガスの流量をコントロールして、
ヨウ素量を制御する方法もある。このようにして
コントロールされたヨウ素蒸気は、リボンヒータ
などで一定の温度で加熱され経路を通つてハフニ
ウム容器にはこばれるようになつている。以上の
ような構造を持つたハフニウム化合物皮膜の製造
装置である。そこで、本装置を用いてHfCを生成
した場合の条件および得られたHfCの生成速度の
例を示す。
【表】 これから明らかなように、生成速度はヨウ素の
温度(蒸気圧)によつてコントロールされること
がわかる。次に生成温度の変化を示す。
【表】 これから明らかなように、生成速度はヨウ素の
温度を一定にした場合、反応温度によつてもかわ
ることがわかる。そこで、ヨウ素温度を30、35℃
として、HfCの生成速度と生成温度との関係をプ
ロツトした結果を第4図に示す。これから明らか
なように、HfCの生成速度と生成温度との間には
直接関係があり、ヨウ素温度でHfCの生成速度を
コントロールできることがわかる。 また、これらの生成条件で得られた皮膜は
SEMで観察したところ、緻密であり、かつ格子
定数は4.643Åであることから、組成としては
HfC1.0に近いものが得られていることを確認し
た。 HfC皮膜は反応温度800℃以上で生成し、800℃
以下の場合生成しません。また、反応温度1250℃
以上の場合、基体である超硬合金(WC−Co合
金)の性質が変化する。何故ならば、WC−Coの
液相温度が1270℃ですので、1270℃以上になりま
すとWC−Coの反応が起こり、基体自身の物性が
変化し、もろくなります。したがつて、反応温度
は1250℃以下にする必要がある。 また反応を大気圧で行なつた場合は、皮膜の生
成速度は速いが、得られる皮膜がポーラスなもの
になり易く、かつ密着性、耐摩耗性のない皮膜が
得られる。さらに、基体の全面にコーテイングす
ることができず、つきまわりが悪い問題がある。
しかし、反応を減圧下にすることにより、上記問
題は解決できる。本発明の例であるHfC皮膜の生
成方法は、H2、Arなどのキヤリヤガスを用いて
いないため、反応系内の圧力を高くする場合は、
ブタンの導入量を多くしなければいけない。この
ように、ブタンの導入量により、圧力を10Torr
以上にした場合、得られる皮膜の組成は化学量論
的組成(HfC1.0)よりずれ、HfC+Cの組成なも
のが得られ、耐摩耗性にとぼしいHfC皮膜が得ら
れる。また、ブタンの導入量を一定にして、反応
系内の圧力を高くする方法としては、油回転ポン
プの能力を低下せてる方法がある。このような方
法で、反応系内の圧力を10Torr以上にして生成
した場合、生成速度は速くなるが、得られた皮膜
はポーラスなものになり易い欠点がある。そこで
本発明では10Torr以下の減圧下で反応させる必
要がある。 次に、超硬チツプの上に下記に示すコーテイン
グ条件
【表】 で5時間コーテイングした結果、超硬チツプ内
(表裏面も含む)の膜厚のバラツキは±10%以内
にはいつており、均一コーテイングが出来ること
を確認した。 また、前述の超硬チツプを用い導入ガスとして
窒素ガスを用い下記に示すコーテイング条件
【表】 で7時間コーテイングした結果、淡い金色のHfN
が超硬チツプに均一にコーテイング出来ることを
確認した。 同様に導入ガスとして、メタンガス及び窒素ガ
スの混合ガスを用い、下記に示すコーテイング条
【表】 で4時間コーテイングした結果、ハフニウムカー
ボナイトライド(HfCN)が均一にコーテイング
できることも確認した。 以上記述した通り、本発明の製造方法によれ
ば、800〜1250℃の低い反応温度の場合でも、密
着性が良く化学量論的組成に近い充分に耐摩耗性
のあるハフニウム化合物皮膜を反応領域内の全域
にわたり均一に製造することができる。このこと
は工業的大容量生産を可能にするものであり、均
一な品質で特性の優秀な製品を比較的に安価に提
供することができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を適用する装置のフロー
ト図、第2図および第3図はヨウ素蒸気コントロ
ール装置の概略図、第4図はHfC生成速度と生成
温度との関係を示す図である。 1:ストツプバルブ、2:真空計、4:マスフ
ローコントローラ、8:ウオータバス、9:ヨウ
素、10:ヨウ素容器、11:電子恒温槽、1
4:電気炉、15:ハフニウム、19:試料、2
0:オリフイス型ヨウ素容器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハフニウム化合物皮膜の製造方法において同
    一反応系内でヨウ素とハフニウム金属とを反応さ
    せ、高級ヨウ化ハフニウムである四ヨウ化ハフニ
    ウム(HfI4)を生成し、それに炭化水素、窒素又
    はアンモニアの少なくとも1つを導入して、前記
    ガス混合物をコーテイングする基体上に通して
    800〜1250℃の温度範囲でハフニウムカーバイド
    (HfC)、ハフニウムナイトライド(HfN)および
    ハフニウムカーボナイトライド(HfCN)ののハ
    フニウム化合物皮膜を、反応系内の圧力を
    10Torr以下の減圧下で反応させて製造すること
    を特徴とするハフニウム化合物皮膜の製造方法。 2 特許請求の範囲の第1項において、ヨウ素の
    供給量をその蒸気圧でコントロールして、ハフニ
    ウム化合物皮膜の生成速度を制御することを特徴
    とするハフニウム化合物皮膜の製造方法。 3 特許請求の範囲の第1項又は第2項におい
    て、前記四ヨウ化ハフニウムの反応系路を200℃
    以上で、かつその熱分解温度以下に加熱した状態
    で、コーテイングする基体上に通すことを特徴と
    するハフニウム化合物皮膜の製造方法。 4 特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    において、緻密な皮膜を得るために、反応系内の
    圧力が1Torr以下の減圧下でコーテイングするこ
    とを特徴とするハフニウム化合物皮膜の製造方
    法。
JP1613478A 1978-02-15 1978-02-15 Method of manufacturing hafnium compound Granted JPS54109098A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1613478A JPS54109098A (en) 1978-02-15 1978-02-15 Method of manufacturing hafnium compound

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1613478A JPS54109098A (en) 1978-02-15 1978-02-15 Method of manufacturing hafnium compound

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54109098A JPS54109098A (en) 1979-08-27
JPS6242996B2 true JPS6242996B2 (ja) 1987-09-10

Family

ID=11908012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1613478A Granted JPS54109098A (en) 1978-02-15 1978-02-15 Method of manufacturing hafnium compound

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS54109098A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09150398A (ja) * 1995-11-27 1997-06-10 Tohoku Shoji Kk カッター

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1224091A (en) * 1983-02-25 1987-07-14 Liburdi Engineering Limited Chemical vapor deposition of metal compound coatings utilizing metal sub-halide
JPS62218576A (ja) * 1986-03-19 1987-09-25 Kiichiro Kamata プラズマcvd法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5236585A (en) * 1975-09-15 1977-03-19 Westinghouse Canada Ltd Process for preparing coating of hafnium compound

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5236585A (en) * 1975-09-15 1977-03-19 Westinghouse Canada Ltd Process for preparing coating of hafnium compound

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09150398A (ja) * 1995-11-27 1997-06-10 Tohoku Shoji Kk カッター

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54109098A (en) 1979-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4035541A (en) Sintered cemented carbide body coated with three layers
US4619866A (en) Method of making a coated cemented carbide body and resulting body
US4312924A (en) Super hard highly pure silicon nitrides
US5851687A (en) Alumina coated cutting tool
US5674564A (en) Alumina-coated sintered body
US4269899A (en) Surface hafnium-titanium carbide coated hard alloy and method
JPH044395B2 (ja)
US3368914A (en) Process for adherently depositing a metal carbide on a metal substrate
EP1157143B1 (en) Mt cvd process
US4264682A (en) Surface hafnium-titanium compound coated hard alloy material and method of producing the same
EP0193998B1 (en) Method of depositing on a substrate a layer which consists substantially of silicon carbide
US4980201A (en) Method of forming tungsten carbide by chemical vapor deposition
JPS623234B2 (ja)
JPS6242996B2 (ja)
JPH068508B2 (ja) ボロンカ−バイドのコ−ティングの製造方法及び得られたコ−ティング
JPS59182300A (ja) ダイヤモンドの気相合成法
JPS6354495B2 (ja)
JPS5824501B2 (ja) タングステンカ−バイド被膜層の製造方法
JPH01129971A (ja) 被覆切削工具製造法
JPS6240429B2 (ja)
JPS6215634B2 (ja)
JPH0341429B2 (ja)
JPS6138125B2 (ja)
JPH0425347B2 (ja)
JP2685364B2 (ja) 窒化チタン膜の気相形成法