JPS6242317B2 - - Google Patents

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JPS6242317B2
JPS6242317B2 JP13272180A JP13272180A JPS6242317B2 JP S6242317 B2 JPS6242317 B2 JP S6242317B2 JP 13272180 A JP13272180 A JP 13272180A JP 13272180 A JP13272180 A JP 13272180A JP S6242317 B2 JPS6242317 B2 JP S6242317B2
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JP
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transaction
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Application number
JP13272180A
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JPS5757384A (en
Inventor
Junji Sano
Shinya Tanigaki
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Tateisi Electronics Co
Priority to JP13272180A priority Critical patent/JPS5757384A/ja
Publication of JPS5757384A publication Critical patent/JPS5757384A/ja
Publication of JPS6242317B2 publication Critical patent/JPS6242317B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K17/00Methods or arrangements for effecting co-operative working between equipments covered by two or more of main groups G06K1/00 - G06K15/00, e.g. automatic card files incorporating conveying and reading operations

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、預金、支払、振込その他の取引を
自動的に行なう取引処理装置において、振込取引
処理を実行するさいにおける印字媒体を取扱うた
めの方法に関する。
取引処理装置における取引データは通常は通帳
に印字される。取引処理装置が預金および支払の
取引のみを行なうものである場合には、取引デー
タの印字媒体としては通帳で足りる。しかしなが
ら、振込のようなやや複雑な取引処理または相手
が存在するような取引処理を行なわせるようにし
たときには、その取引データを通帳に印字するの
は適切でない場合がある。通帳は、預金、支払の
取引のための最低限のデータを員字するのに適し
た一定のフオーマツトを有しており、振込の取引
では、振込先銀行、振込先銀行、支店、口座番
号、受取人氏名等の取引データもまた印字しなけ
ればならないからである。
そこで、振込取引のために専用の用紙、たとえ
ば受取書を用意する必要があり、この受取書に振
込取引に関する上記のような取引データを印字で
きるように構成しておく必要がある。とくに、出
金の取引によつて自己の口座から振込金額の現金
を引出し、この現金を振込先の口座に振込むとい
う一連の処理を行なう場合には、出金取引データ
を通帳に、振込取引データを受取書にそれぞれ印
字できるように構成しておく必要がある。
この発明は取引処理装置において振込取引処理
を行なう場合に、通帳と受取書を代表例とする単
票とに、それぞれ対応した取引データを適切に印
字することのできる、これらの印字媒体の取扱方
法を提供するものである。
この発明は、前面操作面に設けられた出金額の
入力手段、通帳挿入口、挿入された通帳の搬送装
置、および搬送されてきた通帳の所定位置に所定
の取引データを印字する印字装置を備えた取引処
理装置において、 前面操作面に振込先の入力手段を設けるととも
に上記搬送装置の搬送路途上にコード検出器を設
け、 上記通帳挿入口に挿入された通帳を上記搬送装
置によつて搬入し、 上記出金額入力手段によつて入力された振込金
額を記憶し、 上記振込先入力手段によつて入力された振込先
に関するデータを記憶し、 上記振込金額の出金処理ののち、上記印字装置
によつて、搬入されている通帳に、上記振込金額
に相当する出金額を含む出金取引データを通帳印
字フオーマツトで印字して通帳を返却し、 この後、単票が上記挿入口に挿入たれたときに
上記コード検出器によつて挿入された単票の所定
位置に単票であることを示すコードがあるかどう
か、をチエツクし、 単票であることを示すコードが無いときには挿
入された単票を返却し、 単票であることを示すコードを検出したときに
は上記コード検出器によつて単票の印字済マーク
の有無を検査し、 印字済マーク有と判定されたときにはその単票
を返却し、 印字済マークが無いと判定された場合に、上記
印字装置によつて、挿入された単票に、上記振込
金額および上記振込先に関するデータを含む振込
取引データを単票印字フオーマツトにしたがつて
印字し、その後、印字済マークを単票に付して返
却することを特徴とする。
上記において単票とは、取引処理装置外に備え
られており、この装置の操作者によつて装置内に
挿入され、取引処理の結果についての情報がその
上に印字され、そののち装置から放出されて操作
者に返却されるシートをいう。
以上のようにしてこの発明によると、出金の取
引を行ない、その出金取引における出金額を次に
振込処理によつて振込むといつた一連の取引を行
なうことが可能となり、しかも上記の一連のステ
ツプによつて、出金取引データを通帳に、振込取
引データを単票にそれぞれに適したフオーマツト
で適切に印字することができる。
さらに従来の取引処理装置に備えられている通
帳のための挿入口、搬送装置および印字装置が単
票の取扱いのためにも利用されているので、単票
の印字処理のために新たにその挿入口、搬送装置
および印字装置を設ける必要がなく、また操作者
にとつても、単票を通帳と同じ挿入口に挿入する
ことができるので操作が容易となる。
この発明によると、さらに単票特有の問題点が
解決され、単票のより的確な取扱いが可能となつ
ている。すなわち、単票は操作者によつて取引処
理装置内に挿入されるから、操作者が取引処理装
置の専門係員でないような場合には、既に印字済
の単票を挿入してしまつたり、所定の単票以外の
シートを挿入したりするような誤りを犯すおそれ
がある。また、通常、単票には所定の印字欄すな
わち所定の印字フオーマツトがあらかじめ定めら
れているので、誤つた単票またはシートが挿入さ
れると、たとえ印字されたとしても印字情報を正
確に読取つたり理解したりすることができなくな
るおそれがある。この発明によると、印字済の単
票、または所定の単票以外のシートなどが挿入さ
れた場合にはこれを検出して印字することなく返
却し、印字されていない所定の単票が挿入された
場合にのみ印字しかつ印字済マークを付している
から、取扱いに慣れていない者が単票を取扱つた
場合にも、所定の単票以外のシートにデータを印
字したり、印字済の単票に二重に印字したりする
といつた誤りを避けることができ、常に正確でか
つ明瞭な印字を行なうことができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例につい
て詳しく説明する。振込処理は、同一銀行内のみ
ならず、振込人の口座のある銀行と受取人の口座
のある銀行との間で行なわれることもある。その
ような場合に、取引処理装置が設置されている銀
行を自行、それ以外の銀行を他行という。
第1図は現金自動預金支払機の外観を示してい
る。預金支払機1の前方に突出した水平な操作面
には陰極線管(以下CRTという)2が配置され
ている。このCRT2は後述するように、顧客が
なすべき操作を順次誘導する操作誘導文言および
操作誘導図形の表示、操作スイツチ11〜18の
機能表示および支払請求金額その他の操作確認表
示に用いられる。このCRT2の表示面上方は保
護ガラスによつて覆われている。操作スイツチ1
〜14,18および15〜17は、CRT2の画
面の左右両側にそれぞれ縦に並べて配列されてい
る。操作スイツチ11〜17は、顧客による取引
種類の指定(第14図参照)、支払請求金額の
万、千および円の単位等の入力(第18図参
照)、自行または他行の指定(第19図参照)、登
録済または登録なしの入力(第20図参照)、指
定入力(第21図など参照)、確認の入力(第2
5図参照)などのために用いられる。また、操作
スイツチ18は取消入力専用に用いられる(第2
5図など参照)。CRT2の右側手前には、顧客に
よる暗証番号、振込処理における振込金額、登録
番号、支店番号および口座番号、ならびに支払請
求金額の入力など数値情報を入力するために用い
られるテンキー6が設けられている。さらに操作
面には、級幣を挿入するための現金投入口7およ
び級幣を返却するための現金返却口8があけられ
ている。CRT2に隣接するスイツチ11〜18
およびテンキー6は、感圧導電性ゴムを使用した
ものにすれば、薄形化し、CRT2に充分接近さ
せることできる。このことにより、操作が容易と
なりかつ小形化が図られる。操作スイツチ18を
取消専用にせずに、その都度取消という文言を
CRT2に表示するようにしてもよい。
預金支払機1の垂直な面には、その右がわに係
員操作用の係員キー9、顧客個有の個人コードま
たは秘密番号などが磁気記録されたカードを挿入
するカード挿入口5、および支払処理における支
払級幣の放出のための現金払出口4が設けられ、
また左がわに通帳挿入口3が設けられている。こ
の通帳挿入口3は、後述する通帳26および振込
のさいに用いられる受取書27の挿入、放出に用
いられるとともに、明細票(レシート)28の放
出に用いられる。さらに通帳挿入口3の上部に
は、預金支払機1との取引が可能であることを示
す取扱中表示器20、および取引可能な取引の種
類を示す表示器21がそれぞれ備えられており、
表示器21は取引可能なものの表示灯が点灯す
る。
さらに現金支払機1の前面下部には受取書収納
箱10が設けられており、この収納箱10内にま
だ使用されていない多数枚の受取書27が入れら
れている。この受取書27は、振込処理の明細を
印字するためのものであつて、顧客によつて挿入
口3に入れられ、印字ののち放出され顧客の控と
なる。
第2図は預金支払機1の内部構造と概略的に示
しいる。現金支払機1はその入出力機器として、
現金支払における支払紙幣放出のために所定金額
の紙幣を計数して搬送し、払出口4に送出する紙
幣放出機51、現金投入口7へ挿入された紙幣の
真偽と種類を判別するビル・チエツカ52、各取
引処理毎にその取引種類および支払金額、預金金
額などの取引データを銀行の控として記録する伝
票発行機53、カード挿入口5の内側に配置され
カードに磁気記録された情報を読取る磁気カー
ド・リーダ54、通帳26、受取書27および明
細票28に各取引データを印字するとともに通帳
の表紙外面に貼付された磁気ストライプに記録さ
れた情報を読取るまたは書込む記帳機55、操作
スイツチ11〜18およびテンキー6を含むキー
入力装置56、CRT2を含む表示装置57、な
らびに内部パネル(図示略)の制御装置58を備
えている。預金支払機1はマスター・スレーブ・
システムで制御されており、1台のマスター中央
処理装置(M―CPU)60と複数台のスレーブ
処理装置(S―CPU)63を有している。そし
て、紙幣放出機51、ビル・チエツカ52および
記帳機55はそれぞれれ1台のS―CPU63に
よつて、伝票発行機53およびカードリーダ54
は1台のS―CPU63によつて、キー入力装置
56、表示装置57および内部パネル制御装置5
8は他のS―CPU63によつてそれぞれ制御さ
れる。M―CPU60およびS―CPU63は、預
金、支払、振込などの各取引処理の実行プログラ
ムを予め記憶しているプログラム・メモリ61,
64および取引処理データの書込み読出しに用い
られるデータ用メモリ62,65をそれぞれ備え
ている。また表示装置57を制御するS―CPU
63はCRT2による各種表示のためにあらかじ
め設定された操作誘導文言、操作誘導図形、機能
表示文言などの各種コードを記憶する文言図形コ
ード・メモリ66を具備している。M―CPU6
0から各S―CPU63にコマンドが送られる
と、各S―CPU63はメモリ64に格納されて
いるプログラムのうち上記のコマンドにより指定
された動作を行なうための実行プログラムにした
がつて各入出力機器を制御し、かつこの処理実行
中に発生した必要なデータをM―CPU60に送
る。現金預金、支払などの取引処理データはM―
CPU60から伝送制御回路67を介してセンタ
ーに伝送され、またセンターから必要な情報が伝
送制御回路67を介してM―CPU60に送られ
る。上記内部パネルに表示されるような預金支払
機1の状態や異常はリモートモニタ(図示略)に
も表示される。リモートモニタとM―CPU60
との間のデータの伝送は伝送制御回路68を介し
て行なわれる。これらの伝送制御回路67,68
には、回線制御回路、変復調回路などが含まれて
いる。
第3図は記帳機55の概要を示している。機内
であつて通帳挿入口3付近には、通帳および受取
書の挿入を検出する挿入検出器31、シヤツタ3
2およびシヤツタ32を開閉するソレノイド33
が備えられている。そして、この位置から自動預
金支払機1内方に向つて主搬送路34がある。こ
の搬送路34は多数のプーリとこれらのプーリに
掛けられたベルトよりなり、挿入口3に挿入され
た通帳26、受取書27および明細票28を搬送
するものである。搬送路34には、行検出器3
6、コード検出器37、印字装置38ならびに通
帳、受取書および明細書の先端を検出する検出器
(図示略)などが配置されている。行検出器36
は、搬送路のプーリの回転書を検出して通帳の搬
送された行数を検出するものである。印字装置3
8は通帳、受取書および明細票に所要の取引デー
タや後述する印字済マークK4を印字するもので
ある。さらに記帳機55には明細票繰出装置35
があり、これは多数の明細票28を保持するホル
ダ39と、明細票28を1枚ずつ繰出す繰出ロー
ラ40と、繰出された明細票28を搬送路34ま
で送り込む補助搬送路41とから構成されてい
る。明細票28は、預金、支払、振込などの処理
の場合に通帳が挿入されないときなどにホルダ3
9から1枚繰出され、搬送路34に送られ印字装
置38によつて所定の処理情報が印字される。
第4図に通帳26、受取書27の詳細および通
帳26、受取書27が搬送路34を搬送されると
きのコード検出器37との位置関係が示されてい
る。通帳26には、上部の左端にページ数を示す
パー・コードからなるページ・コードK1が印刷
されている。また受取書27には、取引日、振込
先、振込金額、受取人氏名、依頼人氏名などを印
字する欄が設けられているとともに、上部の左端
に受取書であることを示つ受取書コードK3が印
刷されている。これらのコードK1,K3は、通帳
26および受取書27が搬送路34を搬送される
ときにコード検出器37の走査線L上に丁度位置
する。また、この走査線L上には、通帳26の日
付の欄に印字される年と月との間のバーK2が位
置している。このバーK2の位置によつて次に印
字されるべき行が決定される。さらに、受取書2
7への所定情報印字後、走査線L上の位置に印字
済マークK4が印字装置38によつて印字され
る。この印字済マークK4は、あたかも模様のよ
うに左右対称に印字される。したがつて、通帳2
6のページ・コードK1、印字済行を示すバー
K2、受取書27の受取書コードK3、印字済マー
クK4は、これらが搬送路34を搬送されたとき
にコード検出器37によつて検出され、読取られ
る。
第5図は、キー入力装置56、表示装置57、
S―CPU63およびその周辺装置を示してい
る。キー入力装置56は、操作スイツチ11〜1
8、ゲート回路77、テンキー6およびテンキー
回路78から構成されている。各スイツチ11〜
18による入力信号はゲート回路77を経てS―
CPU63に送られる。テンキー回路78は、テ
ンキー6によるキー入力を所定のコードに変換す
る回路であり、キー信号はこの回路78を経てS
―CPU63に送られる。表示装置57は、リフ
レツシユ・メモリ72、キヤラクタ・ゼネレータ
73、並列一直列変換回路74、映像制御回路7
5、CRT2、リフレツシユ・メモリ72のアド
レス選択回路76、およびCRT制御回路71か
ら構成されている。リフレツシユ・メモリ72は
ランダム・アクセス・メモリからなり、キヤラク
タ・ゼネレータ73はリード・オンリ・メモリで
ある。表示装置57のこれらの各構成回路の詳し
い内容および動作については後述する。
CRT2に表示される内容には、大別して、操
作誘導文言、確認表示文言、待機指示文言、機能
表示文言および各種の単語、ならびに操作誘導図
形および機能表示枠がある。操作誘導文言とは、 「いらつしやいませ ご用件のキーを1つお押しください」 (第14図) 「カードを矢印の方向にお入れください」 (第15図) のようなものである。確認表示文言には、 「次のお振込先の内容をお確かめのうえ〔確
認〕をお押しください」(第25図) などがあり、待機指示文言には 「ご利用ありがとうございます ただいま手続きをしておりますので しばらくお待ちください」(第26図) などがある。機能表示文言とは、操作スイツチ1
1〜17の機能を示すものであつて、「残高照
会」「お振込」「お引出」「ご預金」「通帳記入」
(第14図)、「万」「千」「円」(第18図)、「他
行」「立石」(第19図)、「登録済」「登録なし」
(第20図)、「指定」(第21図など)、「普通」
「当座」(第22図)、「確認」(第25図)、などが
ある。各種の単語には、「銀行名」「支店名」「科
目」「口座番号」「受取人名」「振込金額」(第25
図)などがある。操作誘導図形とは、操作誘導文
言に対応して顧客のなすべき操作を図形で表わす
ものであつて、カードをカード挿入口5に挿入す
る図形(第15図)、通帳を通帳挿入口3に挿入
する図形(第16図)などがある。この操作誘導
図形には銀行の女子係員がお辞儀をしている図形
(第14図)も含まれる。機能表示枠は、各操作
スイツチ11〜17に対応した位置に表示される
機能表示文言を囲むL字形の枠である。
これらの文言(単語を含む)および図形(枠を
含む)を表示するためにCRT2の画面が横m
列、縦n行に分割され、m×nの区画がつくられ
ている。そしてこれらの区画には0〜m・n−1
までのアドレスが付されている。各区画は多数の
点(たとえば横16ビツト×縦24ビツト)から構成
されている。文言を構成するキヤラクタには大キ
ヤラクタと小キヤラクタがあるが、大キヤラクタ
は複数の区画にわたつて、小キヤラクタは1区画
内にそれぞれ表示される。図形は画素群を適宜組
合せた集合から構成される。画素群は上記の区画
と同じ大きさであつて、この画素群内には、区画
を縦、横にいくつかに分割してつくられる複数の
画素が含まれている。各画素は複数ビツト(たと
えば横8ビツト×縦8ビツト)の点から構成され
ている。そして、CRT2上で光る画素の組合せ
により多数種類の画素群がつくられる。このよう
な文言を構成するキヤラクタおよび図形を構成す
る画素群はコード化されてキヤラクタ・ゼネレー
タ73内にあらかじめストアされている。各区画
内には横16ビツト、縦24ビツトの点の集合が含ま
れるから、各キヤラクタ・コードおよび画素群の
コードは16×24=384ビツトで構成されている。
そしてこれらのコードの記憶エリヤはCRT2の
上記区画に対応するように1つのアドレスで指定
されるとともに、これらの記憶エリヤ内の横方向
に並んだ16ビツトずつが24のラスタ・アドレスに
よつて指定される。
便宜的に大キヤラクタを複数の区画に、小キヤ
ラクタを1区画に表示し、画素群の大きさを1区
画の大きさと同じものとして説明してあるが、表
示の荒さ、細かさに応じて区画、キヤラクタおよ
び画素群の大きさを適当に決めることができるの
はいうまでもない。
第6図に文言図形コード・メモリ66の概略が
示されている。上述の文言および図形はコード化
されてメモリ66内にあらかじめストアされてい
る。メモリ66は操作誘導文言コード、機能表示
文言コード、操作誘導図形コードおよび機能表示
枠コードの記憶エリヤを有している。この他に確
認表示文言コード、待機指示文言コードおよび各
種の単語コードの記憶エリヤが設けられている
が、図示が省略されている。これらのコードは、
各文言および図形を表示すべきCRT2の画面上
の上記区画のアドレスのうち先頭アドレスのコー
ド、各文言を構成するキヤラクタまたは画素群の
コードの集合とから構成されている。キヤラクタ
および画素群のコードは表示される上記区画のア
ドレスの順序で並べられている。これらのキヤラ
クタおよび画素群のコードとしては、そのキヤラ
クタまたは画素群がストアされているキヤラク
タ・ゼネレータ73の記憶エリヤのアドレスを用
いることが好ましい。
第7図にはデータ用メモリ62の内容が示され
ている。このメモリ62には、預金支払機1の実
行中の取引種別を記憶するエリヤ、カードからカ
ード・リーダ54によつて読取つたデータを記憶
するエリヤ、テンキー6によつて入力された暗証
番号、各種の金額、および登録番号を記憶するエ
リヤ、操作スイツチ11,15(第19図参照)
によつて入力された振込先の銀行が他行か自行か
を記憶するエリヤ、振込の受取人が後述するよう
に登録されているかどうかを記憶するエリヤ、カ
ードまたは操作スイツチによつて入力された振込
の受取人のデータを記憶するエリヤ、センタとの
交信に用いる送信データと受信データを記憶する
エリヤ、振込の手数料を記憶するエリヤ、センタ
から送られてきた振込先の銀行名、支店名および
受取人名のカタカナ・データを記憶するエリヤ、
なびに通帳、明細票または受取書のいずれに印字
したかを記憶するエリヤが設けられている。上記
のカタカナ・データは受取書に印字する場合に用
いられる。これらの各データは、第2図に示す入
出力機器やセンタから送られてきか場合にRAM
62の対応するエリヤに記憶され、また必要に応
じて各RAM65に転送される。
CRT2の画面上への各種の表示はプログラ
ム・メモリ64内にストアされている実行プログ
ラムにしたがつて行なわれる。このプログラム中
にはいかなる文言または図形を表示するかのコマ
ンドがあるからS―CPU63はこれを解読し
て、これらのコマンドにより指定される文言また
は図形のコードを文言図形コード・メモリ66か
ら読出してリフレツシユ・メモリ72に書込む。
リフレツシユ・メモリ72は、第1画像目の情報
をストアするメモリと、第1画像が表示されてい
る間に次の画像の情報をストアするための第2画
像目のメモリとから構成されており、各メモリと
もCRT2の区画に対応してm×nの記憶エリヤ
を有している。この書込みによつて、フレツシ
ユ・メモリ72の、CRT2の画面上の各区画に
対応する記憶エリヤに、その区画に表示すべきキ
ヤラクタまたは画素群のコード、すなわち表示す
べきキヤラクタまたは画素群がストアされている
キヤラクタ・ゼネレータ73のアドレスが書込ま
れる。リフレツシユ・メモリ72のコードを書込
むべきエリヤのアドレスはS―CPU63からの
アドレス信号にもとづきアドレス選択回路76に
よつて指定される。
このようにして、画像表示のためにリフレツシ
ユ・メモリ72への必要なコードの書込みが終了
すると、または既に第1画面もしくは第2画面の
メモリ内に書き込まれていると、S―CPU63
からCRT制御回路71に読出し指令が送られ、
これにもとづき制御回路71から読出し用のアド
レス信号がアドレス選択回路76に送られる。そ
して、アドレス選択回路76からのアドレス指定
にしたがつて、リフレツシユ・メモリ72内の各
記憶エリヤに書込まれている各コードを読出す。
リフレツシユ・メモリ72の各記憶エリヤに書込
まれているコードは、表示すべきキヤラクタまた
は画素群がストアされているキヤラクタ・ゼネレ
ータ73内のアドレスであるから、この読出しに
よつてキヤラクタ・ゼネレータ73内のアドレス
が指定される。また制御回路71からキヤラク
タ・ゼネレータ73にラスタ・アドレス指定信号
が送られるので、キヤラクタ・ゼネレータ73内
の横16×縦24ピツトからなるキヤラクタまたは画
素群が順次読出され、並列一直列変換回路74で
時分割された直列の映像信号に変換され、映像制
御回路75に送られる。そして、この映像信号が
制御回路75によつて横および縦方向に走査され
るので、CRT2上に所定の画像が表示される。
CRT制御回路71は、リフレツシユ・メモリ7
2からの読出し、キヤラクタ・ゼネレータ73の
ラスタ・アドレス指定、および映像制御回路75
による映像信号の走査を適当なタイミングで同期
させるものである。
第8図は、預金支払機1で使用されるカードを
示している。このカードには、通常の預金、支払
などの処理のためのカードと、振込専用カードと
の2種類がある。通常カードを用いても振込処理
を行なうことができる。いずれのカード25に
も、磁気ストライプ25aが設けられており、こ
こにそのカードの所有者の暗証番号、銀行番号、
支店番号、口座番号、および普通預金か、積立
か、当座かなどを表わす科目コードが記憶されて
いる。そして、科目コードの次に普通科目詳細コ
ードがある。このコードは、通常のカードの場合
にはカードのみの取引が可能かまたは通帳と併用
して用いられるものかを表わしている。振込専用
カードの場合には、振込専用カードであることを
示すコードと、登録の有無を示すコードと、登録
有の場合には受取人を示すデータの有無を示すコ
ードとからなる。そして、登録有であつてかつ受
取人特定データ有の場合には、その次に受取人を
特定するデータ、たとえば受取人の銀行番号、支
店番号、口座番号および科目などが記録されてい
る。さらにカード25にはこのカードが有効か無
効かを示す有効コードなどが記憶されている。必
要ならば、登録有の場合には登録番号を記憶する
ようにしてもよい。
振込処理にあたつて受取人の特定を迅速かつ容
易にするために登録制度が設けられている。そし
て、登録番号フアイルが自行のセンタに備えられ
ている。登録番号フアイルでは、振込人(依頼
人)と受取人とが組をなしており、各組ごとに登
録番号が付けれている。1人の振込人が2名以上
の受取人をもつている場合には、各受取人ごとに
登録番号が付けられている。登録番号フアイルに
は、第9図に示すように、振込人の口座の支店番
号、口座番号、科目その他振込人の氏名、住所な
どの振込人データと、受取人の口座の銀行番号、
支店番号、口座番号、科目、その他の受取人の氏
名、住所などの受取人データとが各登録番号ごと
に記憶されている。この実施例では登録しなくて
も自行に口座をもつ受取人には振込を行なうこと
ができるが、他行に口座をもつ受取人には登録し
なければ振込むことはできない。
第10図には、センタに設けられた顧客情報フ
アイル(CIF)の例が示されている。このフアイ
ルは、各銀行ごとにその銀行に口座をもつ顧客の
すべての情報が記録されている。すなわち、その
口座のある支店番号、口座番号、科目、残高、氏
名および住所のカタカナ・データ、未記帳情報な
どが顧客別に記録されている。
預金支払機1は、自行のセンタとオン・ライン
で結ばれているとともに、提携された他行のセン
タとも自行のセンタを介してオン・ラインで結ば
れている。
第12図は主に預金支払機1の振込手順を示し
ている。まずCRT2に取引種類指定のための誘
導表示をする(ステツプ(101))。この誘導表示
は第14図に示されている。この図から分るよう
に、操作スイツチ11は残高照会処理指定用のス
イツチとして、操作スイツチ12は振込処理指定
用のスイツチとして、そしてスイツチ15,1
6,17はそれぞれ支払、預金、通帳記入処理指
定用のスイツチとして用いられている。顧客がこ
の表示をみて、操作スイツチ11,12,15〜
17のうちいずれかを押すことにより所望の取引
を指定すると(ステツプ(102))、指定された取
引の処理に移る。
振込の処理が指定されると、ステツプ(103)
に進んでCRT2にカードを挿入せよという表示
をする。この表示の例が第15図に示されてい
る。顧客がこの表示をみてカードを挿入すると
(ステツプ(4))、カード・データを読取り、このデ
ータにより挿入されたカードが振込専用カードか
どうかを判断する。振込専用カードであれば通帳
は用いられないから、明細票繰出装置35により
ホルダ39から明細票28を1枚繰出して搬送路
34に送り込み、印字装置38の位置に明細票2
8の印字第1行目が対向するよう明細票28をセ
ツトする(ステツプ(106))。振込専用カードで
はなく通常のカードの場合には、CRT2に通帳
を挿入するかまたは暗証番号キー入力の誘導表示
をして(ステツプ(107))(第16図参照)、通帳
が挿入口3に挿入された場合には(ステツプ
(108))これを搬送路34により、所定位置まで
搬送する。そして、CRT2に暗証番号をキー入
力せよという表示をし(ステツプ(109))(第1
7図参照)、テンキー6により暗証番号が入力さ
れれば(ステツプ(110))、通帳の磁気ストライ
プに記憶されている番号と一致するかどうかを照
合し、一致しなければ再度暗証番号を入力するよ
う誘導する。一致した場合には次の処理に進む。
振込専用カードの場合のステツプ(106)の処理
の後もステツプ(109)に進む。そして、暗証番
号が入力された場合には、カード・データ中の暗
証番号と一致するかどうかをみる、ステツプ
(107)の表示ののち、暗証番号が入力された場合
には(ステツプ(111))、これを照合して一致す
ればステツプ(106)と同じように明細票28を
セツトする(ステツプ(112))。
次にCRT2に、振込金額をキー入力せよとい
う誘導表示をする(ステツプ(113))。この表示
の例が第18図に示されている。ここでは操作ス
イツチ15〜17は、「万」、「千」および「円」
の単位を入力するスイツチとして用いられる。顧
客がこの表示をみて、テンキー6と操作スイツチ
15〜17を用いて所望の振込金額を入力すれば
(ステツプ(114))、再び振込専用カードかどうか
をみる(ステツプ(115))。第18図の表示では
入力された振込金額もCRT2の画面の右下の位
置に表示される。
ステツプ(115)で通常のカードの場合には、
CRT2に振込先の口座が自行(立石行)である
か他行であるかを指定せよという表示を行なう
(ステツプ(116))。この表示の例が第19図に示
されている。操作スイツチ11は他行指定の、操
作スイツチ15は自行指定のスイツチとしてそれ
ぞれ用いられている。顧客がスイツチ15を押し
て自行を指定すると(ステツプ(117))、CRT2
に登録されているかまたは登録されていないかの
確認の誘導表示をする(ステツプ(119))。この
表示の例が第20図に示されている。スイツチ1
5は登録済の入力用として、スイツチ17は登録
なしの入力用としてそれぞれ用いられている。顧
客が登録なしのスイツチ17を押すと(ステツプ
(120))、CRT2に、振込先の支店番号をテンキ
ー6により入力しその後指定スイツチ15を押せ
という表示をする(ステツプ(121))(第21図
参照)。自行の支店名とその番号の一覧表は預金
支払機1の横などに掲示されている。顧客がこの
表示をみて支店番号を入力すると(ステツプ
(122))、続いてCRT2に振込先の口座の科目が
普通か当座かを指定せよという表示をする(ステ
ツプ(123))(第22図参照)。顧客がスイツチ1
5または17により普通または当座を指定すると
(ステツプ(124)(125))、さらにCRT2に、テ
ンキー6により振込先の口座番号を入力しその後
指定スイツチ15を押せという表示をする(ステ
ツプ(126))(第23図参照)。顧客がこの誘導に
したがつて口座番号を入力すれば(ステツプ
(127))、振込先の口座を特定するすべての情報が
入力されたことになる。
ステツプ(119)の表示ののち登録済スイツチ
15が押された場合には(ステツプ(128))、
CRT2に、受取人の登録番号をテンキー6によ
り入力しその後指定スイツチ15を押せという表
示をする(ステツプ(129))(第24図参照)。顧
客がこれをみて登録番号を入力すれば(ステツプ
(130))次の処理に進む。
ステツプ(116)の表示ののち他行のスイツチ
11が押されると、振込先が他行にある場合には
受取人は登録されている筈であるから、ステツプ
(129)に移つてその登録番号を入力させる。
ステツプ(115)で振込専用カードであると判
断した場合には、カード・データにより登録済で
あるかどうかをみる(ステツプ(131))。登録な
しであればステツプ(121)に移つて、支店番
号、普通、当座の別(科目)、および口座番号を
入力させる。登録済であればさらにカード・デー
タ中に受取人を特定するデータがあるかどうかを
調べて(ステツプ(132))、このデータがない場
合にはステツプ(129)に移つて登録番号を入力
させる。受取人を特定するデータがカード・デー
タ中にあれば、このデータを用いることができる
ので何らの処理もしない。
以上の処理により依頼人および受取人の口座を
特定するデータならびに振込金額が入力されたの
で、次にこのデータをセンタに送信する(ステツ
プ(133))。この取引情報をセンタに送信する電
文の例が第11図にM1として示されている。こ
の電文は、依頼人のカード・データ、振込金額、
受取人のデータ、およびその他の情報から構成さ
れている。受取人のデータは、ステツプ(121)
〜(127)で入力された、もしくは振込専用カー
ドのデータ中の支店番号、科目および口座番号
か、またはステツプ(130)で入力された登録番
号である。登録番号がない場合には登録番号は〇
のデータとなる。センタでは、受取人データが登
録番号の場合には登録番号フアイルを検索して受
取人の銀行番号、支店番号、口座番号および科目
を読出す。そしてこれらの受取人データまたは取
引情報電文M1中の受取人データにもとづいて、
自行の口座であれば自行の顧客情報フアイルを検
索して受取人を照合し、他行の口座であれば他行
に問い合わせる。そして、その結果を用いて第1
1図に示す電文M2を作成する。この電文M2は、
電文M1の内容と、振込が可能かまたは不可能か
という情報と、振込手数料と、受取人の口座のあ
る銀行名、支店名、受取人の氏名のカタカナ・デ
ータと、依頼人の氏名と、その他の情報とからな
る。振込が不可能な場合とはたとえば受取人の口
座が存在しないような場合である。これがセンタ
拒否である。
センタからの電文M2を受信すると(ステツプ
(134))、センタ拒否かどうかをみて(ステツプ
(135))、センタ拒否でなければCRT2に確認操
作誘導表示をする(ステツプ(136))。この表示
の例が第25図に示されている。CRT2の画面
には、センタから送られた情報にもとづいて受取
人の口座のある(振込先)銀行名、支店名、科
目、口座番号および受取人氏名、ならびに振込金
額や手数料などが表示される。また、スイツチ1
5は確認スイツチとして用いられている。この表
示をみて顧客が確認スイツチ15を押すと(ステ
ツプ(137))、待機指示表示をして(ステツプ
(138))(第26図参照)出金処理に移る。
センタ拒否があつた場合、および第25図の表
示ののち取消スイツチ18が押された場合には
(ステツプ(151))、挿入されているカードや通
帳、および必要な場合には明細票を放出して(ス
テツプ(152))、処理を終える。
出金処理ではまず、第11図M3で示すような
出金電文を作成してセンタに送る(ステツプ
(139))。この電文M3は、カード・データ、振込
金額、手数料、必要な通帳データ、およびその他
のデータを含んでいる。振込金額と手数料との和
が依頼人の口座から引き出される支払金額とな
る。センタではこの電文を受取ると、依頼人の口
座から支払金額を引出して、その結果によつて電
文M4を作成して預金支払機1に送る。この電文
M4は、電文M3の内容に、センタ拒否かどうかの
データ、未記帳情報などを加えたものである。こ
の場合のセンタ拒否とは、依頼人の残高が支払金
額よりも少なくて引出しが不可能な場合である。
センタ電文M4を受信すると(ステツプ
(140))、通帳または明細票に出金情報を印字して
(ステツプ(141))、CRT2に通帳または明細票
を受取れという旨の表示をし(ステツプ(142))
(第27図参照)、通帳または明細票を放出する
(ステツプ(143))。ステツプ(140)の結果、セ
ンタ拒否があつた場合にはステツプ(152)に移
る。
この後、受取書27に振込の取引処理結果を印
字するために、CRT2に、収納箱10から受取
書27を1枚とつて通帳挿入口3に挿入せよとい
う表示をする(ステツプ(144))(第28図参
照)。顧客が受取書27を挿入口3に入れると
(ステツプ(145))、これを搬入していつてコード
検出器37によりまず受取書コードK3を読取
り、このコードK3が正しいかどうかを調べる
(ステツプ(146))。この受取書コードK3が正し
ければ、コード検出器37の出力により印字済マ
ークK4があるかどうかをみて(ステツプ
(147))、このマークK4がなければ、受取書27
の所定の欄に振込情報を印字する(ステツプ
(148))。受取書コードK3が存在しない場合また
は正しくない場合には、受取書27ではなく他の
シートが挿入されたのである。また、印字済マー
クK4を検出した場合には既に印字された受取書
が挿入された訳である。このような場合には、
CRT2に、もう一度受取書を挿入せよという表
示をして(ステツプ(149))(第29図参照)、先
に挿入された他のシートまたは印字済の受取書を
挿入口3に返却し(ステツプ(150))、ステツプ
(145)に戻る。この処理により、顧客の操作ミス
により受取書でないシートに印字したり、印字済
の受取書に二重に印字することが避けられる。
最後に、第11図にM5で示すような、受取人
のデータ(銀行番号、支店番号、口座番号、科目
およびこれらのカタカナ・データ)、および振込
金額(入金額)を含む電文を作成してセンタに送
信する(ステツプ(153))。センタはこの電文M5
を受取ると受取人の口座に振込金額を入金する処
理をして、同じような電文M6を預金支払機1に
送信する。この電文M6を受信すると(ステツプ
(154))、CRT2にカード受取誘導表示をして
(ステツプ(155))、カードを返却し(ステツプ
(156))、さらにCRT2に受取書の受取誘導表示
をして(ステツプ(157))、受取書を挿入口3に
放出し(ステツプ(158))、CRT2に処理終了表
示をして(ステツプ(159))(第30図参照)、処
理を終える。
通帳や明細票には振込取引の詳細を印字するこ
とはできないので受取書が用意されており、この
受取書に必要な振込取引の取引結果が印字され
る。したがつて、顧客はこの受取書によつて振込
の詳細を記録しておくことができる。
この実施例では、口座から口座への振込である
が、預金支払機に現金を投入してその金額を所定
の口座に振込するようにしてもよい。また、振込
はすべて電信扱いになつているが、必要があれば
文書扱いの振込処理を行なわせるようにしてもよ
い。この場合には、操作スイツチ15,17と
CRT2の表示とにより、電信か文書かを選択さ
せるようにすることが好ましい。電信と文書では
一般に手数料の額が異なる。
最後に、第13図を参照して預金、支払、通帳
記入および残高照合の各処理についてその手順を
簡単にふれておく。
スイツチ16によつて預金の取引が指定される
と、ステツプ(181)に移つてCRT2に通帳また
はカードを挿入せよという表示をする。預金は通
帳、カードのいずれか一方を用いて取引が可能で
ある。顧客が通帳挿入口3に通帳を挿入するか
(ステツプ(182))、またはカード挿入口5にカー
ドを挿入すると(ステツプ(183))、CRT2に紙
幣投入操作の誘導表示を行なう(ステツプ
(184))。顧客が現金投入口7に預金すべき紙幣を
入れると(ステツプ(185))、これを読取つて
(ステツプ(186))一時保留機構に保留したの
ち、ステツプ(186)で読取つた紙幣の内容を
CRT2に表示して顧客が投入した金額の確認を
求める(ステツプ(187))。確認入力スイツチと
してスイツチ15が用いられ、このスイツチ15
が押されると(ステツプ(188))、CRT2に待機
指示を表示する(ステツプ(189))。そして、明
細票の前印字、センタに送信する電文の作成など
の入金処理をして(ステツプ(190))、センタと
の交信に移る(ステツプ(191))。
センタから下り電文が送信され入金可であれ
ば、通帳(カードによる取引の場合には明細票)
に日付、預入金額、新残高などの必要な印字をし
(ステツプ(192))、一時保留していた紙幣を収納
する(ステツプ(193))。そしてCRT2に通帳ま
たはカードの受取誘導表示をして(ステツプ
(194))、通帳、またはカードおよび印字した明細
票を放出し(ステツプ(195))、CRT2にすべて
の処理が終了した旨の表示をする(ステツプ
(196))。
支払の場合には、暗証番号をチエツクするため
にカードを用いることが必須である。通帳は用い
ても用いなくてもよい。まず、CRT2にカード
を挿入せよという旨の誘導表示をして(ステツプ
(201))、カードが挿入されれば(ステツプ
(202))、CRT2で、通帳を挿入するか、または
通帳がない場合には暗証番号をキー入力する操作
を誘導する(ステツプ(203))。顧客が通帳を挿
入した場合には(ステツプ(204))、CRT2に暗
証番号をキー入力せよという表示をする(ステツ
プ(205))。この後テンキー6を用いて暗証番号
が入力されると(ステツプ(206))、暗証番号を
チエツクして正しければCRT2に支払請求金額
をキー入力せよという表示をする(ステツプ
(207))。顧客がテンキー6を用いて支払請求金額
を入力すると(ステツプ(208))、CRT2に待機
指示表示をし(ステツプ(209))、センタへの電
文作成などの出金処理(ステツプ(210))をした
のち、センタとの交信に進む(ステツプ
(211))。
センタとの交信の結果、支払が許可されれば通
帳または明細票に支払処理結果を印字して(ステ
ツプ(212))、CRT2に通帳またはカード受取誘
導表示をする(ステツプ(213))。通帳またはカ
ードを返却して(ステツプ(214))、顧客がこれ
を抜取ればCRT2に紙幣受取誘導表示をし(ス
テツプ(215))、現金(および明細票)を放出す
る(ステツプ(216))。そして、CRT2に処理終
了表示をする(ステツプ(217))。
通帳記入の取引においては当然ながら通帳が用
いられる。まず、CRT2に通帳挿入誘導表示を
して(ステツプ(221))、顧客が通帳を挿入すれ
ば(ステツプ(222))、CRT2に待機指示を表示
する(ステツプ(223))。そして記入処理をして
(ステツプ(224))、センタとの交信に進む(ステ
ツプ(225))。センタから送られてきた記帳情報
を受取ると、受信した情報を通帳に印字する(ス
テツプ(226))。この後、CRT2に通帳受取誘導
表示をして(ステツプ(227))。通帳を返却し
(ステツプ(228))、最後にCRT2に処理終了表
示をして(ステツプ(229))、処理を終える。
残高照会処理ではカードが用いられるので、
CRT2にカード挿入誘導表示をし(ステツプ
(241))、カードが挿入されれば(ステツプ
(242))、暗証番号のキー入力誘導表示をする(ス
テツプ(243))。そして、暗証番号がキー入力さ
れ(ステツプ(244))、これが正しければCRT2
に待機指示を表示し(ステツプ(245))、残高照
会処理(ステツプ(246))およびセンタ交信(ス
テツプ(247))に進む。センタから送られてきた
残高情報を受取るとその情報を明細票に印字して
(ステツプ(248))、CRT2にカード受取誘導表
示をする(ステツプ(249))。そして、明細票を
放出し、カードを返却し(ステツプ(250))、
CRT2に処理終了表示をして(ステツプ
(251))処理を終える。
上記では、単票の例として受取書があげられて
いるが、明細票も預金支払機外に用意されて顧客
により挿入される場合には単票となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は現金自動預金支払機の外観を示す斜視
図、第2図は現金自動預金支払機の内部の回路構
成を示すブロツク図、第3図は記帳機を示す構成
図、第4図は記帳機に設けられたコード検出器と
通帳および受取書との関係を示す図、第5図は現
金自動預金支払機の表示装置およびその周辺回路
を示すブロツク図、第6図は文言図形コード・メ
モリの内容を示す図、第7図はデータ用メモリの
内容を示す図、第8図はカードを示す図、第9図
は登録番号フアイルの内容を示す図、第10図は
顧客情報のフアイルの内容を示す図、第11図は
センタと預金支払機との間で交信される電文のフ
オーマツト図、第12図および第13図は現金自
動預金支払機の処理手順を示すフロー・チヤー
ト、第14図から第30図はCRTに表示される
画面の例を示す図である。 1…現金自動預金支払機、3…通帳挿入口、2
7…受取書、34…主搬送路、37…コード検出
器、38…印字装置、K1…ページ・コード、K3
…受取書コード、K4…印字済マーク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 前面操作面に設けられた出金額の入力手段、
    通帳挿入口、挿入された通帳の搬送装置、および
    搬送されてきた通帳の所定位置に所定の取引デー
    タを印字する印字装置を備えた取引処理装置にお
    いて、 前面操作面に振込先の入力手段を設けるととも
    に上記搬送装置の搬送路途上にコード検出器を設
    け、 上記通帳挿入口に挿入された通帳を上記搬送装
    置によつて搬入し、 上記出金額入力手段によつて入力された振込金
    額を記憶し、 上記振込先入力手段によつて入力された振込先
    に関するデータを記憶し、 上記振込金額の出金処理ののち、上記印字装置
    によつて、搬入されている通帳に、上記振込金額
    に相当する出金額を含む出金取引データを通帳印
    字フオーマツトで印字して通帳を返却し、 この後、単票が上記挿入口に挿入されたときに
    上記コード検出器によつて挿入された単票の所定
    位置に単票であることを示すコードがあるかどう
    かをチエツクし、 単票であることを示すコードが無いときには挿
    入された単票を返却し、 単票であることを示すコードを検出したときに
    は上記コード検出器によつて単票の印字済マーク
    の有無を検査し、 印字済マーク有と判定されたときにはその単票
    を返却し、 印字済マークが無いと判定された場合に、上記
    印字装置によつて、挿入された単票に、上記振込
    金額および上記振込先に関するデータを含む振込
    取引データを単票印字フオーマツトにしたがつて
    印字し、その後、印字済マークを単票に付して返
    却する、 ことを特徴とする取引処理装置の振込取引におけ
    る媒体取扱方法。
JP13272180A 1980-09-24 1980-09-24 Single slip handling method Granted JPS5757384A (en)

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