JPS6033482Y2 - 窓口用入出金処理装置 - Google Patents

窓口用入出金処理装置

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JPS6033482Y2
JPS6033482Y2 JP1976099986U JP9998676U JPS6033482Y2 JP S6033482 Y2 JPS6033482 Y2 JP S6033482Y2 JP 1976099986 U JP1976099986 U JP 1976099986U JP 9998676 U JP9998676 U JP 9998676U JP S6033482 Y2 JPS6033482 Y2 JP S6033482Y2
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JP
Japan
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withdrawal
slip
deposit
amount
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JP1976099986U
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JPS5318192U (ja
Inventor
澄夫 高橋
真一郎 常深
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オムロン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、銀行などの金融機関における窓口事務の処
理装置にかんするものであり、特には窓口用の入出金処
理装置にかんする。
従来からオンライン・バンキング・システムというもの
が知られている。
これによれば、預金をする顧客は、入金票に彼の口座番
号と入金額を記入したのち、この入金票と預金すべき現
金と通帳を窓口の係員にわたす。
すると係員は窓口機械に通帳をセットし、窓口機械のキ
ーボードから顧客の口座番号と入金額を入力する。
すると、この口座番号と入金額がセンターのコンピュー
タへ送られて、該当口座の残高が更新され、新残高が端
末窓口機械に返信される。
窓口機械は通帳に入金額や新残高を印字し、こののち係
員は通帳を顧客に返す。
また一方支払を請求する顧客は、出金票に彼の口座番号
と出金額と必要により金種別出金額を記入したのち、こ
の出金票と通帳を窓口の係員にわたす。
すると係員は窓口機械に通帳をセットし、窓口機械のキ
ーボードから顧客の口座番号を出金額を入力する。
すると、この口座番号と出金額がセンターのコンピュー
タへ送られて、該当口座の残高が更新され、新残高が端
末窓口機械に返信される。
窓口機械は通帳に出金額や新残高を印字する。
こののち係員は出金額骨の現金を用意し、この現金と通
帳を顧客に渡す。
このように従来のオンライン・バンキング・システムで
は、窓口の係員は多くのデータを手動キーインしなけれ
ばならず。
このためせっかく高価かつ大型のシステムを導入しなが
ら、肝心の端末において係員がデータを手動キー人力し
なければならず、このため処理能率が悪いだけでなく、
キーインミスによる誤りも発生しやすかった。
また、キーインミスを防止するための係員の注意負担は
多大なものがあり、そのため処理時間も長くならざるを
得なかった。
この考案は、上記に鑑み、入出金処理の正確化と迅速化
を実現するとともに、係員の負担を大きく軽減できる窓
口用人出金処理装置を提供することを目的とする。
すなわちこの考案は、伝票(入金票および出金票を総称
したもの)に記入されている入出金符号(入金符号およ
び出金符号を総称したもの)と口座番号と入出金額とを
第1読取装置によって読取る。
そして第1読取装置の読取り結果を表示装置に表示する
表示装置が読取り不良を表示したとき、係員は入力装置
から伝票に関する口座番号や入出金額(入金額および出
金額を総称したもの)を入力する。
一方、通帳またはカードなど通常は利用者(顧客)に保
持されている取引用記録媒体から口座番号を第2読取装
置によって読取る。
そして入金処理の場合、すなわち第1読取装置が伝票か
ら入金符号を読取ったときは、伝票に関する口座番号(
第1読取装置が読取るかまたは入力装置から入力された
口座番号)と取引用記録媒体から読取った口座番号とが
一致すること、および伝票に関する入金額(第1読取装
置が読取るかまたは入力装置から入力された入金額)と
現金読取装置が判別した金額を合計して算出した入金額
とが一致することを検出したとき、口座番号と人出金額
とを送受信装置よりセンターのコンピュータに送信する
一方出金処理の場合、すなわち第1読取装置が伝票から
出金符号を読取ったときは、伝票に関する口座番号と取
引用記録媒体から読取った口座番号が一致することを検
出したとき、口座番号と伝票に関する出金額(第1読取
装置が読取るかまたは入力装置から入力された出金額)
とを送受信装置よりセンターのコンピュータに送信する
この後、センターのコンピュータから電文を受信して、
出金許可の電文を受信したときは伝票に関する出金額に
相当する現金を現金放出装置から放出する。
このようにこの考案では、係員が入力装置から入力した
口座番号と第2読取装置が取引用記録媒体から読取った
口座番号とが一致したとき、センターのコンピュータと
交信するようにしているので、係員の操作ミスを自動的
にチェックできて、取引データの混乱を未然にかつ確実
に防止できる。
したがって、入出金処理を正確かつ迅速に処理できると
ともに、係員は操作ミスをしないために過大な注意をは
らう必要がなく、係員の負担を軽減することができる。
そして入金処理の場合は、係員が入力装置から入力した
入金額と現金読取装置が判別した金額を合計して算出し
た入金額とが一致することをさらに検査しているので、
係員の操作ミスによる入金額に関した利用者とのトラブ
ルも防止でき、したがって係員の負担をさらに軽減する
ことができる。
しかも、第1読取装置が伝票から入金符号を読取るか、
出金符号を読取るかによって、入金処理と出金処理とを
自動的に切分けるようにしているので、係員が入金処理
と出金処理とを選択するために特別の操作をする必要も
なく、このため係員操作が極めて簡単になる。
以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。
第1図および第2図は、銀行のロビーに備えであるそれ
ぞれ入金票および出金票を示す。
入金票。1には氏名欄2と口座番号欄3と入金欄4が設
けてあり、利用者はこれらの欄2,3.4にそれぞれの
データを記入する。
このほか入金票1は、入金票であることを示す入金符号
を表わす識別マーク5を有し、また伝票機への差込を容
易にし、かつ差込方向を判別するための切欠部6を有す
る。
入金票1には、さらにスタンプエリア?、 8.9が設
けである。
エリア7には入金処理が完了したときに確認印(たとえ
ば済のマーク)がスタンプされる。
またエリア8には入金票1の口座番号および入金額をキ
ーインしたことを表わす四角の黒マークをスタンプし、
エリア9には現金入金額をキーインしたことを表わす四
角の黒マークをスタンプする。
これらスタンプは自動的に行なわれるものであるが詳し
くは後述する。
第2図の出金票10には氏名欄11と捺印欄12と口座
番号欄13と出金額欄14が設けてあり、利用者はこれ
らの欄11,13.14にそれぞれのデータを記入し、
欄12に捺印する。
出金票10はまた出金金種指定欄15.16を有する。
利用者は出金金種を指定するときは欄15に万円孔出金
額を、欄16に千円札出金額をそれぞれ記入する。
なお、金額の代わりにあるいは金額に加えて札の枚数を
記入することも考えられる。
金種指定のないとき欄15.16は空欄のままでよい。
出金票10はさらに出金票であることを示す出金符号を
表わす識別マーク17を有する。
なお、入金符号(識別マーク5)と出金符号(識別マー
ク17)とを入出金符号と総称することにする。
この識別マーク17の位置は、入金票の識別マーク5の
位置とずれており、後述の伝票機により入出金票が区別
される。
出金票10はまた切欠部18を有するとともに、スタン
プエリア19゜20.21を有する、エリア19には出
金処理が完了したときに上述と同様の確認印がスタンプ
される。
またエリア20には出金票10の口座番号および出金額
をキーインしたことを表わすマークをスタンプし、エリ
ア21には出金すべき現金をマニュアル(手動)で用意
してことを表わすマークをスタンプする。
これらスタンプは、入金票の場合と同様自動的に行なわ
れるものであるが、詳しくは後述する。
利用者が記入した数字を読取判別すること自体は、たと
えば郵便番号の読取判別などによって知られている。
したがって、この実施例では入金票1や出金票10に記
入された数字をそのまま読取判別するようにした。
しかしながら、これに代えて該当数字(またはこの数字
に対応する空欄)を黒く塗りつぶしてゆくようなマーク
方式を採用してもよい。
また、読取判別を容易にするために磁気インクで記入す
るようにしたり、記入補助枠(たとえばBあるいは同期
マークを予め印刷しておくことも考えられる。
さらに、入金票および出金票を1枚の伝票に兼用させ、
利用者に口座番号や金額とともに入出金の区別をマーク
記入させ、これを読取って入出金を判別してもよい。
さらに、この実施例では出金金種として万円孔と千円札
しか挙げなかったが、硬貨を指定できるようにしてもよ
い。
なお、硬貨の場合通常5敵を1包みとしているので、包
みが整数個になるような金額でのみ指定を許すことが実
際的であろう。
次に第3図によってこの窓口処理装置の外観を説明する
窓口処理装置は銀行ロビーのカウンタ内に設置され、係
員によって操作されるものであって、操作ユニット22
と入金ユニット23と出金ユニット24から構成されて
おり、センターのコンピュータの端末となっている。
まず、操作ユニット22は係員によって操作さ:れるも
のであり、その前面に伝票差込口25と通帳差込口26
を有する。
ここで伝票とは入金票1および出金票10を総称したも
のであり(以下同様)、シたがって差込口25から入金
票や出金票が差込まれる。
通帳は図示していないが、通常の預金通帳の表紙に磁気
ストライプを設け、ここに利用者の口座番号と前桟(前
回の残高のこと)を磁気記録したものであり、前桟は入
出金ごとに更新記録される。
差込口25から差込まれた伝票は後述の伝票機によって
読取られ、その内容が表示管27,28,29,30に
表示される。
すなわち、伝票の口座番号・入出金額・万円孔出金額千
円札出金額がそれぞれ表示管27. 28.29.30
に表示される。
また、差込まれた伝票が入金票の場合はランプ31が、
出金票の場合はランプ32が点灯し、これにより入出金
の区別を表示する。
操作ユニット22の前面には、さらに数値入力用のテン
キー33およびファンクションキー34が設けである。
ファンクションキー34は伝票口座番号、入金、出金、
クリアなどの各種のファンクションキーを含んでいる。
これらのキー33゜34は通常利用されないが、伝票や
通帳からのデータ読取が伝票機でできない場合、すなわ
ち伝票の記入数字がくずれていたり、記入枠からはみ出
たりして機械で判別できないときや、通帳の磁気ストラ
イプに異物が付着したり、あるいは傷付いたりして正常
な機械読取ができないときに、係員がキー33.34か
らデータを補助的にキー人力する。
なお、テンキー33から入力された数値はその都度表示
管35に表示される。
また、ランプ36は5個のランプからなり、これを左か
ら36A、36B、36C,36D、36Eとすると、
各ランプの点灯の意味は次の通りである。
ランプ36Aは装置が初期状態にありいつでも伝票受入
可能なことを示し、ランプ36Bは伝票のキー人力と再
差込を指示し、ランプ36Cは通帳の差込を指示し、ラ
ンプ36Dは通帳のキー人力と再差込を指示し、ランプ
36Eは現金の投入を指示する。
さて、操作ユニット22内の伝票読取機を第4図によっ
て説明すると、差込口25から伝票を差込むと光電検出
器50がこれを検出し、駆動ローラ5B、59および駆
動ベルト60が駆動される。
続いて伝票は光電検出器51,52によって検出され、
差込方向や入出金の区別が判定される。
この判定のための回路を第7図によって説明する。
第4図の光電検出器52は伝票の差込方向に垂直に並ん
だ3個の検出器52A、52B、52Cからなっており
、検出器52Aは伝票の有無を検出−検出器52Bは入
金票1の識別マーク5の有無を検出し、検出器52Cは
出金票10の識別マーク17の有無を検出する。
また検出器51は伝票の切欠6あるいは18の有無を検
出する。
そして検出器52A、52B、52Gの位置は検出器5
1の位置より伝票の差込方向に距離dだけずれて配置し
である。
さて伝票が差込まれてローラ58で取込まれると、やが
て検出器52Aが伝票の存在を検出して出力Hをアンド
ゲート65に入力する。
第7図のように伝票を正しい方向に差込むと伝票の切欠
6(あるいは18)のために、このとき検出器51はま
だ伝票を検出しない。
このため、検出器51は出力りのままであり、したがっ
てインバータ67の出力はHとなっている。
この結果、アンドゲート65の出力はHとなり、ゲート
T0.71およびアンドゲート72を開く。
今、伝票が入金票であると、検出器52Bがマーク5を
検出して出力Hとなり、一方、検出器52Cは出力りの
ままである。
このため、ゲート71は入金信号を表わす出力Hを発す
る。
出金票の場合には、検出器52Cがマーク17を検出し
て出力Hとなり、検出器52Bの出力はLのままであり
、したがってゲート70は出金信号を表わす出力Hを発
する。
これら入金信号や出金信号は後述の制御回路101に入
力されて利用される。
伝票を受入れたとき、万一、検出器52B、52Cがと
もに出力Hあるいは出力りになったときは一致回路69
の出力がHとなりアンドゲート72・オアゲート73を
へて返却信号が発せられ、ローラ58,59等は逆転さ
れる。
伝票は正規の入金票または出金票ではない別の書類だか
らである。
なお、入金票や出金票の場合も、マーク5・17が検出
器52B、52Cを通過したあと検出器52B、52C
の出力はともにLとなるが、その前に検出器51の出力
がHになるのでゲート72が閉じ返却信号は出力されな
い。
一方、切欠6(あるいは18)がない場合には、伝票を
受入れて検出器51が出力Hになったとき検出器52A
はまだ出力りのままであり、インバータ66の出力もH
のままである。
このため、アンドゲート68をへてオアゲート73から
返却信号が出力され、同様に伝票は返却される。
この場合の返却は、正規の入金票や出金票の差込方向を
間違って差込んだり、切欠のない別の書類を誤って差込
んだことを意味する。
なお、上述のように検出器52B、52Gがともに出力
Hになったときにはゲ−ト70.71に禁止がかかり、
このため入金信号や出金信号は出力されない。
さて正規の伝票を正しい方向で差込んだ場合には、伝票
は続いてローラ59・ベルト60によって取込移送され
つつ、文字読取ヘッド53によって伝票の数字データ(
口座番号など)が読取られる。
やがて伝票の先端は光電検出器65で検出され、ローラ
58,59およびベルト60は停止する。
なお、図中61.62.63は伝票の案内台である。
伝票が台63上で停止している間に、後述する係員の操
作が行なわれ、これが完了すると確認ソレノイド57が
駆動され、スタンプ56は伝票のエリア7(あるいは1
9)に済の確認印をスタンプする。
なお入金票と出金票に異なる確認印をスタンプしてもよ
い。
この場合、確認ソレノイドは入金用と出金用の2個を若
干離れた位置に設けることになり、また確認印は入金を
囚、出金を出とすればよい。
なお、口座番号などを係員がキーインしたときにはソレ
ノイド55が動作し、スタンプ54が下動してスタンプ
する。
なお、ソレノイド55およびスタンプ54は包括的に示
したものであり、実際には伝票のエリア8,20にスタ
ンプするためのソレノイド55Aおよびスタンプ54A
と、エリア9,21にスタンプするためのソレノイド5
5Bおよびスタンプ54Bとからなっている。
これらのスタンプがおこなわれたのち、台63上の伝票
はベルト60によって回収箱64に収納される。
次に操作ユニット22内の通帳機を第5図によって説明
する。
係員が該当印字ページを開いて通帳を差込口26から差
込むと光電検出器68がこれを検出し、ベルト66・6
7が回転し、通帳は取込移送される。
この移送の際に、通帳表紙の磁気ストライプに記録され
た口座番号と前桟が読取ヘッド69Hによって読取られ
る。
続いて、ラインファインダ70によって通帳印字ページ
の前回印字行が検出され、前回印字行の次の行である今
回印字行がドツトプリンタ71の印字中心に達したとき
ベルト66.67は停止する。
そして後述する所定の処理ののち新残高が印字され、続
いて通帳はベルト66.67によって差込口26に返却
される。
この返却の際、通帳の磁気ストライプの前桟が書込ヘッ
ド69Wによって更新記録される。
なお、72はドツトプリンタ71のための印字支持台で
あり、通帳の案内を兼ねる。
この実施例では、゛利用者が通常保持している取引用記
録媒体として通帳を用いているが、通帳の代わりに口座
番号を磁気記録したカードを採用してもよい。
この場合、取引内容を印字したレシートを発行する装置
を別途設けることになろう。
次に、第3図によって入金ユニット23を説明する。
入金ユニット23の前面には紙幣を重ねたまま一括して
投入するための紙幣投入口37と、入金額が不一致のと
きや該当口座がない場合などに紙幣が返却される紙幣返
却口38が設けである。
さらに、投入口37の上部には数字表示管39が備えて
あり、この表示管39は投入口37から投入された紙幣
の合計額を表示する。
そして前面の最上部には入金された現金のマニュアル収
納を指示するためのランプ40と、マニュアル収納後に
係員によって操作される入金確認ボタン40′が設けで
ある。
入金ユニット23内の現金受入機は第6図に示す構成に
なっている。
すなわち、係員は入金される紙幣75を重ねて(ただし
入金紙幣は1枚でも可、また紙幣は万円孔・五千円札・
千円札・五百円札の混合も可)投入口37から傾斜台7
3上に一括投入したのち、押えブロック74を後からあ
てる。
紙幣は揺動サッカアーム76によって1枚ずつ取出され
、そののち取出ローラ78およびベルト79によって1
枚ずつ移送される。
そしてその際、紙幣読取ヘッド80は金額判別のために
紙幣の図形を読取る。
紙幣読取ベッド80は光電式でも磁気式でもよい。
また、揺動サッカアーム76の代わりに摩擦ローラによ
って紙幣を1枚取出すこともできる。
なお、85は案内板である。さて、ベルト79によって
1枚ずつ送り出される紙幣はストアベルト81上に一時
ストアされ、光電検出器77が台73上に紙幣が存在し
ないことを検出するまで上述の動作が繰り返される。
その後入金が予定通り受理されるとベルト81は正転し
一時ストアされた紙幣は現金箱84に収納される。
入金が不受理の場合にはストアベルト81および返却ベ
ルト82は逆転し、一時ストアされた紙幣は返却口38
内の受台83上に返却される。
なお、紙幣を一括投入しないで、係員が1枚ずつ投入す
ることも考えられるが、一括投入のほうがはるかに高能
率であり、好ましい。
次に出金ユニット24の構成を第3図によって説明する
と、出金ユニット24の前面下部には万円孔放出口41
および千円札放出口43が設けてあり、放出口41の上
方に万円孔の放出額を表示する数字表示管42があり、
放出口43の上方に千円札の放出額を表示する数字表示
管44がある。
そして数字表示管45は千円札および万円孔による出金
額の合計金額すなわち表示管42および44の合計金額
を表示する。
出金ユニット24の前面上部にはさらに、マニュアル出
金を指示するためのランプ49と係員が現金を計数した
のちに操作する出金確認ボタン46が設けである。
ランプ49が点灯するときは、万円孔あるいは千円札の
うち少なくとも一方の出金枚数が100枚以上の場合で
あり、このとき係員は1叩枚単位で帯封された紙幣と残
りの紙幣をマニュアルで用意する。
なお、万円孔放出機および千円札放出機はそれぞれ放出
口41および43の内側に隣接して設置しであるが、指
定された枚数の紙幣を放出する放出機自体は周知である
のでその詳細な構成は図示しない。
また、上述のマニュアル指示についての記載から明らか
なように、放出機は一度に9敷以下の紙幣を放出する。
次に第8図によってこの実施例の全体的ブロック図を説
明する。
同図において、太線はデータバスを示し、制御回路10
1と各ブロックを接続する細線は制御ラインを示す。
さて、表示装置86は操作ユニット22・入金ユニット
23・出金ユニット24の前面にそれぞれ設けた表示器
群27.28,29,30,31,32,35,36.
39,40,42,44,45.49を包括的に示す。
一方、表示駆動回路87は上述の表示器群を駆動する。
表示器群のうちどの表示器をどの期間表示するかは制御
回路101によって適宜制御される。
キーボード88は操作ユニット22のテンキー33・フ
ァンクションキー34および入金確認スイッチ40′・
出金確認スイッチ46を包括的に示す。
符号化回路89はテンキー33が操作されたときその数
値を適宜にコード化してデータバスに送出する。
伝票機90は第4図の装置ならびに第7図の回路を包括
的に示し、文字判別回路91は文字読取ヘッド53が読
取った伝票の口座番号や金額の数字を判別したのちコー
ド化してデータバスに送出する。
通帳機92は第5図の装置を包括的に示す。
磁気記録再生回路93は読取ヘッド69Rが読取った通
帳の口座番号を前桟をデータバスに送出する。
また、回路93はデータバスから送られてくる口座番号
(これは元のまま)と新残高を書込ヘッド69Wによっ
て更新磁気記録させる。
印字駆動回路94はデータバスから送られてくる印字デ
ータをデコードしてドツトプリント71を駆動し、所定
の通帳印字を行なわせる。
現金受入機95は第6図の装置を包括的に示し、現金判
別回路96は紙幣読取ヘッド80からの読取パターンを
受入れて金種を判定し、データバスに出力する。
万円孔放出機97および千円札放出機98は出金ユニッ
ト24内に収容されているものであり、各放出枚数は制
御回路101によって制御される。
レジスタ装置99は各構成機器からデータバスをへて送
られてくるデータをストアするものであり、ストアされ
たデータは演算回路100による検査や上述した数字表
示管による表示や通帳印字や磁気記録などに利用される
なお、レジスタ装置99は所定個数のレジスタを備えて
おり、あるデータをどのレジスタにストアするかは制御
回路1(Hの制御によるが、それ自体は知られているの
で詳細は省略する。
演算回路100はレジスタ装置99内のデータを互いに
比較して一致しているか否かを検出したり、そのほか通
常の演算も行なう回路である。
フラグレジスタ102A−Gは制御回路101の制御を
受けて演算回路100による検査結果などを記憶する。
送受信回路103は必要なデータをセンターのコンピュ
ータに送信し、またセンターのコンピュータからの回答
を受信する。
制御回路101は上述した各構成機器の動作シーケンス
などを制御するものであり、このためにプログラム記憶
装置やプログラムの解読実行回路を備えているが、個々
の制御動作自体は知られているので詳細には述べない。
なお、この実施例においては、伝票機90および文字判
別回路91が第1読取装置の、通帳機92および磁気記
録再生回路93が第2読取装置の、キーボード88およ
び符号化回路89が入力装置の、現金受入機95および
現金判別回路96が現金読取装置の、万円孔放出機97
および千円札放出機98が現金放出機装置の、またレジ
スタ装置99およびフラグレジスタ102A−Gが記録
装置の、それぞれ一例を示すものである。
さて最後に、第9図および第10図に示すフローチャー
トをも参照して、この実施例装置の合金体的動作を述べ
る。
まず、入金を希望する客は入金票1に氏名、口座番号、
入金額を記入したのち、この入金票1と通帳と現金を窓
口の係員に渡す。
出金を希望する客は出金票10に氏名、口座番号、出金
額、および金種指定があるときは万円孔、千円札別の出
金額を記入し、そして捺印したうえ、この出金票10と
通帳を係員に渡す。
係員はランプ36Aが点灯していることを確かめてから
受取った伝票を操作ユニット22の差込口25から差込
む(ステップ1、以下ステップをSTと略称する)。
伝票は第7図の回路によって差込方向が正しいか、ある
いは入金票や出金票以外の書類かどうかが検査され(S
T2)、不良のときは返却される(ST33)。
正しい伝票を正しい方向で差込んで場合には、ゲート7
0からの出金信号か、あるいはゲート71からの入金信
号かいずれかが制御回路101に出力される。
制御回路101は入金信号を受入れたときにはフラグレ
ジスタ102AをLに、出金信号を受入れたときにはフ
ラグレジスタ102BをrIJにして今回の取引処理が
入金あるいは出金であることを記憶する(ST3)。
伝票は続いてその先端が検出器65に達するまで移送さ
れ、その際文字読取ヘッド53によって口座番号・入金
額(入金票の場合)あるいは口座番号・出金額・万円孔
出金額・千円札出金額(出金票の場合)が読取られ、こ
れらデータは判別回路91で判別されたのち、データバ
スをへてレジスタ装置99内の所定のレジスタにストア
される(ST4)。
また表示器27〜32が適宜点灯される。
このとき伝票のデータが伝票機90で正常に読取られた
か否かが検査され(ST5)、正常に読取られた場合は
次にフラグレジスタ102A、102Bを判別し、フラ
グレジスタ102Bが111になっているときは出金で
あるので支払金種指定の有無を調べるために、レジスタ
装置99内の万円孔出金額および千円札出金額を制御回
路101へ送り、両金額がオールゼロか否かを検査する
(ST6)。
両金額の少なくとも一方がゼロでないときにはフラグレ
ジスタ102Cをr″Lにして金種指定ありを記憶する
とともに、万円孔出金額と千円札出金額の合計が出金額
に等しいか否かを検査する(ST7)。
このために、レジスタ装置99内の万円孔出金額および
千円札出金額が演算回路100に送られて加算され、続
いてレジスタ装置99内の出金額が演算回路100に送
られる。
演算回路100は上記加算結果から出金額を差引いて差
引結果がゼロか否かを検出する。
差引結果がゼロでないときには万円孔と千円札の出金額
合計が出金額に一致しないので、制御回路101はロー
ラ類58,59,60を逆転させ出金票を差込口25に
返却させる(ST33)。
係員は返却された出金票を客に示し、出金票の書き直し
を依頼する。
なお、上記返却があったときレジスタ類はすべてリセッ
トされ、装置は初期状態に戻り、ランプ36Aが再び点
灯する。
一方、ステップ5において入金票1や出金票10に記入
された数字がひとつでも読取れないと判別されたときは
、判別回路91は判別不能を意味する信号を制御回路1
01に送り、制御回路101はローラ類58,59.6
0・を逆転させ伝票を返却するとともにランプ36Bを
点灯させる(ST8)。
この場合、係員は返却された伝票の数字を目視解読して
キー33・34から入力する。
すなわち、入金のときにはテンキー33から口座番号を
キー人力したのち、ファンクションキー34のうちの伝
票口座番号キーを押す。
続いてテンキー33から入金額を入力し、たのちキー3
4のうちの入金キーを押す出金のときにはテンキー33
から口座番号を入力ちたのち、上記伝票口座番号キーを
押す。
続いてテンキー33から出金額を入力したのちキー34
のうちの出金キーを押す。
次に金種指定がないときはキー34のうちの金種なしキ
ーを押し、金種指定があるときはテンキー33から万円
孔出金額を入力したのちキー34のうちの万円孔キーを
押し、続いてテンキー33から千円札出金額を入力した
のちキー34のうち千円用キーを押す。
万円孔あるいは千円札の一方のみの金種指定がされてい
るときは他方の金額はゼロを入力する。
キー33・34によって入力された口座番号や金額など
のデータは符号化回路89をへてレジスタ装置99に入
力され、文字読取ヘッド53でこれらのデータを読取っ
た場合と全く同じレジスタにそれぞれストアされる(S
r1)。
なお、上記伝票口座番号キーを押したときにはフラグレ
ジスタ102Dを111にして、伝票データをキー人力
したことを記憶する。
さらに入金キーを押すとフラグレジスタ102Aが71
Jとなり、出金キーを押したときにはフラグレジスタ1
02BがrIJとなる。
また、万円孔キーおよび千円札キーを押したときフラグ
レジスタ102Cがr″Lとなる。
次にフラグレジスタ102CがrIJか否かを検査しく
5TlO)、′Lのときは金種指定があるのでレジスタ
装置99内の万円孔出金額と千円札出金額の合計が出金
額と一致するか否かを検査する(s’r11)。
この検査は上述した出金票からの読取データの場合と全
く同じなので、記載を省略する。
検査の結果、一致しない場合にはレジスタ類はリセット
され、装置は初期状態に戻る。
一致している場合、金種指定なしの場合、入金の場合、
係員は伝票を差込口25から再び差込む。
このときはフラグレジスタ102DがrIJとなってい
るので、伝票は読取不能で返却されることなくその先端
が検出器65に達するまで移送される(ST12)。
さて、伝票のデータが伝票機90で正常読取され、ある
いはキー33.34からキーインされて伝票が再差込さ
れると、制御回路101はランプ36Cを点灯させる。
そこで係員は通帳の該当印字ページを開いて差込口26
から差込む。
すると通帳は第5図に示す通帳機92によって取込移送
され(ST13)、通帳に磁気記録された口座番号およ
び前桟は読取ヘッド69Rによって読取られたのち記録
再生回路93をへてレジスタ装置99内の所定レジスタ
なストアされる (ST14)。
このとき、読取ヘッド69Rによって通帳の口座番号お
よび前桟が正常に読取られたか否かが検査され(ST1
5)、正常に読取られていれば、続いてレジスタ装置9
9内の伝票の口座番号と通帳の口座番号が演算回路10
0内に送られ、両口座番号が一致するか否か検査される
(ST16)。
もし両口座番号が一致しないときは制御回路101の制
御によって通帳機92および伝票機90は逆転駆動され
、通帳および伝票は差込口26および25にそれぞれ返
却され、装置は初期状態に戻る(ST32.5T33)
両口座番号が一致すると今回の印字行が位置決めされる
で通帳は停止する。
記録再生回路93が読取不能を検出する (s’r17)と制御回路101は通帳機92を逆転駆
動させ通帳を返却させるとともにランプ36Dを点灯さ
せる。
(s’r17)すると係員は通帳に記入された目視用に
口座番号と見て、その番号をテンキー33から入力した
のち、キー34のうちの通帳口座番号キーを押す。
続いて前桟をテンキー33から入力したのちキー34の
うちの前桟キーを押す。
これにより通帳の口座番号および前桟はレジスタ装置9
9に送られ、読取ヘッド69Rで読取った場合とまった
く同じレジスタにストアされる(ST18)。
続いて上述と同様に、レジスタ装置99内の伝票の口座
番号と通帳の口座番号が演算回路100に送られて比較
され(ST19)、両口座番号が不一致のときは制御回
路101は伝票機90を逆転駆動さそて伝票を返却させ
て装置は初期状態になる(ST33)。
両口座番号が一致すると係員は通帳を再び差込む。
なお、これに先立ち上記通帳口座番号キー(あるいは前
桟キーでもよい)を押したときにはフラグレジスタ10
2Eが111にされ、通帳データをキー人力したことを
記憶している。
したがって、再差込時には通帳読取不能で返却されるこ
となく取込移送され、今回の印字行で位置決め停止され
る(ST20)。
さて通帳が印字のために位置決めされると、次にフラグ
レジスタ102AがrIJか否かが検査される(ST2
1)。
フラグレジスタ102AがrIJであると入金処理なの
でランプ36Eを点灯させる。
すると係員はランプ36Eを見て入金ユニット23の投
入口37から紙幣を一括投入する。
なお、投入口37は通常シャッタで閉じておき、この紙
幣投入のシーケンスになったときのみ上記シャッタを自
動的に開く(またはロックを解く)ようにするとより好
ましい。
紙幣が一括投入されたことを光電検出器77が検出する
と(ST22)、紙幣は第6図に示す現金受入機95の
サッカアーム76によって1枚ずつ取出されたのち読取
ヘッド80で読取られ、ベルト81上に一時ストアされ
る。
判別回路96によって判別された現金額は演算回路10
0によって次々と加算され、検出器77が1枚取出の終
了を検知すると、投入現金額の合計(入金現金額)がレ
ジスタ装置99内の所定レジスタにストアされる(ST
23)とともに、その内容が表示管39に表示される。
ところで客によって入金される現金は紙幣とは限らず、
稀には硬貨の入金もある。
このために、硬貨検銭機を採用することもできるが頻度
が少ないため実際的でないと思われる。
また、紙幣による入金の場合でも非常に枚数が多かった
り(たとえば10敵以上)あるいは予め帯封しである場
合もあろう。
このような事態を填実して、現金入金額をキー人力でき
るように配慮した。
すなわち、入金された現金が現金受入機95に不適当な
とき、係員はその現金の金額を手で数え(あるいは専用
の計数機を利用してもよい)、その合計額、すなわち現
金入金額をテンキー33からキー人力したのち、キー3
4のうちのマニュアル入金キーを押す。
このように紙幣が投入口37に投入されることなくキー
33.34から現金入金額がキー人力された場合も、現
金入金額はレジスター装置99内に送られ、読取ヘッド
80で読取った場合と同じレジスタにストアされる(S
T24)。
なお、上記マニュアル入金キーを操作したときフラグレ
ジスタ102Fが111となり、現金入金額をキー人力
したことを記憶する。
以下、フローチャートは第9図から第10図に移る。
さて現金入金額が上述のように読取あるいはキー人力に
よってレジスタ装置99にストアされると、続いてこの
現金入金額とすでにストアされている伝票からの入金額
が演算回路100に入力され、両人金額が一致するか否
かが検査される(ST25)。
両人金額が一致しないとき制御回路101は現金受入機
95・通帳機92・伝票機9゜を逆転駆動し、現金・通
帳・伝票をそれぞれ返却させる(ST31.5T32.
5T33)。
なお、フラグレジスタ102Fが71Jになっていると
きはマニュアル入金であるので現金受入機95を返却駆
動させる必要はない。
両人金額が一致したとき、レジスタ装置99内の口座番
号・入金額・前桟は送受信回路103をへてセンターの
コンピュータに送信される(ST26)。
なお、送信すべき口座番号は伝票または通帳いずれから
のものでもよく、また入金額も伝票または現金いずれか
らのものでもよい。
次にステップ21においてフラグレジスタ102Bが7
1Jとなっているとき、すなわち出金の場合は、口座番
号一致(ST16.5T19)でかつ通帳が印字位置決
めされたあと、ただちにレジスタ装置99内の口座番号
・出金額・前桟が送受信回路103をへてセンターのコ
ンピュータに送信される(ST26)。
センターのコンピュータは客の口座番号と残高を対応し
て記憶させたいわゆる元帳ファイルを有しており、端末
の窓口処理装置から上記のようなデータが送られてきた
とき所定の処理をする。
すなわち、入金の場合は前残照合をしたのちファイル残
高を入金領分だけ増加し、それとともに端末に入金コー
ドや新残高を送信する。
出金の場合は前残照合をしたのちファイル残高を出金領
分だけ減少し、それとともに端末に出金コードや新残高
を送信する(ST27)。
なお、入出金が許されない場合(たとえば前桟不一致や
該当口座番号なし、あるいは出金のときの残高不足)に
は、新残高は送られず不許可コードが送られる。
さて端末の窓口処理装置の送受信回路103がセンター
のコンピュータからの電文を受信する(ST28)と、
続いて入出金の可否を調べるためにその内容が制御回路
101によって検査される(ST29)。
もし取引が許可されない場合は、フラグレジスタ102
A、102Bを調べて (ST30)、入金が許されない場合には、現金受入機
95、・通帳機92・伝票機90が逆転駆動され、投入
紙幣・通帳・入金票がそれぞれ返却される(ST3L
5T32.5T33)。
もし出金が許されない場合には、通帳機92・伝票機9
0が逆転駆動され、通帳・出金票がそれぞれ返却される
(ST32? 5T33)。
これら返却によって窓口処理装置は初期状態に戻される
一方、ステップ29で取引許可が判別されると、制御回
路101は通帳機92のプリンタ71を駆動して新残高
を印字させ(ST34)、続いて書込ヘッド69Wによ
って通帳の前桟を今回の新残高に更新したのち、通帳は
差込口26に返却される(ST35 )。
なお、フラグレジスタ102EがrIJの場合は通帳デ
ータをキー人力したわけだから、それを表わす符号を通
帳の今回印字行に印字するようにしてもよい。
次のフラグレジスタ102A、102Bを検査して入金
または出金の区別を判別する(ST36)。
フラグレジスタ102Aがr″IJになっているとき、
すなわち入金の場合は、ベルト81が正転しストアされ
ていた紙幣は現金箱84内に収納される(ST38)。
なお、入金される現金が硬貨や大量の紙幣などのために
入金ユニット23が利用されなかったときには、フラグ
レジスタ102Fが1Lになっているので、この場合は
マニュアル入金指示ランプ40を点灯させる。
(ST37)。応じて係員はそれら現金を現金箱84と
は別のマニュアル用現金箱(図示せず)に収納し、入金
確認ボタン40を押す。
このとき制御回路101はこの入金確認ボタンの押下を
検知(ST39) して現金収納のステップを終了し、
次のステップに移る。
なお、マニュアルのときはフラグレジスタ102FのI
Jに基づいてベルト81の正転を阻止するとよい。
一方フラグレジスタ102BがrlJになっているとき
(ST36)、すなわち出金の場合は、出金紙幣枚数が
検査される(ST40)。
この検査のためにまずフラグレジスタ102Cの内容か
がチェックされる。
フラグレジスタ102CがrOJであると金種指定なし
であるから、レジスタ装置99内の出金額を演算回路1
00に送り、出金額の万円単位を支払うための万円孔枚
数と残りの千円単位を支払うための千円札枚数をそれぞ
れ算出する。
すなわち、金種指定のないときは万円孔と千円札の合計
枚数が最小になるような組合せが採用される。
一方、フラグレジスタ102CがrIJになっていると
金種指定ありなので、レジスタ装置99内の万円孔出金
額と千円札出金額を演算回路100に送り、万円孔と千
円札の枚数を算出する。
さて、金種指定の有無に応じて、上記のように算出され
た万円孔および千円札の少なくとも一方の出金枚数が1
帥枚以上であると、マニュアル出金指定ランプ49が点
灯するとともにフラグレジスタGを111にする(ST
41)。
この場合には、係員は出金ユニット24とは別の金庫か
ら10倣単位の帯封紙幣と残りの枚数分の紙幣をマニュ
アルで取出す。
そして取出した紙幣の金額が表示管28および金種指定
がある場合の表示管29.30にそれぞれ一致すること
を確認して出金確認ボタン46を押す。
この出金確認ボタン46の押下(ST43)に応じて、
制御回路101は出金処理のステップを終了し、次のス
テップに移る。
なお、出金枚数が10倣以上は否かを判別するのを金額
から直接行なってもよい。
この場合、万円孔出金額が100万円以上か否か、千円
札出金額が10万円以上か否かが演算回路100で判定
される。
算出された万円孔および千円札の枚数がともに10(M
未満のときは万円孔放出機97および千円札放出機98
が駆動され、それぞれの枚数分の万円孔および千円札を
放出口41および43に放出する(ST42)。
なお、この際放出機自体が検知した放出金額が万円孔お
よび千円札別にそれぞれ表示管42および44に表示さ
れ、その合計額が表示管45に表示される。
ここで係員は表示管28と45の各表示金額が一致して
いることを確認し、また表示管29ならびに30に表示
があるときは、表示管29と42、表示管30と44の
各表示金額が一致していることを確認する。
さらに、放出口41.43に放出された現金金額を係員
がマニュアルで確認するとより好ましい。
これらの確認によって、対応する金額がそれぞれ一致し
ていることを確かめたのち係員は出金確認ボタン46を
押す。
そしてこの出金確認ボタン46の押下を検知(ST43
) して制御回路101は次のステップに移行する。
さて、入出金に応じた上記の処理ののち、続いてフラグ
レジスタ102Dの内容が検査される(ST44)。
フラグレジスタ102DがrIJのときには、入金票の
入金額(あるいは出金票の出金額)をキーインしたわけ
だから、このことを示すためにソレノイド55Aを駆動
して伝票のエリア8(あるいは20)に黒いマークをス
タンプする(ST45)。
次にフラグレジスタ102Fの内容が検査され(ST4
4)、それが1してあると現金の入金額をキー人力した
ことを示すためにソレノイド55Bを駆動して伝票(こ
の場合は入金票)のエリア9に黒いマークをスタンプす
る(ST45)。
さらにフラグレジスタ102Cを検査し く5T44)、その内容がrIJになっている伝票(こ
の場合は出金票)のエリア21に黒いマークをスタンプ
する(ST45)。
これによって出金すべき現金をマニュアルで用意したこ
とを示す。
これらのスタンプが終了し、あるいはスタンプが不要で
あったときには、続いてソレノイド57が駆動され入金
票のエリア7(あるいは出金票のエリア19)に確認印
がスタンプされ(ST46)、そののちベルト60が正
転し台63上の伝票は回収箱64に回収される(ST4
7)。
なお、この回収のとき入金票と出金票を振分けたり、さ
らにはエリア8,9,20.21のマークの有無によっ
て振分けて回収すると後方業務の助けとなろう。
これらの振分けはフラグレジスタ102D・102F・
102Gの出力を利用すれば簡単に実現できる。
伝票の回収がすむと(たとえば検出器65による伝票後
縁の通過検出)、装置内のレジスタ類はリセットされ、
表示も消灯され、装置は初期状態に戻ってランプ36A
が点灯し、次の伝票の差込が可能になる。
そして係員は入金の場合には通帳を、出金の場合には通
帳と現金をそれぞれ客に手渡し、ひとりの客に対する処
理を完了する。
上記実施例では、出金すべき現金として万円孔および千
円札のみを対象とした。
その理由は、これらの紙幣の出金頻度が圧倒的に多いた
めであるが、そのほかに五千円札や五百円札、さらには
包装硬貨やバラ硬貨の放出機を設けてもよいことはもち
ろんである。
なお、放出機を備えていない金種について出金する必要
があればマニュアル出金ランプ49を点灯し、その際の
出金はすべてマニュアルで行なうとよい。
このように、また実施例に示したように、ひとつの入出
金取引は自動またはマニュアルのどちらか一方でのみ行
なうのが好ましい。
これは、営業終了後に伝票金額と実際の現金出入類との
突合わせ作業をする場合に、自動とマニュアルをそれぞ
れ別々に突合わせると整理を迅速かつ正確に行なえるか
らであり、伝票のマーク9・21はこの整理の際に役立
つ。
また伝票のデータをキー人力したことを示すマーク8・
20は、上記突合わせ作業の結果、万一金額が一致しな
かったときに、その原因が装置の読取判別ミスか係員の
キーインミスかなどを究明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであって、第1図
は入金票の平面図、第2図は出金票の平面図、第3図は
窓口処理装置の外観斜視図、第4図は伝票機の正面図、
第5図は通帳機の正面図、第6図は現金入金機の正面図
、第7図は伝票の正否を判別するための回路図、第8図
は窓口処理装置の全体的ブロック図、第9図および第1
0図はフローチャートである。 1;入金票、10;出金票、22;操作ユニット、23
;入金ユニット、24;出金ユニット、90;伝票機、
92;通帳機、95;現金入金機、97.98;現金放
出機、99;レジスタ装置、100;演算回路、101
;制御回路、103;送受信回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 銀行などの金融機関に備え付けられており利用者によっ
    て少なくとも口座番号と人出金額とが記入される伝票と
    、通常は利用者に保持されており少なくとも口座番号が
    記録されている取引用記録媒体とを使用する窓口用入出
    金処理装置であって、 前記伝票を受入れて入出金符号と口座番号と人出金額と
    を読取る第1読取装置と、 前記第1読取装置が読取った入出金符号と口座番号と入
    出金額とを記憶する記憶装置と、前記第1読取装置の読
    取り結果を表示する表示装置と、 前記表示装置の読取り結果の表示が読取り不良を示して
    いるときに係員によって操作され、前記伝票に関する口
    座番号および人出金額の少なくともいずれか一方が入力
    されて前記記憶装置に記憶される入力装置と、 前記取引用記録媒体を受入れて口座番号を読取る第2読
    取装置と、 前記第1読取装置が前記伝票から入金符号を読取ったこ
    とに応答して現金を受入れてその金額を判別する現金読
    取装置と、 前記記憶装置に記憶されている前記伝票に関する口座番
    号と前記第2読取装置が前記取引用記録媒体から読取っ
    た口座番号とが一致するか否かを検査する第1演算手段
    と、 前記記憶装置に記憶されている前記伝票に関する入金額
    と前記現金読取装置が判別した金額を合計して算出した
    入金額とが一致するか否かを検査する第2演算手段と、 センターのコンピュータに電文を送信し、かつセンター
    のコンピュータから電文を受信する送受信装置と、 前記第1演算手段が両口座番号の一致を検出したことに
    応答して前記記憶装置に記憶されている入出金符号を判
    別し、入金符号を判別したことに応じて前記第2演算手
    段が再入金額の一致を検出してことを条件に口座番号と
    入金額とを、−刃出°金符号を判別したことに応じて口
    座番号と前記記憶装置に記憶されている出金額とを、そ
    れぞれ前記送受信装置を駆動してセンターのコンピュー
    タに送信させる制御装置と、 前記送受信装置が前記センターのコンピュータから出金
    許可の電文を受信したことに応答して前記出金額に相当
    する現金を放出する現金放出装置とを備えたことを特徴
    とする窓口用入出金処理装置。
JP1976099986U 1976-07-26 1976-07-26 窓口用入出金処理装置 Expired JPS6033482Y2 (ja)

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