JPS6241443A - サイレントチエ−ン用リンクプレ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はサイレントチェーン用リンクプレートに関し、
更に詳細には、リンクプレートの歯のだけを短くしてス
プロケットの歯底径を大きくすることを可能にするとと
もにチェーンが折れ曲ったときに一方のリンクプレート
が他のリンクプレートの肩を越えて背方向に回り込むの
を防止したりンクプレートに関する。

（ロ）従来技術 従来一般的に使用されているサイレントチェーン用のリ
ンクプレートは、第６図に示されるようにリンクプレー
トａの一対の歯すのたけＨがリンクプレートに形成され
た一対の穴Ｃ間のピッチｐと該大の中心からリンクの端
部までの距離りとの差よシ大きく形成されているため、
サイレントチェーンが連結用のピンを中心に折れ曲ろう
としても、第６図に示されるように歯の先端がリンクプ
レート一つ置いて隣接するリンクプレートの、ｌｂの先
端ｄ或は肩部ｅに当って歯の先端がリンクプレートの肩
部を越えて背部まで乗シ越し或は回シ込むことはない。

ところで近年、二輪自動車などの動力伝達にサイレント
チェーンが使用されるようになるとともに二輪自動車の
高性能化、コンパクト化の要請に答えるためサイレント
チェーンを使用する動力伝達機構のコンノぐクト化が必
要となっている。このためサイレントチェーン用のスプ
ロケットの歯数もなるべく少なくして小型化を図る必要
があるが、第６図に示されるような従来のリンクプレー
トを使用したサイレントチェーンではスプロケットの歯
元で干渉が生じて歯元にいわゆるアンダーカット現象が
生じまたスプロケットの歯底径が小さくなってクランク
軸の軸径が小さくなってしまい強度不足になる等の問題
がある。

このような問題を解決する方法として、第７図に示され
るように歯のたけＨが一対の大間のピッチＰと穴からリ
ンクプレートの端部までの距離りとの差より小さくなる
まで、歯すの先端を切り取る方法を取ることが考えられ
る。

しかしながら、このような方法では、チェーンを小さく
折り畳んだ状態で梱包した場合或は運転中に非常に激し
い絃振動がチェーンに作用したときなどに、リンクプレ
ートが第７図で鎖線図示のような状態から、更に中心線
（二つの穴の中心を通る線・・・・・・以下同じ）Ｘ−
Ｘに対して隣接するリンクの中心線Ｙ−Ｙが矢印の方向
に回動することてよりそれらの成す角αが小さくなるか
或は中心線Ｙ−Ｙに関して中心線ｚ−７が反時計回りに
回動して角βが小さくなるかして、歯の先端ｄが肩部。

を回り込んで或は乗り越えてしまうと、チェーンをまっ
すぐに伸ばそうとしても歯の先端がリンクプレートの肩
部に当って戻らなくなる場合が生じる。特にＰが歯のた
けＨと穴中心からリンクプレートの端部までの距離りと
の和にほぼ等しいときには歯の先端が肩部に強く当り特
に問題である。

（・→　発明が解決しようとする問題点本発明が解決し
ようとする問題は、歯のだけを小さくしたサイレントチ
ェーン用リンクプレートにおいて、肩部又は背部の形状
を改良することによりチェーンの極端な折曲シ現象を防
止し、取扱いの簡便さ及び動作不良の防止を図ることで
ある。

（４問題点を解決するだめの手段 上記問題を解決するため、本発明は、連結部材が挿入さ
れる一対の穴と、該大の一側部に形成されている背部及
び該背部に連続する肩部を有するサイレントチェーン用
リンクプレートておいて、該リンクプレートの肩部及び
背部の少なくとも一方に、該リンクプレートを連結した
とき一つ置いて隣りのリンクプレートが該肩又は背部を
越えて回り込むのを防止する回り込み防止手段を設けて
構成されている。

（ホ）作用 上記構成において、リンクプレートを複数個連結部材で
連結してサイレントチェーンをつくった場合に、チェー
ンを折り畳んだときでもリンクプレートを一つを間に置
いて互いに隣接する一方のリンクプレートは、回り込み
防止手段に当って他方のリンクプレートの肩部又は背部
を越えて回り込むことがない。

（へ）実施例 以下図面を参照して本発明によるサイレントチェーン用
リンクプレートの実施例について説明する。

第１図において、本発明の一実施例のサイレントチェー
ン用の動力伝達用のリンクプレート（以下駆動リンクプ
レートと呼ぶ）１が示されている。

同図において２及び３はリンクの連結部材、例えば連結
ピンが挿入される穴、４及び５ばそれぞれ穴２及び３に
対応する位置に設けられた歯である。

各歯４及び５は、穴２及び３の中心を結ぶ線（以下中心
線）Ｏ−ＯＫ関して斜めになっている外側かみ台面６，
８及び内側かみ台面７，９によって限定されている。

歯４及び５は先端が従来のものよシも削シ取られ歯のた
けＨ′が小さくなっている。

金歯４，５のたけＨ／、二つの穴２と３の中心間の距離
すなわちピッチをＰ、一方の穴の中心から中心線Ｏ−０
と外側かみ台面の延長線との交点までの距離Ｌ′とする
と、Ｈ′は Ｈ’　（Ｐ　−Ｌ’ の関係を満すように決定されている。

駆動リンクプレートＩＫは中心線Ｏ−０を中心として歯
４，５と反対の側に背部１０と背部の両側の肩部１１　
、１２とが形成されている。従来の駆動リンクプレート
では肩部は、第１図で鎖線で示されているようにＬ′よ
シ小さなｒを曲率半径としかつ穴の中心を曲率中心とし
た円弧面で形成されているが、実施例では穴の中心から
先端までの距離がＬ／より大きな値Ｒを有する突部１３
．１４が、中心線○−０に片寄った位置に形成されてい
る。この突部１３　、１４は駆動リンクプレートの回り
込み防止手段を形成している。また背部１１は直線状に
削り取っである。

第２図において、他の実施例の駆動リンクプレート１ａ
が示されている。この駆動リンクプレー）１ａは、肩部
１１ａ、１２ａ全体を、その先端がＬ’より大きな曲率
半径Ｒ′に接するように突出させ、それによって回り込
み防止手段を構成しである。

その他の構造は前の実施例と同じである。

第３図において第２図の駆動リンクプレートを連結ピン
（図示せず）で連結したサイレントチェーンの一部が示
されている。この実施例のリンクプレートではサイレン
１チエーンが鎖線図示のように連結−ンの位置で折れ曲
った場合でも一つゆ隔てた隣りのリンクプレートの歯５
ａの先端が突状に形成された肩部１１ａに当るため、歯
の先端部が肩部を乗り越えて矢印Ｕのように背部の方に
回り込むことは防止される。これは、チェーンがどのよ
うな状態で折れ曲がろうとしても、歯の先端が肩部に必
ず当り、歯の先端が肩部を越えて回シ込むのを防止でき
る。

この回り込み防止機能は第１図の駆動リンクプレートも
同じで肩部１１．１２に形成されれ突部１３゜１４が歯
の先端と当ることによって行なわれる。

第４図において、更に別の実施例の、駆動リンクプレー
）１ｂが示されている。この駆動リンクプレートにおい
ては、肩部１１ｂ、１２ｂはＬ′よシ小さな曲率半径ｒ
の円弧状面で形成されているが、背部１０ｂのたけすな
わち中心線○−０からの高さＦがＬ′より大きくなって
いて、これによシ回り込み防止手段を形成している。そ
の他の構造は前の実施例と同じである。

この実施例の駆動リンクプレートでは、一つ隔てて隣り
の駆動リンクプレートの歯の先端部は他の駆動リンクプ
レートの肩部の位置までは自由に回シ込めるが、背部に
当ってそれ以上の回り込みが防止される。

＠５図において、動力の伝達に直接関与せずサイレント
チェーンがスプロケットから外れるのを防止するガイド
リンクプレートに本発明を適用した実施例が示されてい
る。

ガイドリンクプレート２１は、一対の歯の代り〈駆動リ
ンクプレートの外側かみ台面とほぼ同じような一対の傾
斜面２６．２８及び中心線ｏ’　−ｏ’と平行な面２７
によって限定された案内部２４を有しているが、肩部３
１．３２に形成される回り込み防止手段は第１図の実施
例とほぼ同じように、突部３３．３４によって形成され
ている。

このガイド４リンクプレートの動作も前の駆動リンクプ
レートの動作と同じであり、このガイドリンクプレート
のみに回シ込み防止手段を設けるだけでサイレントチェ
ーンの極端な折曲多現象を防止できる。

また、第２図及び第４図に示されるような回り込み防止
手段をガイドリンクプレートに設けてもよい。

なお、前記実施例では突部を背部又は肩部全体に形成さ
れているが、局部的に小さな突部にしてもよく、形状は
どのようなものでもよい。

（ト）効果 本発明によるリンク、プレートでは次のような効果を奏
することが可能である。

■　リンクプレートの歯だけを小さくできるためスプロ
ケットの歯底径を大きくでき、またアンダーカットを防
止でき、小型でも大きな動力伝達ができる。

■　サイレントチェーンが極端に折り曲るのを防止でき
るので運転中に絃振動により動作不良を越すこともなく
なり、また折り畳んで梱包してもすぐに伸ばすことがで
き取扱いが容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるサイレントチェーン用リンクプレ
ートの第一の実施例の平面図、第２図は本発６２の実施
例のリンクプレートの平面図、第３図は第２図のリンク
プレートの動作説明図、第４図は本発明の第３の実施例
のリンクプレートの平面図、第５図は本発明の第４の実
施例のリンクプレートの平面図、第６図は従来のリンク
プレートを示す図、第７図は歯だけを小さくしたリンク
プレートの回υ込みを説明する図である。 １．１ａ＋　　ｌｂ、２１：リンクプレート２　＋　３
　＋　２ａ、　３ａ　Ｈ２ｂ＋　３　ｂｇ２２１２３　
：穴４　、５　、４　ａ　、５ａ、４ｂ、５ｂ１２４，
２５：歯１３．１４：突部 （外５名） 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 連結部材が挿入される一対の穴と、該穴の一側部に形成
   されている背部及び該背部に連続する肩部を有するサイ
   レントチェーン用リンクプレートにおいて、該リンクプ
   レートの肩部及び背部の少なくとも一方に、該リンクプ
   レートを連結したとき一つ置いて隣りのリンクプレート
   が該肩又は背部を越えて回り込むのを防止する回り込み
   防止手段を設けたことを特徴とするサイレントチェーン
   用リンクプレート。