JPS6240008A - 絶縁スペ−サ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、ガス絶縁管路母線に用いられる絶縁スペーサ
に関するもので、特に、金属粒子混入時における絶縁ス
ペーサの絶縁強度の向上を図った絶縁スペーサに係る。

［発明の技術的背景］ 近年、変電所内において変圧器とガス絶縁開閉装置とを
結ぶ母線、および変電所と変電所とを結ぶ母線として、
高電圧導体を８１：６ガスのような高圧絶縁ガスによっ
て周囲の接地金属容器と絶縁するにうにしたガス絶縁管
路母線が用いられている。

このガス絶縁管路母線には、接地金属容器内に１本の高
圧導体を収納して構成した単相管路母線と、３本の高圧
導体を収納した三相管路母線とがあるが、近年はより一
層のコンパクト化が望まれており、三相管路母線の適用
が急速に広まっている。

従来からこの様な三相一括の管路母線に用いられている
絶縁スペーサの構成を第４図に示した。

即ち、密閉された接地金属容器２の内部に３本の高電圧
導体１が正三角形状に配設され、この高電圧導体１は円
環状をした絶縁スペーサ本体４によって絶縁的に支持さ
れている。前記絶縁スペーサ４における各高電圧導体間
の位置には、端部が接地された脚部４ａが備え付けられ
ており、その表面にはひだ４ｂが段けられている。また
、前記接地金属容器２の内部にはＳＦ６ガス３が充填さ
れている。

［背景技術の問題点］ しかしながら、上述の様な三相管路母線に用いられる三
相絶縁スペーサは、通常は良好な絶縁特性を示すが、高
電圧導体１の相間絶縁支持部４Ｃの沿面電界は、運転状
態で脚部４ａより高くなるので、万一、母線内に金属粒
子が混入づると、その金属粒子は相間絶縁支持部４Ｃの
沿面電界の高い部分に付着しやすかった。そのため、絶
縁スペーサの沿面において相間閃絡が生じ易く、絶縁性
能が著しく低下し、重大な事故に至る恐れがあった。

［発明の目的］ 本発明は、上述の様な従来の絶縁スペーサの問題点を解
消するために提案されたもので、その目的は、三相管路
母線内に金属粒子が６人した場合においても、絶縁上の
信頼性が損われない絶縁スペーサを提供することにある
。

［発明の概要］ 本発明の絶縁スペーサは、電界強度が高い相間絶縁支持
部にひだを形成することにより、その部分の電界強度を
緩和させ、金属粒子が混入しても、その金属粒子が絶縁
スペーサの相間部分の表面に付着したり、たとえ付着し
た場合でもその部分の耐電圧強度の低下することを防止
できる様にしたものである。

［発明の実施例］ 以下、本発明の一実施例を第１図に基づいて具体的に説
明する。なお、第４図に示した従来型と同一の部材につ
いては、同一の符号を付し説明は省略する。

；１で構成：Ｉ（ 第１図において、接地された密閉金属容器２内に３本の
高電圧導体１ａ〜１Ｃが正三角形状に配設され、これら
の高電圧導体１ａ〜１Ｃを三相一括型の絶縁スペーサ４
が絶縁支持している。この絶縁スペーサ４はその本体部
が円環状をなし、且つその円環状本体部外周には各高電
圧導体１ａ〜１Ｃを避けて脚部４ａが設けられ、これに
よって絶縁スペーサ４は接地金属容器２の中央に固定さ
れている。この円環状絶縁スペーサ本体における各相導
体１８〜１Ｃの間に位置する相間絶縁支持部４Ｃの外周
には、その円周方向に伸びる複数本のびだ１ｏが形成さ
れている」 ＊作用＊ この様な構成を有する本実施例の絶縁スペーサにおいて
、三相電圧が印加された場合の電位分布は第２図（Ａ＞
（Ｂ）に示した様になる。なお、第２図（△）は接地金
属容器２の表面を基準（０％）とし、？Ｊ２図（Ｂ）は
導体１ａを基準とした他相の導体１ｂ、ｌｃ間の電位分
布を示すものである。この図から明らかな通り、三相管
路母線においては、各相の高電圧導体間、いわゆる相間
のストレスが著しく高くなっている。これと比較して、
接地金属容器２に対するストレスは、高電圧導体１が対
向する節回ではやや高いものの、それ以外の部分、特に
絶縁スペーサの脚部４　ａ　ｂ＜設けられている相間絶
縁支持部４Ｃに対向づる部分においてはかなり低くなっ
ている。

この様な管路母線内に金属粒子が混入した場合、金属粒
子が接地金属容器２の底部に付着した時は、この部分の
ストレスが低いため、絶縁性能が著しく損われるという
ことはない。しかし、混入した金属粒子が３木の＾電圧
導体間に付着した場合はＳ金属粒子シま３相電界による
特有の挙動を示し、３本の高圧導体で囲まれた空間から
移動することがむずかしくなり、絶縁性能が著しく損わ
れる。しかし、本発明の絶縁スペーサにおいては、相間
絶縁支持部４Ｃにひだ１０が形成されているため、混入
した金属粒子がこの部分に密着して付着することはない
ので、良好な絶縁特性を維持づ“ることができる。また
、仮に付着した場合でも、ひた１０の存在によりこの部
分の耐電圧特性が改善されているので、絶縁特性を損う
ことがない。

＊他の実施例：扛 なお、本発明は」１述の実施例に限定されるものではな
く、絶縁スペーサの相間絶縁支持部だけでなく、脚部に
もひだを設けてもよい。また、第３図に示した様に、脚
部のない三相絶縁スペーサの相間絶縁支持部にひた１０
を設けたものでも同様の効果が得られる。

［発明の効果］ 以上の実施例に示す通り、本発明の絶縁スペーサにおい
ては、ストレスが高くなる相間絶縁支持部にひだを設け
ることにより、金属粒子が混入しても高い絶縁性能を維
持できる信頼性の高い三相一括絶縁スペーサを提供する
ことかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の絶縁スペーサの一実施例を示す断面図
、第２図（△）（Ｂ）は第１図の絶縁スペーサの電位分
布を示す分布図、第３図は本発明の絶縁スペーサの他の
実施例を示Ｊ′断面図、第４図は従来の絶縁スペーサを
示す断面図である。 １・・・高電圧導体、２・・・接地金属容器、３・・・
Ｓ　ＦＧガス、４・・・絶縁スペーサ、４ａ・・・脚部
、４ｂ・・・ひだ、４Ｃ・・・相間絶縁支持部、１０・
・・ひだ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 内部に絶縁ガスを封入した接地金属容器内に三相高電圧
   導体が一括して収納され、これらの導体を前記接地金属
   容器から絶縁した状態に支持する円環状絶縁スペーサに
   おいて、 円環状絶縁スペーサ本体における各相導体間に位置する
   相間絶縁支持部の外周にひだを形成したことを特徴とす
   る絶縁スペーサ。