JP2726561B2 - ガス絶縁母線 - Google Patents

ガス絶縁母線

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ガス絶縁母線に係り、特に耐電圧性能を向
上させたガス絶縁母線に関する。
(従来の技術) 大都市やその周辺の変電所や開閉所では、しゃ断器、
変圧器、変流器、断路器などの各種電気機器をそれぞれ
タンク内に収容すると共にそれぞれのタンク内に絶縁ガ
スを封入し、各タンク間をガス絶縁母線により接続し
て、各電気機器を縦横に立体配置し、敷地面積の大幅な
縮小をはかっている。
従来の三相のガス絶縁母線は第4図に示す如く構成さ
れている。金属製の密閉容器1には絶縁ガスが封入され
ており、密閉容器1の両端には絶縁スペーサ2が配設さ
れ、この絶縁スペーサ2が各相の導体3a,3b,3cを支持し
ている。導体3a,3b,3cはそれぞれ分岐導体4a,4b,4cと結
合しており、分岐導体4a,4b,4cは密閉容器1の天井部に
設けた開口部に配設されている絶縁スペーサ5に支持さ
れている。導体3a,3b,3cと密閉容器1とは一定の距離を
おくことで絶縁が維持される。同様に導体3a,3b,3c相互
間も、ある距離以上離して配置することで絶縁が維持で
きる。そこで、導体3a,3b,3cを三角配置し、密閉容器1
の底部に最も近い導体が導体3aで、導体3aと結合するの
が分岐導体4aとすると密閉容器1の内径寸法は次のよう
に決定される。
第4図(B)は三相の導体3a,3b,3c相互間の寸法と、
導体3a,3b,3cと密閉容器1との間の寸法について図示し
たものである。三相の導体3a,3b,3cは、分岐導体4aと各
相の導体3a,3b,3c間との絶縁が維持できる最小寸法L
(以下、相間最小絶縁距離と記す)と、導体3a,3b,3cと
密閉容器1との絶縁が維持できる最小寸法l1(以下、対
地最小絶縁距離と記す)の双方を考慮して配置されるの
で、密閉容器1の内径は(L+l1)以上の長さが必要で
ある。
ところで密閉容器1内に混入した金属片などの異物は
いったん密閉容器1の底部に落下するが、電界値がある
値以上になるとランダム運動を始め絶縁破壊の引金とな
りうる。この絶縁性能の低下を防止するためには密閉容
器1内の下側の電界値を低く抑えればよい。それには密
閉容器1の底部と密閉容器1の底部に最も近い導体3aと
の距離を長くとる必要がある。しかしながらこのために
第4図(B)に示すように両者の距離をl1より長いl2
変更すると内径が(l2−l1)分大きくなり装置の小型化
の妨げとなっていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように従来は、密閉容器内の下側の電界を低く
抑え、絶縁性能の低下を防止するためには密閉容器の内
径を大きくしなければならず装置の小型化を進めるうえ
での問題となっていた。
そこで本発明の目的は密閉容器の内径を大きくするこ
となしに絶縁性能に優れたガス絶縁母線を提供すること
にある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明においては、絶縁
ガスを封入した金属製の密閉容器の両端に配設した絶縁
スペーサで導体を前記密閉容器内に支持して成るガス絶
縁母線において、前記導体のうちで、前記密閉容器の底
部に最も近い位置にある導体を凸型に変形させて、この
導体と前記密閉容器の底部とが離れるようにし、この導
体の変形の始点と終点の下方の前記密閉容器に凹型の集
塵室を設けたことを特徴とするガス絶縁母線を提供す
る。
(作 用) 以上のように構成された本発明のガス絶縁母線におい
ては、密閉容器の底部に最も近い位置にある導体を凸型
に変形させることにより、この変形の分だけ密閉容器の
底部と導体とを離すことができる。このため、密閉容器
の内径を変えずに密閉容器の下側を低い電界にすること
が可能である。
また、前記導体と密閉容器との距離が短くなる導体の
変形の始点と終点の下方には凹型の集塵室が設けられて
いるので対地絶縁距離が維持され、この集塵室は異物の
捕捉にも役立つ。
(実施例) 以下に本発明によるガス絶縁母線の一実施例を第1図
を参照して具体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例である三相のガス絶縁母線
6の断面図である。SF6等の絶縁ガスを封入した密閉容
器7の両端には三角配置の3つの孔を備えた絶縁スペー
サ8が配設されており、絶縁スペーサ8の各孔には各相
の導体9a,9b,9cが夫々挿入され導体9aが一番下になるよ
う密閉容器7内に水平に収納されている。導体9aは絶縁
スペーサ8による支持部の近傍から密閉容器7の底部と
の距離が長くなるよう上方向へ屈曲され浅い凸型をして
いる。導体9a,9b,9cは例えば導体9aと分岐導体10aのよ
うに分岐導体10a,10b,10cと1対1に垂直に結合されて
いる。分岐導体10a,10b,10cは、密閉容器7の天井部に
設けられた3つの開口部に配設されている絶縁スペーサ
11に支持されている。さらに導体9aの屈曲の始点と終点
の下方の密閉容器7に凹型の集塵室12が設けられてい
る。
次に作用について説明する。
密閉容器7内に混入した異物13は密閉容器7の底部に
落下する。異物13が導体9a,9b,9cの支持部である絶縁ス
ペーサ8の近傍に落下した場合は集塵室12に捕捉され
る。異物13が集塵室12に捕捉されず、密閉容器7の底部
にある状態で運転電圧が印加されても、底部に最も近い
導体9aは凸型に屈曲され底部との距離は長くなっている
ため異物13がランダム運動を始めるほど高い電界には至
らない。集塵室12は異物13を捕捉するだけでなく、導体
9aと密閉容器7との距離を長くすることにも役立つ。
本実施例の効果としては次のことがあげられる。
導体9aを凸型に屈曲して密閉容器7の底部と導体9aが
離れるようにしたため、密閉容器7の下側の電界は低く
なり、絶縁破壊の原因となる異物13のランダムな往復運
動を防止することができる。しかも密閉容器7の内径を
大きくする必要はないので、装置の小型化を妨げない。
第2図は本発明の他の一実施例を示したものである。
密閉容器7の底部に最も近い位置に配設された導体14を
絶縁スペーサ8による支持部以外で、その断面が楕円に
なるよう変形させる。変形の始点および終点の下方には
凹型の集塵室12を設ける。
また第3図は本発明の単相型のガス絶縁母線に適用し
た一実施例である。第2図に示した実施例と同様に導体
15は絶縁スペーサ16による支持部以外で、断面が楕円に
なるよう変形され、変形の始点と終点の下方には集塵室
17を設ける。
これら2つの実施例についても前述の実施例と同様な
作用、効果を奏する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、導体を絶縁スペーサによる支持部以
外で凸型に変形して密閉容器の底部と導体との距離を長
くできるので、密閉容器の下側における電界は低くな
り、密閉容器を大型化することなく絶縁性能の高いガス
絶縁母線を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)は本発明の一実施例である三相の
ガス絶縁母線を示す断面図、第2図(A),(B)は本
発明の他の実施例である三相のガス絶縁母線を示す断面
図、第3図(A),(B)は本発明の他の実施例である
単相のガス絶縁母線を示す断面図、第4図(A),
(B)は従来のガス絶縁母線を示す断面図である。 1,7……密閉容器 2,8,16……絶縁スペーク 3a,3b,3c,9a,9b,9c,14,15……導体 12,17……集塵室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−58646(JP,A) 特開 昭56−121314(JP,A) 特開 昭58−144514(JP,A) 特開 昭61−39809(JP,A) 特開 平2−114813(JP,A) 特開 平2−184212(JP,A) 実開 昭56−73124(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ガスを封入した金属製の密閉容器の両
    端に配設した絶縁スペーサで導体を前記密閉容器内に支
    持して成るガス絶縁母線において、前記導体のうちで、
    前記密閉容器の底部に最も近い位置にある導体を凸型に
    変形させてこの導体と前記密閉容器の底部とが離れるよ
    うにし、この導体の変形の始点と終点の下方の前記密閉
    容器に凹型の集塵室を設けたことを特徴とするガス絶縁
    母線。
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