JP3532252B2 - ガス絶縁スイッチギヤ - Google Patents

ガス絶縁スイッチギヤ

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JP3532252B2
JP3532252B2 JP17545194A JP17545194A JP3532252B2 JP 3532252 B2 JP3532252 B2 JP 3532252B2 JP 17545194 A JP17545194 A JP 17545194A JP 17545194 A JP17545194 A JP 17545194A JP 3532252 B2 JP3532252 B2 JP 3532252B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁スイッチギヤ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁スイッチギヤでは、密封容器内
に絶縁ガスを封入し、この絶縁ガスを所定の圧力に維持
して、絶縁ガスの特性によって良好な絶縁性能を発揮さ
せ、耐電圧特性を維持している。
【0003】ガス絶縁遮断器(以下、GCBと表す)を
収納した従来のガス絶縁スイッチギヤの一例を図6の右
側面図に示す。図6において、外周が金属板で囲まれた
箱体31の後方上部に設けられたL字形の隔壁1aの後面
には、L字形のブッシング2が取り付けられている。こ
のブッシング2の下端には、このガス絶縁スイッチギヤ
が設置された床面に設けられたピットから立ち上げられ
た高圧架橋ポリエチレンケーブル(以下、単にケーブル
という)4が接続され、このケーブル4には、箱体31の
後端下部に固定された貫通形の変流器3が遊嵌してい
る。
【0004】ブッシング2の前端には、断路器6Aの後
端が接続導体5を介して接続されている。この断路器6
Aの前端は、壁1aで囲まれた受電室11Aの前端とこの
前方のGCBをガス区分する絶縁スペーサ7Aの後部端
子に接続導体5を介して接続され、この絶縁スペーサ7
Aの図示しない前部端子は、この絶縁スペーサ7Aの前
方に収納されたGCB8の下極に接続されている。な
お、符号9は、電圧検出用の検電がいしで、ブッシング
2と断路器6Aを接続する導体5に下端が接続されてい
る。
【0005】また、GCB室11Bの上極には、絶縁スペ
ーサ7Aと同形の絶縁スペーサ7Bを介して、断路器6
Aの上部に収納されたこの断路器6Aと同形の断路器6
Bの前端が接続されている。この断路器6Bの後端に
は、箱体31の天井部に貫設されたガス絶縁ブッシング10
とケーブルの下端に接続されている。このガス絶縁ブッ
シング10の上部端子は、箱体1に隣設された図示しない
箱体の内部の電気機器に、この箱体に貫設されたガス絶
縁ブッシングを介して接続されている。
【0006】なお、箱体31は、受電室11AとGCB室11
B及び母線室11Cにガス区分され、各室内には、六フッ
化硫黄ガス(以下、SF6 ガスという)12が密封されて
いる。一方、これらの受電室11A,GCB室11B及び母
線室11C以外は、大気圧の空気絶縁となっている。
【0007】このSF6 ガスの圧力は、受電室11Aと母
線室11Cの容器が角形となっているので、輸送時に法的
規制のない非圧力容器とするために、2kgf/cm2 以下の
低圧力となっている。また、GCB室11Bは、円筒状と
した圧力容器で遮断性能を向上させるために4〜5kgf/
cm2 の高圧としている。なお、GCB室11Bの下部に
は、GCB室8に収納されたGCBを操作する操作機構
室8aの空気絶縁室となっている。
【0008】ここで、絶縁スペーサ7A,7Bは、GC
B室11Bと受電室11A、母線室11Cの圧力差に耐え、且
つ、この圧力差を維持するとともに、接続導体等の充電
部を箱体等の対地電位間および充電部の相互間、すなわ
ち、相間の絶縁特性を維持している。
【0009】このような用途に使われる絶縁スペーサ7
A,7Bは、実公平2-10724号公報に開示されているよ
うに、隣設したガス室の圧力差に耐えるために、絶縁層
を厚くするとともに、SF6 ガスの圧力が低い側の絶縁
層の沿面距離を延ばすことによって、絶縁特性を所定の
値に維持している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような場所に貫設
されるスペーサ7A,7Bでは、GCB11Bが円筒形で
三相の遮断部が図示しない平面図で三角配置となってい
るため、導体の導出部も図示しない背面図において三角
形の配置となり、フランジ部分は、三相一括の円板状と
なる。
【0011】したがって、各ガス室の圧力差を維持する
ために、スペーサ7A,7Bでは、フランジの取付部を
含めて絶縁層の厚さを増やして、圧力差で生じる機械的
曲げ応力に耐えるように配慮しなければならない。
【0012】また、低圧力のガス室側においては、SF
6 ガスの絶縁耐力がSF6 ガスの密度に比例した絶縁特
性を示すので、高圧のガス室側よりも絶縁耐力が低い。
このため、沿面距離を長くせざるを得ない。
【0013】また、絶縁スペーサ7A,7Bが三相の三
角形配置のため、受電室11Aと母線室10Cの機器の配置
が制約され、接続導体5を折り曲げる等、配置が複雑化
する。したがって、絶縁スペーサ7A,7Bの外径が大
形化するとともに、箱体の内部の機器の配置が制約さ
れ、収納効率が低下してガス絶縁スイッチギアの外
大形化する。
【0014】そこで本発明の目的は、内部に収納された
電気機器と導体の配置の自由度を上げることのできるガ
ス絶縁スイッチギヤを得ることである
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段】請 求項及び請求項
記載の発明のガス絶縁スイッチギヤは、封入された絶縁
ガスの圧力が異なる第1,第2の電気機器室の間に、こ
れらの電気機器室の圧力の中間の圧力の絶縁ガスが封入
され第1,第2の電気機器室の電気機器を導体で接続す
る導体室を隣設したことを特徴とする。
【0017】また、請求項及び請求項に記載の発明
のガス絶縁スイッチギヤは、遮断器と電気機器室の間に
遮断器のガス圧力と電気機器室のガス圧力の中間のガス
圧力の主回路導体室を隣設し、この主回路導体室に配設
された導体の片側と第1の絶縁スペーサを介して遮断器
と接続し、導体の他側を第2の絶縁スペーサを介して電
気機器室に接続したことを特徴とする。
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】 請求項及び請求項に記載の発明において
は、第1,第2の電気機器室の電気機器に接続される導
体室の導体の接続部は、導体室に封入された中間の圧力
の絶縁ガスによって、機械的特性と耐電圧特性が向上す
る。
【0021】また、請求項及び請求項に記載の発明
においては、第1の絶縁スペーサと第2の絶縁スペーサ
は、主回路導体室に封入された中間の圧力の絶縁ガスに
よって、耐電圧特性が向上し、電気機器室に収納される
電気機器と導体は、主回路導体室に配設される導体と絶
縁スペーサによって、配設される位置の自由度が向上す
る。
【0022】
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、従来の技術で示した図6と重複する部分
には、同一符号を付して説明を省く。
【0024】図1は、絶縁スペーサが取り付けられたガ
ス絶縁スイッチギヤを右側面からみた構成を示す。図1
において、箱体1の内部の隔壁1aの後面には、従来の
技術で示した図6と同様にL字形のブッシング2が取り
付けられて、このガス絶縁スイッチギヤは、箱体1の後
部に示す貫通形変流器3を貫通したケーブル4により受
電されている。
【0025】隔壁1aで囲まれた受電室11Aにも、断路
器6Aと検電がいし9が図6と同様に収納され、受電室
11Aの前端を貫通した絶縁スペーサ13Aを介して、この
受電室11Aの前方に上下に隣設された円筒状の圧力緩和
室11Dの下部室に接続されている。また、この圧力緩和
室11Dの前端には、図1の右側面図では円形となる絶縁
スペーサ14Aが貫設され、この絶縁スペーサ14Aと絶縁
スペーサ13Aは、絶縁導体15で接続されている。
【0026】GCB室11Bの上部の背面側にも、下部側
と同様に絶縁スペーサ14Bが圧力緩和室11Dの前端に貫
通されている。この絶縁スペーサ14Bの後端は、母線室
11Cの前端に貫設された絶縁スペーサ13Bとこの絶縁ス
ペーサ13Bに前端が接続された接続導体5を介して、断
路器6Bの前端に接続されている。この断路器6Bの後
端は、この断路器6Bの上方の天井部に貫設された絶縁
ブッシング10の下端に接続導体5を介して接続されてい
る。また、受電室11A,ガス遮断器室11B,母線室11
C,圧力緩和室11Dには、SF6 ガス12が密封されてい
る。
【0027】これらの各室のSF6 ガスの圧力は、受電
室11Aと母線室11Cが角形の容器のために、約 0.3kgf/
cm2 の低圧力とし、また、GCB室11Bは、5kgf/cm2
の高圧力となっている。
【0028】一方、圧力緩和室11Dの圧力は、前方のG
CB室11Bの圧力と後方の受電室11A及び母線室11Cの
中間の4kgf/cm2 としている。したがって、絶縁スペー
サ14Aの前方からこの絶縁スペーサ14Aにかかる圧力
は、約1kgf/cm2 となり、絶縁スペーサ13A,13Bの前
面にかかる圧力は約 3.7kgf/cm2 となる。
【0029】また、GCB室11B側の絶縁スペーサ14
A,14Bは、従来の技術で示した図6と同様に三相の絶
縁スペーサであるが、受電室11A側及び母線室11C側の
絶縁スペーサ13A,13Bは、図2で後述する単相の絶縁
スペーサを逆三角形に配置されている。
【0030】このように構成された絶縁スペーサにおい
ては、各絶縁スペーサ13A,13B,14A,14Bは、前後
のガス室の圧力差が少なくなり、この圧力差の減少によ
り、片側から受ける圧力が減少するので、絶縁層の厚み
等を減らすことができ、軽量化を図ることができる。
【0031】また、絶縁耐力は、SF6 ガスの圧力に比
例するガスの密度に左右されるが、絶縁スペーサ13A,
13B,14A,14Bの両側のSF6 ガスの密度の差が減少
するので、SF6 ガスの密度の低い側の沿面距離を極端
に増やす必要がない。したがって、各ガス室間の取付フ
ランジ部を挟んで各室の内部に突き出る左右の沿面距離
がほぼ同等となり、絶縁スペーサ全体として小形化を図
ることができる。
【0032】さらに、圧力緩和室11Dの内部で接続導体
15の相の位置を図1に示すように変換することができる
ので、受電室11Aや母線室11Cの機器の配置に合わせ
て、各相の導体の位置を入れ替えることができる。
【0033】例えば、図1では、GCB室11側の逆三角
配置の導体の相の配置を変え、受電室11A、母線室11C
側で上向きの三角形の配置にしている。ここで、受電室
11Aと母線室11Cの最下部の絶縁スペーサ13Cは、図5
で後述するように、中間部から右側に中心導体が埋設さ
れていない絶縁支持物として用いており、接続導体15の
後端を支持固定している。
【0034】このため、円板状のフランジには、3個の
絶縁スペーサ13Aの他に、絶縁支持物としての図5で詳
細後述する絶縁スペーサ13Cが貫設され、このため、図
1の図示しない右側面図では縦横の四角形の配置となっ
ている。なお、この絶縁スペーサ13A,13Bは、受電室
側の機器の端子の配置に従って例えば、直角三角形とし
てもよく、不等辺三角形にしてもよく、任意に選択する
ことができる。
【0035】次に、図2は、図1で示した単相の絶縁ス
ペーサ13A,13Bの拡大詳細図である。この絶縁スペー
サは、中心導体16の周囲にエポキシ樹脂による絶縁層17
を注形で同軸に形成し、ほぼ中央部の外周に環状のフラ
ンジ部17aを形成し、ガス室側に設けられたフランジ18
の外面にOリング18aを介して気密を維持した状態で固
定される。
【0036】フランジ17aの両側の外周には、断面略L
字状の溝19 A, 19 が形成され、この溝19 A, 19 の内
面とフランジ部17aの表面には、導電塗料が塗布されて
接地層20を形成し、接地側となるフランジ17aとこの両
側の部分の電界緩和が図られている。ここで、中心導体
16が絶縁層17の中央部と接する両端の小径部16Dの間に
は、この小径部16Dと比べて大径となる直径φ1とした
軸芯部16aを形成している。
【0037】また、中心導体16の端部には、電界緩和用
として、段付部を曲面とした、直径φ2と直径φ3の突
出部16B,16Cが外周の段付部を面取りされて形成され
ている。なお、図1で前述した絶縁スペーサ13Cは、図
2で示す中心導体16が中央部で二分割され、図5で示す
ように短い中心導体16Aが左側のみに埋設され、注型で
形成されている。
【0038】このように構成された絶縁スペーサにおい
ては、電界強度の高い絶縁層端部17bは、軸芯部16aに
より電界が緩和され、絶縁破壊の要因となるストリーマ
の進展を抑えることができる。
【0039】すなわち、図2に示すような絶縁スペーサ
においては、絶縁層17の両端と小径部16Dの外周との交
点が、いわゆるトリプルジャンクションによる電界強度
の最高部位となるが、この部位の電界強度が緩和され
る。また、ガス側の軸芯部16aにより、さらに電界強度
の上昇が抑えられる。
【0040】さらに、軸芯部16aの直径φ1と突出部16
Bの直径φ2を同一径にすることにより、絶縁層17bの
表面の最大電界強度となる部位が中心導体16から離れる
とともに、最大電界強度を形成する成分が、法線方向成
分≧接線方向成分となる。これにより、絶縁破壊は、ガ
ス空間となり絶縁層17の沿面のストリーマの進展を防ぐ
ことができる。
【0041】このため、絶縁層17の沿面は、気中におい
ては、表面の凹凸、表面抵抗率の不均衡、異物の付着な
どにより、不安定な絶縁耐力を示すが、ガス空間では、
ガス密度に左右される絶縁耐力で安定したものになる。
【0042】なお、突出部16Bの直径φ2を大きくし、
φ2>φ1とすると、法線方向成分<接線方向成分とな
り、絶縁耐力が変動するので、絶縁層17の沿面距離を増
やさなければならなくなって、結果的に絶縁スペーサの
外形が大形化する。
【0043】この絶縁ブッシングの両端に接続導体を接
続するために、突出部16Cを形成し、この突出部16Cの
外径φ3を増やすとともに,大きな曲率半径を形成する
ことができるので、絶縁スペーサの小形化を図ることが
できる。
【0044】このように、小形化された絶縁スペーサを
用いることにより、図3に示すようにガス室の円板
フランジ21に対して、三相分の絶縁スペーサ13 を縦・
横任意の方向に配置できる。
【0045】次に、この絶縁スペーサを採用したガス絶
縁スイッチギヤの他の実施例を図4に示す。なお、図4
において、圧力緩和室11DのGCB室11側には、三相
の接続スペーサ14Aを用いているが、受電室11Aと母線
室11Cには、単相の絶縁スペーサ13Aを図3に示すよう
に横に一列にして取り付けている。
【0046】このため、各相の断路棒が横に一列に配置
されている断路器6A,6Bに対し、圧力緩和室11Dの
内部の三相の接続導体24の位置を変換し、図3に示すよ
うな横に一列に配置して絶縁スペーサ13Aに接続すれ
ば、直線上の機器の相互間を接続できる。
【0047】したがって、絶縁スペーサ13Aと断路器6
A,6Bの間の距離を短縮することができ、全体の外径
の小形化を図ることができる。
【0048】また、単相の絶縁スペーサ13Aを採用する
ことにより、各絶縁スペーサのフランジの面積が減少
し、この面積の減少によって全面積が受ける圧力も減少
するので、フランジの絶縁層の厚み等を減らすことがで
き、成形サイクルの短縮とひずみの減少及び軽量化を図
ることもできる。
【0049】なお、上記実施例では、スイッチギヤに組
み込まれる絶縁スペーサについて説明したが、計器用変
成器などの電気機器の両端の主回路端子を絶縁樹脂で一
体に注型成形した高圧電気機器の接続部においても同様
に適用することができる。
【0050】すなわち、導体の絶縁層の内側に図2で示
した絶縁ブッシングの軸芯部16aに対応する大径部を形
成し、また、この大径部と同一径の図2で示した突出部
16B,16Cに対応する大径部をガス室側に形成して、図
5で示した絶縁スペーサのフランジ17aの左側面から右
側を除いた形状とすることにより、前述したトリプルジ
ャンクションによる電界を緩和するとともに、絶縁層の
沿面の最大電界強度の成分を法線方向成分≧接線方向成
分とすることができ、絶縁耐力を安定し、高圧電気機器
の接続部の小形化を図ることができる。
【0051】
【0052】
【発明の効果】 請求項及び請求項に記載の発明によ
れば、封入された絶縁ガスの圧力が異なる第1,第2の
電気機器室の間に、これらの電気機器室の圧力の中間の
圧力の絶縁ガスが封入された導体室を設け、この導体室
に第1,第2の電気機器室の電気機器を接続する導体を
配設することで、第1,第2の電気機器室の電気機器を
接続する導体室の導体の接続部に対し、導体室に封入さ
れた中間の圧力の絶縁ガスによって、耐電圧特性を向上
させたので、内部に収納された電気機器と導体の配置の
自由度を上げることができるガス絶縁スイッチギヤを得
ることができる。
【0053】また、請求項及び請求項に記載の発明
によれば、遮断器と電気機器室の間に遮断器のガス圧力
と電気機器室のガス圧力の中間の圧力のガス主回路導体
室を隣設し、この主回路導体室に配設された導体の片側
と第1の絶縁スペーサを介して遮断器と接続し、導体の
他側を第2の絶縁スペーサを介して電気機器室に接続す
ることで、第1の絶縁スペーサと第2の絶縁スペーサの
耐電圧特性を主回路導体室に封入された中間の圧力の絶
縁ガスによって向上させ、電気機器室に収納される電気
機器と導体に対し、主回路導体室に配設される導体と絶
縁スペーサによって位置の自由度が向上させたので、内
部に収納された電気機器と導体の配置の自由度を上げる
ことのできるガス絶縁スイッチギヤを得ることができ
る。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】縁スペーサがガス絶縁スイッチギヤに組み込
まれた状態の一例と、請求項1,2,3及び請求項4
記載の発明のガス絶縁スイッチギヤの一実施例を示す右
側面図。
【図2】縁スペーサの一実施例を示す部分半断面図。
【図3】縁スペーサの他の実施例を示す図。
【図4】請求項1,2,3及び請求項4に記載の発明の
ガス絶縁スイッチギヤの他の実施例を示す右側面図。
【図5】図1に示す絶縁スペーサ13Cの拡大詳細図。
【図6】従来のガス絶縁スイッチギヤの一例を示す右側
面図。
【符号の説明】
1…箱体、2…ブッシング、3…変流器、4…高圧架橋
ポリエチレンケーブル5…接続導体、6A,6B…断路
器、8…ガス絶縁遮断器、9…検電がいし、10…ガス絶
縁ブッシング、11A…受電室、11B…ガス遮断器室、11
C…母線室、11D…圧力緩和室、12…絶縁ガス、13A,
13B,13C,14A,14B…絶縁スペーサ、15,24…接続
導体、16…中心導体、16a…大径部、16B…突出部、17
…絶縁層、18,21…フランジ、19A,19B…溝、20…接
地層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪口 修 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (56)参考文献 実開 昭54−1187(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 13/02 H02G 5/08 361

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスが封入された第1の電気機器室
    と、この第1の電気機器室のガス圧力と異なるガス圧力
    の第2の電気機器室と、この第2の電気機器室と前記第
    1の電気機器室の間に隣設され、前記第1,第2の電気
    機器室に収納された電気機器を接続する導体が配設され
    前記第1,第2の電気機器室のガス圧力の中間の圧力で
    絶縁ガスが封入された導体室とからなるガス絶縁スイッ
    チギヤ。
  2. 【請求項2】 第1の電気機器室の絶縁ガスの圧力を5
    kgf/cm2 、第2の電気機器室の絶縁ガスの圧力を 0.3kg
    f/cm2 、導体室の絶縁ガスの圧力を 0.3kgf/cm2 以上4
    kgf/cm2 未満としたことを特徴とする請求項に記載の
    ガス絶縁スイッチギヤ。
  3. 【請求項3】 絶縁ガスが封入された遮断器と、この遮
    断器のガス圧力と異なるガス圧力の電気機器室と、この
    電気機器室と前記遮断器の間に隣設され、前記遮断器と
    接続する第1の絶縁スペーサと前記電気機器室と接続す
    る第2の絶縁スペーサが貫設され前記遮断器と前記電気
    機器室のガス圧の中間の圧力で絶縁ガスが封入された主
    回路導体室とからなるガス絶縁スイッチギヤ。
  4. 【請求項4】 第1の絶縁スペーサを三相一括形とし、
    第2の絶縁スペーサを各相分割形としたことを特徴とす
    る請求項に記載のガス絶縁スイッチギヤ。
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