JPS6239371A - 車体構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車体構造に係り、特にフロントピラーと、カ
ウルボックスおよびフードリッジレインフォースの各端
部との接合部位における車体構造の改良に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の車体構造は、第４図に示すように、フロ
ントピラーｌにカウルボックス２およびフードリッジレ
インフォース３の各端部を接合したものを基本構造とし
ているが、最近は車体の前面衝突時等にフードリッジレ
インフォース３を伝って入ってくる衝撃力に対して、接
合部での結合強度を大きくするために、第５図および第
６図に示すように、フロントピラー１の上部外壁部を構
成するピラーアウタアッパ４の下端部に前方へ延びる水
平フランジ部５を形成したものがある（実開昭５５−５
２４８１号公報参照）。

従来、この水平フランジ部５は、ピラーアウタアッパ４
の接合部６の下端部を一体的に延ばして形成したもので
あり、ピラーアウタロア７の前方に、その内側から廻り
込んで延びるダッシュサイドパネル８の上端７ランジ９
の形状に合わせて千面略り字形状に形成されていた。ま
た、水平フランジ部５の外側縁には、ピラーアウタアッ
パ４の側壁部１０の下部を前方に延設した縦壁部１１が
形成されており、水平フランジ部５を補強している。そ
して、この縦壁ｆ９ｆｌｌｌには、上記水平７ランジ部
５および接合面６の外側縁に沿って外側に張り出すピラ
ーフランジ１２が溶接される。

従って、上記構成よりなる車体構造にあっては、ピラー
アウタアッパ４の接合面６にカウルボックス２の一部を
形成するダッシュアッパパネル１３の後壁部１４の側端
部を接合する際に、ダッシュサイドパネル８の上端フラ
ンジ９と水平フランジ部５との重なり部位にダッシュア
ッパパネル１３の底面１５がＪ！置され、ダッシュアッ
パパネル１３の底面１５の端末部はピラーフランジ１２
にフードリッジレインフォース３の側部フランジ１６と
共に溶接される。尚、第５図および第６図生得号１７は
ダッシュアッパパネル１３と共に、閉断面のカウルボッ
クス２を形成し、側端部がフードリッジレインフォース
３のＥ部フランジ２０に接合されるカウルトップパネル
、１８はカウルボックス２を仕切るサイドインナパネル
。

１９はフードリッジパネルである。

従って、このような水平フランジ部５を設けたフロント
ピラー１の接合部位では、車体の前面衝突時にフードリ
ッジレインフォース３へ伝達される入力に対し水平フラ
ンジ部５で突張ることができるために、その介接合部で
の結合、強度が大きくなり、車体変形防出の点で有効と
なる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来の車体構造では、補強のための
水平フランジ部５を設けてはいるものの、その形状はダ
ッシュサイドパネル８の上端フランジ９に略対応させた
Ｌ字形状となっていたために、フードリッジレインフォ
ース３に入力があった時には水平フランジ部５の角部に
応力が集中し易く、必ずしも十分に突張れないといった
問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上述の観点に立ってなされたものであって、上
記部材の接合部をより確実に補強し得るようにした車体
構造を提供することを目的としており、その手段は接合
部位に配置される水平フランジ部の形状を平面３角形状
としたことにある。

〔作用〕

本発明では水平フランジ部を平面３角形状とすることで
、フードリッジレインフォースからの入力に対して大き
な突張力を保有させて変形防止を図ったものである。

〔実施例〕

以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明
する。

第１図乃至第３図に示す本発明の一実施例において、ピ
ラーアウタアッパ４の接合面６の下端部には、従来例と
同様、前方に一体的に延びる水平フランジ部２１が形成
されるが、この水平フランジ部２１の形状は、従来例と
は異なって平面３角形状となっており、その内側縁には
、下方に折れ曲がる補強フランジ２２が形成されている
。また、水平７ランジ部２１の外側縁には、従来例と同
様、ピラーアウタアッパ４の側壁部ｌＯの下部を前方に
延設した縦壁部１１が形成されている他、この縦壁部１
１には水平フランジ部２１および接合面６の外側縁に沿
って外側に張り出すピラーフランジ１２が溶接される。

従って、このような水平フランジ部２１が形成されたフ
ロントピラーｌの接合部位には、従来例と同様の手段で
、ダッシュアッパパネル１３とフードリッジレインフォ
ース３の各端部を接合することができ、水平フランジ部
２１には、ダッシュアッパパネル１３の底面１５が載置
される。

従って、上述のような構成からなる車体構造によれば、
自動車の前面衝突時等にフードリッジレインフォース３
を伝ってくる過大な入力に対しては、ピラーフランジ１
２を介して３角形状の水平フランジ部２１に伝達され、
ここで突張ることになるために、従来のように応力が一
点に集中するといったことがない他、突張力も大きくな
り、その分フロントピラーｌの接合部での車体の変形防
市に効果的となる。特に、この実施例では水平７ランジ
部２１の内側縁に補強フランジ２２が形成されているた
め、上述の効果に加えて水平フランジ部２１自体の強度
が大きくなり、補強効果がより向上する。このように、
上記実施例ではフロントピラーｌの接合部でのカウルボ
ックス２、フードリッジレインフォース３およびフロン
トピラー１の結合強度が大きくなることから、例えばフ
ロントピラー１やカウルボックス２を介してステアリン
グメン八に取付けられたステアリングの支持剛性も必然
的に高くなり、安全上好ましいものとなる。更に上記実
施例では水平フランジ部２１の内側縁が直線状であるた
めに、ダッシュアッパパネル１３の底面１５と水平フラ
ンジ部２１との接合端部に車室内側よりシーリング２３
を塗布する場合に、作業がし易くなったのに加えて、内
側縁に形成した補強フテンジ２２がシーリングガイドと
なるために、更に作業性、信頼性の向上を図ることがで
きる。尚、上記実施例では水平フランジ部２１にダッシ
ュアッパパネル１３を重合した例について説明したが、
車種によってはフードリッジレインフォース３が重合さ
れる場合もある。

〔効果〕

以上説明してきたように、本発明に係る車体構造によれ
ば、フロントピラーの接合部位に設けた水平フランジ部
を平面３角形状に形成したから、前面衝突時にフードリ
ッジレインフォースヲ伝ってくる入力に対して大きな突
張力で支持できる他、力の分散を図ることができ、車体
の変形防市に有効に働くこととなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る車体構造の一実施例を示す分解斜
視図、第２図は上記実施例に係る車体構造の組付斜視図
、第３図は第２図中■−■線断面図、第４図は従来にお
ける車体構造の一例を示す斜視図、第５図は第４図にお
けるＡ部の拡大分解属視図、第６図は５図中Ｖｌ−ＶＩ
線断面図である。 １・・・フロントピラー ２・・・カウルボックス ３・・・フードリッジレインフォース ２１・・・水平フランジ部 第響 第２図 第３図 第４図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フロントピラーにカウルボックスおよびフードリッジレ
   インフォースの各端部を接合してなる車体構造において
   、上記フロントピラーの接合部位にカウルボックス又は
   フードリッジレインフォースを載置する略平面３角形状
   の水平フランジ部を形成したことを特徴とする車体構造
   。