JPS6237298A - 船舶推進機の油圧チルト装置 - Google Patents

船舶推進機の油圧チルト装置

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JPS6237298A
JPS6237298A JP60176905A JP17690585A JPS6237298A JP S6237298 A JPS6237298 A JP S6237298A JP 60176905 A JP60176905 A JP 60176905A JP 17690585 A JP17690585 A JP 17690585A JP S6237298 A JPS6237298 A JP S6237298A
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tilt
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hydraulic oil
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Tatsuki Uchida
内田 龍城
Ryoji Nakahama
中濱 良二
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Yamaha Marine Co Ltd
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Sanshin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は船舶推進機の油圧チルト装置に関する。
[従来の技術] 船外機、船内外機等の船舶推進機の油圧チルト装置とし
て、従来、船体の船尾板に固定されるクランプブラケッ
トと、クランプブラケットにチルトアップおよびチルト
ダウン可能に支持されるスイベルブラケットと、スイベ
ルブラケットに支持される推進ユニットと、クランプブ
ラケットもしくはスイベルブラケットの一方に回動可能
に支持されるシリンダと2クランプブラケツトもしくは
スイベルブラケットの他方に回動可能に支持されてシリ
ンダ内に伸縮可能に挿入されるピストンロッドと、シリ
ンダ内のピストンロッド端部に固定されてシリンダ内に
ピストンロッド収容側の第1室とピストンロッド畦収容
側の第2室を区画形成するピストンと、チルトアップ時
にはシリンダの第2室に作動油を圧送し、チルトダウン
時にはシリンダの第1室に作動油を圧送する油圧ポンプ
と、油圧ポンプに連なるとともに作動油を貯留するリザ
ーバとを有してなるものが用いられている。
1記油圧チルト装置は、航走中のチルトアップ、チルト
ダウン操作により、推進ユニー/ )を所定の傾斜状態
に設定し、水面の変化に対し、最良の航走姿勢を得るこ
とを可能としている。
ここで、上記油圧チルト装置においては、チルトアップ
速度が早すぎると、船首が過度に持上がって反転してし
まう危険があるため、油圧ポンプの吐出流量の選定によ
り、そのチルトアップ速度を所定値例えば2度/秒程度
に設定している。
他方、上記油圧チルト装置にあっては、チルトアップ状
態に設定されてなる高速航走中に波の影響によって船首
が急激に持上がった時、急速にチルトダウン操作して船
首を下げる必要を生ずる。
しかしながら、上記従来の油圧チルト装置は、チルトア
ップ時にシリンダの第1室の作動油の全てが油圧ポンプ
を通過するのと同様に、チルトダウン時にも、シリンダ
の第2室の作動油の全てが油圧ポンプを通過するものと
なっている。すなわち、チルトダウン時における第2室
からの作動油の排出流量は、チルトアップ時における第
1室からの作動油の排出流量と同様に、油圧ポンプの吐
出K1以上とすることができない、したがって、上記従
来の油圧チルト装置においては、チルトダウン速度がチ
ルトアップ速度と同等となり、チルトアップ速度を適度
な速度に設定する状態下で、チルトダウン速度を急速化
することができないという不都合がある。
そこで、本出願人は、特願昭59−31418号により
、推進ユニットのチルトダウン速度をそのチルトアップ
速度に比して急速化することを目的とし、上記従来の油
圧チルト装置に、シリンダの第2室とリザーバとを連絡
する短絡管路と、チルトダウン時における油圧ポンプの
作動油圧力が作用する制御管路と、短絡管路の中間部を
開閉する開閉弁と、短絡管路と制御管路の間に挟まれ、
油圧ポンプ作動中に制御管路に作用する上記作動油圧力
によって開閉弁を開操作するシャトルピストンとを付加
してなるものをすでに提案している。このすでに提案し
ている油圧チルト装置によれば、チルトダウン時に、シ
リンダの第2室の作動油を、油圧ポンプを通過させて第
1室に移動するとともに、短絡管路を介してリザーバに
短絡的に移動することが可能となり、第2室からの作動
油の排出流量を油圧ポンプの吐出流量以上とすることが
可能となる。これにより、推進ユニットのチルトダウン
速度を、油圧ポンプの吐出流量のみによって定まるチル
トアップ速度に比して急速化することが可能となる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、本出願人がすでに提案している上記油圧
チルト装置においては、油圧ポンプをチルトダウンの作
動状態から停止した時、推進ユニットのダウン動作が直
ちに停止せず、推進ユニットが余計にダウンしてしまう
という問題がある。これは、油圧ポンプ停止時の制御管
路に作動油圧力が残存し、この残存圧力の作用によって
シャトルピストンの戻りが遅くなって開閉弁の閉止が遅
れ、シリンダの第2室内の作動油が油圧ポンプ停止後も
流出することに起因している。
本発明は、推進ユニットのチルトダウン速度をそのチル
トアップ速度に比して急速化するとともに、チルトタウ
ン操作の停止時に推進ユニットのダウン動作を直ちに停
止可能とすることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 、 本発明に係る船舶推進機の油圧チルト装置は、シャ
トルピストンの短絡管路側に位置する作動油流通領域と
、制御管路側に位置する作動油流通領域とを、絞り機能
を持つ絞り連通路によって連通ずるようにしたものであ
る。
[作用] 本発明によれば、油圧ポンプのチルトダウン操作後の停
止時に、制・御管路内の作動油圧力を、絞り連通路を介
して短絡管路側に抜くことが可能となる。これにより、
シャトルピストンの戻りを早くして開閉弁の閉止動作を
迅速化し、シリンダの第2室内の作動油の流出を確実に
停止し、推進ユニットのダウン動作を直ちに停止させる
ことが可能となる。
[実施例] 第1図は本発明の第1実施例が適用されてなる船外機1
0を示す側面図、第2図は第1図の要部を拡大して示す
側面図、第3図および第4図は同実施例に係るチルト装
置作動回路の異なる作動状態を示す回路図である。
船体11の船尾板llAにはクラ、ンプブラケット12
が固定され、クランプブラケット12にはチルト軸13
を介してスイベルブラケット14が略水平軸まわりに傾
動可能に、すなわちチルトアップおよびチルトダウン可
能に、枢着されている。スイベルブラケッ)14には、
図示されない操舵軸を介して、推進ユニット15が操舵
軸まわりに回動可能に枢着されている。推進ユニット1
5の上部にはエンジンユニット16が搭載され、推進ユ
ニット15の下部にはプロペラ17が備えられている。
すなわち、船外機10は、以下に述べるチルト装置によ
り、推進ユニット15を比較的緩傾斜角度のトリム範囲
内で傾動してその航走姿勢を調整可能とするとともに、
推進ユニット15をトリム範囲を超えるチルト範囲内で
傾動可能としている。
クランプブラケット12にはチルトシリング18の基端
部がピン結合され、スイベルブラケット14には、チル
トシリンダ18の内部に伸縮可能に挿入されるピストン
ロッド19の先端部がピン結合されている。チルトシリ
ンダ18の内部は、ピストンロッド19の端部に固定さ
れるピストン20により、ピストンロッド19収容側の
第1室21と、ピストンロッド19非収容側の第2室2
2とに区画されている。ピストン20には、アブソーバ
弁23とリターン弁24が相互に並設されている。アブ
ソーバ弁23は、障害物との衝突による衝撃力作用下に
おけるように、第1室21内の圧力が異常に上昇し、そ
の上昇圧力が所定の圧力値以上に達した時点で開弁し、
第1室21内の作動油を第2室22に移送可能としてい
る。リターン弁24は、障害物との衝突による衝撃力吸
収後、チルトアップされた推進ユニット15の自重作用
下で第2室22内の圧力が所定の圧力値以上にまで達し
た時点で開弁可能とされている。なお、第2室22には
、フリーピストン25がピストン20に近接配置されて
いる。フリーピストン25は、上記障害物との衝突によ
る衝撃吸収の前後で一定位置に停留し、したがって7ブ
ソーバ弁23を経て第1室21から第2室22に移送さ
れる作動油の量と、リターン弁24を経て第2室22か
ら第1室21に返送される作動油の量とを同一とするこ
とを可能とし、チルトシリンダ18に対するピストンロ
ッド19の衝撃吸収後における復帰位置を衝撃吸収前に
おけるピストンロー2ド19の停留位置に確実に一致さ
せることを可能としている。
クランプブラケット12には、上記チルトシリンダ18
の両側方に配置される左右一対のトリムシリング26の
基端部が固定されている。トリムシリング26のピスト
ンロッド27の先端部は、スイベルブラケット14に対
し、相互に離間可能な状態で、当接可能とされている。
トリムシ1ノンダ26の内部は、ピストンロッド27の
端部に固定されているピストン28により、ピストンロ
ッド27収容側の第1室29と、ピストンロッド27非
収容側の第2室30とに区画されている。
次に、上記チルトシリンダ18およびトリムシリンダ2
6の作動回路について説明する。31はリザーバであり
、作動油を貯留可能としている。
32は可逆式直流モータ、33は可逆式ギヤポンプであ
り、ポンプ33はモータ32によって選択的に正転もし
くは逆転可能とされている。34は主開閉装置であり、
シャトルピストン35、第1チエツク弁36および第2
チエツク弁37を有し、シャトルピストン35の第1チ
エツク弁36側に第1シヤトル室38を区画形成し、シ
ャトルピストン35の第2チエツク弁37側に第2シヤ
トル室39を区画形成し、第1チエツク弁36の弁体ま
わりに第1チエツク室40を区画形成し、第2チエツク
弁37の弁体まわりに第2チエー2り室41を区画形成
している。すなわち、第1チエツク弁36は、ポンプ3
3の正転時に管路42を介して供給される送油圧力によ
って開作動され、第2チエツク弁37はポンプ33の逆
転時に管路43を介して供給される送油圧力によって開
作動される。また、シャトルピストン35は、ポンプ3
3の正転による送油圧力によって第2チエツク弁37を
開作動し、ポンプ33の逆転による送油圧力によって第
1チエツク弁36を開作動する。
主開閉装置34の第1チエツク室40と、チルトシリン
ダ18の第2室22とは管路44によって連通されてい
る。また、主開閉装置34の第2チエツク室41と、チ
ルトシリンダ18の第1室21とは管路45によって連
通されている。
管路44の中間部と、トリムシリング26の第2室30
とは、管路46によって連通されている。また、主開閉
装置34の第2シヤトル室39と、トリムシリング26
の第1室29とは、管路47によって連通されている。
管路42に連なる管路42Aの中間部には逆上弁48が
介装されている。すなわち、船外機10のチルトダウン
−トリムダウン操作時に、チルトシリンダ18のピスト
ンロッド19およびトリムシリング26のピストンロッ
ド27がそれぞれ最大収縮位置に達し、チルトシリンダ
18の第2室22およびトリムシリング26の第2室3
0からポンプ33への返油がなくなった時点で、なおポ
ンプ33が作動する場合に、上記逆止弁48が開作動し
、リザーバ31からポンプ33に作動油を供給可能とし
ている。
また、管路43に連なる管路43Aの中間部には逆止弁
49が介装されている。すなわち、船外filOのトリ
ムアップ−チルトアップ操作詩に、チルトシリンダ18
およびトリムシリング26の各シリンダ内容積は、各ピ
ストンロッド19.27の各シリンダ18.26からの
退出容積だけ増加することとなり、作動油の循環油量が
不足することから、上記逆止弁49が開作動し、リザー
/へ31からポンプ33に循環油量の不足油量を補償可
能としている。
また、管路43Aの中間部にはダウンリリーフ弁50が
接続されている。すなわち、船外機10のチルトダウン
−トリムダウン操作時に、各シリンダ18.26の容積
は各ピストンロッド19.27の各シリンダ18.26
への侵入容積だけ減少することとなり、作動油の循環油
量に余りを生ずることから、上記ダウンリリーフ弁50
が開作動して、ポンプ33の吐出油をリザーバ31に戻
すことを可能としている。
また、管路44の中間部には第2室用リリーフ弁51が
接続されている。すなわち、(1)船外機10のチルト
アップ−トリムアップ操作時に、各シリンダ18.26
の各ピストンロッド19.27がそれぞれ最大伸長位置
に達すると上記第2室用リリーフ弁51が開作動し、ポ
ンプ33からの吐出油をリザーバ31に戻すことを可能
とするとともに、(2)推進二二ッ)15が任意のアッ
プ位置に保持される状態での後進航走下で、推進ユニツ
)15が障害物に衝突し、各シリンダ18.26の第2
室22.30における圧力が異常に上昇すると、上記第
2室用リリーフ弁51が開作動し、圧力上昇した作動油
をリザーバ31に逃がすことを可能としている。
また、チルトシリンダ18の第1室21に連通されてい
る管路45と、第2室22に連通されている管路44と
の間には手動弁52が介装されている。すなわち、手動
弁52を開操作することにより、チルトシリンダ18の
第1室21と第2室22とが連通可能となり、ピストン
ロッド19を手動操作によって伸縮させ、推進二二ッ)
15をそのダウン位置と最大チルトアップ位置との間で
揺動することが自在となる。
さらに、チルトシリンダ18、トリムシリンダ26の各
第2室22.30に連通されている管路44とリザーバ
31とは、短絡管路53によって連通可能とされている
。短絡管路53には、副開閉装置54が介装されている
。副開閉装置54は、シャトルピストン55、本発明に
おける開閉弁としての第1チエツク弁56、第2チエツ
ク弁57を有し、シャトルピストン55の第1チエツク
弁56側に第1シヤトル室58を区画形成し、シャトル
ピストン55の第2チエツク弁57側に第2シヤトル室
59を区画形成し、第1チエツク弁56の弁体まわりに
第1チエツク室60を区画形成し、第2チエツク弁57
の弁体まわりに第2チエツク室61を区画形成している
。また、第2シヤトル室59と第2チエツク室61とは
絞り機能を持たない連通路62によって連通され、シャ
トルピストン55は絞り機能を持って第1シヤトル室5
Bと第2シヤトル室59とを連通ずる絞り連通路63を
備えている。また、副開閉装置54の第2チエツク室6
1は、第2チエツク弁57、制御管路64を介して、管
路47の中間部に連通可能とされている。
また、上記絞り連通路63は、第5図(A)〜(C)に
示すように、補助開閉弁65によって開閉されるように
なっている。
第5図(A)は無負荷状態、第5図(B)はポンプ33
がチルトダウン方向、すなわち逆転方向に作動している
時の状態、第5図(C)はポンプ33が停止した時の状
態である。第2チエツク弁57のスプリング57Aによ
って定まる開弁圧は、主開閉装置34の第2チエツク弁
37の開弁圧より同等かわずかに低く設定されている。
また、補助開閉弁65のスプリング65Aによって定ま
る開弁圧は、ポンプ33の作動中に制御管路64に作用
する作動油圧力“P2’に対しては閉じ、ポンプ33が
停止している時の制御管路64に残存する作動油圧力P
 2 ’/に対して開くように設定されている。
次に、上記実施例の作動について説明する。
第3図はトリムアップ−チルトアップ操作時の作動状態
を示す回路図である。すなわち、この状態下では、チル
トシリンダ18、トリムシリンダ26の各第1室21.
29から排出される作動油のすべてがポンプ33を通過
し、トリムアップ速度およびチルトアップ速度はポンプ
33の吐出流量によって定まる適度な状態に設定可能と
される。
これに対し、第4図はチルトダウン−トリムダウン操作
時の作動状態を示す回路図である。すなわち、この状態
下では、制御管路94にポンプ33の作動油圧力が作用
し、これによって副開閉装置54の第2チエツク弁57
が開き、続いてシャトルピストン55が第1チエツク弁
56を押し開き、チルトシリンダ18.トリムシリンダ
26の各第2室22.30を短絡管路53を介してリザ
ーバ31に連絡する。したがって、この状態下では、チ
ルトシリンダ18およびトリムシリンダ26の各第2室
22.30の作動油を、ポンプ33を通過させて第1室
21.29に移動するとともに、短絡管路53を介して
リザーバ31に短絡的に移動することが可能となり、第
2室22.30からの作動油の排出流量をポンプ33の
吐出流量以上とすることが可能となる。すなわち、推進
二二ッ)15のチルトダウン−トリムダウン速度を、ポ
ンプ33の吐出流量のみによって定まるチルトアップ−
トリムアップ速度に比して急速化することが可能となる
しかして、この実施例においては、シャトルビストン5
5に絞り連通路63を設けたので、油圧ポンプ33のチ
ルトダウン操作後の停止時に、制御管路64内の作動油
圧力を、補助開閉弁65が第5図(C)に示したように
開く絞り連通路63を介して短絡管路53の側に抜くこ
とが可能となる。これにより、シャトルピストン55の
戻りを速くして第1チエツク弁56の閉止動作を迅速化
し、チルトシリング18の第2室22内の作動油の流出
を確実に停止し、推進ユニット15のダウン動作を直ち
に停止させることが可能となる。
ここで、制御管路64内の作動油圧力を上記のようにし
て短絡管路53の側に抜くだけのためには、絞り連通路
63に補助開閉弁65を必ずしも設ける必要はない、た
だし、絞り連通路63に補助開閉弁65を設ける場合に
は、ポンプ33のチルトダウン操作時に、絞り連通路6
3を第5図(B)に示したように補助開閉弁65によっ
て閉止することが可能となる。したがって、ポンプ33
からチルトシリンダ18、トリムシリング26の各第1
室21.29に送られるべき作動油の一部を絞り連通路
63からリザーバ31に逃がすことなく、ポンプ33の
吐出油のすべてを無駄なく各シリング18.26に供給
し、絞り連通路63を設けたことによるチルトダウン速
度の低下を防止することが可能となる。
なお、上記絞り連通路63、補助開閉弁65は、必ずし
もシャトルピストン55に内蔵することなく、第3図に
1点鎖線で示すようにシャトルピストン55をバイパス
する補助費路66に介在するものであってもよい。
さらに、この実施例においては、管路45の中間部と、
第1チエツク弁56とリザーバ31に挟まれる短絡管路
53の中間部とを補助短絡管路67によって連絡し、補
助短絡管路67の中間部に逆止弁68を設けている。す
なわち、この補助短絡管路67、逆止弁68を設けない
場合には、ポンプ33のチルトダウン操作を瞬間的に停
止しても、第1チエツク弁56が閉止するまでの間につ
いては、チルトシリンダ18の第2室22からの作動油
の流出が続き、チルトシリンダ18の第1室21には作
動油が供給されないので、チルトシリンダ18の第1室
21が真空状態となり、後進スラスト力に対するチルト
シリンダ18のロック機能(リバースロック機能)が損
なわれるおそれがある。しかしながら、補助短絡管路6
7、逆止弁68を設けることにより、チルトシリンダ1
8の第1室22をリザーバ31に短絡するだけでなく、
第2室22を第1室21にも短絡することとなり、第1
室21の上記真空化を防止可能である。第3図の絞り6
9は、チルトシリンダ18の第2室22から排出される
作動油をリザーバ31に逃がすよりも積極的に補助短絡
管路67から第1室21に供給し、チルトシリンダ18
のチルトダウン速度をより早めるためのものである。
第6図は本発明の第2実施例に係る油圧チルト装置を示
す作動回路図であり、前記第1実施例と同様な部分に闇
−の符合を付すものとする。この第2実施例が前記第1
実施例と異なる点は、短絡管路53に介%fyれる副開
閉装!170の構造のみにある。71はシャトルピスト
ン、72はチェック弁、73は第1シヤトル室、74は
第2シヤトル室、75はチェック室、76は制御管路、
77は絞り連通路である。また、絞り連通路77は、第
7図(A)〜(C)に示すように、補助開閉弁78によ
って開閉可能とされている。補助開閉弁78は、前記第
1実施例における絞り連通路63の補助開閉弁65と全
く同様に作動するようになっている。
したがって、この第2実施例による場合にも、ポンプ3
3のチルトダウン操作後の停止時に、制御管路76内の
作動油圧力を、絞り連通路77を介して短絡管路53の
側に抜くことが可能となる。これにより、シャトルピス
トン71の戻りを速くしてチェック弁72の閉止動作を
迅速化し、チルトシリンダ18の第2室22内の作動油
の流出を確実に停止し、推進ユニット15のダウン動作
を直ちに停止させることが可能となる。
また、この第2実施例においても、補助開閉弁78の存
在により、ポンプ33のチルトダウン操作時に絞り連通
路を77を第7図(B)に示すように補助開閉弁78に
よって閉止し、絞り連通路77を設けたことに−よるチ
ルトダウン速度の低下を防止することが可能である。
[発明の効果] 以上のように1本発明に係る船舶推進機の油圧チルト装
置は、シャトルピストンの短絡管路側に位置する作動油
流通領域と、制御管路側に位置する作動油流通領域とを
、絞り機能をもつ絞り連通路によって連通可能としたも
のである。したがって、油圧ポンプのチルトダウン操作
後の停止時に、制御管路内の作動油圧力を、絞り連通路
を介して短絡管路側に抜くことが可能となる。これによ
り、シャトルピストンの戻りを速くして開閉弁の閉止動
作を迅速化し、シリンダの第2室内の作動油の流出を確
実に停止し、推進ユニットのダウン動作を直ちに停止さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例が適用されてなる船外機を
示す側面図、第2図は第1図の要部を拡大して示す側面
図、第3図および第4図は第1実施例の作動回路を異な
る作動状態において示す回路図、第5図(A)〜(C)
は第1実施例の要部の異なる作動状態を示す模式図、第
6図は本発明の第2実施例に係る作動回路を示す回路図
、第7図(A)〜(C)は第2実施例の要部の異なる作
動状態を示す模式図である。 11・・・船体、IIA・・・船尾板、12・・・クラ
ンプブラケー、)、14・・・スイベルブラケット、1
5・・・推進ユニット、18・・・チルトシリンダ、1
9・・・ピストンロッド、20・・・ピストン、21・
・・第1室、22・・・第2室、31・・・リザーバ、
33・・・ポンプ、53・・・短絡管路、55・・・シ
ャトルピストン。 56・・・第1チエツク弁、63・・・絞り連通路、6
4・・・制御管路、65・・・補助開閉弁、71・・・
シャトルピストン、72・・・チェック弁、76・・・
制御管路、77・・・絞り連通路、78・・・補助開閉
弁。 代理人 弁理士 塩 川 修 治 第1図 第 2 回 第 3 図 第4図 第 5 図 第 6111 ス2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)船体の船尾板に固定されるクランプブラケットと
    、クランプブラケットにチルトアップおよびチルトダウ
    ン可能に支持されるスイベルブラケットと、スイベルブ
    ラケットに支持される推進ユニットと、クランプブラケ
    ットもしくはスイベルブラケットの一方に回動可能に支
    持されるシリンダと、クランプブラケットもしくはスイ
    ベルブラケットの他方に回動可能に支持されてシリンダ
    内に伸縮可能に挿入されるピストンロッドと、シリンダ
    内のピストンロッド端部に固定されてシリンダ内にピス
    トンロッド収容側の第1室とピストンロッド非収容側の
    第2室を区画形成するピストンと、チルトアップ時には
    シリンダの第2室に作動油を圧送し、チルトダウン時に
    はシリンダの第1室に作動油を圧送する油圧ポンプと、
    油圧ポンプに連なるとともに作動油を貯留するリザーバ
    と、シリンダの第2室とリザーバとを連絡する短絡管路
    と、チルトダウン時における油圧ポンプの作動油圧力が
    作用する制御管路と、短絡管路の中間部を開閉する開閉
    弁と、短絡管路と制御管路の間に挟まれ、油圧ポンプ作
    動中に制御管路に作用する上記作動油圧力によって開閉
    弁を開操作するシャトルピストンとを有してなる船舶推
    進機の油圧チルト装置であって、シャトルピストンの短
    絡管路側に位置する作動油流通領域と、制御管路側に位
    置する作動油流通領域とを、絞り機能をもつ絞り連通路
    によって連通可能とする船舶推進機の油圧チルト装置。
  2. (2)前記絞り連通路は補助開閉弁によって開閉され、
    該補助開閉弁は、油圧ポンプ作動中に制御管路に作用す
    る作動油圧力の作用下で閉じ、油圧ポンプ停止時に制御
    管路に残存する作動油圧力の作用下で開く特許請求の範
    囲第1項記載の船舶推進機の油圧チルト装置。
JP60176905A 1985-08-13 1985-08-13 船舶推進機の油圧チルト装置 Granted JPS6237298A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5444979A (en) * 1992-04-30 1995-08-29 Showa Corporation Fluid passage control device for fluid pressure actuator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5444979A (en) * 1992-04-30 1995-08-29 Showa Corporation Fluid passage control device for fluid pressure actuator

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