JPS6236486A - 蓄熱材 - Google Patents
蓄熱材Info
- Publication number
- JPS6236486A JPS6236486A JP60175720A JP17572085A JPS6236486A JP S6236486 A JPS6236486 A JP S6236486A JP 60175720 A JP60175720 A JP 60175720A JP 17572085 A JP17572085 A JP 17572085A JP S6236486 A JPS6236486 A JP S6236486A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calcium chloride
- calcium
- double salt
- hexahydrate
- storing material
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、塩化カルシウム・６水塩を主成分とする新規
な蓄熱材に関する。
な蓄熱材に関する。
［従来の技術および問題点］
塩化カルシウム・６水塩は、蓄熱密度（融解熱量）が大
きく、しかも安価であるなどの点から、蓄熱材として注
目されているが、著しい過冷却現象を呈するために安定
した蓄熱と放熱の繰返し作用が困難であり、実用化に問
題があった。このため、塩化カルシウム・６水塩にスト
ロンチウム、バリウム等の酸化物、水酸化物、塩化物等
の発核剤を添加して過冷却現象を防止する方法が提案さ
れている。しかし、これらの発核剤は実用的に信頼性が
不十分であったり塩化カルシウム・６水塩に比較して非
常に高価で問題があり、より安価な発核剤を含む塩化カ
ルシウム・６水塩の開発が望まれている。
きく、しかも安価であるなどの点から、蓄熱材として注
目されているが、著しい過冷却現象を呈するために安定
した蓄熱と放熱の繰返し作用が困難であり、実用化に問
題があった。このため、塩化カルシウム・６水塩にスト
ロンチウム、バリウム等の酸化物、水酸化物、塩化物等
の発核剤を添加して過冷却現象を防止する方法が提案さ
れている。しかし、これらの発核剤は実用的に信頼性が
不十分であったり塩化カルシウム・６水塩に比較して非
常に高価で問題があり、より安価な発核剤を含む塩化カ
ルシウム・６水塩の開発が望まれている。
したがって、本発明の蓄熱材においては、主成分の塩化
カルシウム・６水塩中に塩化カルシウムと酸化カルシウ
ムとが上記の如き複塩の形態で存在させればよい。
カルシウム・６水塩中に塩化カルシウムと酸化カルシウ
ムとが上記の如き複塩の形態で存在させればよい。
［問題を解決するための手段］
本発明等は、塩化カルシウム・６水塩の発核剤について
長年研究を重ねた結果、塩カルシウムと酸化カルシウム
との複塩が、従来の発核剤と同等あるいはそれ以上の過
冷却防止の効果を有することを見い出し本発明を完成し
た。即ち、本発明は、塩化カルシウム・６水塩を主成分
とする蓄熱材であって、塩化カルシウムと酸化カルシウ
ムとの複塩を含有することを特徴とする蓄熱材である。
長年研究を重ねた結果、塩カルシウムと酸化カルシウム
との複塩が、従来の発核剤と同等あるいはそれ以上の過
冷却防止の効果を有することを見い出し本発明を完成し
た。即ち、本発明は、塩化カルシウム・６水塩を主成分
とする蓄熱材であって、塩化カルシウムと酸化カルシウ
ムとの複塩を含有することを特徴とする蓄熱材である。
本発明によ５いて、塩化カルシウムと酸化カルシウムの
複塩は、一般式ＣａＣＱ２・Ｃａ０・２Ｈ２０で表され
る。このように塩化カルシウム・６７に塩に存在させる
塩化カルシウムと酸化カルシウムとの複塩の含有量は、
該塩化カルシウム・６水塩１００重量部に対して一般に
１〜２０重量部、好ましくは５〜ｌＯ重敬部が適当であ
る。即ち、複塩の含有量が上記範囲より少ない場合には
、塩化カルシウム・６水塩の過冷却現象の防止効果が充
分に発揮されず、また上記範囲より多い場合には、蓄熱
材単位重量当りの蓄熱量が減少する傾向がある。
複塩は、一般式ＣａＣＱ２・Ｃａ０・２Ｈ２０で表され
る。このように塩化カルシウム・６７に塩に存在させる
塩化カルシウムと酸化カルシウムとの複塩の含有量は、
該塩化カルシウム・６水塩１００重量部に対して一般に
１〜２０重量部、好ましくは５〜ｌＯ重敬部が適当であ
る。即ち、複塩の含有量が上記範囲より少ない場合には
、塩化カルシウム・６水塩の過冷却現象の防止効果が充
分に発揮されず、また上記範囲より多い場合には、蓄熱
材単位重量当りの蓄熱量が減少する傾向がある。
塩化カルシウム・６水塩に塩化カルシウムと酸化カルシ
ウムとの複塩を含有させる方法は特に制限されない。最
も好適な方法を例示すれば、融解状態の塩化カルシウム
・６水塩に水酸化カルシラ１１および／または酸化カル
シウムを添加し、これを１０℃以下に冷却することによ
り、塩化カルシウムと酸化カルシウムとの複塩を析出さ
せる簡便な方法が挙げられる。この場合、−上記複塩の
結晶水に必要な水を系内に補充することも必要に応じて
実施し得る。上記方法によれば、塩化カルシウム・６水
塩中に微細な複塩を均一に分散させることができるため
、過冷却防止効果を一層高めることができる。勿論、予
め塩化カルシウムと酸化カルシウムとの複塩を生成し、
該複塩を塩化カルシウム・６水塩に直接添加することも
可能である。
ウムとの複塩を含有させる方法は特に制限されない。最
も好適な方法を例示すれば、融解状態の塩化カルシウム
・６水塩に水酸化カルシラ１１および／または酸化カル
シウムを添加し、これを１０℃以下に冷却することによ
り、塩化カルシウムと酸化カルシウムとの複塩を析出さ
せる簡便な方法が挙げられる。この場合、−上記複塩の
結晶水に必要な水を系内に補充することも必要に応じて
実施し得る。上記方法によれば、塩化カルシウム・６水
塩中に微細な複塩を均一に分散させることができるため
、過冷却防止効果を一層高めることができる。勿論、予
め塩化カルシウムと酸化カルシウムとの複塩を生成し、
該複塩を塩化カルシウム・６水塩に直接添加することも
可能である。
本発明の蓄熱材において、他の成分の添加は、塩化カル
シウム・６水塩を主成分とする範囲内において適宜実施
することができる。かかる添加成分としては、例えば蓄
熱材の融点を調節するために塩化マグネシウム、尿素、
公知の発核剤などが挙げられる。特に塩化マグネシウム
および尿素は、塩化カルシウム・６水塩の融点を下げて
蓄熱温度を下げるために好適に使用され、例えば施設園
芸用など蓄熱剤を比較的低い温度範囲で使用する用途に
おいて有効である。この場合、塩化マグネシウムの添加
量は、塩化カルシウム・６水塩１００重量部に対して１
５〜２５重量部、また、尿素の添加量は、塩化カルシウ
ム・６水塩１００重量部に対して、１−５重量部の範囲
で使用することが好ましい。
シウム・６水塩を主成分とする範囲内において適宜実施
することができる。かかる添加成分としては、例えば蓄
熱材の融点を調節するために塩化マグネシウム、尿素、
公知の発核剤などが挙げられる。特に塩化マグネシウム
および尿素は、塩化カルシウム・６水塩の融点を下げて
蓄熱温度を下げるために好適に使用され、例えば施設園
芸用など蓄熱剤を比較的低い温度範囲で使用する用途に
おいて有効である。この場合、塩化マグネシウムの添加
量は、塩化カルシウム・６水塩１００重量部に対して１
５〜２５重量部、また、尿素の添加量は、塩化カルシウ
ム・６水塩１００重量部に対して、１−５重量部の範囲
で使用することが好ましい。
［効果］
本発明の蓄熱材は、発核剤として塩化カルシウムと酸化
カルシウムとの複塩を使用するため、従来の発核剤を使
用した蓄熱材と比較して極めて経済的であり、しかも、
優れた過冷却防止効果を発揮する。また、本発明の蓄熱
材に用いる発核剤は、塩化カルシウムを一成分とする複
塩であるため、塩化カルシウム・６水塩中で安定であり
、長期間の繰返し使用においても過冷却防止効果がほと
んど失われないという特徴を有する。
カルシウムとの複塩を使用するため、従来の発核剤を使
用した蓄熱材と比較して極めて経済的であり、しかも、
優れた過冷却防止効果を発揮する。また、本発明の蓄熱
材に用いる発核剤は、塩化カルシウムを一成分とする複
塩であるため、塩化カルシウム・６水塩中で安定であり
、長期間の繰返し使用においても過冷却防止効果がほと
んど失われないという特徴を有する。
［実施例］
以下、本発明を更に詳細に説明するため実施例を示すが
、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例１
融解状態（３０℃）にある塩化カルシウム・６水塩に水
酸化カルシウムを３重量％の割合で添加した後、５℃に
冷却して、凝固させた。この凝固物の中にはＸ線回折に
よる同車の結果、塩化カルシウムと酸化カルシウムとの
複塩が存在していることが確認された。
酸化カルシウムを３重量％の割合で添加した後、５℃に
冷却して、凝固させた。この凝固物の中にはＸ線回折に
よる同車の結果、塩化カルシウムと酸化カルシウムとの
複塩が存在していることが確認された。
得られた蓄熱材を試験管中で３０℃で融解した後、１５
℃の恒温槽に入れ、試験管中の温度変化を経時的に測定
した。第１表に１０分毎の測定温度、および過冷却温度
を示す。なお、過冷却温度は融解液が同化するまでの最
低温度とその後の最高温度との差で示した。
℃の恒温槽に入れ、試験管中の温度変化を経時的に測定
した。第１表に１０分毎の測定温度、および過冷却温度
を示す。なお、過冷却温度は融解液が同化するまでの最
低温度とその後の最高温度との差で示した。
実施例２
融解状態（３０℃）にある塩化カルシウム・６水塩８０
モル％、塩化マグネシウム２０モル％の混合液１００重
量部に、尿素を３．５重量部、水酸化カルシウムを３重
量部の割合で添加した後、５℃に冷却して凝固させた。
モル％、塩化マグネシウム２０モル％の混合液１００重
量部に、尿素を３．５重量部、水酸化カルシウムを３重
量部の割合で添加した後、５℃に冷却して凝固させた。
この凝固物の中にはＸ線回折による同車の結果、塩化カ
ルシウムと酸化カルシウムとの複塩が存在していること
が確認された。
ルシウムと酸化カルシウムとの複塩が存在していること
が確認された。
得られた蓄熱材について、実施例１と同様な試験を行っ
た。結束を第１表に併せて示す。
た。結束を第１表に併せて示す。
また、実施例１および２の蓄熱材は、上記実験を何回も
繰り返し行っても、その性能は全く低下しなかった。
繰り返し行っても、その性能は全く低下しなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、塩化カルシウム・６水塩を主成分とする蓄熱材であ
って、塩化カルシウムと酸化カルシウムとの複塩を含有
することを特徴とする蓄熱材。 ２、塩化カルシウムと酸化カルシウムとの複塩が、塩化
カルシウム・６水塩１００重量部に対して１〜２０重量
部である特許請求の範囲第１項記載の蓄熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60175720A JPS6236486A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 蓄熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60175720A JPS6236486A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 蓄熱材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6236486A true JPS6236486A (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=16001057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60175720A Pending JPS6236486A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 蓄熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6236486A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017078163A (ja) * | 2015-10-19 | 2017-04-27 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 潜熱蓄冷材 |
-
1985
- 1985-08-12 JP JP60175720A patent/JPS6236486A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017078163A (ja) * | 2015-10-19 | 2017-04-27 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 潜熱蓄冷材 |
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