JPS6229954Y2 - - Google Patents

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JPS6229954Y2
JPS6229954Y2 JP1980173469U JP17346980U JPS6229954Y2 JP S6229954 Y2 JPS6229954 Y2 JP S6229954Y2 JP 1980173469 U JP1980173469 U JP 1980173469U JP 17346980 U JP17346980 U JP 17346980U JP S6229954 Y2 JPS6229954 Y2 JP S6229954Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は臨床検査での蛋白分画検査など荷電溶
質の電気泳動図の定量分析装置即ちデンシトメー
タに関するものであり、分画修正操作および分析
結果、分析過程のモニタリング、更には総蛋白
値、患者番号などの数値入力の確認を容易に行な
い得るデンシトメータを提供することにある。
血清中に含まれる蛋白成分等の定量分析は多孔
質セルロースアセテート膜を支持体として用いた
電気泳動法により一般的な臨床検査として定着
し、多くの医療機関で実施されている。また支持
体上に形成された電気泳動図の定量分析を行なう
方法としてはデンシトメータを用いてバツクグラ
ンドに対する吸光度を測定する方式が主流となつ
ており、支持体上の約20検体分の電気泳動図を自
動的に処理している。
ところが、この電気泳動図の定量分析において
血清の状態あるいは泳動の状態の不備等によつて
分画パターンが不明瞭となり適正な分画数として
定量化されない事態を生ずることもある。これは
例えば蛋白分画検査の場合、血清中の蛋白成分が
5分画のデータとして定量化されなければならな
いのに対し、4分画あるいは6分画のデータとし
て定量化してしまうことであり、このような分画
不良を生じた場合には適正な分画数で定量化され
るよう修正することが必要となる。
従来、この修正操作は定量分析結果として記録
された吸光度チヤートと吸光度積分チヤートある
いは定量化分画率を参照して行ない、吸光度チヤ
ートから目視により適正な分画点を設定したのち
吸光度積分チヤートあるいは定量化分画率から、
設定した分画点に従つて再度定量化分画率の算出
を行なつている。また、この蛋白分画等の定量分
析結果を他の臨床検査の検査結果と共にホストコ
ンピユータに電送し、集中管理を行なつている場
合では、ホストコンピユータに記憶されたデータ
を参照し分画修正を行なつている。
しかし、このような従来の分画修正の方法では
修正に多大な時間を要するため、デンシトメータ
自体に修正機能を持たせることが望まれていた。
このような背景のもとに近年分画修正用のモニ
タを装備し、これに吸光度分布を示すアナログチ
ヤートを表示せしめ、該チヤートを見ながら、分
画点の追加あるいは削減を行ない得るデンシトメ
ータが発表され市場に供されている。
ところが、これら従来のデンシトメータに装備
されたモニタはアナログチヤートのみの表示機能
しか有しておらず、従つて実際に分画不良を生じ
ても、それがどの電気泳動図を読み取つたものか
確認することが困難であつた。この分析結果と電
気泳動図との対応は例えばアロアルプミン血症、
肝硬変症等の患者血清のように血清自体の異常の
ため電気泳動図の質的異常をきたし、然る可くし
て分画不良が生じたのか、それとも泳動図を形成
させる過程あるいはデンシトメータ自体に不備が
あり分画不良を生じたのかを確認する時に必要と
なる。
更に従来のデンシトメータのモニタは定量分析
値即ち各分画率の表示が不可能であり、またアナ
ログチヤートからは各分画率の目算が困難である
ことから適正な分画数として処理されても、それ
が各分画の量的変動をきたす疾病、例えばネフロ
ーゼ症候群、タンパク欠乏症等を示すものか否か
は、分析結果がプリントアウトされるまで待たね
ば判定できなかつた。
このように従来のモニタを装備したデンシトメ
ータは分析結果分析過程のモニタリングを完全に
行ない得るものではなかつた。
また、現在公知のデンシトメータは別途方法に
より求めた総蛋白値をデンシトメータにより求め
た各分画率に掛け合わせ、各成分毎の蛋白値を算
出する機能あるいは各検体に個別に設けた患者番
号等を分析結果に付与する機能を備えたものが多
いが、この場合それぞれ総蛋白値、患者番号等の
数値を入力する操作が必要となる。従来のデンシ
トメータではこれらの操作は、テンキーにより1
検体づつについての数値を入力し、その入力値を
確認のためLED等から成る1行のみで数ケタの
表示装置に表示し、検体の数だけ表示・消去を繰
り返し行なつている。
しかし、この方法では入力値の全体的な確認が
できず、特に既に入力し終えた数値の再確認ある
いは修正は全く不可能であつた。
本考案は以上のような従来のデンシトメータを
持つ問題点、不都合を解決し、分画修正機能を持
ち、分析結果、分析過程のモニタリングを可能な
らしめ、総蛋白値、患者番号等の入力数値の確認
を容易に行ない得るものである。即ち本考案の要
旨とするところは、電気泳動図の濃度分布を読取
り電気信号に変換する読取部と、得られた電気信
号から吸光度を求めデイジタル値に変換する信号
処理部と、信号処理部から得られる濃度分布の方
向の一連の吸光度データから分画点と分画点の間
の分画峰毎の吸光度積分を行う演算部と、濃度分
布の方向の一連の吸光度データと演算部で得られ
た積分値とを記憶する記憶部と、一連の吸光度デ
ータから求められる吸光度チヤートの図形と積分
値から算出される分画率を示す数字とを表示する
モニタブラウン管と、表示されたチヤート図形か
ら前記演算部で求めた分画点が正当でないことが
見出された時に分画点の消去又は追加を入力する
入力部とを有し、前記演算部が、入力部から入力
された分画点の消去又は追加に応じて積分値を算
出し直し、その結果をモニタブラウン管に送出す
る機能をも有している電気泳動図の定量分析装置
である。
以下図面によつて詳細に説明する。
第1図は本考案による電気泳動図の定量分析装
置の1例を説明するための図である。
読取部1は電気泳動図の濃度分布を読み取るた
めのものであり、支持体を照射する光源ランプ、
支持体を自動的に搬送するための手段、支持体を
透過する光量を電気信号量に変換する光電変換手
段などから構成される。信号処理部2は読取部1
より出力される電気信号量から電気泳動図を読み
取つた時の、バツクグランドを読み取つた時に対
する吸光度を求め、更にデイジタル値に変換し、
電気泳動図の血清成分の泳動方向即ち濃度分布の
方向についての一連のn個の吸光度データを記憶
部4に記憶させると共に制御部6を介して表示部
7に吸光度チヤートを表示させる。この吸光度チ
ヤートはタチ軸方向が吸光度、ヨコ軸方向が吸光
度データ数nに対応しまたここで表示部7はグラ
フイツクデイスプレイなどと呼ばれる図形と文字
の双方が表示可能なモニタブラウン管より成り、
制御部6はその表示位置の制御を司るものであ
る。
演算部3は信号処理部2から出力される一連の
n個の吸光度データから吸光度極小を検出しこれ
を分画点として分画峯毎の吸光度積分を行ない各
血清成分の分画率を算出すると共に、その分画率
の演算結果とn個の吸光度データにおける分画点
の位置および分画率を算出した回数即ち検体番号
に相当する数値を既に記憶されている吸光度デー
タと関連づけて記憶部4に記憶させ、更に制御部
6を介して表示部7に分画率の演算結果および検
体番号を表示し、表示された吸光度チヤートおよ
び分画率の演算結果がどの電気泳動図を読み取つ
たものであるかの対応がつけられるようになつて
いる。また表示部7に既に表示されている吸光度
チヤートには分画点を示す分画マーカーが付加表
示される。
このようにして表示部7に表示された定量分析
結果を基に分画修正を行なう場合、あるいは表示
部7を利用して総蛋白値、患者番号等を入力する
場合には修正部9あるいは入力部8によつて行な
うのであるが、これについては第2図をも用いて
後に更に詳しく説明する。
記録部5は記憶部4に記憶されている分画率の
演算結果、検体番号および吸光度チヤート等をプ
リントアウトしハードコピーを得るためのもので
ある。
第2図は本考案による電気泳動図の定量分析装
置における表示部の表示の一例および該装置によ
つて分画修正、数値入力を行なう方法を説明する
ための図であり、第1図と対比させながら、その
方法を説明する。
第2図aは分画修正を行なう場合の表示部7に
表示された定量分析結果の表示の一例を示し、蛋
白分画検査で6分画データとして定量化され、こ
れを5分画データに修正する場合を例に説明す
る。
表示部7には吸光度チヤート10、分画マーカ
ー11a〜11g、分画位置指示カーソル12、
分画率13、検体番号14が表示されている。
測定者はこの表示部7を観察し、分画率13が
6分画データとして表示されていることから分画
不良ではないかと察知でき更に吸光度チヤート1
0および分画マーカー11a〜11gを観察する
ことにより11fが不良分画点として定量化され
ていることがわかる。この場合、修正部9(第1
図)により制御部6を介して分画位置指示カーソ
ル12をその表示X座標を変更させることにより
左右に移動せしめ、分画位置指示カーソル12が
分画マーカー11fと合致する位置にて停止さ
せ、この位置にある分画点を消去する指令を修正
部9より与える。
記憶部4には吸光度チヤート10のヨコ方向に
対応するn個の吸光度データと、n個の吸光度デ
ータにおける分画点の位置が記憶させてあるた
め、これを演算部3に出力する一方制御部6によ
り表示部7上の分画位置指示カーソル12の表示
X座標を求め、この座標の吸光度チヤート10に
おける相対位置に対応するn個の吸光度データで
の位置にある分画点を消去し、5分画データとし
て演算部3において再度分画率の算出を行ない、
結果を記憶部4に入力し既に記憶されている分画
不良時での演算結果を改める。
以上が分画点を消去する場合の分画修正の方法
であるが、分画点を追加する場合、例えば4分画
データとして定量化されたものを5分画データに
修正する場合には、測定者が表示部7を観察しな
がら吸光度チヤート10上の分画点を追加すべき
位置に分画位置指示カーソル12を移動させ、修
正部9よりこの位置に分画点を追加する指令を与
えることにより、前述と同様演算部3において再
度分画率の算出を行ない5分画データとして定量
化する。以上の説明では分画修正を行なうのに、
ブラウン管上に表示された分画位置指示カーソル
を用いたが、この他にライトペンを用いて吸光度
チヤートを修正する方法等公知の手段を用いるこ
とが出来る。
第2図bは総蛋白値、患者番号などの数値入力
を行なう場合の表示部7の表示の一例を示し、表
示部7を見ながら検体番号14に従つて総蛋白値
15および患者番号1などを入力部8から数値入
力し、入力値を遂次表示部7に表示すると共に記
憶部4に検体番号と対応させて記憶させる。そし
更に総蛋白値は演算部3にて分画率が算出された
らその両者を掛け合わせ各分画の蛋白値を求め、
記録部5において分画率等がプリントアウトされ
る際に総蛋白値、患者番号などと共に併せてプリ
ントアウトされる。
このような数値入力の方式によれば、既に入力
し終えた数値も消去されることなく表示されてい
るため、後になつての入力値の全体的な確認がで
き、入力ミスを生じていた場合でも入力部8から
再度数値入力し、入力値の変更が容易にできる。
以上詳細に説明したように本考案による電気泳
動図の定量分析装置によれば、モニタブラウン管
上に図形のみならず文字までもが表示でき、従つ
て吸光度チヤートに加えて分画率および検体番号
等を表示することが可能となつた。
そのため、定量分析の結果である分画率あるい
は吸光度チヤートがモニタブラウン管上で即座に
確認でき、また現在どの電気泳動図の定量分析を
行なつているのかというような分析過程のモニタ
リングも容易になり、従つて電気泳動図の質的異
常をきたす疾病、各分画の量的変動をきたす疾病
のチエツクも容易に行ない得るようになつた。更
に、分画不良を生じた場合の分画修正を行なうに
当つても分画数と吸光度チヤートの両面から分画
不良が確認でき、より一層容易に且つ確実に処理
できるようになつた。
また加えて本考案によれば総蛋白値、患者番号
等の数値入力に際しても、入力値の全体的な確認
ができるようになり、特に数値の入力ミス防止に
は威力を発揮する。
以上本考案による電気泳動図の定量分析装置は
従来の装置の持つ問題点、不都合を解決し、臨床
検査室における効率的な運用、検査精度の向上、
臨床検査による診断精度の向上を可能ならしめる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電気泳動図の定量分析装
置の1具体例を説明するための図であり、第2図
は本考案による定量分析装置における表示部の表
示内容の1例および該装置によつて分画修正、数
値入力を行なう方法を説明するための図である。 1は読取部、2は信号処理部、3は演算部、4
は記憶部、5は記録部、6は制御部、7は表示
部、8は入力部、9は修正部、10は吸光度チヤ
ート、11a〜11gは分画マーカー、12は分
画位置指示カーソル、13は分画率、14は検体
番号、15は総蛋白値、16は患者番号である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気泳動図の濃度分布を読取り電気信号に変換
    する読取部と、得られた電気信号から吸光度を求
    めデイジタル値に変換する信号処理部と、信号処
    理部から得られる濃度分布の方向の一連の吸光度
    データから分画点と分画点の間の分画峰毎の吸光
    度積分を行う演算部と、濃度分布の方向の一連の
    吸光度データと演算部で得られた積分値とを記憶
    する記憶部と、一連の吸光度データから求められ
    る吸光度チヤートの図形と積分値から算出される
    分画率を示す数字とを表示するモニタブラウン管
    と、表示されたチヤート図形から前記演算部で求
    めた分画点が正当でないことが見出された時に分
    画点の消去又は追加を入力する入力部とを有し、
    前記演算部が、入力部から入力された分画点の消
    去又は追加に応じて積分値を算出し直し、その結
    果をモニタブラウン管に送出する機能をも有して
    いる電気泳動図の定量分析装置。
JP1980173469U 1980-12-03 1980-12-03 Expired JPS6229954Y2 (ja)

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JPS5794849U JPS5794849U (ja) 1982-06-11
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